いま旅に出るならば、あれこれ体験できて飽きる暇もない、盛りだくさんの周遊プランはいかがでしょう。おすすめしたいのは、青森県・北海道を“陸・海・空”で楽しむコース。三沢空港からスタートして青森市内をめぐり、フェリーで北海道へ渡り函館を観光、函館空港から帰路に就く充実のモデルコースをご提案します。
画像1: 青森県・北海道を2泊3日で周遊!“陸・海・空”で移動も楽しむモデルコース

ナビゲーターはJAL客室乗務員の葛西さん。弘前市出身で「JALふるさとアンバサダー」としても活動中の葛西さんにとっても、新鮮な旅路となったようです。

※価格は税込み表記です。

〈1日目〉青森の文化やグルメに触れる

画像: 〈1日目〉青森の文化やグルメに触れる

旅のスタート地点は、青森県の三沢空港。羽田空港から約1時間20分、伊丹空港からであれば約1時間45分で到着します。特に羽田空港からのJAL便は1日4便運航しているので、都合にあう時間帯を選べて便利です。

三沢空港に到着したら、三沢市内のホテルに直行。初日はホテル滞在をたっぷり楽しみます。食事や温泉、ショーを満喫して青森気分に浸りましょう。

「星野リゾート 青森屋」で青森の文化を余すことなく堪能

画像1: 「星野リゾート 青森屋」で青森の文化を余すことなく堪能

最初に訪れたのは三沢空港から車で約20分、「のれそれ青森 ~ひとものがたり~」をコンセプトにした温泉宿「星野リゾート 青森屋」。「のれそれ」とは青森の方言で「目一杯」という意味で、青森の祭りや方言などを文字通り「目一杯」満喫できるスポットになっています。

画像2: 「星野リゾート 青森屋」で青森の文化を余すことなく堪能

宿に着いたらまずはお風呂で癒されましょう。青森ヒバをふんだんに使用した内湯を抜けると、湯船が池に張り出し、水の上に浮かんでいるかのような気分が味わえる露天風呂「浮湯」があります。葛西さんも「源泉かけ流しの、とろみのあるお湯で身も心もリフレッシュできました」とひと言。

画像3: 「星野リゾート 青森屋」で青森の文化を余すことなく堪能

「のれそれ食堂」は、ほたての出汁醤油焼きや、青森の郷土料理などをビュッフェ形式で楽しめるレストラン。ライブキッチンコーナーでは、鉄板焼きや天ぷらなどを料理人が目の前で仕上げてくれるので、出来立てアツアツを味わうことができます。

画像4: 「星野リゾート 青森屋」で青森の文化を余すことなく堪能

「青森屋」の代名詞ともいえるのが「みちのく祭りや」でのオリジナルショー。青森ねぶた祭、八戸三社大祭、五所川原立佞武多、弘前ねぷたまつりという青森四大祭りをテーマに、スタッフによるにぎやかなお囃子とかけ声、さまざまな演出がフロアを盛り上げます。最後は宿泊客も花笠をかぶってハネト(跳人・踊り子のこと)体験! 青森のねぶた魂と祭りの熱気を肌で感じることができます。

画像5: 「星野リゾート 青森屋」で青森の文化を余すことなく堪能

2023年4月5日から5月31日までは、「たんげ花咲かまつり」が開催されます。「青森屋」のパブリックスペース「じゃわめぐ広場」では、毎日20時から花びらが舞う「いっとごま花舞うろ」を実施し、花見酒の振る舞いがあります。ほかにも桜柄の浴衣の貸出や、温泉に浸かりながら花見を楽しめる「桜灯りの湯」などが予定されています

画像6: 「星野リゾート 青森屋」で青森の文化を余すことなく堪能

宿泊する部屋は、青森県南部地方のぬくもりあふれる工芸品と、半露天風呂が出迎えてくれる和室「あずまし 半露天風呂付」。「あずまし」とは青森の方言で「心地よく」の意味。その意味の通り、心地のよい空間でゆっくりくつろぐことができました。

