思わず写真を撮りたくなる“ビジュの良い”動物や、ここでしか会えない希少な生きものたち。全国の動物園や水族館には、そんな魅力的な動物がたくさんいます。
この記事では、表情豊かなアザラシや愛らしい仕草を見せてくれるラッコなど、かわいいもかっこいいも感じられる、まるで“アイドル”な動物に出会える13の施設をご紹介。あなたの心をときめかせる“推し”を見つける旅に出てみませんか?

INDEX

日本で唯一! 貴重な動物に会えるスポット

全国には、その施設でしか出会えなかったり、限られた期間しか見られなかったりする希少な動物がいます。まずは、日本で“今だけ”会える動物がいる貴重なスポットをご紹介します。

日本で会えるのもあと少し…双子のジャイアントパンダ|恩賜上野動物園(東京)

画像: (公財)東京動物園協会

(公財)東京動物園協会

1882年に開園した「恩賜上野動物園」は、日本でもっとも歴史ある動物園。東京の中心にありながら、自然と調和した空間で約300種2,500点もの動物を飼育しています。

1972年、日中国交回復を記念してジャイアントパンダのカンカンとランランが来園して以来、上野といえばパンダが代名詞になりました。

現在は、2021年6月23日に誕生した双子のジャイアントパンダ「シャオシャオ」(オス)と「レイレイ」(メス)が多くの来園者を魅了しています。今では体重が100kgを超えることもあるほどすくすくと成長しました。

画像: (公財)東京動物園協会 (左がレイレイ、右がシャオシャオ)※現在は1頭ずつ展示しています。

(公財)東京動物園協会 (左がレイレイ、右がシャオシャオ)※現在は1頭ずつ展示しています。

竹を夢中で食べたり、木登りをして遊んだりする姿はまさに癒しそのもの。現在は別々で展示されていますが、平日でも多くのファンが訪れます。なお、2頭は2026年2月20日までに中国へ返還される予定。期限日よりも前に返還される可能性もあるそうなので、来園はお早めに。

恩賜上野動物園

住所東京都台東区上野公園9-83
電話03-3828-5171
営業時間9:30〜17:00
※開園時間は変更することがあります。詳細は公式サイトのカレンダーをご確認ください。
休園日月曜、年末年始(12月29日〜1月1日)
入園料一般600円、65歳以上300円、中学生200円(都内在住また在学の中学生は無料)
web上野動物園 公式サイト
※ジャイアントパンダの公開時間は10:00~16:00。
※ジャイアントパンダの観覧列は混雑状況により、予定より早く観覧列を締め切ることがあります。
※動物を驚かせないよう、観覧通路では大きな声や音を出さないようお願いします。

国内でここだけ!愛らしいラッコたちに会える水族館|鳥羽水族館(三重)

画像: 国内でここだけ!愛らしいラッコたちに会える水族館|鳥羽水族館(三重)

三重県・鳥羽市にある「鳥羽水族館」は、飼育種類数約1,200種を誇る日本有数の規模の水族館。館内は12のテーマに分かれ、順路を気にせず自由に歩けるのが魅力です。中でも注目を集めているのが、国内で唯一ラッコに出会える「極地の海」コーナー。かつては国内に100頭以上いましたが、自然下での頭数が減少したことによる輸入規制や繁殖力の低下などが要因となり、国内での飼育頭数も次第に減少していき、現在ラッコが見られるのは鳥羽水族館のみとなりました。

画像1: 左がキラ、右がメイ

左がキラ、右がメイ

暮らしているのは、2頭のメスのラッコ「メイ」と「キラ」。1日3回のお食事タイムで見られる、お腹の上に貝をのせて器用に食べる姿やイカをジャンプして取る瞬間は、何度見ても心が和みます。なお、2頭を見分けるコツは、メイの鼻にある小さなピンクの傷跡。かつてオスのラッコに噛まれた跡なのだとか。

