日本海に面し、山々に囲まれた、風光明媚な景色に富む秋田県は、絶景スポットの宝庫。秋田といえば、多くの人は冬の雪に覆われた風景を思い浮かべると思いますが、実は夏にしか見られない、自然のなかで涼やかに楽しむ絶景も見逃せないのです。

今回は、夏の秋田に来たなら訪れるべき絶景スポットを特集。さらに、その周辺で立ち寄れるツウな観光・グルメスポットを、秋田を知り尽くした現地ライターが紹介。北から南へ、絶景とともに秋田県をまるごと楽しむ夏旅をナビゲートします。

素晴らしい眺望を目の前に、大自然の造形美に五感でふれる体験は、身も心も癒やされる特別なひとときになるはず。また安心して旅ができるようになる日を心待ちにしながら、夏の秋田旅を計画してみてはいかがでしょうか。

※新型コロナウイルスの感染状況によっては、各スポットの営業日・営業時間が変更となっている場合がございます。詳しくは各スポットにご確認ください。

INDEX

【絶景①】「七滝」の壮大さに驚き、水しぶきに涼む(小坂町)

【絶景②】「秋田内陸縦貫鉄道」で新緑をまたぐ絶景旅(北秋田市)

【絶景③】新緑と夏空と日本海のコントラストに包まれる「入道崎」(男鹿市)

【絶景④】夏の海風を感じながら「ゴジラ岩」を探す(男鹿市)

【絶景⑤】ジブリの森のような「獅子ヶ鼻湿原」で避暑体験(にかほ市)

【絶景⑥】コバルトブルーの「田沢湖」で絶景アクティビティ(仙北市)

【絶景⑦】足清水などを楽しめる「六郷湧水群」で癒やしのひとときを(美郷町)

【絶景①】「七滝」の壮大さに驚き、水しぶきに涼む(小坂町)

画像1: 【絶景①】「七滝」の壮大さに驚き、水しぶきに涼む(小坂町)

県道大館十和田湖線(通称・樹海ライン)沿いにあり、大館市と国立公園十和田湖を結ぶ道中の休憩ポイントとしてよく利用されている「道の駅 こさか七滝」。すぐそばにある「七滝」は、「日本の滝百選」のひとつに数えられる名瀑です。

駐車場からも眺められますが、道路を渡ると滝が眼前に。名前の通り、約60mの高さから七段にわたって轟々と水が流れ落ちる風景は圧巻です。間近で水しぶきを感じる、夏ならではの清涼感が楽しめます。

画像2: 【絶景①】「七滝」の壮大さに驚き、水しぶきに涼む(小坂町)

古くから伝わる「七滝伝説」によると、七滝は大蛇の化身であり、滝のふもとには商売繁盛の竜神様を祀った七滝神社が建立。あたりには滝を背景に、水車小屋や滝つぼ近くへ架けられた橋があり、風情溢れる緑地広場になっています。

画像3: 【絶景①】「七滝」の壮大さに驚き、水しぶきに涼む(小坂町)

散歩をしたり、ベンチに腰を下ろして滝を眺めたりする人の姿も見られ、自然を全身で感じながらのんびりと気分をリフレッシュできます。道の駅 こさか七滝の名物「山ぶどうソフトクリーム」を片手にくつろぐのもおすすめです。

七滝

住所秋田県鹿角郡小坂町上向字藤原35-3(道の駅 こさか七滝)
電話0186-29-3908(小坂町観光産業課)

【立ち寄りスポット】「小坂七滝ワイナリー」で醸造過程を見学しよう(小坂町)

七滝見学のあとは、車で5分圏内の場所にあるワイン醸造所「小坂七滝ワイナリー」へ。小坂町でブドウ栽培が始まったのは、標高270~300mの鴇(ときと)地区が、太古に十和田湖の大噴火によって堆積した火山灰土壌で水はけが良く、最適な環境だったことから。そこに、冷涼な土地でも栽培が可能なヤマブドウの交配品種が導入されました。

