忙しい日々を過ごす中、ふと「自然のある場所へ行きたい」と思うことがあるでしょう。そんな安らぎを求める方におすすめしたいのが、静岡県富士宮市でのワーケーション。富士山の麓である同市は、雄大な自然、美しい水、ご当地グルメなど、観光地としての魅力で溢れています。また、年中通して過ごしやすい気候、東西各エリアからのアクセスの良さは、思い立ったときに足を運べる場所でもあります。

B級グルメの代表・富士宮焼きそばを堪能

清流「芝川」の流れる、棚田が美しい柚野エリア。そんな田んぼの真ん中に、ポツンと建っているのが柚野農林産物直売所。地元で建築業を営む渡辺正次さんと、奥さんの洋子さんが経営する、地元グルメに出合えるお店です。

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店頭に並ぶのは、近所の農家が作った、採れたて野菜。トウモロコシ、キュウリ、大根、白菜など、季節ごとに変わる旬の野菜を、お手頃価格で購入できます。特に富士宮特産のジャンボ落花生は人気で、午前中に売り切れてしまうことも。洋子さんが作る漬物や布製品、ニホンミツバチの養蜂に取り組む息子さんが採取する柚野産ハチミツも販売。2022年4月に新装オープンしたばかりですが早くも注目を集め、多くの地元住民や観光客が行き交います。

画像2: B級グルメの代表・富士宮焼きそばを堪能
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ここの名物は、洋子さんが店先の大きな鉄板で作る「富士宮焼きそば」。B-1グランプリで殿堂入りした、富士宮市のご当地グルメです。肉カスからでる油で、こだわり抜いた麺と、地元で採れたキャベツを強火でサッと炒めます。イカ入り、肉入り共に500円。弾力のある麺とキャベツのシャキシャキ感、噛むほどにしみ出る素材の甘み、旨み。シンプルで食べ飽きない味は、リピーターの心をしっかりと掴んでいるようです。

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その他、お好み焼き、焼きうどんも人気。ところてんや焼き餃子、夏場はかき氷も味わえます。また、毎週金曜には「フライデー」と称して、地元野菜のオクラやニンジンなどが入った特製コロッケが登場します。地元に住む方が集う場所で、地元で愛されるグルメを食す。きっとほっこりと温かい気持ちになることでしょう。

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柚野農林産物直売所

住所静岡県富士宮市大鹿窪507-1
電話090-2343-9467
営業時間9:00~14:00
定休⽇火曜・水曜
駐車場15台

富士山の恵みの詰まった、味わい深い地ビール

画像1: 富士山の恵みの詰まった、味わい深い地ビール

柚野の棚田群を見下ろす、丘陵地に佇むウッディな建物は、「FUJIYAMA HUNTER'S BEER」の醸造所。心地よい草原の風に吹かれながら味わえるのは、この土地ならではのナチュラルビールです。

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仕込み水に、富士山が長い年月をかけて育んだ伏流水を使い、原料である大麦、ホップ、米など作物の多くは、農薬を使わず自社で栽培しています。富士山の恵みを受けた出来立ての地ビールを、醸造所に併設したテイスティングルームで味わうことができます。

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おすすめの銘柄は、「NENGU 年貢」。醸造所から見渡す田んぼのお米を使ったライスIPA。地元の酒米やもち米、柑橘系の香りを持つホップ、濃厚な味わいの麦芽を使用した芳醇な味わいのビールです。フルーティーな香りと、ジューシーな苦みを感じる、飲みごたえのあるテイスト。近頃では、地元グルメ「富士宮やきそば」に合うビールとして、地元産のショウガを使った「やきそばジンジャーIPA」も富士宮やきそば学会と協同で完成させました。

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楽しめる銘柄は季節により異なりますが、1グラス700円~1,050円。持ち帰り用に、缶ビールの販売だけでなく、量り売りも行っています。10mlあたり12円~23円で容器は持ち込みも可能です。ボトルを購入する場合は、330ml 50円(使い捨て)、 720ml 300円(再利用可)です。

また、店名にもあるように、醸造所の代表は柚野に育った野生のイノシシやシカを狩猟するハンターでもあります。それぞれの個体差や旬を見極め適切に解体・調理を行ったジビエ料理が、店頭で販売されることあります。仕事がひと段落ついたら、富士山の麓で育まれた天然の味が堪能できる醸造所でぜひ乾杯してください。

FUJIYAMA HUNTER'S BEER(柚野テイスティングルーム)

住所静岡県富士宮市大鹿窪1427(新東名・新富士I.Cから車で約22分)
電話0544-66-0399
営業日土曜・日曜のみ
営業時間13:00〜18:00
webhttps://fujiyama-hunters-beer.com/