画像2: 左がキラ、右がメイ

左がキラ、右がメイ

そして、グルーミング(毛づくろい)も見どころ。毛と毛の間に空気を含ませることで体温を維持する役割があるため、ラッコたちは何度も体をくるくる回しながら毛づくろいをします。そんな水面での2頭の姿を見ていると、あっという間に時間が過ぎてしまうことでしょう。

観覧は1人1分の入れ替え制。目の前で見られるラッコの表情は、写真では伝わらないかわいさです。現在、日本の水族館では唯一のラッコに会える貴重な場所へ、癒しの時間を探しに訪れてみてはいかがでしょうか。

鳥羽水族館

住所三重県鳥羽市鳥羽3-3-6
電話0599-25-2555
営業時間9:30〜17:00 ※最終入館は16:00
休園日なし
入園料大人2,800円、小中学生1,600円、幼児(3歳以上)800円
web鳥羽水族館 公式サイト

“世界一しあわせな動物”クオッカが見られる|埼玉県こども動物自然公園(埼玉)

画像1: “世界一しあわせな動物”クオッカが見られる|埼玉県こども動物自然公園(埼玉)

埼玉県・東松山市の自然豊かな丘陵地に広がる「埼玉県こども動物自然公園」は、動物たちを身近に感じながら命の大切さを学べる動物園。ヤギやヒツジなどの家畜をはじめ、コアラやカンガルーなど多彩な動物たちに出会える園内は、動物が展示されているエリアの中に入って歩いて回れるウォークイン形式の展示が多く、動物たちとの距離の近さも魅力です。

画像2: “世界一しあわせな動物”クオッカが見られる|埼玉県こども動物自然公園(埼玉)

そんな同園で注目を集めているのが、SNSでも話題の“世界一しあわせな動物”クオッカ。オーストラリア南西部に生息するカンガルー科の動物で、口角が上がり笑っているように見えることからこの愛称がつけられました。日本でクオッカに会えるのは、ここ埼玉県こども動物自然公園だけです。

2020年に4頭を迎えて以降、毎年繁殖に成功し、現在は11頭がのびのびと暮らしています。これまで夜行性の性質を考慮し昼間の2〜3時間のみの公開でしたが、2025年3月には新たに屋内展示室がオープン。今では開園から閉園時間15分前までいつでも愛らしい姿を見ることができるようになりました。

展示場を元気に跳ねる姿と、まるで笑っているような表情。見つめているだけで心が温かくなる“しあわせな動物”に、会いに行ってみてください。

埼玉県こども自然動物園

住所埼玉県東松山市岩殿554
電話0493-35-1234
営業時間9:30〜17:00 ※11月15日~1月31日は16:30まで
休園日月曜 ※祝日の場合は開園
入園料大人(高校生以上)900円、小人(小・中学生)200円、未就学児は無料
web埼玉県こども自然動物園 公式サイト
※クオッカアイランド(屋外展示場)での観覧時間は、平日10:00~12:00、土日祝10:00~13:00
※屋内展示室では、開園日であればいつでもクオッカに会うことができます(閉園時間の15分前に閉館します)

世界最大の肉食有袋類!タスマニアデビル|多摩動物公園(東京)

画像1: 世界最大の肉食有袋類!タスマニアデビル|多摩動物公園(東京)

東京都・日野市にある「多摩動物公園」は、1958年に開園した動物園。当初、広大な敷地を活かし柵のない展示を目指して整備された初めての動物園です。現在、園内では、動物たちが自然に近い環境でのびのびと暮らす姿を観察できるほか、トキやニホンコウノトリなどの希少種保護にも力を入れています。

画像2: 世界最大の肉食有袋類!タスマニアデビル|多摩動物公園(東京)

そんな同園で注目を集めているのが、タスマニアデビル。日本でこの動物が見られるのはここだけです。

オーストラリア・タスマニア島固有種のタスマニアデビルは、死骸を骨まで食べる「腐肉食動物(スカベンジャー)」であり、自然界の掃除屋として生態系を支える大切な存在。夜行性で、昼は洞窟や巣穴で過ごし、夜になると強力なアゴと鋭い歯で自分より大きな動物を食べることもあるのだとか。

