日本国内での移動自粛が徐々に緩和され、飛行機をご利用いただく機会も増えてきました。しかし、新型コロナウイルスの影響が続くなか、機内のみならず、空港のチェックインからご搭乗までの時間にも不安を感じているお客さまは多いことでしょう。そこで、皆さまからのご質問にお答えする形で、空港でのさまざまな対策(2020年6月29日時点)をご紹介します。

国内線をご利用いただく場合には、空港にご到着後、チェックインしていただき、お手荷物をお預けいただきます。保安検査場をお通りいただき、出発の30分前にはご搭乗口へ。ラウンジもご利用いただく場合、空港内で過ごす時間は機内より長いケースもしばしば。コロナウイルスの影響が続くなか、空港でお過ごしいただく時間も安心と安全をご提供したいとJALは考えています。皆さまの疑問やご不安に、羽田空港国内線で各種対策を策定しているJALスカイの花桝健一がお答えします。

画像1: ご搭乗前もウイルス対策を徹底。空港の安全対策の今

Q. 各窓口で飛沫防止対策は行っていますか?
A.すべてのカウンターに、JALの整備士特製のパーティションを設置しています

画像: Q. 各窓口で飛沫防止対策は行っていますか? A.すべてのカウンターに、JALの整備士特製のパーティションを設置しています

「整備士が手作りしたアクリル製のパーティションを、すべてのカウンターに設置しています。当初はグランドスタッフがビニールでパーティションを作製したのですが、なかなかきれいに貼れず見た目もよくないので、整備士が腕を振るって作製してくれました。長時間スタッフがお客さまと接触する場所に優先的に設置していますが、搭乗口のパーティション設置は現在検討を進めています」

Q.チェックインから搭乗まで、スタッフと会話をするときが心配です
A.自動チェックイン機のほか、さまざまな対策を講じています

画像1: Q.チェックインから搭乗まで、スタッフと会話をするときが心配です A.自動チェックイン機のほか、さまざまな対策を講じています

「羽田空港をはじめとする国内各空港のJALカウンターの近くにはすべて自動チェックイン機が備わっているほか、2月からは羽田空港に自動手荷物預け機を導入しました。これにより、お客さまはグランドスタッフと接することなく搭乗のお手続きをお済ませいただけます。またスタッフもすべてマスクを着用し、状況に応じてフェイスシールドや手袋もしながらサービスに当たっています」

画像2: Q.チェックインから搭乗まで、スタッフと会話をするときが心配です A.自動チェックイン機のほか、さまざまな対策を講じています

「加えて現在、お客さまをご案内するアバターロボット『JET』の導入実験も開始しています。これは係員が遠隔操作と音声通話を行うことで、お客さまはスタッフと直接対面することなく、ご案内をお受けいただけるというものです」

画像3: Q.チェックインから搭乗まで、スタッフと会話をするときが心配です A.自動チェックイン機のほか、さまざまな対策を講じています

Q.カウンターやベビーカーなど多くの人が触れる場所の感染防止対策は?
A.グランドスタッフが定期的に、2つの消毒液を使い分けて拭いています

画像1: Q.カウンターやベビーカーなど多くの人が触れる場所の感染防止対策は? A.グランドスタッフが定期的に、2つの消毒液を使い分けて拭いています

「お客さまが手を触れるチェックインカウンターや自動手荷物預け機、車椅子やベビーバギーは、1日のうち何度も消毒液で拭いています」

画像2: Q.カウンターやベビーカーなど多くの人が触れる場所の感染防止対策は? A.グランドスタッフが定期的に、2つの消毒液を使い分けて拭いています

「また使用されるお客さまにあわせて、2種類の消毒液を使い分けています。ベビーバギーやお子さまが触れる可能性があるものは、誤って口に入れても大丈夫な消毒液を使っています」

画像3: Q.カウンターやベビーカーなど多くの人が触れる場所の感染防止対策は? A.グランドスタッフが定期的に、2つの消毒液を使い分けて拭いています

Q. 空港内に消毒液は置いていますか?
A.お客さまが手続きをするすべての場所に設置しています

画像: Q. 空港内に消毒液は置いていますか? A.お客さまが手続きをするすべての場所に設置しています

「カウンターでは自動チェックイン機のエリアごとに1~2本、また自動手荷物預け機もエリアごとに必ず1つ、そして各搭乗口にも1つずつ設置しています。保安検査場から搭乗口までの要所ごとにも配備しています。ほかにも各お手洗いや空港ビル管轄エリアにも消毒液を設置しており、自由にご利用いただけます」