酸度が高く濃厚な色素の山ぶどう系品種の特徴を最大限に生かした重厚な赤ワインのほか、秋田産のナイアガラを使った白ワインや、季節限定ワインも仕込んでいます。

施設に事前予約すると、醸造の過程が無料で見学できます。スタッフの説明を聞きながら、発酵や貯蔵をする醸造室などをのぞくと、ワインへの期待が高まりますよ。

商品は、七滝向かいにある「道の駅 こさか七滝」で購入できます。ワインが造られるその背景に思いを馳せながら、お気に入りの1本を探してください。

小坂七滝ワイナリー

住所秋田県鹿角郡小坂町上向字滝ノ下22
電話0186-22-3130
webhttps://kosaka-7falls-winery.com/

【立ち寄りスポット】童心にかえって思い切り遊べる「小坂鉄道レールパーク」(小坂町)

七滝から南下すること車で約10分。せっかく小坂町に来たのなら多くの鉄道ファンから惜しまれつつも廃業した旧小坂鉄道の車両や設備、線路を再活用している「小坂鉄道レールパーク」で、貴重な観光体験をしてみてください。観て、学んで、体験できる鉄道テーマパークとして、子どもはもちろん、大人も童心にかえって鉄道の歴史や当時の雰囲気を楽しめるスポットです。

全国でも珍しい車両を見学でき、間近に見るマニア垂涎のディーゼル機関車や、雪国ならではのラッセル車(雪寄せのための車両)は迫力満点! 車両に乗り込み、車掌になりきって記念写真を撮るのもおすすめです。

同施設を訪れたら、鉄道にまつわるおみやげも手に入れたいところ。駅名標形の入ったストラップや、クリアファイル、ペーパークラフトなど、形に残るおみやげをどうぞ。

小坂鉄道レールパーク

住所秋田県鹿角郡小坂町小坂鉱山字古川20-9
電話0186-25-8890
営業時間9:00~17:00(最終入場16:30)
定休⽇無休 ※11月下旬~3月は冬期休業
入館料大人550円、子ども270円、幼児無料 ※体験料・宿泊料は別途
webhttp://kosaka-rp.com/

【絶景②】「秋田内陸縦貫鉄道」で新緑をまたぐ絶景旅(北秋田市)

画像1: 【絶景②】「秋田内陸縦貫鉄道」で新緑をまたぐ絶景旅(北秋田市)

森の中を駆け抜ける列車「秋田内陸縦貫鉄道」(路線名・秋田内陸線)は、角館(仙北市)~鷹巣(北秋田市)を結んで走行するローカル線。北秋田エリアの魅力を存分に味わうなら、秋田内陸線で行くノスタルジックな絶景旅がおすすめです。

画像2: 【絶景②】「秋田内陸縦貫鉄道」で新緑をまたぐ絶景旅(北秋田市)

列車が発車すると、アテンダントの女性が、車窓から見える自然やユニークな田んぼアートなどのビューポイントを教えてくれます。車窓を流れる風景が、青々としたのどかな田園地帯から奥深い山々を抜けるトンネルへと続いていき、全長5,697mの秋田県最長の「十二段トンネル」を通過。

画像3: 【絶景②】「秋田内陸縦貫鉄道」で新緑をまたぐ絶景旅(北秋田市)

そして、列車は新緑の渓谷をまたぐ絶景ポイント「大又川橋梁」に差しかかると速度を落とし、ゆっくりと進みます。窓を開け、阿仁川を見下ろしながら深呼吸。渓谷に輝く木々の緑と橋梁の鮮やかな赤が、見事なコントラストを描きます。絶景を望みながらローカルトレインに揺られる穏やかなひとときは、忘れられない時間になるでしょう。

秋田内陸縦貫鉄道

電話0186-82-3231(秋田内陸縦貫鉄道)
webhttps://www.akita-nairiku.com/

【立ち寄りスポット】秋田犬をもっと好きになる「秋田犬の里」(大館市)

秋田県といえば、秋田犬を思い浮かべる人も多いでしょう。秋田内陸縦貫鉄道の終点・鷹巣駅から車で30分ほどの場所には、秋田犬ラバーにはたまらない、秋田犬をテーマにした観光施設「秋田犬の里」があります。秋田犬のルーツや個性を楽しく知ることができるミュージアムと、秋田犬を間近で見られる展示室が目玉です。

展示室には日替わりで1頭の秋田犬が登場。簡単には懐きませんが、信頼を得ると親密な付き合いができる…、そんな愛らしい秋田犬についてもっと知りたくなります。ほかにも、ぬいぐるみ160体以上を積み上げた「秋田犬ツリー」など見どころがたくさんあるので、家族や友人と写真を撮りながら楽しく巡りましょう。同施設でしか買えないグッズも要チェックです。

