【レジャー】専門家監修のガイドラインに沿った3密回避スポットを探せる「アソビュー!」
全国約7,000店舗の事業者と提携し、国内の遊びや体験プログラム約450ジャンル・20,000以上のプランを紹介しているレジャーの予約サイト「アソビュー!」。
「パラグライダー」や「ラフティング」などのアウトドアをはじめ、「陶芸体験」や「そば打ち体験」など文化的な体験、「遊園地」や「水族館」などのレジャー施設、日帰り温泉など数多くのアクティビティが掲載されています。
そんなアソビュー!が始めたのが、全国の「3密回避スポット」を探せるコンテンツ。密にならない、安心して利用できるサービスをまとめています。
この中に掲載されているスポットには「コロナ対策 宣言店舗」というバッジが表示されています。これは「アソビュー!」が疫学専門家である岡⽥悠偉⼈さん監修のもとに設定した、独自のガイドラインの基準をクリアした証です。
「岡田さんの医学的な知見に、弊社が持つ観光や体験アクティビティの知見を組み合わせ、実用性のあるガイドライン作成を目指しました」と話してくれたのは、アソビュー株式会社の観光戦略部、日比野理人さん。
ガイドラインの作成にあたっては「各業界を守りたいという想いも強かったんです」と日比野さんは言います。
「万が一クラスターが発生した場合、その施設やスポットだけでなく、業界全体に危ないイメージが付いてしまいかねません。私たちが事業者さんにガイドラインやチェックリストの活用をすすめることで、結果的にコロナ対策の啓蒙活動ができたこともよかったと思っています」(日比野さん)
さらに「アソビュー!」では、感染症対策の専門家と連携した、新型コロナウイルス感染症対策施設の第三者認定制度を始めています。
「ガイドラインなどの取り組みを進めるなかで、事業者さんから『自分たちの施設の対策が十分なものか確認したい』『実際に専門家に取り組みを見てほしい』という声をいただくようになり、新たにコンサルティングや審査するサービスを開始しました。専門家が直接感染症対策の内容を確認した施設は、サイト内のバッジも『宣言』から『認定』の表記となります」(日比野さん)
「アソビュー!」では、屋内よりも3密になりにくい屋外のスポットも多数掲載していますが、「屋外でも行列ができやすい施設などは密集、密接の不安が高まりますから、きちんとした情報開示や現場でのオペレーションなどで、お客様に安心してご利用いただけるよう私たちからも働きかけていきたいですね」と日比野さんは言います。
感染対策が気になって、旅先でのアクティビティ選びに悩んでいた…という人は少なくないでしょう。専門家による認定を受けたとわかれば、安心の度合いも高まります。気軽に満喫できるスポットを探すなら、まず「アソビュー!」をチェックしてみてはいかがでしょうか。
アソビュー!
【食】衛生対策と予防に取り組むレストランを一覧から探せる「ヒトサラ」
次にご紹介するのは、全国の名店を探すことができ、料理人の顔も見えるグルメメディア「ヒトサラ」。レストラン情報だけでなく、名物料理人にもスポットを当てているグルメメディアで、料理人掲載数は13,000人を超え、業界No.1(2018年3月「東京商工リサーチ」調べ)を誇っています。
その「ヒトサラ」が最近力を入れているのが、ウィズコロナの取り組み。衛生対策と予防を実施しているお店を一覧でまとめており、ユーザーは感染防止対策がされている店を簡単に探せるようになっています。
この企画を始めた経緯を、「ヒトサラ」を運営しているUSEN Media(USEN-NEXT GROUP)の成内英介社長に伺いました。
「早い地域では、2月後半ごろから新型コロナウイルスへの不安が飲食店に影響し始めていたと思います。その中で、換気や消毒液の設置などの感染予防対策を行い、SNSで発信するお店も出ていました。その努力を、『ヒトサラ』を介してより多くの方へ届けたいと思ったんです」(成内さん)
9月16日現在、衛生対策を表示している店舗数が4,625、特集の一覧ページに登録している店舗が4,027。これはサイト全体の店舗数の約1/4ですが、その数は徐々に増えているとか。また、緊急事態宣言の解除を機に「ヒトサラ」経由の店舗予約も増え、ユーザーの利用傾向にも変化が出ていると成内さんは言います。
「4名以下の予約に関しては、コロナ前の85%程度まで予約数が回復しています。衛生対策をしているのはもちろんのこと、テラスがあるなどの密になりにくいロケーション、ソーシャルディスタンスを保ちやすい席間隔のお店は利用されやすい傾向がありますね」(成内さん)
ほかにも、テイクアウトやデリバリーができるお店をまとめて掲載するなど、時代にあわせた特集を打ち出している「ヒトサラ」。今後も新しい企画を考えているといいます。
「シェフとのつながりが強いという特徴を生かして、人気店がどのようにコロナ禍を乗り越えたか、未来に向けてどんなことを考えているのかといった、オーナーやシェフの生の声を届けたいですね。ほかのレストランへの参考になりますし、ユーザーの方々にとっても面白いコンテンツになると思うんです」(成内さん)
お店を選ぶ際、感染防止対策の情報に加えて、料理人の顔や思いを知ることができれば、さらなる安心にもつながるはず。「ヒトサラ」のこれからに注目です。
【宿泊】施設の対策を17項目のアイコンとテキストで表示する「Relux」
最後にご紹介するのは、宿泊予約サービス「Relux」。全国の一流ホテルと旅館を泊まり歩いた旅行のプロが審査し、厳選した宿泊施設だけを掲載したサイトで、会員数200万人を超える人気サイトです。
そんな「Relux」が始めたのは、宿泊施設が取り組む感染防止対策を17項目のアイコンで表示するサービス。消毒液の設置や換気対応などの感染防止対策を一目で把握できるようにしています。このアイコン表示について、運営元であるLoco Partnersの塩川一樹副社長と、プロダクトグループの中野創太さんに話を伺いました。
「弊社が6月に実施した調査によると、2人に1人の方が宿泊施設を選ぶ際に、除菌や消毒などの新型コロナウイルスに対する情報開示を重視していることがわかりました。そこで、各施設ページに17項目の取り組みを、アイコンとテキストで表示することを決めました」(塩川さん)
特に注力したのが、わかりやすさ。ユーザーの目に自然と触れやすくするためにアイコン付きで表示することにしたのだとか。
「宿泊施設の衛生対策を詳しく知りたいという方もいれば、対策の一つひとつをじっくり調べるほどではないけど気になる、という方もいらっしゃると思います。できるだけ多くの方にとってひと目で理解しやすく、また安心していただくためにアイコンを採用しました」(中野さん)
17という項目の数も、わかりやすさを重視したうえでの量。業界団体が発表した「宿泊施設における新型コロナウイルス対応ガイドライン(第1版)」などを参考に、効果が見込めるとされる49項目の中から、ユーザー視点で気になるポイントをピックアップしてまとめたのだそうです。
これからの宿泊施設にとって、感染症対策はスタンダードになると塩川さん。さらに情勢とともに利用者心理が変化するなか、情報を提供する側としてはアップデートしていく必要があり、「Relux」も宿泊施設と連携を取りながらユーザーに伝え続ける努力をしていくといいます。
初めて行く場所がどんな感染防止対策をしているのかを知ることは、自分の身を守るだけでなく、楽しい思い出作りにもつながるはず。記事で紹介したサイトをうまく活用して、これからの旅を計画してみませんか。
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