シェルには、種類によってさまざまな色や形があります。世界中の海で出合えるので、訪れた先々ならではのシェルを購入して帰るという人も。海のパワーを秘めたシェルは、癒しアイテムとしても高い人気を誇っているのです。
そこで本記事では、シェルが持つ意味や効果からその魅力を解説。読んだら、パワーストーンのシェルを探しに旅に出たくなることでしょう。
シェル(貝)の効果5選
シェルという言葉を聞くと、ITに興味がある方はコンピュータプログラムの言葉としてのシェルを想像するかもしれません。しかし、ここでご紹介するシェルとは貝殻でできたもののことです。
シェルは、古くは貨幣として使われていたこともあるアイテム。現代ではパワーストーンとしても知られていて、さまざまな意味や効果があります。まずは、シェルの効果について、詳しく見ていきましょう。
〈シェルの効果〉
- ヒーリング
- 自分らしさを保つ
- 想像力を高める
- ポジティブになれる
- 水に関するトラブルを防ぐ
ヒーリング
貝殻は海の中で育ってきたものであるため、海のパワーが宿っていると考えられています。シェルを身につけることで大らかな母なる海の波動を受け取ることができ、癒し効果があるといわれています。
シェルを枕元に置いて眠ると悪夢を見にくく、熟睡できるという効果もあります。ネガティブな感情に悩まされているなら、シェルの力を借りてみるといいかもしれません。
自分らしさを保つ
不安や怒りなどのストレスにさらされるとついイライラしてしまい、気持ちが落ち着かない。そして平常心のときでは考えられないような言動をとってしまい落ち込んでしまった、という経験はないでしょうか。
シェルは気分を落ち着かせてくれる石なので、身につけることでネガティブな物事に動じにくくなり、平常心を保ちやすくなります。
後ろ向きな考えや出来事に左右されず自分らしさを保ちたいなら、シェルを身につけてみてください。
想像力を高める
シェルには、想像力を高める効果もあると考えられています。身につけることで何かを創ろうという気持ちが増して、アイデアが生まれやすくなります。
そのため、アーティストやデザイナー、企画職など、アイデアがものを言う職業に就いている方に特におすすめです。シェルのパワーを借りることで、何気なく頭に浮かんだアイデアから、自分でも思っていなかったような評価を得られることもあるかもしれません。
ポジティブになれる
シェルの持つ癒し効果は、自然に気持ちを明るくしてくれます。物事をポジティブに捉えられるようになりますので、暗い考えになってしまいそうなときにぴったりなパワーストーンです。
物事をネガティブに考えてしまうと、精神的なダメージを受けて周りの人に八つ当たりするなど人間関係に悪影響を与えることもあります。そんな言動をとってしまいそうになったら、心に余裕を持たせてくれるシェルを身につけましょう。
水に関するトラブルを防ぐ
貝殻で創られたシェルは、海のパワーを秘めているので水に強く、水に関連するトラブルを防ぐお守りとしてもよく使われています。
例えば、海外旅行や海外出張などの海を越える旅に出る際は、お守り代わりにシェルを持つのがおすすめです。さらに、船乗りや消防士、漁師や海上保安官、ダイバーなど、海や水に関する仕事に就く方に渡すお守りとしても適しています。
自分や周りの人が旅行や仕事などで水に関わることがあるなら、お守りとしてシェルを渡すと喜ばれるでしょう。
シェル(貝)の意味と石言葉
母性を思わせるような効果があるシェルですが、誰もが身につけたくなる意味を持つ石言葉があります。ここからは、シェルの石言葉と意味をご紹介していきます。
〈シェルの石言葉〉
- 美しい契り
- 穏やかな時間の流れをたもつ
美しい契り
シェルの石言葉のひとつである「美しい契り」。由来は、シェルがカメオ細工に使われてきたことだと考えられています。
カメオ細工とは、サンゴ・水晶などの宝石や、貝殻・象牙などに浮彫りをしたものです。モチーフとして女性の横顔や天使・花などがよく用いられています。というのも、カメオ細工は写真がない時代に始まったもの。自分の肖像画の代わりとして美しさ・若さや権威を表すためにも創られていたのです。
カメオを贈る相手は、恋人などの大切な人であることが多く、恋人といつも一緒にいる約束という意味で、「美しい契り」が石言葉になりました。
穏やかな時間の流れを保つ
シェルは元々、貝殻として海に存在していました。その海で過ごしていた頃の様子を表して、「穏やかな時間の流れを保つ」という石言葉も持っています。
