画像1: 古津軽を体験、弘南鉄道の旅

JALふるさとアンバサダー〔青森支店〕 三浦

皆さま、こんにちは!
OnTripJAL STAFF VOICEをご覧いただきありがとうございます。青森支店よりJALふるさとアンバサダーの三浦です。

今回は青森県にある私鉄の一つ、弘南鉄道に乗って見に行ける観光スポットや鉄道アクティビティをご紹介いたします。
弘南鉄道のことはイベント列車の名前でご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか?また、鉄道マニアの方の中では昭和4年のラッセル車や、昭和39年の東急車両を現在も現役で使用していることでも有名かと思います。
そんな弘南鉄道の大鰐線では2024年9月1日(日)から11月30日(土)まで「りんごねぷた列車」が運行されます。約300個のりんごねぷたが列車に揺られる姿は何ともあずましい(心地いい)です。こちらのイベント列車ですが、土日祝限定で夜はりんごねぷたの明かりのみで運行します。ゆらゆら揺れるりんごねぷたと一緒に津軽を旅してみませんか?

画像: 弘南鉄道中央弘前駅/りんごねぷた列車

弘南鉄道中央弘前駅/りんごねぷた列車

それではご案内いたします。
まずは弘南鉄道弘前駅から平賀駅へ。

平賀駅では弘南鉄道の車両基地見学とラッセル車操作体験ができます。
今は主に除雪列車として活躍しているラッセル車(キ104)の操作体験と、そのラッセル車を動かす列車(ED333)の運転席に座らせていただきました。なかなかできない体験にワクワクが止まりません!

画像2: 古津軽を体験、弘南鉄道の旅

ラッセル車の操作体験は3か所、両端と先端(フランジャー)です。線路を走りながら除雪をするときは翼を広げ、ラッセル車の先端を下ろします。エアーの圧力により操作されるため、必要な空気はラッセル車の上のポンプに溜めておきます。
除雪のために運転する際、運転席からは見える景色はラッセル車の背中のみ、ラッセル車に繋がっている無線機と感覚のみで操作をするそうで、連携力と熟練度があって成せる技だと感じました。
車両基地見学では列車を整備する場所や設備を見学させていただきました。
車両を整備したら記録をつける時に使う独自の記号があるそうです。中でもよく使う記号は研磨と給油の記号だそうです。飛行機も整備作業をしたら記録をつけますが、列車も同じなのですね。

画像3: 古津軽を体験、弘南鉄道の旅

次に案内されたのは列車の車輪の研磨をする機械がある倉庫でした。足元にねじのようなものが落ちていると思いながらお話を聞いていると、それはねじではなく、車輪を研磨して出た端材とのことでした。車輪が削られてくるくると巻かれた見た目が遠目から見てねじのように見えたのですね。

画像4: 古津軽を体験、弘南鉄道の旅

〔弘南鉄道 平賀駅〕津軽びとの思いを乗せた弘南鉄道~車両基地見学とラッセル車操作体験

住所青森県平川市本町北柳田23-5
電話0172-44-3136
時間(所要時間)9:30~14:30(1時間)
体験料施設見学およびラッセル車操作体験
・大人6,000円
・小学生3,000円
・3歳以上小学生未満500円
web古津軽ウィーク2024イベント詳細情報(青森県庁)
※PDFファイル(約1MB)

車両基地見学を終え、平賀駅にちょうど到着した列車に乗り津軽尾上駅まで向かいます。

津軽尾上駅を降りて、生け垣ロードを通り10分ほど歩きます。
生け垣ロードとは、平川市にある旧尾上町のほとんどが個人で管理され剪定し、きれいに整えられている生け垣が並ぶ通りのことです。ここでは全国的にも珍しい「ふるさと尾上町の生け垣を守り育てる条例」があり、緑の保存に力を入れているそうです。道中にあった素敵なお庭のお家かと思った場所はなんと駐在所でした。町全体が緑にあふれており、街並みに見とれているとあっという間に次の目的地である盛美園が見えてきました。

盛美園は、個人により管理されている面積約12,000平方メートルある国指定名勝です。
盛美館、御宝殿、庭園があり、某アニメ映画の舞台となった場所です。盛美館は1階が和風造りで2階が洋風造りとなっており、床や壁から天井まで職人の細かなこだわりと高い技術を見て、感じることができました。
御宝殿には三部五枚からなる蒔絵や大日如来像が納められております。こちらは保存のために30分ごとに数分間解放され、中に入って見学することができます。
御宝殿内は撮影禁止ですが解説音声が流れるため、一つ一つをじっくりと見ることができました。庭園の中を歩くこともでき、盛美園の建設当時に使っていたといわれるソリも残っており見せていただきました。池の中に沈んでいたため当時の物がいまだに残っていたのではないかとのことでした。

画像5: 古津軽を体験、弘南鉄道の旅

歩いて見ることができる庭園の中は、まるで映画の世界に入り込んだような場所と景色ばかりでした!