秋田犬の里

住所秋田県大館市御成町1-13-1
電話0186-59-4649
営業時間9:00~17:00
定休⽇無し ※秋田犬展示室は月曜休み
webhttps://akitainunosato.jp/

【立ち寄りスポット】「S.witch cafe」のオープンテラスでひと休み(大館市)

JR大館駅至近の2階建てリノベーションビル「わっぱビルヂング」の中にある、地元出身の姉妹が営む「S.witch cafe(スイッチカフェ)」。暑い中での移動に疲れたら、同店のオープンエアのテラス席で爽やかな風を感じながら、ひと休みしてはいかがでしょう。

バリスタが淹れる自慢のコーヒーとともに味わいたいのが、手作りスイーツ。イートイン利用で、プレートを可愛くデコレーションしてくれるのがうれしいポイントです。

なかでも人気なのは、柴田慶信商店の器を使った「曲げわっぱティラミス」。触れて、見て、大館曲げわっぱの魅力を感じながら、オリジナルコーヒーを染み込ませたほろ苦い味わいを堪能できます。休憩しながら大館の文化にも触れられるカフェです。

S.witch cafe

住所秋田県大館市御成町1-12-27 わっぱビルヂング1F
電話080-1685-1904
営業時間11:00~18:00 土曜・日曜・祝日は12:00~
定休⽇火曜・水曜 ※不定休あり
webhttps://switchcafeodateakita.wixsite.com/s-witch

【絶景③】新緑と夏空と日本海のコントラストに包まれる「入道崎」(男鹿市)

画像1: 【絶景③】新緑と夏空と日本海のコントラストに包まれる「入道崎」(男鹿市)

男鹿半島は、起伏に富んだ海岸線が美しい、人気のドライブコースです。そしてJR男鹿駅からバスで1時間ほど、男鹿半島最北端の岬が、秋田が誇る観光地「入道崎」。

どこまでも広がる芝生に覆われた大地から、雄大な日本海を一望。照りつける太陽の下、イキイキと育つ緑の大地と雲ひとつない夏空、そして壮大な日本海が織りなすコントラストに包まれて、清々しい気分になるはず。また、海底を遊覧できる「海底透視船」も、水が澄む夏場が絶好のシーズンです。

画像2: 【絶景③】新緑と夏空と日本海のコントラストに包まれる「入道崎」(男鹿市)

白黒の縞模様が特徴の灯台は、「日本の灯台50選」に登録され、デートスポットにふさわしい「恋する灯台」としても認定されました。灯台に登ると絶景を一望できるほか、併設する灯台資料展示室では灯台の歴史と知識に触れられます。

入道崎は、日本海に沈む夕陽を眺めるスポットとしても定番。夕暮れになると、家族連れや恋人たちでにぎわいます。鮮やかなオレンジ色のグラデーションに染まった空と海は、旅の思い出を心に刻む、幻想的な風景です。また、縁むすびアイテムとして「ご縁の道しるべ」を500円(税込)で、男鹿総合観光案内所・入道崎各店舗・男鹿温泉交流会館五風で販売しています。灯台手前にある縁むすび台に、ぜひつけてみてください。

男鹿半島 入道崎

住所秋田県男鹿市北浦入道崎昆布浦2
電話0185-24-2100(男鹿駅観光案内所)
webhttps://oganavi.com/spot/48/

【立ち寄りスポット】「男鹿水族館GAO」で日本海を泳いでいるような気分に(男鹿市)

秋田県唯一の水族館「男鹿水族館GAO」は、入道崎から車で約20分。アシカやペンギンなど人気の生き物をはじめ、男鹿半島や秋田の海の生物が数多く展示されており、自分も日本海の中を泳いでいるかのような気分になれます。

男鹿水族館GAOの見どころのひとつといえば、やはりホッキョクグマ。水族館でホッキョクグマに逢えるのは珍しく、GAOではオスの豪太とメスのユキが暮らしています。また、2020年12月には8年ぶりに、繁殖が難しいとされるホッキョクグマの赤ちゃんが誕生し、大きな話題を呼びました。赤ちゃんクマの一般公開はまだ先になりますが、公開後はますますにぎやかになったGAOに足を運んでみてください。

