日本の玄関口である東京には、北海道から沖縄まで各地のさまざまなアンテナショップが点在しています。特に最近は、買い物だけにとどまらない特別な体験ができる店舗が増えました。この連載では、そのなかから特に注目すべき“旅するようなワクワク感”が味わえる店舗をピックアップし、紹介していきます。

記事後半では、予算3,000円以内で「買うべきおすすめ商品」を選び抜き、食アイテムは実食レポートとともに魅力をお伝えします。読み終わるころには、アンテナショップに詳しくなれるだけでなく、現地への愛も深まることでしょう。

1個から買えるチーズ饅頭は食べ比べにおすすめ

今回訪れたのは、1998年に開業した「新宿みやざき館 KONNE」。2018年にリニューアルし、ちょうどこの4月で新装から3周年を迎える宮崎県の情報発信拠点です。1階が物産店、2階がレストランとなっているのも特徴で、おいしいものを中心に魅力を体験できるアンテナショップとなっています。

画像1: 1個から買えるチーズ饅頭は食べ比べにおすすめ

場所は新宿駅南口から徒歩で約1分、代々木方面に続く遊歩道「新宿サザンテラス」沿いにあります。店名の「KONNE=こんね」とは、現地の方言で「来てみませんか?」の意味。ふらりと訪れやすい好立地にぴったりの名です。

店内は、宮崎県が素材生産量日本一を誇る杉のなかでも日南市付近で育成される名木「飫肥杉(おびすぎ)」を多用した内装。そんな温かみのあふれる空間に、700~800種の商品がずらりと並んでいます。

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まずは入り口付近の、伝統銘菓をはじめとする郷土菓子のコーナーから紹介。特に「チーズ饅頭」はラインナップが豊富で、約10商品のなかから1個単位で選べるのが特徴です。お店の方によると、これほどの品ぞろえを誇るのは、東京ではここぐらいではないかとのこと。

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これだけ種類があるというのにも驚きますが、「チーズ饅頭」の味は作り手によって全く異なるのだとか。使う素材によっては賞味期限が短いものもあり、それらは来客の多い週末限定で販売されていたり、冷凍コーナーでディスプレイされたりしています。イベント限定で、ふだんは取り扱いのない作り手の「チーズ饅頭」が販売されることもあり、そのときはすぐに完売になるほど人気だそう。

伝統銘菓で有名なのは、蒸し菓子の「ふくれ菓子」や餅菓子の「あくまき」。そのほかにもマンゴー、日向夏、ゆずといったフルーツのゼリーやプリンなどがあり、このコーナーだけでも充実しています。

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画像: 「極上ふくれ」(360円・税込)

「極上ふくれ」(360円・税込)

画像: 「あくまき」(450円・税込)

「あくまき」(450円・税込)

画像5: 1個から買えるチーズ饅頭は食べ比べにおすすめ

スイーツ好きであれば、テイクアウトコーナーも必見。宮崎ならではの素材を使ったソフトクリームが名物で、取材時には「プレミアム甘乳蘇(かんにゅうそ)」と「プレミアム金柑」、そしてミックスの3種がそれぞれ500円(税込)で味わえました(ソフトクリームの提供は4~10月)。

画像: 「太陽のソフトクリーム プレミアムミックス(コーン)」(コーン、カップともに500円・税込)

「太陽のソフトクリーム プレミアムミックス(コーン)」(コーン、カップともに500円・税込)

ミックスの味わいは、金柑のビターな爽やかさと甘乳蘇のマイルドな甘さが濃厚なミルクと調和した大人なテイスト。なお甘乳蘇というのは“古代和製チーズ”などと称される食品で、チーズほどのクセはなくまろやか。滋養に富む食品として密かな人気を集めています。同コーナーでは季節によってソフトクリームのフレーバーや提供する商品そのものが変わるので、お楽しみに。

