画像1: たいまつ作りで結ぶ地域の絆と近江八幡オススメスポットをご紹介!

JALふるさと応援隊〔滋賀県〕 衛藤・安藤

こんにちは!JALふるさと応援隊(滋賀県)の衛藤、安藤です。
突然ですが、皆さまは滋賀県と聞けば何が思い浮かぶでしょうか。「琵琶湖」「近江牛」、、などでしょうか。実は、滋賀県では「たいまつ」も有名なのです。

今回私たちが訪れた、滋賀県のほぼ中央、琵琶湖東岸に位置する近江八幡市は、とても自然豊かな地域で、中でも琵琶湖八景の一つとして有名な水郷地帯は「ヨシ」の群生地としても知られています。ヨシは、水を浄化したり魚や鳥の棲みかになったりと琵琶湖の健全な環境を支える大切な植物ですが、刈り取った後はたいまつの材料にもなります。

11月中旬、「文化遺産としての松明を次世代へ贈る会」の皆さま主催のもと、150年の歴史を誇る近江八幡のお菓子の老舗企業「たねや」さま、地域の方々と共に、刈り取ったヨシを用いてたいまつ作りに参加しました。

実は私たち、今年の初めにはヨシを刈りとる作業にも携わらせていただいたので、たいまつ作りのさまざまさまざまな行程に関わるにつれて、地域の方々との絆の深まりと、伝統文化を継承していくことの素晴らしさを深く感じることができました。
その思いものせて、約一年もの期間をかけて行われるたいまつ作りの魅力を、ぜひ皆さまにご紹介したいと思います。

近江八幡とたいまつ

近江八幡市は、古くから農業を中心に栄えてきました。中世以降は織田信長の政治改革として有名な楽市楽座の思想を引き継いだ豊臣秀次により商業都市として発展し、「近江商人」の発祥の地となりました。さまざまな歴史的背景を併せ持つ近江八幡市には、各時代のシンボルとなる歴史的遺産が点在するとともに、風情ある景観が今もなお広がっています。

近江八幡市では、毎年市内各地で200基を超えるたいまつを結い、火を放って神様へ奉納する火祭りが行われます。1000年以上の歴史を持つ「近江八幡の火祭り」は国の無形民俗文化財にも選択されており、代表的なものには毎年3月中旬に日牟禮八幡宮で行われる「左義長まつり」があります。担ぎ棒を通したたいまつに取付けられた「ダシ」はその年の干支を題材に各地域で趣向を凝らして作られ、ダシの出来栄えを競うダシコンコクールでは優勝を競い合い、盛り上がりを見せます。

たいまつ作りに欠かせない「ヨシ刈り」とは

ヨシは、水質保全と生態保全に大きな役割があります。春に出てくる新芽の成長を助けるため、冬に枯れたヨシを刈り取ります。3メートルほどの長さがあり、穂がついたヨシは、束にして乾かした後、11月に行われる「たいまつ展示」に利用されます。今年2月にヨシ刈りを体験して、初めて鎌を使い、ヨシを刈ることの難しさを感じましたが、「たねや」さまから鎌の使い方などのアドバイスをいただき、刈り進めて行くことができました。刈ったヨシの切り口は、非常に鋭利で、長靴が貫通することもあるようです。刈ったヨシを束ねた物をラ コリーナ近江八幡の敷地内に移動し、ヨシを乾燥させるため、円すい状に仕立てる「丸立て」も体験しました。たいまつ展示でこのヨシが使われるとのことで、どのようにたいまつとして結われるのか楽しみに心を震わせつつ、今回、たいまつ作りに参加したのです。

いざ、たいまつ作り体験!

「文化遺産としての松明を次世代へ贈る会」主催の元、地元の方々や高校生を含め、約40名の皆さまとたいまつ作りに取り組みました。伝統的なたいまつ作りの方法を教えていただき、先述の、実際に刈り取ったヨシを用いてたいまつを結っていく作業は、ヨシを刈った時の思い出も相まって感無量でした。
ヨシを束ねる際の縄の結び方は、「男結び」と呼ばれる方法だそうです。強度が強く、たいまつ作りに特徴的な結び方だそうですが、何度教わっても難しく、苦戦しました。しかし、地域の方々に何度も根気強く教えていただき、なんとか習得することができました。また、このやりとりをきっかけに、地域の方々との会話も弾むようになり、この時、地域の方と交わしたお話が今も心に残っています。電子化が進み、マニュアルを読めばすべてがわかる時代になりましたが、この長い歴史の中でたいまつ作りはすべて口承にて伝統文化の継承が担われてきたそうです。これはたいまつ作りを通して、地域の方々とのコミュニケーションを行うためでもあるそうです。たいまつを「結う」作業を通して、地元住民の方との絆も「結う」のだというお話に大変胸が熱くなりました。
たいまつ完成後、全員で息を合わせ、掛け声をかけ合いながらたいまつを運んだ時には、地域の方々との絆を実感し、文化や伝統の大切さも改めて学びました。
今回作ったたいまつは、1か月ほどラ コリーナ近江八幡で展示したのちに解体されますが、通常作られたたいまつは2023年4月14日に開催される火祭りにて奉火されます。
火祭りの様子はOnTripJAL(https://ontrip.jal.co.jp/)にて発信予定ですので、ぜひご覧ください。

ラ コリーナ近江八幡でクラブハリエのバームクーヘンを味わう

さて、たいまつ作りで汗を流したあとは、ラ コリーナ近江八幡にてバームクーヘンで有名な「クラブハリエ」のお菓子を楽しみました。
ラ コリーナ近江八幡は「自然を愛し、自然を学び、人々が集う繋がりの場」をコンセプトとした、「たねや・クラブハリエ」のフラッグシップ店です。八幡山から連なる丘の環境下で自然に囲まれた広大な土地に、和・洋菓子のメインショップをはじめ、自社農園のキャンディファーム、本社、飲食店、パンショップなどがあります。焼きたてのバームクーヘンやカステラ、生どら焼き、バームサンドなどここでしか味わえないスイーツも魅力的です。お菓子好きの心をわしづかみにする、幸福感満点のスポットです。
来年1月には、バームクーヘンの新店舗がオープンするそうです。上空から見ると、建物が丸のバームクーヘン型になるように設計されたとのことです。今後、上空から見えるラ コリーナも楽しみですね。本社オフィスも、収納や壁一つ一つにこだわりやワクワクする工夫が詰まっており、とても素敵なオフィスです。滋賀県を代表する企業の一つとして常に活躍なさっているのだと心から感動いたしました。
滋賀県へお越しの際は、ぜひラ コリーナ近江八幡で美味しいお菓子を楽しみつつ、今回私たちが作成したたいまつも見にいらしてください!

【お問い合わせ先】ラ コリーナ近江八幡

住所滋賀県近江八幡市北之庄町615-1
Tel0748-33-6666
営業時間9時~18時(フードコート:10時~17時)

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

This article is a sponsored article by
''.