男鹿水族館GAO

住所秋田県男鹿市戸賀塩浜
電話0185-32-2221
営業時間9:00~17:00(最終入館16:00)
定休⽇ホームページで確認を
webhttp://www.gao-aqua.jp/

【絶景④】夏の海風を感じながら「ゴジラ岩」を探す(男鹿市)

入道崎から車で約40分、海風に吹かれながら海岸線に沿って県道59号をひた走ると、男鹿半島の南西端、門前地区の潮瀬崎と呼ばれる磯場に「ゴジラ岩」があります。磯釣りの聖地としても知られるこの磯場は、寒風山の噴火によってできた火山岩が、長い年月の間に風や波で浸食されて、「奇岩」へと姿を変えたといわれています。

「ゴジラ岩」は逆光でのシルエットが怪獣ゴジラの横顔にそっくりと話題になり、その名が付けられました。

いまや男鹿半島を代表するスポットのひとつで、夕陽の時間帯になると、この絶景を見るためにカメラマンや観光客がこぞって集まります。

この「ゴジラ岩」ですが、意外と見つけるのが難しいんです。岩場はゴツゴツとしているので、探索中は転ばないよう、足元に注意を。日本海に向かってゴジラが火を噴く、感動の瞬間を撮影しに、ぜひ訪れてみてください。

ゴジラ岩

住所秋田県男鹿市船川港小浜
電話0185-24-2100(男鹿駅観光案内所)
webhttps://oganavi.com/spot/69/

【立ち寄りスポット】リノベカフェ「TOMOSU CAFE」でクールドリンクをテイクアウト(男鹿市)

ゴジラ岩から車で約20分、JR男鹿駅近くに2020年6月、「TOMOSU CAFE」がオープンしました。「日常にちょっとのわくわくと、街にあかりを灯す場所を作りたい」という店名にこめられた想いの通り、空きビルをリノベーションした店内は、しっとりと落ち着いた雰囲気で、どこに座っても居心地の良さが感じられます。

フードのイチオシは、秋田名物・いぶりがっこを刻んで加えた自家製タルタルソースが味の決め手である「チキン南蛮プレート」と、かつて船川地区で愛されていた食堂の味を蘇らせた「ソースカツ丼」。ご当地の味を楽しみたい人にはうってつけです。

ほとんどのメニューがテイクアウト可能なので、夏は「ライムスカッシュ」や「ICEアメリカーノ」など冷たいドリンクを片手に、ゆっくりと男鹿の街並みを歩いてみては。

TOMOSU CAFE

住所秋田県男鹿市船川港船川字栄町89-3
電話0185-47-6040
営業時間11:00~18:00(L.O.17:30) ※ランチタイム11:00~(L.O.14:00)
定休日水曜

【絶景⑤】ジブリの森のような「獅子ヶ鼻湿原」で避暑体験(にかほ市)

JR象潟駅から車で30分ほど。鳥海山麓の北側に、ブナの原生林に囲まれた「中島台レクリエーションの森」があります。ここには、奇形巨木群や清らかな伏流水が作り上げた天然記念物「獅子ヶ鼻湿原」が広がります。

なかでも最大級の異形木「あがりこ大王」は、樹齢300年、幹回り7.62mと、他を圧倒する“森の王様”です。江戸時代末期から昭和まで続いていた炭焼きのために伐採した枝の幹から芽を出し成長し続けたことが、この独特な樹形の理由といわれています。

画像: 【絶景⑤】ジブリの森のような「獅子ヶ鼻湿原」で避暑体験(にかほ市)

遊歩道があるので、夏はぜひハイキングに挑戦してみてください(靴はしっかりとした歩きやすいものを用意しておくのがおすすめです)。途中、鳥海山から流れる渓流に手を差し入れて、ひんやり心地を楽しんでください。

空に向かって大きく枝を広げて成長するブナの生命力を感じながら、瑞々しい木々のグリーンに囲まれ、木漏れ日が柔らかく降り注ぐ空間。まるでスタジオジブリの世界に迷い込んだかのような、不思議な感覚に浸れるはずです。

獅子ヶ鼻湿原

住所秋田県にかほ市馬場字冬師山国有林
電話0184-43-6608(にかほ市観光協会)

【立ち寄りスポット】未来のテクノロジーに感動!「TDK歴史みらい館」(にかほ市)