多摩動物公園は、絶滅の危機に瀕するこの貴重な動物を守るため、2016年からオーストラリア政府が進める「Save the Tasmanian Devil Program」に参加し、同年からタスマニアデビルを飼育。現在飼育している「ワイティー」と「パピティ」はその“動物大使”として2024年に来園しました。

黒い毛並みに白い模様、タスマニアデビルという名前とは裏腹にどこか愛嬌のある表情も人気の理由。彼らのたくましくも愛らしい姿を観察できます。

多摩動物公園

住所東京都日野市程久保7-1-1
電話042-591-1611
営業時間9:30〜17:00 ※動物の健康管理上、16:00を過ぎると見られなくなる動物がいます。
休園日水曜、年末年始(12月29日~1月1日)
入園料一般600円、65歳以上300円、中学生200円
web多摩動物公園 公式サイト

威厳を感じる生きた恐竜!コモドオオトカゲ|東山動植物園(愛知)

画像1: 提供:名古屋市東山動植物園

提供:名古屋市東山動植物園

名古屋市にある「東山動植物園」は、約450種の動物たちが暮らす日本屈指の有名動物園。ゾウやゴリラなどの人気動物から、メダカのような小さな生きものまで幅広く展示しています。

特に“イケメンゴリラ”として話題を呼ぶ「シャバーニ」は、東山の顔ともいえる存在で、園の公式ブログでは日々のユニークな様子が紹介され、多くのファンを魅了しています。

画像2: 提供:名古屋市東山動植物園

提供:名古屋市東山動植物園

そんな東山動植物園で異彩を放つのが、国内で唯一飼育されているコモドオオトカゲの「タロウ」。インドネシアのコモド島などに生息する体長3m・体重160kgにもなる世界最大のトカゲで、その姿はまさに“生きた恐竜”。発達した嗅覚で、なんと4km先の獲物や死骸を察知するという驚きの生態を持ちます。

タロウは、上野動物園からシンガポール動物園に繁殖目的で貸し出されたコモドオオトカゲから誕生。帰国後、飼育スペースの関係で東山動植物園が受け入れることとなり、現在は園のシンボル的存在のひとつとして多くの来園者を出迎えています。

静かに身をひそめるタロウの姿を前にすれば、まるで恐竜時代にタイムスリップしたかのような感覚を味わえるでしょう。

東山動植物園

住所愛知県名古屋市千種区東山元町3-70
電話052-782-2111
営業時間9:00~16:50(最終入園16:30)※季節・イベントにより変動あり。
休園日月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月1日)※臨時休園あり。
入園料大人500円、中学生以下は無料
web東山動植物園 公式サイト

「スター動物」から原石まで…?個性あふれる動物に会えるスポット

動物の見た目も性格も十頭十色。テレビやSNSでも知名度を誇る“スター動物”やたくさんの中から“推し”を見つけられるスポットまで、思わず笑顔になるユニークな個性を持つ“アイドル動物”たちは、会いに行くだけで元気をくれる存在。全国からさまざまなスポットを選りすぐりました。

日本初の“人工哺育”で育った奇跡のホッキョクグマ|愛媛県立とべ動物園(愛媛)

画像1: 提供:愛媛県立とべ動物園

提供:愛媛県立とべ動物園

「愛媛県立とべ動物園」は、自然の地形を活かした展示が魅力の動物園。1988年に開園して以来、約170種の動物を飼育し、ストリート誘導型の展示で世界を旅するように動物たちと出会えるスポットとして愛されています。オランウータンの綱渡りや、キリンの超至近距離観察など、臨場感あふれる展示も見どころです。

そんなとべ動物園を全国区の存在にしたのが、ホッキョクグマの「ピース」。1999年12月2日に生まれ、日本で初めて人工哺育に成功したホッキョクグマとして知られています。

画像: 幼少期のピース 提供:愛媛県立とべ動物園

幼少期のピース
提供:愛媛県立とべ動物園

当時、国内で122頭のホッキョクグマが誕生していたものの、半年以上生き延びたのはわずか16頭。母グマが出産後に赤ちゃんを咬むことも多く、人工哺育での生存例は一例もありませんでした。そんな中、もう1頭の死を乗り越え、ピースは飼育員の懸命なケアによって無事成長。ぬいぐるみのような姿でミルクを飲む映像が話題となり、瞬く間に全国的な人気者になりました。