焼酎は約100種類がラインナップ

宮崎といえば焼酎も見どころ。同県には38もの焼酎メーカーがあり、「新宿みやざき館 KONNE」ではそのうち26の蔵元から常時100銘柄ほどを仕入れています。ボトルのデザインは伝統的なものからスタイリッシュなタイプまで多種多様。その多くが箱付きでディスプレイされているので、贈答用にも選びやすくなっています。いくつかの銘柄にはミニボトルがあり、手軽に買えるのも魅力といえるでしょう。

画像1: 焼酎は約100種類がラインナップ
画像2: 焼酎は約100種類がラインナップ
画像: 焼酎のミニボトルは1本211円(税込)から

焼酎のミニボトルは1本211円(税込)から

クラフトビールにも力を入れていて、同店では県内にある8つのブルワリーから3ブランドを取り扱っています。2021年5月6日までは「Spring Miyazaki Beer Fest( https://www.springmiyazakibeerfest.com/ )」を、近所の「プティデリリウム タップ カフェ 新宿サザンテラス店」と合同開催。特別に全8ブルワリーが集結し、「新宿みやざき館 KONNE」の1階では全29種類を週替わりで販売、2階では毎週1種類を4週に渡ってそれぞれ樽生で提供するそうです。

画像3: 焼酎は約100種類がラインナップ

日本一の鶏や大根漬け物など“ひなたの恵み”が盛りだくさん

店内中央から奥にかけては野菜、穀物、肉類の加工品が充実。まずは、鶏、豚、牛といずれも国内生産量の上位を誇る肉類から。宮崎は、特にブロイラー(食肉専用の若鶏)生産が日本一ということもあり、ご当地グルメの「チキン南蛮」と「鶏炭火焼き」を筆頭に鶏商品は豊富で、常温、冷蔵、冷凍と多種多様にそろっています。

画像1: 日本一の鶏や大根漬け物など“ひなたの恵み”が盛りだくさん
画像2: 日本一の鶏や大根漬け物など“ひなたの恵み”が盛りだくさん
画像3: 日本一の鶏や大根漬け物など“ひなたの恵み”が盛りだくさん

豚肉はおなじみの「肉巻きおにぎり」や豚ロース味噌漬け、生ハムなど、牛肉はハンバーグやコロッケなどが中心。冷凍食品では昨今話題性が高まっている餃子もそろえていきたいとのことで、今後の品ぞろえにも注目です。

野菜の加工品で充実しているのが、昨年「日本一の干し大根と大根やぐら」としてグッドデザイン賞に輝いた、宮崎市田野・清武地域のたくあんをはじめとする大根の漬け物です。

画像4: 日本一の鶏や大根漬け物など“ひなたの恵み”が盛りだくさん

宮崎県は、漬け物大根の産地としても日本一。棚には定番の細長いたくあんのほか、現地で長年愛される「つぼ漬け」に缶詰など、幅広く並べられています。

また、宮崎のご当地食である冷や汁は、味噌タイプやレトルトなど種類が豊富。

画像: 「天日干沢庵 日向漬け」(420円・税込/左)、「たくあん缶」(各種354円・税込/右)

「天日干沢庵 日向漬け」(420円・税込/左)、「たくあん缶」(各種354円・税込/右)

画像: 「宮崎冷や汁」(324円・税込/左)、「冷や汁の素」(324円・税込/右)

「宮崎冷や汁」(324円・税込/左)、「冷や汁の素」(324円・税込/右)

最近東京でも専門店を見かけるようになった、宮崎のご当地麺「辛麺」も見逃せません。元祖として知られる「桝元」の商品に関してはカレー味やトマト味などもあり、食べ比べにもおすすめです。乾麺タイプであれば1食162円(税込)から買えるので、まずはお試し用にいかがでしょうか。

画像5: 日本一の鶏や大根漬け物など“ひなたの恵み”が盛りだくさん
画像: 「宮崎辛麺 1食入り」(162円・税込/左)、「宮崎辛辛麺 3食入り」(486円・税込/右)