星野リゾート 青森屋

住所青森県三沢市字古間木山56
電話050-3134-8094(星野リゾート予約センター)
営業時間チェックイン:15:00~/チェックアウト:~12:00
webhttps://hoshinoresorts.com/ja/hotels/aomoriya/

〈2日目〉ローカル線&フェリーの旅を満喫

2日目は、三沢市から青森市へ鉄道で移動し、そこから船で函館へ渡ります。移りゆく景色を眺めながら、移動そのものを楽しみましょう。

「青い森鉄道」でのんびりローカル線の旅

画像1: 「青い森鉄道」でのんびりローカル線の旅

「青森屋」から徒歩15分で青い森鉄道「三沢駅」に到着。ここから1時間10分ほどかけて「青森駅」を目指します。「車で移動することが多いので、自然の中をのんびり走る時間が新鮮でした」と葛西さん。ローカル線に揺られ、車窓から見る景色に心も躍ります。

青い森鉄道は目時駅と青森駅を結ぶ121.9kmの路線で、全部で27の駅があります。この旅では向かいませんが、港町で知られる八戸市などへも行ける、おすすめの交通手段です。

画像2: 「青い森鉄道」でのんびりローカル線の旅

JAL MaaSを使えば、電車の発着時間やルートを調べるついでに乗車券も購入可能。三沢~青森間、三沢~八戸間、三沢~浅虫温泉間、の3区間で利用できる片道乗車券が発売されています。JALマイルもたまりますので、ぜひ活用してみてください。

JAL MaaS(青い森鉄道のチケット予約・購入について)

青い森鉄道株式会社

住所青森県青森市篠田1-6-2
電話017-752-0330
受付時間平日(月~金)9:00~17:30(祝日、年末年始を除く)
webhttps://aoimorirailway.com/

青森のウォーターフロントでお土産&ランチ「A-FACTORY」

画像1: 青森のウォーターフロントでお土産&ランチ「A-FACTORY」

青森駅に着くと、目の前に広がるウォーターフロントエリア。そこに、陸奥湾をバックに六連の三角屋根が特徴的な「A-FACTORY(エーファクトリー)」があります。グッドデザイン賞にも選ばれ、青森ベイブリッジを背景にしたアングルも美しい建物です。

画像2: 青森のウォーターフロントでお土産&ランチ「A-FACTORY」

中へ入ると開放感ある空間が広がり、「Food Marche(フードマルシェ)」には青森各地からセレクトされた美味しくておしゃれなお土産が集結。思わず目移りしてしまうラインナップに、「お土産選びにもついつい熱が入ってしまいます」と葛西さん。

「館内のシードル工房で醸造されるシードルや、名産であるりんご関連の商品などが人気です」と教えてくれたのはスタッフの竹内さん。自分用はもちろん、家族や友人、職場へのお土産もここで購入すれば間違いありません。

画像3: 青森のウォーターフロントでお土産&ランチ「A-FACTORY」
画像4: 青森のウォーターフロントでお土産&ランチ「A-FACTORY」

この日は、併設の「OCEAN’S DINER(オーシャンズダイナー)」でランチタイム。人気の「青森アップルバーガー」(1,530円)をいただきました。青森県産りんごのソテー、チェダーチーズ、トマト、オニオン、リーフレタス、ピクルス、そして主役である牛のパティが渾然一体となって口の中に美味しさが広がります。

「野菜やフルーツもしっかりとれるのは、うれしいですね」と、贅沢なランチに葛西さんも大満足です。

A-FACTORY

住所青森県青森市柳川1-4-2
電話017-752-1890
営業時間10:00~19:00 ※各店舗の営業時間はwebでご確認ください
定休⽇不定休
webhttps://www.jre-abc.com/wp/afactory/index/

「津軽海峡フェリー」で函館へ向けて上質なクルーズを

画像1: 「津軽海峡フェリー」で函館へ向けて上質なクルーズを

お腹を満たしたら、青森フェリーターミナルへ移動し、いよいよ函館へ向けて出発です。「津軽海峡フェリー」に乗って3時間40分の海の旅へ出かけましょう。乗船にはカウンター手続きが不要のラクラク乗船「スマートチェックイン」が便利です(インターネットで事前予約とお支払いが可能です)。