獅子ヶ鼻湿原から車で約30分。世界屈指の電子部品メーカー・TDKの製造拠点であるにかほ市には、自然の中とはうってかわった体験ができる「TDK歴史みらい館」があります。TDK製品・技術の“歴史”と、最先端テクノロジーを映像や体験アトラクションで楽しく学べる“みらい”の融合空間です。

注目は、2035年の未来を体験できる「みらいゾーン」。定期的に更新される特別企画展示体験コーナー、近未来の生活をAIでコントロールできる再現コーナーなど、内容盛りだくさん。5月から新企画の体験展示も予定されています。特に、チームラボによる「インタラクティブマグネティックフィールドシアター」では、宇宙や地球、電子などのテーマをアーティスティックに表現し、触れるとさまざまに変化するインタラクションが楽しめると話題です。TDKの技術が歴史と未来をどう変えていくのか、想像しながら体験してみてはいかがでしょうか。

TDK歴史みらい館

住所秋田県にかほ市平沢字画書面15
電話0184-35-6580
営業時間10:00~18:00(最終入館17:30)
定休⽇土曜・日曜・祝日(当面の間)
入館料無料
webhttps://www.jp.tdk.com/museum/

【立ち寄りスポット】「Remède nikaho」で秋田の食を堪能する(にかほ市)

旅行に来たのであれば、その土地の食材を堪能したいですよね。それなら、獅子ヶ鼻湿原から車で約30分、TDK歴史みらい館からは車で3分ほどの場所にあるフレンチレストラン「Remède nikaho(レメデ ニカホ)」へ。豊かな自然や農産物など、秋田の素晴らしさを料理を通して届けたいと、日本の「The Best of Chef50」にも選ばれたシェフ・渡邊健一氏が腕を振るっています。

地元企業のゲストハウスだった施設を店舗にしているため、和モダンでオシャレな空間。夜には庭園がライトアップされるので、より一層幻想的な空間に。

ランチ(5,500円~・税込、別途サービス料5%)やディナー(11,000円~・税込、別途サービス料5%)は完全予約制。特にディナーで味わえる「旬の食材を使ったフルコース」は、アミューズ・2~4オードヴル・お魚料理・お肉料理・デセール・食後のお飲み物・小菓子と大満足の内容。秋田食材の可能性を追求し、発酵食文化を取り入れた独特のフランス料理は、ここでしか出逢えない唯一無二の味わいです。

Remède nikaho

住所秋田県にかほ市平沢家ノ後49-1
電話0184-74-7065
営業時間ランチ12:00~14:30(最終入店13:00)、ディナー18:00~22:00(最終入店20:00)
定休⽇火曜・水曜・木曜 ※不定休あり
webhttps://remede.jp

【絶景⑥】コバルトブルーの「田沢湖」で絶景アクティビティ(仙北市)

画像1: (一社)田沢湖・角館観光協会

(一社)田沢湖・角館観光協会

JR田沢湖駅から車で約10分のところにある、日本一深く、コバルトブルーに透き通った湖「田沢湖」は、夏こそその美しさが増します。

“美貌を永遠のものに”と望んだ娘・辰子が龍と化し、田沢湖に身を投じたという伝説から建てられた金色のたつこ像がシンボルの、全国的な景勝地となっています。瑠璃色の湖面と金色像の美しいコントラストは、息を呑む美しさです。

画像2: (一社)田沢湖・角館観光協会

(一社)田沢湖・角館観光協会

周囲約20km内にはビュースポットが点在し、たつこ像のすぐそばには、縁結びのパワースポットとしても知られる「漢槎宮(かんさぐう、別名・浮木神社)」があります。旅で良縁に恵まれるよう、ここで手を合わせるのも良いかもしれません。たつこ姫を祀る神社「御座石(ござのいし)神社」は、湖に映える朱塗りの鳥居が目印。近くには東屋があり休憩にもピッタリです。

画像: 【絶景⑥】コバルトブルーの「田沢湖」で絶景アクティビティ(仙北市)

夏には田沢湖で、カヌーやカヤック、SUPなどの湖上アクティビティやキャンプを楽しむことができます。最近は、テントサウナで温まった後、水風呂(田沢湖)へダイブする新体験も話題です。澄んだ湖のもと、ぜひ絶景アクティビティを楽しんでください。