画像2: 提供:愛媛県立とべ動物園

提供:愛媛県立とべ動物園

現在25歳のピース(2024年12月時点)は、とべ動物園の“スーパースター”的存在。大きな体に優しい表情、ゆったりと水辺を泳ぐ姿には、長年にわたって愛情を注いできた飼育員との信頼関係が感じられます。

愛媛県立とべ動物園

住所愛媛県伊予郡砥部町上原町240
電話089-962-6000
営業時間9:00~17:00(最終入園16:30)
休園日月曜(月曜日が祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月1日)
入園料大人600円、高齢者300円、高校生200円、小・中学生100円、幼児は無料
web愛媛県立とべ動物園 公式サイト

“パンくん”の故郷でこぐまたちが人気上昇中!|阿蘇カドリー・ドミニオン(熊本)

熊本県・阿蘇の雄大な自然に囲まれた「阿蘇カドリー・ドミニオン」は、1973年に熊を専門とする施設から始まった動物テーマパーク。1985年に「ふれあい動物村」を開設して以来、こぐまの抱っこ体験や乗馬コーナーなど、世代を問わず楽しめる施設が次々と誕生しました。

画像1: “パンくん”の故郷でこぐまたちが人気上昇中!|阿蘇カドリー・ドミニオン(熊本)

全国的な知名度を高めたのは、テレビ番組でおなじみだったチンパンジーの“パンくん”とブルドッグの“ジェームズ”のコンビ。同園で開催している「みやざわ劇場」では、宮沢トレーナーと個性的な動物たちの息の合った掛け合いが人気です。なお現在、パンくんは園内の「学習の森」で穏やかに暮らしています。

画像2: “パンくん”の故郷でこぐまたちが人気上昇中!|阿蘇カドリー・ドミニオン(熊本)

そして今、SNSなどで注目を集めているのが、2025年2月に生まれたツキノワグマの3きょうだい。名前は公募で決まった珱斗(えいと)くん、心晴(しんば)くん、伊都(いと)ちゃん。公式YouTubeチャンネルでは、池で初めて水遊びをする様子や、木登りをする姿など、日々の成長を見守る動画が公開されています。

大きくなると2年ほどで体重は70〜80kgに。いずれは飼育員との別れの時が訪れますが、動画では膝にのって甘える姿など、強い絆が感じられるシーンも。

パンくんの温かな記憶を受け継ぎながら、新しいアイドルが育つ阿蘇カドリー・ドミニオン。動物たちの“成長物語”を間近で見られる場所です。

阿蘇カドリー・ドミニオン

住所熊本県阿蘇市黒川2163
電話0967-34-2020
営業時間夏期9:30~17:00、冬期10:00~16:30
定休日12月~2月までの水曜 ※冬休み・祝日を除く。
入園料大人(高校生以上)2,600円、小人(小・中学生)1,400円、幼児(3歳以上)800円
web阿蘇カドリー・ドミニオン 公式サイト

表情豊かなアザラシたちが人気|オホーツクとっかりセンター(北海道)

北海道・紋別市にある「オホーツクとっかりセンター」は、日本で唯一のアザラシ専門施設。1987年、民家の庭先に2平方メートルの小さなプールを作ったことが施設の始まりです。

その後の拡張を経て、現在はオホーツク海沿いの海洋公園内で、20頭以上のアザラシたちが暮らしています。

画像: 提供:オホーツクとっかりセンター(アザラシランドの外観)

提供:オホーツクとっかりセンター(アザラシランドの外観)

施設では、ゴマフアザラシとワモンアザラシの2種を飼育。個性的なアザラシがたくさんいる中でも特徴的なのが、ゴマフアザラシのオス「ソル」と、ワモンアザラシのメス「よう」の2頭。

画像: 提供:オホーツクとっかりセンター(写真はソル)