画像6: 古津軽を体験、弘南鉄道の旅

〔国指定 名勝 盛美園〕盛美園に秘められた、やさしさあふれる地主と農民たちのものがたり

住所青森県平川市猿賀石林1
電話0172-40-2231(平川市観光協会)
時間(所要時間)9:00~16:30(1時間)
体験料金2,000円(予約締切:5日前まで)
web古津軽ウィーク2024イベント詳細情報(青森県庁)
※PDFファイル(約3.1MB)

以下にご紹介しますが、古津軽ウィーク(古津軽さんぽや食・体験を楽しめるイベント)の始まりは金魚ねぷた列車のイベントからでした!
プロのねぷた絵師がつくる約350個の「金魚ねぷた」を眺めながらの電車の旅はのどかで心が安らぎました。数多くの金魚ねぷたの中にアマビエがいたり、顔の違う金魚ねぷたが隠れていたり、一つだけ持ち手がハートの形をしているつり革があったりと乗るだけでなく作り手のこだわりポイントを探すのも楽しみの一つです。
「きんぎょねぷた列車」は2024年7月6日〜8月31日まで運行されました。

画像7: 古津軽を体験、弘南鉄道の旅

また、弘南鉄道の柏農高校前駅は田んぼに水が張られた後から稲が植えられてすぐの頃、岩木山、弘南鉄道の列車、駅舎と夕日が水田に反射した美しい景色を見ることができます。

画像: 柏農高校前駅/岩木山と夕日の空を映す水田

柏農高校前駅/岩木山と夕日の空を映す水田

岩木山の周辺はりんご畑や田んぼ、桜の木が多く、どの季節でも変わった表情を見せてくれます。そんな岩木山は津軽富士とも言われ見る角度によって形を変えます。青森を訪れた際はぜひお好きな形の岩木山を見つけてみてください!
今回ご紹介したアクティビティや観光スポットは津軽地方にあり、まとめて古津軽と呼んでいます。

古津軽とは

岩木山を中心に広がる津軽地方には、古くから脈々と伝わる津軽独特の信仰や祭り、雪深い地域ならではの食文化、手仕事などの風習や伝統が今も息づいています。そうした津軽の暮らしの中に、大切に受け継がれてきた小さな物語が生き続ける里。雄大な岩木山を中心に広がる物語の世界観を「古津軽」と呼びます。
引用元(rakra 別冊2024年3月20日発行)

画像1: 古津軽とは

9月1日(日)~10月10日(木)に古津軽ウィーク2024が開催されます。
イベントに参加してオニー(応募券)をゲットし、スマホで二次元コードを読み取ってアンケートに答えるだけで応募できます。
古津軽ウィーク2024にはGOLD / SILVER / BRONZEと3種類の賞があり、合計で200名様に景品が当たります。

オニー(イベントに参加することでもらえる応募券)は、以前のSTAFF VOICEで少しご紹介いたしました鬼コをデフォルメしたデザインで、鬼コ好きにはたまらない可愛らしいデザインとなっております!この券を集めるためにイベントに参加してしまいたくなります。
今回は平賀駅と盛美園でそれぞれ一枚ずつゲットすることができました!

今回ご紹介しきれなかった、全部で75個あるイベントの中には浴衣を着てスイーツを楽しみながら散歩できたり、世界遺産白神山地をガイド付きでトレッキングしたり、津軽の食やお酒を楽しめたり、鬼コが居る神社を巡ることもできたりします!中には毎日開催しているイベントもありますので、ぜひ特設サイトをご覧ください!

「古津軽ウィーク2024」特設サイト

※イベント実施日については変更となる可能性があります。事前に各イベント問い合わせ先にご確認ください。

画像2: 古津軽とは

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