画像2: 「津軽海峡フェリー」で函館へ向けて上質なクルーズを

陸奥湾の入り口付近に近づくと野生のイルカに遭遇することもあるとか。イルカはジャンプが大好きなので、船上からその姿を発見しやすいとのことです。おすすめは5・6月頃。デッキからイルカの背びれを探してみましょう。

画像3: 「津軽海峡フェリー」で函館へ向けて上質なクルーズを

「ビューシート」(各フェリー42~46席)は進行方向の海を眺めることができるスペース。ゆったりとくつろげるリクライニングシートに腰かけながら、読書や音楽など思い思いのひと時を過ごすことができます。

画像4: 「津軽海峡フェリー」で函館へ向けて上質なクルーズを

広々としたスイートルームには、全室バス、トイレ、テレビが備えつけられています。船室から望む津軽海峡の海をひとり占めしながら、ゆっくりと船の旅を過ごすことができます。葛西さんも「海を眺めているといつの間にか心も穏やかになって、時を忘れてしまうような感覚でした」と、フェリー初乗船を楽しんだ様子。

この日乗船したのは全長約144m、総トン数8,850tのブルードルフィン号。愛犬との旅も楽しめるようにドッグルームやドッグバルコニーなどの施設も充実しています。

津軽海峡フェリー 青森フェリーターミナル

住所青森県青森市沖館2-12-1
電話017-766-4733
営業時間8:00~18:30
webhttps://www.tsugarukaikyo.co.jp/

朝食が絶品!「函館国際ホテル」を函館観光の拠点に

画像1: 朝食が絶品!「函館国際ホテル」を函館観光の拠点に

函館に到着したら2日目の宿「函館国際ホテル」へ。創業から50年以上の歴史を持つ伝統あるホテルで、JR「函館駅」から徒歩8分、函館山や教会群のある西部地区、ベイエリアなど観光スポットへのアクセスも良好なので、函館滞在の拠点としてもおすすめです。

画像2: 朝食が絶品!「函館国際ホテル」を函館観光の拠点に

天然温泉が魅力の「函館汐見の湯」は、本館の最上階にある展望大浴場。一面ガラス張りの浴室からは函館湾や函館山を一望でき、旅の疲れを癒やしてくれます。

画像3: 朝食が絶品!「函館国際ホテル」を函館観光の拠点に

客室はベッドサイドに琉球畳を使用した「プレミアムジャパニーズツイン」や、30.5平米の広々とした「プレミアムトリプル」など、お一人からご家族まで幅広いニーズに対応しています。

画像4: 朝食が絶品!「函館国際ホテル」を函館観光の拠点に

ぐっすりと眠った朝は、おまちかねの朝食が待っています。北海道の海の幸を贅沢に盛った「のっけ丼」コーナーでは函館名物のイカや北海道産の高級イクラ、新鮮な甘海老、サーモン、タラコ、ネギトロの全6種のネタが用意されています。また、ライブキッチンで作られるアツアツのステーキなども食べ放題。豪華な和洋中ビュッフェを味わって旅のエネルギーをチャージしましょう。

函館国際ホテル

住所北海道函館市大手町5-10
電話0138-23-5151
営業時間チェックイン:15:00~/チェックアウト:~11:00
webhttps://www.hakodate-kokusai.jp/

〈3日目〉函館の歴史文化に触れる

最終日は、函館の歴史を感じる2スポットをめぐります。ものづくりと絶景を楽しみ、函館空港から帰路に就きます。

「金森赤レンガ倉庫」でオリジナル革小物の製作体験

画像1: 「金森赤レンガ倉庫」でオリジナル革小物の製作体験

「函館国際ホテル」から徒歩5分。「金森赤レンガ倉庫」は函館ベイエリアのランドマークとして、多くの観光客から愛されているスポットです。その魅力は何と言ってもレンガ造りの建物群が醸すレトロな雰囲気にあります。

