リモートワークの導入や副業の容認など、都市部の企業を中心に“働き方改革”がますます進んでいます。働き方の自由度が増すことで注目されているのが「2地域居住」。都市に住む人が地方にも住居を構えて、2つの地域で生活するそのスタイルは、都会だけでなく自然溢れる環境での暮らしも手に入れたいと考える層から支持を得ています。

移住したら楽しみたい、弘前市のおすすめスポット

弘前で起業する人たちのプラットホーム・HIROSAKI ORANDO

画像1: 弘前で起業する人たちのプラットホーム・HIROSAKI ORANDO

「HIROSAKI ORANDO(弘前オランド)」は、地域おこし協力隊制度を活用して新たなビジネスモデルの創出を目指す「Next Commons Lab 弘前」の活動拠点として2019年にオープン。弘前に移住して起業を目指す人たちをサポートしており、幅広い世代が集い、つながりを生む場になっています。

画像2: 弘前で起業する人たちのプラットホーム・HIROSAKI ORANDO

週の半分は地元シェフ監修のカフェバー「弘前オランド」、もう半分は国内外のシードル文化を伝えるシードルカフェ「ポム・マルシェ」と、曜日によって趣の異なる二つの店が営業しています。さらに現在、2階にゲストハウス計画が進行中。男女共用のドミトリーにはりんご木箱のベッドが設置される予定だとか。

HIROSAKI ORANDO

住所青森県弘前市百石町47-2
電話0172-40-3950
Instagram@hirosaki_orando

Next Commons Lab 弘前

太宰治も通った東北最古の喫茶店・土手の珈琲屋 万茶ン

画像1: 太宰治も通った東北最古の喫茶店・土手の珈琲屋 万茶ン

創業は1929年(昭和4年)、今年で93年を迎える「万茶ン(まんちゃん)」は東北で最も古いとされる喫茶店で、当時のシャンデリアやゼンマイ式の掛け時計が店の歴史を静かに物語っています。また、青森県を代表する文豪・太宰治が通い珈琲を楽しんでいたことでも有名です。

画像2: 太宰治も通った東北最古の喫茶店・土手の珈琲屋 万茶ン

現在は4代目のマスター・今川さんが店を切り盛りされています。看板メニューの「太宰ブレンド」は創業当時の味を再現したという一杯。サイフォンで丁寧に淹れられた珈琲は、素直な苦みと、とても口当たりの良い飲み心地が人気だそうです。

土手の珈琲屋 万茶ン

住所青森県弘前市土手町36-6
電話0172-55-6888

歴史ある煉瓦建築を現代アートの拠点に・弘前れんが倉庫美術館

画像: ©︎Naoya Hatakeyama
©︎Naoya Hatakeyama

2020年4月にオープンした「弘前れんが倉庫美術館」。明治・大正期に建設された吉野町煉瓦倉庫を改修し、美術館として生まれ変わりました。現代アートを通して地域と世界を結び、過去から未来へとつながるクリエイティブ・ハブ(文化創造の拠点)を目指しています。

画像: 奈良美智《A to Z Memorial Dog》2007年 ©︎Yoshitomo Nara

奈良美智《A to Z Memorial Dog》2007年 ©︎Yoshitomo Nara

弘前出身のアーティスト・奈良美智氏による巨大作品がお出迎えしてくれるエントランスを抜けると、165平米ある大空間へ。同館は市民のための機能が充実しているのも特徴で、無料で開放されている2階のライブラリーはワークスペースとしても活用できます。

弘前れんが倉庫美術館

住所青森県弘前市吉野町2-1
電話0172-32-8950
web弘前れんが倉庫美術館 公式サイト

アートに満たされた後は美食で満たそう・CAFE & RESTAURANT BRICK

画像1: アートに満たされた後は美食で満たそう・CAFE & RESTAURANT BRICK

弘前れんが倉庫美術館に隣接するカフェ&レストラン「CAFE & RESTAURANT BRICK」は、美術館と同じく建築家・田根剛氏が建築デザインを担当しました。煉瓦に囲まれた店内は天井が高く開放的。併設された「A-FACTORY 弘前吉野町シードル工房」で製造されたシードルを飲むこともできます。

画像2: アートに満たされた後は美食で満たそう・CAFE & RESTAURANT BRICK

青森県産の旬の食材をふんだんに使用したメニューは、「弘前ファミリーレストラン」をコンセプトにバリエーション豊富に用意されています。また、館内の「museum shop HIROSAKI MOCA」では美術館のオリジナルグッズや弘前を拠点に活動する地元作家の作品を中心に販売しています。

CAFE & RESTAURANT BRICK

住所青森県弘前市吉野町2-11 弘前れんが倉庫美術館 カフェ・ショップ棟
電話0172-40-2775
web弘前れんが倉庫美術館(カフェ・ショップ)

半世紀以上親しまれる弘前市民の台所・虹のマート

画像1: 半世紀以上親しまれる弘前市民の台所・虹のマート

「虹のマート」は1956年の創業。海鮮、青果をはじめ約20の商店が所狭しと軒を連ねる老舗スーパーです。総菜コーナーも充実しており、おすすめは青森ソウルフードの一つ「いがめんち」。イカとキャベツがたっぷり詰まっていてとってもボリューミーです!

画像2: 半世紀以上親しまれる弘前市民の台所・虹のマート

虹のマート専務・浜田大豊さんによると虹のマートに来たらぜひ食べてほしいのが「すじこ」だそう。「味や品質はもちろん、自信があります。樽で入荷しているんですけど、同じ塩分率でも樽ごとに味が違うんですよね。それでお客様に利きすじこをしてもらって、気に入った樽からすじこを買ってもらうんです」と、創業以来続いている独自のシステムを教えてくれました。

画像3: 半世紀以上親しまれる弘前市民の台所・虹のマート

「みんなおしゃべりなので、食材から食べ方、旬の時期までなんでも教えてくれますよ」と話す浜田さん。弘前にゆかりがない状態で移住しても、アットホームな感覚で付き合える場所。今も昔も人情味にあふれた地域第一の信念を貫く市場です。

虹のマート

住所青森県弘前市駅前町12-1
電話0172-32-6411
Instagram@nijinomart

歴史や文化、グルメなど魅力的なコンテンツにあふれ、移住のサポート体制も整っている青森県・弘前市。自分たちの町を愛してやまない津軽人たちと触れ合えば、きっとこの町が好きになることでしょう。現地を訪れてこそわかるその良さを体感してみませんか。

青森県 弘前市
http://www.city.hirosaki.aomori.jp/

※2025年1月10日に一部内容を更新しました

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画像2: 旅が暮らしに変わる。JALおすすめ2地域居住【青森県・弘前市編】

旅が暮らしに変わる -2地域居住の魅力-

平日は都市部で仕事をし、週末は地方で豊かな自然に触れながら静かに暮らす。そんな魅力あふれる2地域居住を通じて、地域の魅力をお伝えします。

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