Q.手荷物検査は並ぶことも多いですが、チェックイン時のソーシャルディスタンシング対策についてお教えください
A.1m以上間隔が空くように、フットプリントを設置しています

画像1: Q.手荷物検査は並ぶことも多いですが、チェックイン時のソーシャルディスタンシング対策についてお教えください A.1m以上間隔が空くように、フットプリントを設置しています

「4月10日前後から並ぶ位置が分かるよう、テープやフットプリントを床面に貼付するなど、順次対応を進めてきました。各エリアで距離はさまざまですが、最低でも1m以上の間隔を確保できるようにしています。おかげさまで皆さまとても協力的で、間隔をしっかり空けてくださっています。しかしこの先お客さまが増えていくことで別の課題も出てくることが予想されるため、引き続き対策を検討しています」

画像2: Q.手荷物検査は並ぶことも多いですが、チェックイン時のソーシャルディスタンシング対策についてお教えください A.1m以上間隔が空くように、フットプリントを設置しています

「また保安検査場ではサーモグラフィー機器による体温測定を実施しています」※一部空港を除く。発熱がある方は、ご搭乗をお断りする場合がございます。

Q.搭乗口でも並ぶことがありますが、ソーシャルディスタンスは保たれていますか?
A.フットプリントを設置しているほか、一度のご案内人数を制限しています

画像: Q.搭乗口でも並ぶことがありますが、ソーシャルディスタンスは保たれていますか? A.フットプリントを設置しているほか、一度のご案内人数を制限しています

「搭乗口でも、お客さま同士の距離が空くように、並ぶ位置の目印となるテープやフットプリントを床面に貼付しています。また、グランドスタッフが『間隔を空けてお並びください』といったアナウンスを実施しているほか、一度にご案内するお客さまの人数を10~20名に制限させていただいております」

Q.ラウンジでの感染防止対策について教えてください
A.ソーシャルディスタンシング対策のほか、飲食物を一部制限しています

画像1: Q.ラウンジでの感染防止対策について教えてください A.ソーシャルディスタンシング対策のほか、飲食物を一部制限しています

「ラウンジは通常営業をしていますが、受付にはフットプリントを設置し、座席も隣の方と1席空けてお座りいただくよう張り紙をして、ソーシャルディスタンシング対策をしています」

画像2: Q.ラウンジでの感染防止対策について教えてください A.ソーシャルディスタンシング対策のほか、飲食物を一部制限しています

「また飲食についても制限を設け、個包装でご提供できるものを中心に揃えております」

画像3: Q.ラウンジでの感染防止対策について教えてください A.ソーシャルディスタンシング対策のほか、飲食物を一部制限しています

「加えてお食事やお飲み物のパッケージに触れる際は必ず手袋を着用し、片付けの際には必ず別の手袋に付け替えています。サービススタッフもマスクのほか、フェイスシールドも着用できるようにしています」

今後も柔軟かつスピード感をもって対策を講じていきます

現在、上記のようなさまざまな対策を講じていますが、この先もこれで万全かというと、そうではないと考えています。大切なことは、お客さまの安全と安心のため、状況に応じた対策を迅速に実施することです。

「お客さまによっても、新型コロナウイルスの捉え方はさまざまです。そのようななかで、どのようにお客さまのニーズにお応えしていくかが大切だと考えています。6月現在ではお客さまのご利用が少ない状況ですが、この先お客さまが増えてきた場合には、新しい課題も出てくるでしょう。そこを見極めながらスピード感をもって対策を打ち出していきたいと考えています」

そして、再び多くの方に安心して飛行機をご利用いただける日が来ることを心待ちにしています。

画像: 今後も柔軟かつスピード感をもって対策を講じていきます

「空港のスタッフは、お客さまと接することが好きで入社し、そこにやりがいを感じている人がほとんどです。ですから、皆この状況を寂しく思っていますし、1日も早くマスクを外した笑顔でご案内できる日常が戻ってくることを願っています」

空港で過ごすひとときも、飛行機をご利用いただくなかの大切な時間です。すなわち、JALがお客さまに対して責任を持つべき時間。安心して飛行機をご利用いただける日が来るまで安心と安全を提供するということは、JALのサービスの一環であると考えています。

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