「BAYはこだて」「金森洋物館」「函館ヒストリープラザ」「金森ホール」の4つの施設からなり、ショッピングや食事などを楽しむことができます。

画像2: 「金森赤レンガ倉庫」でオリジナル革小物の製作体験

赤レンガ倉庫群の中では最も古い倉庫を利用した「BAYはこだて」では、函館のセレクトショップやカフェ、雑貨屋などが軒を連ねています。その一角に目的地の一つ「OZIO hand BAY(オジオ ハンド ベイ)」があります。

「OZIO hand BAY」では鞄作家・永嶺康紀氏がユーモラスな動物を革でかたどったブランド「OZIO(オジオ)」が販売されているほか、革小物の制作体験ができます。この日は「アニマルキーホルダー刻印(キーホルダー1,650円~+刻印体験料660円)」に挑戦しました。

豊富な動物の種類やカラーから自分好みのものをチョイスして、表と裏、違う革を貼り合わせたキーホルダーにイニシャルや数字の刻印をトントンと打って完成。お土産やプレゼントにも喜ばれそうです。

金森赤レンガ倉庫

住所北海道函館市末広町14-12
電話0138-27-5530
営業時間9:30~19:00
定休⽇年中無休
webhttps://hakodate-kanemori.com/

OZIO hand BAY(オジオ ハンド ベイ)

住所北海道函館市豊川町11-5 BAYはこだて
電話090-2816-5511
営業時間9:30~19:00
webhttp://www.oziodesign.com

「五稜郭タワー」から見下ろす美しい桜並木

画像1: 「五稜郭タワー」から見下ろす美しい桜並木

旅の最後に訪れたのは「五稜郭タワー」。箱館戦争の舞台となった国指定文化財・五稜郭に隣接して作られた展望台です。老朽化に伴い2006年に建て直されており、現在のタワーは二代目になります。高さは107m、五稜郭にちなんでタワーの断面は星型、展望台は五角形になっているのが特徴です。

画像2: 「五稜郭タワー」から見下ろす美しい桜並木

展望台は上に広がる構造になっているため光の反射がありません。そのため、写真を撮るスポットとしてもぴったりです。春には五稜郭内にある約1,500本もの桜が咲き、タワーからは星形に縁どられた満開の桜を見ることができます。

画像3: 「五稜郭タワー」から見下ろす美しい桜並木

2階には旬の食材にこだわった和食レストラン、レトロモダン&カジュアルをコンセプトにしたカレーレストラン、北海道の豊かな恵みが味わえるジェラート店も併設。景色を楽しみながら美味しいランチタイムが楽しめます。

五稜郭タワー

住所北海道函館市五稜郭町43-9
電話0138-51-4785
営業時間9:00~18:00
休館日年中無休
料金一般1,000円、中・高校生750円、小学生500円 ※小学生未満は無料
webhttps://www.goryokaku-tower.co.jp/

青森・北海道の2つの文化圏をめぐった2泊3日の旅。異なる文化や歴史、その土地ならではの名産をふんだんに活かしたグルメを満喫することができました。また、「陸・海・空を楽しむ」のテーマ通り、飛行機、鉄道、フェリーと移動手段もバラエティーに富んだものに。周遊旅行ならではの魅力が十分伝わったのではないでしょうか。

この旅を振り返った葛西さんも、「思った以上に遠くに来た感覚がありました」と、移動時間ごと楽しむ旅の醍醐味を感じた様子。立体的な視点でめぐる観光は、旅の表情をさまざまに変え、よりいっそう満足感を高めてくれたようです。

実は、「往復航空券」と「宿泊」をセットでおトクに購入できる「JALダイナミックパッケージ」は、「周遊旅行」の予約をすることもできます! JAL MaaSとあわせて活用し、便利でおトクな旅をぜひご計画ください。

画像4: 青森県・北海道を2泊3日で周遊!“陸・海・空”で移動も楽しむモデルコース

JALダイナミックパッケージで周遊旅行

各地を飛行機で回って旅をしませんか? JALダイナミックパッケージを使って「周遊旅行」の予約ができます。

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※2023年4月11日に一部内容を更新しました。

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

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