「宮崎辛麺 1食入り」(162円・税込/左)、「宮崎辛辛麺 3食入り」(486円・税込/右)

また、工芸品は奥のスペースで企画展示されています。基本的に2週間~1ヶ月程度で商品を入れ替えていくとのこと。取材にうかがった3月は、「生楽陶苑」のスリップウェア(器の表面を、スリップと呼ばれる泥状の化粧土や釉薬で装飾した陶器)が展示販売されていました。

画像6: 日本一の鶏や大根漬け物など“ひなたの恵み”が盛りだくさん

食事やお酒は2階のレストランでごゆっくり

2階にあるレストランは、その名も「宮崎風土くわんね」。この「くわんね」は「どうぞ食べてください」という意味です。

味わえるのは調味料まで宮崎産にこだわったご当地料理。チキン南蛮や鮮魚の日替わり刺身などを筆頭に、郷土の多彩な美食を楽しめます。夜は宮崎が誇る地鶏「みやざき地頭鶏(じとっこ)」の炭火焼きや宮崎牛の炭火焼きなどのおつまみとともに、焼酎をはじめとするお酒を一献。

画像: 「日南レモンサワー」(660円・税込)

「日南レモンサワー」(660円・税込)

ランチ営業中は、「第11回からあげグランプリ」のチキン南蛮部門で金賞に輝いた「チキン南蛮定食」や「みやざき地頭鶏」の親子丼、冷や汁定食などが楽しめます。

画像: 「チキン南蛮定食」(昼1,320円、夜1,650円/前菜付き・ともに税込)

「チキン南蛮定食」(昼1,320円、夜1,650円/前菜付き・ともに税込)

計3,000円で買えるおすすめの逸品をセレクト!

今回、合計3,000円以内でセレクトしたのは、上記で触れたフードが中心。個性派ぞろいで食べ比べが楽しそうな「チーズ饅頭」は5個ピックアップしました。

画像1: 計3,000円で買えるおすすめの逸品をセレクト!

まずはその「チーズ饅頭」から。常温タイプを3種、冷凍タイプを2種買いましたが、どれも袋を開けると甘い香りがふんわりただよってきます。大きさや焼き色など、確かにどれも違いがはっきりしていて、なかにはホロッと崩れやすいデリケートなタイプも。

画像: 左から「宮崎チーズ饅頭」(150円/常温)、「Miyazaki 洋風チーズ饅頭」(118円/常温)、「大人のチーズまんじゅう(ゴルゴンゾーラ)」(270円/冷凍)、「ゴローズ謹製 洋風チーズ饅頭」(173円/常温)、「高千穂おひさまチーズまんじゅう」(140円/冷凍)※すべて税込

左から「宮崎チーズ饅頭」(150円/常温)、「Miyazaki 洋風チーズ饅頭」(118円/常温)、「大人のチーズまんじゅう(ゴルゴンゾーラ)」(270円/冷凍)、「ゴローズ謹製 洋風チーズ饅頭」(173円/常温)、「高千穂おひさまチーズまんじゅう」(140円/冷凍)※すべて税込

たとえば「宮崎チーズ饅頭」は生地が薄皮でホロッとしている一方、中のチーズあんは重厚な味わいで、比較的サイズは小さめながら食べごたえが抜群。「大人のチーズまんじゅう(ゴルゴンゾーラ)」はしっかりめの生地で、コクと塩味がありつつ余韻の酸味が絶妙なチーズあんが絶品です。「ゴローズ謹製 洋風チーズ饅頭」は味も香りもリッチで、サイズも大きめ。ねっとりとした甘み豊かなチーズあんで、力強いおいしさです。食べ比べると「チーズ饅頭」の魅力を存分に楽しめるので、ぜひお試しください。

画像2: 計3,000円で買えるおすすめの逸品をセレクト!

