日本の玄関口である東京には、北海道から沖縄まで各地のさまざまなアンテナショップが点在しています。特に最近は、買い物だけにとどまらない特別な体験ができる店舗が増えました。この連載では、そのなかから特に注目すべき“旅するようなワクワク感”が味わえる店舗をピックアップし、紹介していきます。

記事後半では、予算3,000円以内で「買うべきおすすめ商品」を選び抜き、食アイテムは実食レポートとともに魅力をお伝えします。読み終わるころには、アンテナショップに詳しくなれるだけでなく、現地への愛も深まることでしょう。

あたたかみとスタイリッシュさが同居した空間

初回として訪れたのは、東京駅からほど近い商業施設「KITTE丸の内」にある「シン・エヒメ」。アンテナショップとしては珍しいスタイルで、「伊織KITTE丸の内店」との複合ショップとなっています。

画像1: あたたかみとスタイリッシュさが同居した空間

「シン・エヒメ」のシンには“真実のえひめ・真面目なえひめ・新しいえひめ”を伝えたい、という想いが込められています。そんなあらゆる愛媛県の魅力を表現するために工夫された、店舗のデザインも独特です。向かって左側、名産のみかんをイメージさせるだいだい色をテーマにしたスペースは、食品を中心に展開。右側の「伊織 KITTE丸の内店」スペースには、今治タオルや、タオル生地を使ったアイテムなどが並べられています。

あたたかみとスタイリッシュさが同居した店舗設計は、建築家の谷尻誠氏と吉田愛氏率いる「SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd.」によるもの。

画像2: あたたかみとスタイリッシュさが同居した空間
画像3: あたたかみとスタイリッシュさが同居した空間

また、「シン・エヒメ」のかわいらしいキャラクター「シン・ボッチャン」のシンボルマークとロゴは、愛媛在住のギャグ漫画家・和田ラヂヲ先生が手掛けています。

画像4: あたたかみとスタイリッシュさが同居した空間

「シン・ボッチャン」をモチーフにしたアイテムも販売されているので、こちらもぜひチェックしてみてください。

「シン・エヒメ がちゃがちゃ」(1回500円・税込)。子どもから大人まで大人気。今治タオルが、楽しく遊び感覚で手に入ります。フェイスタオルやバスタオルなど大物をゲットできるチャンスも

みかんジュースの飲み比べで品種の個性を味わう

同店の名物のひとつが「蛇口みかんジュースの3種飲み比べセット」(630円・税抜)。現在は休止中となっていますが、蛇口をひねるとみかんジュースが出る、という夢のような経験ができます。取材時は蛇口体験こそできなかったものの、3種の飲み比べは実施されていたので、味わってみることに。みかんジュースの飲み比べなんて、初めての体験です。

画像1: みかんジュースの飲み比べで品種の個性を味わう
画像: 「愛媛みかんジュースの3種飲み比べセット」(630円・税抜)。単品は550円(税抜)でテイクアウトができます

「愛媛みかんジュースの3種飲み比べセット」(630円・税抜)。単品は550円(税抜)でテイクアウトができます

ジュースは店内奥のイートインスペースで。スタッフの方が品種の説明をしてくれます。

画像2: みかんジュースの飲み比べで品種の個性を味わう

用意される3種は旬の柑橘で、すべてが愛媛産の100%ストレートジュース。この日は01が甘夏、02が温州みかん、03が不知火(しらぬい)でした。色みからして違いがありますが、飲んでみると味のキャラクターもかなり多彩なことに驚かされます。

画像: 愛媛の工芸品である砥部焼(とべやき)の器で提供

愛媛の工芸品である砥部焼(とべやき)の器で提供

甘夏は苦みと渋みが感じられる大人な味わい。温州みかんはやわらかな甘みがありながら、すっきりしていてキレも十分。不知火は濃厚で豊かなコクと、長く続く爽やかな酸味が印象的です。

特産品に銘菓、ライフスタイルグッズ。ギフトにも使える愛媛アイテム

ここからは、より具体的に商品ラインナップを紹介していきます。まずは「シン・エヒメ」スペースの特産品を。

品種の多さで日本一を誇る柑橘類のほかにも、愛媛は鯛の生産量が日本一なことで知られるほど海鮮が豊富な県。宇和島の「じゃこ天」(小魚をすり潰して成形し、揚げた魚肉の練り物)や、今治の宮窪地域で村上水軍の時代から食べられてきたといわれる「えびみそ」など、伝統的な海産物を使った特産品もそろっています。

画像1: 特産品に銘菓、ライフスタイルグッズ。ギフトにも使える愛媛アイテム

また、県庁所在地の松山で親しまれている「松山あげ」や、松山や西予を代表する銘菓として人気の「山田屋まんじゅう」などもあり、手土産に重宝する品々が充実しています。さらには食品のほかに砥部焼(とべやき)のコーナーも設えられていて、見どころは盛りだくさん。

画像: 「松山あげ・きざみ」(216円・税込)

「松山あげ・きざみ」(216円・税込)

画像: 「山田屋まんじゅう」(3個セット351円、6個セット箱入り864円・ともに税込)

「山田屋まんじゅう」(3個セット351円、6個セット箱入り864円・ともに税込)

画像2: 特産品に銘菓、ライフスタイルグッズ。ギフトにも使える愛媛アイテム

「伊織KITTE丸の内店」には、タオルのほか高品質な生地を使ったライフスタイルグッズもラインナップしていて、中にはプレゼントに喜ばれそうなものも。

ユニークなアイテムとしてはフェイスマスクなどの美容系、また男性への贈答として人気が高いハンカチがあったり、出産祝いに最適なベビーグッズがあったりと、幅広いシーンで活用できます。

計3,000円で買えるおすすめの逸品をセレクト!