自分で採るとより美味しい。有機野菜収穫

画像1: 自分で採るとより美味しい。有機野菜収穫

Mt.FUJI SATOYAMA VACATIONの人気アクティビティのひとつが、宿泊ツアーのゲストのみが参加できる地元野菜の収穫体験。柚野エリアにある「ゆのさや農園」で、野菜の特徴や美味しい食べ方、収穫方法など、目の前に育っている野菜にまつわるお話を聞きながら摘み取ることができます。

画像2: 自分で採るとより美味しい。有機野菜収穫
画像3: 自分で採るとより美味しい。有機野菜収穫

こちらは、ご主人の片山康嗣さんが、農薬や化学肥料に頼らない農法に出合い、魅せられ、柚野の地で始めた自然農法の農園です。ビニールハウスなどは使わず、野菜の成長ペースに合わせて、年間80~100種ほどの野菜を育てています。

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冬は白菜やニンジン、夏ならナスやトマト、トウモロコシ。この土地ならではの作物、ジャンボ落花生は9~10月に旬を迎えます。太陽や雨、土地のパワーだけで力強く育った野菜は、不揃いでありながら、旨みは格別。全国のレストランからも注文がくるほどです。

まだ夏の暑さが残るこの日に収穫したのは、特徴の異なる3種のナス、オクラ、ピーマン、ツルムラサキなど。この他、片山さんが収穫した玉ネギ、ジャガイモ、カボチャ、ニンニク、キュウリも加え、夜にバーベキューで食されました。

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片山さんが一人で営む農園のため、この体験ができるのはツアーゲストのみですが、地方発送が可能です。畑で育ったニンジンで作った「ゆのさや人参ジュース」(2022年分は売り切れ)、「新鮮野菜おまかせセット」、自家製味噌なども購入できます。

実際に野菜が育った姿を目にし、自身で採ることで、自然の恵みをよりいっそう体感できるはず。日常的にはなかなかできない体験は、思い出深いものとなるでしょう。

ゆのさや農園

住所静岡県富士宮市柚野
webhttp://www.yunosaya.com/

富士山麓で育まれる銘酒・富士錦をお土産に

画像1: 富士山麓で育まれる銘酒・富士錦をお土産に

元禄年間創業の老舗蔵「富士錦」は、18代続く、静岡で最も歴史のある蔵元です。仕込みに使われる水は、もちろん富士山の伏流水。蔵の真下には、伏流水の流れる層があり、井戸でくみ上げています。硬度は32と、とても柔らかな軟水です。

画像2: 富士山麓で育まれる銘酒・富士錦をお土産に

米は蔵の周りをぐるりと囲む田んぼで育った自家栽培の酒米を使用しています。富士錦は、米にもひとかたならぬこだわりがあります。先代の17代蔵元は国から特別な許可を得て、戦後直後は贅沢品であった“米だけを使用したお酒”である「富士天然醸造酒」を造りました。

これが、現在、多くの人に知られている「純米酒」のきっかけとなっています。先進的な取り組みを行いながら、300年変わらない伝統技法で、美味しいお酒を造り続けてきた酒蔵なのです。

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画像4: 富士山麓で育まれる銘酒・富士錦をお土産に

蔵は、事前予約で見学ができます。18代蔵元の案内で、米を蒸す「和がま」や、ここにしかない酵母が生き続ける「仕込蔵」などを見てまわります。30分と60分のコースがあり、11月~4月は見学できない場合もあるので、事前確認が必要です。

画像5: 富士山麓で育まれる銘酒・富士錦をお土産に
画像6: 富士山麓で育まれる銘酒・富士錦をお土産に

見学を終えたら、隣接する直売所でお土産の購入はいかがでしょう。モンドセレクション最高金賞を10年連続受賞した「富士錦 純米酒」をはじめ、季節限定のお酒、焼酎、ワインまで多彩な酒類を販売しています。見学者には5銘柄ほどの試飲を用意してくれるので、飲み比べてお気に入りの1本を見つけるのも楽しいでしょう。

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富士錦酒造株式会社

住所静岡県富士宮市上柚野 532
電話0544-66-0005(要事前予約)
見学時間9:00~16:00の間で30分または1時間
見学料金無料
見学人数5~20名
定休日日・祝日、第2または第3土曜(詳細はwebでご確認ください)
駐車場普通車5台、バス2台
webhttps://www.fujinishiki.com

雄大な富士山の麓、ゆったりと流れる時間、国立公園などの都会では味わうことのできない大自然、地域に息づく「ヒト」「モノ」「コト」との触れ合い。富士宮の里山ワーケーションは、心や体、頭のリフレッシュだけでなく、新たな発見を得られる場所でもあります。

思い立ったときに富士宮へ足を運び、刻々と変化する富士山の姿に時を忘れ、稲穂を通り抜けるそよ風を感じ、満点の星空の下、炎を囲み仲間と語る……そんな安らぎの時間を過ごしてください。

画像: Just you, Mt Fuji and the Japanese countryside. youtu.be

Just you, Mt Fuji and the Japanese countryside.

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