提供:オホーツクとっかりセンター(写真はソル)

ソルはサロマ湖で保護された2歳の若いアザラシで、左目を失明しているものの、元気いっぱいに技を披露します。小柄で甘えん坊な性格から、スタッフや来園者に愛される存在です。

画像: 提供:オホーツクとっかりセンター(写真はよう)

提供:オホーツクとっかりセンター(写真はよう)

一方、ようは14歳のベテランお母さんアザラシ。アザラシの中でも世界最小種のワモンアザラシで、丸みのある体と愛らしい瞳が魅力。SNSでは“よう様”の愛称で親しまれています。穏やかな性格ながらも、気に入らないことがあると前肢でパシンと叩く“ツンデレ”な一面も人気の理由。

毎日5回行われる「えさの時間」では、飼育員の解説を聞きながら、アザラシたちが足元まで近づいてくる姿を観察できます。かわいらしい表情とユーモラスな仕草に、つい時間を忘れて見入ってしまうはず。

施設は「アザラシランド」と「アザラシシーパラダイス」の2つに分かれており、前者は日本で唯一のアザラシ専門の保護施設。後者では、アザラシとの触れ合い体験が可能です。表情豊かなアザラシたちに癒されること間違いなしです。

オホーツクとっかりセンター(アザラシランド)

住所北海道紋別市海洋公園1
電話0158-24-8000
営業時間10:00~16:00
定休日なし
入園料大人400円、小人200円、幼児無料
webオホーツクとっかりセンター 公式サイト

100頭以上から「推しギツネ」が見つかる?|宮城蔵王キツネ村(宮城)

画像1: 100頭以上から「推しギツネ」が見つかる?|宮城蔵王キツネ村(宮城)

宮城県白石市の山あいにある「蔵王キツネ村」は、放し飼いのキツネたちと間近に触れ合える全国でも珍しいスポット。森の中に広がる敷地には、100頭以上のキツネたちがのびのびと暮らしています。

画像2: 100頭以上から「推しギツネ」が見つかる?|宮城蔵王キツネ村(宮城)

イヌ科らしい人懐っこさや気まぐれな表情など、それぞれの“ビジュ”を堪能できるのが魅力。

入場時には、スタッフから「キツネに触らない」「舗装路から外れない」など安全のためのレクチャーを受けたうえで入園。通路沿いでは、昼寝をしたりじゃれ合ったりするキツネたちを間近に観察できます。

画像3: 100頭以上から「推しギツネ」が見つかる?|宮城蔵王キツネ村(宮城)

園内中央の「専用エサ場」では、建屋の中からエサを与えられる体験も。おやつを狙って集まるキツネたちの姿は、なんとも愛らしく写真映えも抜群です。

なお蔵王キツネ村では、開設以来エキノコックス対策を徹底し、人工繁殖で人に慣れたキツネのみを飼育。安心して“もふもふ”の世界を満喫できます。

宮城蔵王キツネ村

住所宮城県白石市福岡八宮字川原子11-3
電話0224-24-8812
営業時間9:00~17:00(11月15日~3月20日は16:00まで)
定休日水曜
入園料大人(中学生以上)1,500円、小学生以下無料
web宮城蔵王キツネ村 公式サイト

“砂漠の天使”の名を持つ、世界最小級の野生ネコ|那須どうぶつ王国(栃木)

画像1: 提供:那須どうぶつ王国

提供:那須どうぶつ王国

栃木県那須高原の大自然に囲まれた「那須どうぶつ王国」は、東京ドーム約10倍の広さを誇る体験型の動物園。約150種類600頭の動物たちが暮らし、触れ合い体験や4大パフォーマンスなどを通して学びながら楽しむ“エデュテイメント”を提案しています。犬と一緒に入園できるエリアもあり、ファミリーやペット連れにも人気のスポットです。

画像2: 提供:那須どうぶつ王国

提供:那須どうぶつ王国

ここで注目を集めているのが、世界最小級の野生ネコ・スナネコ。その小さな体とくりっとした瞳、砂漠に溶け込むような金色の毛並みが愛らしく、“砂漠の天使”の名で親しまれています。