田沢湖

住所秋田県仙北市田沢湖潟字搓湖
電話0187-43-2111(仙北市田沢湖観光情報センター「フォレイク」)
webhttps://tazawako-kakunodate.com/ja/

【立ち寄りスポット】名湯が点在する「乳頭温泉郷」で疲れを癒やす(仙北市)

夏の暑さやアクティビティでちょっぴり疲れた体は、「乳頭温泉郷」で癒やしませんか。山間にある乳頭温泉郷には、古くから湯治場の雰囲気を残す7つの温泉宿が点在し、それぞれ異なる源泉を所有しています。湯量が豊富で泉質も多彩、これだけ恵まれた温泉地は全国でも珍しく、温泉好きなら誰でも一度は訪れたいと口を揃えます。

乳頭温泉郷の中で最も古い歴史を持つ「鶴の湯温泉」は、天然の庭園であるかのような深い森の中に佇む、全国的にも名高い秘湯宿です。広々とした混浴露天風呂で湯煙と乳白色のお湯に抱かれたら、鳥のさえずりや草木のざわめきなど夏ならではの大自然の魅力を感じ、圧倒的な開放感に浸れます。

このほかの温泉も個性に溢れているので、選ぶのに迷ったら、7つの宿で1回ずつ入浴できる「湯めぐり帖」の利用がおすすめ。いずれかの施設に宿泊した人だけが購入できるお得なアイテムです。

乳頭温泉郷

住所秋田県仙北市乳頭温泉郷
電話0187-43-2111(仙北市田沢湖観光情報センター「フォレイク」)
webhttps://tazawako-kakunodate.com/ja/

【立ち寄りスポット】青々とした「角館 武家屋敷通り」は歩くだけでも楽しい(仙北市)

田沢湖から車で30分圏内、秋田観光で外せないスポットといえば、みちのくの小京都・仙北市角館です。歴史ある武家屋敷と並木が美しい「角館 武家屋敷通り」は、夏に若葉から青葉、そして濃い緑色へと木々が変化し、その青々とした景色に心落ち着く時間を過ごせることでしょう。爽やかで静寂に包まれた町並みによって、眺めているだけで心地よい時間を過ごせます。

通りでは多くの武家屋敷を見学できるほか、人力車に乗って巡れば、気分も一層高まるはずです。歩いているときよりも目線が高くなるので、ひと味違った景色に出逢えます。

また、深緑と武家屋敷の黒板塀とのコントラストが美しい、昔ながらの丸ポストにも注目を。きっと、通りを訪れる観光客を長年見守ってきたのでしょう。写真を撮りたくなる、そして誰かに手紙を出したくなるような思いに駆られます。

角館 武家屋敷通り

住所秋田県仙北市角館町表町上丁~東勝楽丁
電話0187-54-2700(仙北市観光情報センター「角館駅前蔵」)
webhttps://tazawako-kakunodate.com/ja/

【立ち寄りスポット】「あきたプリン亭」のレトロポップなひんやりスイーツを片手に散策(仙北市)

角館 武家屋敷通りを散策していると通り沿いに現れる、レトロポップな外観のプリン専門店「みちのく 懐かしの味 あきたプリン亭」。2020年春のオープン以来、小瓶に入ったプリンやソフトクリームがSNS映えすると人気を集めています。

プリンは、国産素材やマダガスカル産の高級天然バニラビーンズなどの厳選食材を使用し、店内の工房で作り上げられています。お店の代名詞である「なめらかプリン」のほか、選りすぐりの栗をたっぷり使った「栗プリン」、「さくらプリン」、「いちごプリン(3~5月頃)」などの季節商品(数量限定)も見逃せません。

散策中には、ぷっくり太巻きの「プリンソフト」が夏の渇いた喉をひんやりと潤してくれます。仕上げの甘くて香ばしいカラメルソースがポイント。通りの素敵な景色をバックに、自慢の1枚を撮影してみてはいかがでしょうか。

あきたプリン亭

住所秋田県仙北市角館町横町16
電話0187-49-6233
営業時間10:00~17:00
定休⽇不定休
webhttps://akita-pudding.com/

【絶景⑦】足清水などを楽しめる「六郷湧水群」で癒やしのひとときを(美郷町)