次は、鶏の炭火焼き。数あるなかから、「宮崎風土くわんね」の炭火焼きと同様の「みやざき地頭鶏」を使った冷凍タイプをセレクトしました。真空パックになっていて、沸騰したお湯でパックのまま15分温めるだけの簡単調理です。

画像: 「みやざき地頭鶏地鳥」(1,080円・税込)

「みやざき地頭鶏地鳥」(1,080円・税込)

食べてみると、まるで焼きたてかのようにワイルドな炭火の香りが印象的。身にはさまざまな部位が使われていて、全体的に弾力が豊かですが特に皮に近い部分は力強い歯ごたえ。味付けは素材のうまみを生かした絶妙な塩加減で、お酒に合わせたくなるおいしさです。

画像3: 計3,000円で買えるおすすめの逸品をセレクト!

チキン南蛮も、冷凍タイプをチョイス。こちらは600Wのレンジで3分半調理するだけと、いっそう手軽です。また、甘酢をほんのり効かせたタルタルソースが同梱されているのもうれしいポイント。大ぶりのチキン南蛮が2食分入っているので、1枚ずつ食べるのもいいでしょう。

画像: 「チキン南蛮」(637円・税込)

「チキン南蛮」(637円・税込)

衣は薄めで、肉はしっとりした食感。油っこさがなく、しかも甘酢っぱいタルタルソースがマッチして、濃厚ながら重さを感じずにおいしく食べられます。おかずにもおつまみにも重宝する一品といえるでしょう。

画像4: 計3,000円で買えるおすすめの逸品をセレクト!

最後は、切り干し大根を使ったユニークなお菓子「だいこんだー」の青のり味を。こちらはカリカリになるまで切り干し大根を揚げ、塩や青のりで味付けしたスナックです。

画像: 「だいこんだー 青のり味」(436円・税込)

「だいこんだー 青のり味」(436円・税込)

ほどよい塩加減と、素材本来の自然な甘みがマッチ。さらに青のりの風味も加わって絶品。そのままおやつやおつまみにするのはもちろん、ごはんのお供やサラダのトッピングにもおすすめです。

画像5: 計3,000円で買えるおすすめの逸品をセレクト!

「新宿みやざき館 KONNE」のスタッフの方からは、「温暖で明るい現地の名産品をたくさん用意して、多くのお客さまに元気をお届けしたいと思っています。高千穂神社や青島神社など、神秘的なスポットも多い宮崎県。当店をきっかけに行きたいと思っていただけたらうれしいです」というメッセージをいただきました。

店内の中央エリアには「観光情報コーナー」が設けられていて、ここにはさまざまなパンフレットがあるほか、宮崎のおすすめスポットの情報や最適な周遊コースなどをスタッフがナビゲートしてくれます。無料のグルメ冊子や旅のガイドブックもあるのでぜひご覧ください。

画像6: 計3,000円で買えるおすすめの逸品をセレクト!
画像: 「観光情報コーナー」は、パンフレットのラックの奥にあります

「観光情報コーナー」は、パンフレットのラックの奥にあります

駅からすぐでアクセスも至便な「新宿みやざき館 KONNE」。まずは気軽に訪れてみませんか。

新宿みやざき館 KONNE

住所東京都渋谷区代々木2-2-1 新宿サザンテラス
電話1階ショップ 03-5333-7764 / 2階レストラン 03-5308-5200
営業時間10:00~20:00 ※2階は平日11:00~14:30(L.O.14:00)、17:00~21:00(L.O.20:00)、土日祝11:00~15:30(L.O.15:00)、17:00~21:00(L.O.20:00)
※2階の営業時間及び営業日は変更される可能性があります
定休⽇1月1日~1月3日
webhttps://www.konne.jp/

文・写真:中山秀明

※この記事は2021年4月12日に一部内容を更新しました。

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掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

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