見た目のかわいさとは裏腹に、実は野性味あふれるハンター。足裏は砂の高温から守るために長い毛で覆われ、乾燥した環境でも生きられるよう、獲物から効率よく水分を得る特性を持っています。

画像3: 提供:那須どうぶつ王国

提供:那須どうぶつ王国

夜行性のため日中はお昼寝中のこともありますが、活発に動き回る姿を見られたらラッキー。同園では「マヌルネコ」も暮らしており、ネコ派にはたまらない空間です。

那須どうぶつ王国

住所栃木県那須郡那須町大島1042-1
電話0287-77-1110
営業時間平日10:00〜16:30、土日祝・GW・夏季営業9:00〜17:00、冬季営業10:00~16:00
※冬季営業は2025年12月19日から2026年3月9日まで
休園日水曜(冬季営業中は火・水・木曜 ※ただし祝日・クリスマス・年末年始は営業)
入園料大人(中学生以上)2,600円、こども(3歳~小学生)1,200円、3歳未満は無料
※冬季期間中は、大人(中学生以上)2,000円、こども(3歳~小学生)1,000円、3歳未満は無料
※営業日・時間については公式サイトをご確認ください
web那須どうぶつ王国 公式サイト

シャチと人の息の合ったパフォーマンスが人気|鴨川シーワールド(千葉)

画像1: シャチと人の息の合ったパフォーマンスが人気|鴨川シーワールド(千葉)

1970年に開業し、2025年で55周年を迎える千葉県の「鴨川シーワールド」。「海の世界との出会い」をテーマにし、自然環境を再現した展示や、動物たちの能力を活かしたパフォーマンスが見どころの水族館です。

画像2: シャチと人の息の合ったパフォーマンスが人気|鴨川シーワールド(千葉)

中でも圧倒的な存在感を放つのが、海の王者・シャチ。日本国内でシャチが見られるのは、わずか3カ所のみ。鴨川シーワールドは、1970年のオープン当初から日本初のシャチパフォーマンスを公開しています。

また1998年には、国内初となるシャチの繁殖に成功。現在も雄大な太平洋をバックにした「オーシャンスタジアム」で、迫力満点のジャンプやトレーナーとの水中パフォーマンスが繰り広げられています。

画像3: シャチと人の息の合ったパフォーマンスが人気|鴨川シーワールド(千葉)

その始まりは、開業前のアメリカ視察で目にしたシャチショーに感銘を受けたことがきっかけ。シアトルから2頭のシャチを飛行機で運び、慎重な対応のもと飼育をスタートさせました。当初は“海のギャング”と呼ばれるほどどう猛な印象があり、恐る恐るの作業でしたが、好奇心旺盛なシャチはすぐに慣れ、1カ月ほどでパフォーマンスが完成したそうです。

現在では、シャチたちの力強い泳ぎとトレーナーとの信頼関係を間近で感じられるパフォーマンスが、多くの観客を魅了しています。水中レストラン「オーシャン」では、窓越しにシャチが泳ぐ幻想的な光景を眺めながら食事を楽しむことも可能。海の感動を五感で味わえる場所です。

鴨川シーワールド

住所千葉県鴨川市東町1464-18
電話04-7093-4803
営業時間9:00~16:00 ※日により異なる。
定休日不定休
入園料大人(高校生以上)3,300円、小人(小学生・中学生)2,000円、幼児(4歳以上)1,300円
web鴨川シーワールド 公式サイト

世界三大珍獣のひとつ。丸くてキュートなコビトカバ|神戸どうぶつ王国(兵庫)

画像1: 世界三大珍獣のひとつ。丸くてキュートなコビトカバ|神戸どうぶつ王国(兵庫)

神戸市ポートアイランドにある「神戸どうぶつ王国」は、花と動物の共生をテーマにした全天候型の動植物園。国内外の希少種の保全にも積極的で、2022年には民間動物園として初の「認定希少種保全動植物園」に選ばれました。