海は広く深いことから、貝に比べてとてつもなく大きなエネルギーがあるもの。時には自然が猛威を振るうこともありますが、ほとんどの時間は穏やかで、癒しのエネルギーで満ち溢れています。そうしたことから、海を連想する石言葉も生まれたのです。
人気の高いシェル(貝)の種類
シェルは貝殻から作られたパワーストーン。さまざまな貝殻が原料になっており、貝の種類によってカラーが異なります。持ち合わせるパワーも種類による違いがありますので、シェルに興味がある人は押さえておきましょう。
ここでは、代表的な下記のシェルをご紹介します。
- マザーオブパール
- クイーンコンクシェル
- アバロンシェル
- ホワイトシェル(白蝶貝)
マザーオブパール
マザーオブパールは、日本語に訳すと「真珠の母」です。その名の通り真珠を生み出す白蝶貝や黒蝶貝、アコヤ貝などの貝殻から作られています。
マザーオブパールには「母」という言葉が含まれていることから、母性や親子愛、子宝、繁栄の象徴とされている人工石。子育てのお守りにするのであれば、マザーオブパールのシェルがおすすめです。
さらにマザーオブパールには、内面的な魅力を引き出したり、優しさや包容力を育んだりする効果もあると考えられています。
潜在能力を高めるお守りにもなりますので、自分を強く持ちたいなら、マザーオブパールのシェルを身につけるといいでしょう。
クイーンコンクシェル
クイーンコンクシェルの原料はコンク貝で、学名は「Strombus Gias」です。コンク貝は内側が優しいピンクから白色になっていて、カリブ海全域に生息した法螺貝(ホラ貝)に似ています。そんなコンク貝ですが、絶滅危惧種に指定されていることから取引は制限されており、大変希少な貝です。
クイーンコンクシェルはマザー・オブ・パールと同じように、コンクパールの母貝。母性や子宝を象徴するアイテムとして、古くから女性の人気を集めていました。
さらに、クイーンコンクシェルにはリラックスや繁栄といった意味もあり、パワーストーンとしてよく選ばれています。
アバロンシェル
アパロンシェルは世界各地で獲れるアワビ貝の一種でできたシェルで、主な産地はニュージーランド。パウア貝や孔雀貝と呼ばれることもあります。獲ったときは白い貝殻ですが、時間をかけて磨くことで、美しい虹色に変化します。
アパロンシェルは他のシェルにはない独特な色をしていることで、「海のオパール」と呼ばれることもあります。
アバロンシェルはニュージーランドの先住民のマオリ族では古くから大切にされていて、貝殻はアクセサリーや神の像の目などに使われていました。現代ではパワーストーンとして使われていて、天然石を浄化する際の入れ物として活用されることもあります。
ホワイトシェル(白蝶貝)
ホワイトシェルの原料は、インドネシアからオーストラリア沖で産出される白蝶貝を加工したもの。真っ白ではなく、貝だからこその複雑な輝きが魅力的です。
ホワイトシェルには、「自分磨き」「美」「癒し」「絆」などの意味があります。周りに惑わされずに自分磨きを頑張りたいときは、お守りとして持っておくのがおすすめです。また、友人や恋人など、大切な人との絆を表すアイテムとして、おそろいで持ってもいいでしょう。
シェル(貝)のおすすめの浄化方法
パワーストーンは、浄化とパワーチャージが必要なものがほとんど。シェルも例外ではありません。
シェルは海で生まれたものなので、水による浄化がおすすめです。水で流すことでシェルが吸い取ったネガティブなエネルギーを流してくれます。手順は、数十秒から1分程度流水で流すだけ。天然水や海水、湧き水などで浄化するのが望ましいですが、身近になければ水道水でも差し支えありません。
水で浄化した後には、月光浴か日光浴でパワーチャージしましょう。例えば月光浴の場合、満月の夜に窓際に置いておくだけで大丈夫です。また、日光浴も自宅にいる時間帯に窓辺に置いておけばできるので簡単です。月に2〜3回を目安に行いましょう。
浄化とパワーチャージをすることで、シェル本来のパワーを取り戻せるでしょう。
まとめ:海の波動で癒しを与える石
貝殻を加工して作られたシェルは、海のエネルギーを存分に宿したパワーストーンです。
訪れる先々の海エネルギーが宿っているので、旅先でシェルを探して、その土地の風土を感じてみてはいかがでしょうか。
旅から帰ったあとも、癒し効果とともに、旅先の海での楽しい思い出すアイテムとしてそばに置いておくと、心穏やかな日々が過ごせるでしょう。
※パワーストーンが持つ効果の感じ方には、人によって個人差がありますことをご了承ください。
監修・写真提供:日本パワーストーン協会
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