画像1: 【絶景⑦】足清水などを楽しめる「六郷湧水群」で癒やしのひとときを(美郷町)

古来より“百清水”ともいわれてきた豊かな清水の里、六郷(現・美郷町)。旧環境庁の「名水百選」などに選定されている「六郷湧水群(清水)」は、現在もこんこんと水が湧き、生活用水や農業用水など、地元の人々の暮らしに欠かせない資源となっています。

画像2: 【絶景⑦】足清水などを楽しめる「六郷湧水群」で癒やしのひとときを(美郷町)

冷たくて、涼しくて、何より癒やされる清水巡りは、夏だからこそ体験したいことのひとつ。町内で配布されている、または町の公式ホームページからダウンロードできる湧水探索マップを片手に巡るのがおすすめです。

画像3: 【絶景⑦】足清水などを楽しめる「六郷湧水群」で癒やしのひとときを(美郷町)

藤の花が周囲に咲き誇り、水面に映える光景の見事な美しさから名付けられた「藤清水」や、地サイダー「ニテコサイダー」の原料となっている清らかな「ニテコ清水」など、その数約70カ所。地元の人の憩いの場になっている場所や、足清水で癒されたり、飲水できたりするスポットもあります。のんびりゆったりと、清らかな名水スポットを巡ってみてください。

六郷湧水群

住所秋田県仙北郡美郷町内
電話0187-84-4909(美郷町商工観光交流課)
webhttps://www.town.misato.akita.jp/yuusui/1176.html

【立ち寄りスポット】小休憩にはユニークなリノベカフェ「gomashio-kitchen」へ(美郷町)

六郷湧水群を巡る合間には、少し離れた静かな通りにあるリノベーションカフェで小休憩。小さな看板を置いただけの外観は、まさに隠れ家のような佇まいです。窓際席は、陽が差し込むと、窓に描かれたイラストが壁に浮かび上がる楽しい仕掛けもあります。

フードやドリンクは、バラエティ豊かで個性的。「くちぶえサンドイッチ」や「銀座」など、ネーミングだけではどんな味かわからないものも多く、メニュー選びからワクワクします。ユニークなご主人の人柄がそのまま映し出され、絶妙なタッチで描かれるシュールなラテアートやコースターは、今やお店の名物。クスッと笑えるセンスの良い言葉選びや、独創的なイラストを見るのも訪れる楽しみのひとつなので、ぜひ注目してみてください。

gomashio-kitchen

住所秋田県仙北郡美郷町六郷字上町49-3
電話0187-73-5386
営業時間9:30~17:00(土曜・日曜・祝日は~18:00)
定休⽇水曜
webhttps://gomashio-kitchen.storeinfo.jp/

【立ち寄りスポット】ほてった体は「TiG misato」のジェラートでクールダウン(美郷町)

六郷湧水群めぐりのお供には、美郷町の中心を走る市場通り商店街の複合施設「65テラス」内にある「TiG misato(ティグ ミサト)」のジェラートを。「The Italian Gelato」の頭文字からとった店名の通り、イタリアの「ジェラート大学」に留学した店主が、本場に伝わるジェラートを自社工房で作り、提供しています。

イタリアの職人から学んだ技術を基に、県産食材を取り入れ、試行錯誤を重ねて生み出される「TiG misato」のジェラート。香料・着色料は使わず、素材の持ち味をいかした製法です。

「ピスタチオ」「アーモンドプラリネ」など県産牛乳を使ったミルク系と、「いちごソルベ」などのシャーベット系の常時13種類を揃えます。ねっとりしているのにくどくない、丁度良い甘さで夏の暑さを一気にクールダウン。注文に迷ったら、組み合わせの面白さも楽しめる「ダブル」がおすすめです。

TiG misato

住所秋田県仙北郡美郷町六郷字馬町102
電話050-5883-7495
営業時間11:30~16:30
定休⽇木曜

夏しか出逢えない景色や、清涼感あふれる体験はワクワクの連続。夏ならではの絶景をひと目見に、秋田県を訪れたくなったのではないでしょうか。

そして絶景だけに終わらず、有名観光スポットや最新グルメ店など、周辺のスポットにも立ち寄ってみると、今まで知らなかった秋田県の魅力に出会えるはずです。

また安心して旅に出られるようになったら、ぜひこの記事を参考に、秋田の夏旅を存分に楽しんでください。

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

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