画像2: 世界三大珍獣のひとつ。丸くてキュートなコビトカバ|神戸どうぶつ王国(兵庫)

そんな同園で注目を集めているのが、世界三大珍獣のひとつに数えられるコビトカバの親子。2025年に生まれたばかりの赤ちゃん「ウタ」は、お母さんの「コウメ」とお父さんの「タムタム」の名前から名づけられました。生まれた直後から愛らしい姿が話題となり、今では園の人気者に。

画像3: 世界三大珍獣のひとつ。丸くてキュートなコビトカバ|神戸どうぶつ王国(兵庫)

コビトカバは、成体でも体重が通常のカバの10分の1ほどと小柄で、丸くつややかな体が特徴。皮膚を守るために赤みを帯びた分泌液を出すことから“血の汗を流す”とたとえられています。生息数が少なく、ジャイアントパンダやオカピと並ぶ希少動物の一種です。

水辺を泳ぐ姿や、親子で寄り添う光景はなんとも癒しそのもの。「アフリカの湿地」コビトカバ展示場では、木漏れ日の中をゆったり過ごす姿を観察できます。

神戸どうぶつ王国

住所兵庫県神戸市中央区港島南町 7-1-9
電話078-302-8899
営業時間10:00〜17:00
定休日木曜
入園料大人(中学生以上)2,200円、小学生1,200円、幼児(4歳・5歳)500円
web神戸どうぶつ王国 公式サイト

「動かない鳥」なのによく動く? 魅力あふれるハシビロコウ|高知県立のいち動物公園(高知)

画像: 「動かない鳥」なのによく動く? 魅力あふれるハシビロコウ|高知県立のいち動物公園(高知)

高知県・香南市の豊かな自然に囲まれた「高知県立のいち動物公園」は、檻や柵をできる限り使わない開放的な展示で、動物たちが本来の姿に近い形で暮らす姿を観察できる人気の動物園です。約100種1,200点の動物が4つのゾーンで暮らし、四季折々の自然とともに散策を楽しめます。

この園で静かな存在感を放つのが、「動かない鳥」として知られるハシビロコウ。園では2羽のハシビロコウ「ささ」(オス)と「カシシ」(メス)が暮らしています。

行動派の「ささ」はネットの近くまで寄っていき、じっと来園者を見つめる姿が印象的。一方で、那須どうぶつ王国からやって来た「カシシ」は長い冠羽がトレードマークで、飼育係に欠かさずあいさつをする律儀な性格なのだそう。

画像: 写真は「ささ」

写真は「ささ」

「動かない鳥」と呼ばれる理由は、主食である魚を捕らえるために水辺でじっと動かずに待つ習性から。動くことは少ないものの、その瞬間の集中力と迫力ある一撃には息をのむほどの臨場感があります。翼を広げると2mにもなる堂々とした体つきと、靴のような幅広いクチバシはまさに“生きた彫刻”のよう。

ハシビロコウの「動かない時間」もまた、彼らの魅力のひとつ。ときおり小首をかしげたり、ゆっくりとまばたきをしたりと、細やかな動きのひとつひとつに引き込まれます。

のいち動物公園の2羽は比較的よく動くそうなので、運が良ければ、羽ばたく瞬間や魚を捕らえるダイナミックな姿を見られることも。静寂の中で凛とたたずむ姿に、心を奪われることでしょう。

高知県立のいち動物公園

住所高知県香南市野市町大谷738
電話0887-56-3500
営業時間9:30〜17:00(入園16:00まで)
定休日月曜(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月29日〜1月1日)
入園料大人470円、18歳未満・高校生以下は無料
web高知県立のいち動物公園 公式サイト

お気に入りの“推し動物”を見つけに行こう!

個性豊かな動物たちが暮らす全国の動物園や水族館。愛らしい仕草で笑顔をくれる子もいれば、思わず息をのむほど迫力ある姿を見せてくれるスターもいます。

心が動いた瞬間、その動物はもうあなたの“推し”かもしれません。お気に入りの“推し動物”に会いに出かけてみてください。

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

This article is a sponsored article by
''.