さまざまなアイテムを紹介してきましたが、その数ある商品の中から、買うべきおすすめ商品を合計3,000円以内でセレクトしました。

選んだのは、今治産のガーゼマスクと海鮮系のグルメ、そしてやはり柑橘のスイーツは外せません。

画像1: 計3,000円で買えるおすすめの逸品をセレクト!

ガーゼマスクはセンターとサイドで密度を変えた独自の生地となっていて、飛沫防止性に配慮しながらも快適な通気性を実現。MとLにキッズ用と、サイズもそろっています。

画像: 「MESH GAUZE MASK M」(1,100円・税込)

「MESH GAUZE MASK M」(1,100円・税込)

フードは、家でじっくり味わいました。まずは、混ぜて炊くことで手軽に味わえる鯛めしの素。瀬戸内産の真鯛を焼いた具材や、前述の松山あげなども入っていて、愛媛ならではの鯛めしが作れます。

画像: 「炊き込みごはんの素 瀬戸内 鯛めし 2合炊き用」(1,080円・税込)

「炊き込みごはんの素 瀬戸内 鯛めし 2合炊き用」(1,080円・税込)

調理は簡単。2合の米を研ぎ、炊飯ジャーや鍋などにふだん通りの水分量でセット。そこに、鯛めしの素に入っているタレと具材をすべて入れて炊くだけです。でき上がると、香りからしてきわめて贅沢。

画像2: 計3,000円で買えるおすすめの逸品をセレクト!

鯛や昆布から抽出される、まろやかな芳香。さらに「松山あげ」がふくよかなうまみをプラス。それらがお米の一粒一粒に染み込んで、豊かな身の弾力が特徴の瀬戸内天然鯛とともに、食事を至福のひとときへといざないます。

画像3: 計3,000円で買えるおすすめの逸品をセレクト!

柑橘スイーツは2種類購入しました。ひとつは「シン・エヒメ」で一番人気の「まるごとみかん大福」。今治で1952年に創業した和菓子の老舗「一福百果・清光堂」の名物です。

包まれているのは、糖度12度以上の宇和島産みかんが丸ごと1個。それを白手亡(しろてぼう)豆の白あんとお餅でくるんでいて、ジューシーな甘酸っぱさが口いっぱいに広がります。

画像4: 計3,000円で買えるおすすめの逸品をセレクト!
画像: 「まるごとみかん大福」(430円・税込)

「まるごとみかん大福」(430円・税込)

画像5: 計3,000円で買えるおすすめの逸品をセレクト!

もうひとつは愛媛県の柑橘産業振興を目指したブランド「10“TEN”」から。前述の飲み比べに採用されているみかんジュースのほか、ジャムやドライフルーツなど加工品を多彩に展開しています。そのなかから、特に人気が高い「せとか」というみかんを使ったゼリーを選びました。

画像6: 計3,000円で買えるおすすめの逸品をセレクト!
画像: 「HANDY JELLY せとか」(410円・税込)

「HANDY JELLY せとか」(410円・税込)

ゼリーもジュースも、品種のバリエーションが豊富なのもポイント。どれも素材本来の味を生かしていて、「HANDY JELLY せとか」はさんさんと降り注ぐ太陽の光をイメージさせるような、ブライトな甘さとすっきりした酸味が印象的です。ワンハンドスタイルで、手を汚さずに食べられる点も嬉しい。

画像7: 計3,000円で買えるおすすめの逸品をセレクト!

スタッフの方によると、「シン・エヒメ」は愛媛のモノ・コトを提供するとともに、より身近に愛媛を感じていただけるようなお店づくりに力を入れているとのこと。そして「いつか、愛媛にも足を運んでいただけたら」とおっしゃっていました。

店内には、愛媛の地域マガジン「マチボン」のバックナンバーもずらりと並び、特集ごとに現地の魅力に触れられます。

画像: 「マチボン」(各1,000円・税込)

「マチボン」(各1,000円・税込)

ぜひ一冊手に取って、いつか現地を訪れてみてください。ここでは紹介しきれなかったあまたの美食、絶景、体験などが待っています。

シン・エヒメ

住所東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE丸の内 2F
電話03-6551-2030
営業時間11:00~20:00(2021年春現在、短縮営業中)
定休日なし(KITTE丸の内の休館日を除く)
webhttps://shinehime.jp/

文・写真:中山秀明

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https://www.jal.co.jp/jp/ja/info/2020/other/200228/

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