旅も仕事も好きな場所どこでも楽しめる。リモートワークやテレワークといった働き方が取り入れられる時代になり、自分に合った仕事のカタチを模索している人も多いのではないでしょうか。今回は沖縄中部のワークタイムに利用できるおしゃれなカフェ、リゾートエリアで中長期滞在も可能なコンドミニアム泊、沖縄南部での聖地巡りなどから、私なりの旅と仕事のちょうど良いバランスを探ってみます。

画像1: “旅ときどき仕事”を適えるリゾートスタイル。沖縄1泊2日

西村 愛

2004年からスタートしたブログ「じぶん日記」管理者。47都道府県を踏破し、地域の文化や歴史が大好きなライター。
島根「地理・地名・地図」の謎 (実業之日本社)、わたしのまちが「日本一」事典 (PHP研究所)、ねこねこ日本史でわかる都道府県(実業之日本社)を執筆。 サントリーグルメガイド公式ブロガー、Retty公式トップユーザー、エキサイト公式プラチナブロガー。

画像2: “旅ときどき仕事”を適えるリゾートスタイル。沖縄1泊2日

10:00 Cafeやぶさち ランチ付き聖地ツアーに参加

2日目は中部から南部へ移動。異国文化をミックスさせた中部の雰囲気を沖縄らしいと言うならば、南部の大地の力がみなぎる雄大な景色もひとつの沖縄らしさ。路線バスを乗り継いで南部エリアへ向かいます。

南城市は通常の路線バスに加え、市内線「Nバス」、乗り降り自由のデマンドバス「おでかけなんじい」があり、市内すべての場所にバスで行くことが出来るバス旅Loverに優しい町。最初に訪れたのは海が一望できる高台にある「Cafe やぶさち」。南城市の海岸沿いに数あるオーシャンビューのカフェの中でも人気のカフェです。

Cafe やぶさちでは、予約をすると南部の聖地の案内と食事か喫茶がセットになったツアーが体験できるんです。
今回予約した午前中のツアーでは、ランチと聖地巡りがセット。まずは聖地ツアーに参加しました。
沖縄には離島も含め聖地とされる御嶽(うたき)が990か所ほどありますが、その3分の2が南城市に集中しています。これは太陽信仰である沖縄の、首里城から見てアガリ(東側)にあたる南城市が、聖地として考えられたことにあります。

スタートはカフェの店名にもなり、店のすぐ裏手に位置するヤブサツ御嶽。最強のパワースポット・沖縄の七大御嶽のひとつにも数えられ、ヤブサツの浦原(うらばる)と言われる深い森の中に鎮座しています。精霊の力が立ち込めるような雰囲気の中、琉球の神話を聴きながらガイドをしてもらいます。

そこから美生之御嶽(みほのうたき)、ヤハラヅカサ、浜川御嶽(はまかわうたき)、受水走水(うきんじゅはいんじゅ)、亀甲墓(かめこうばか)とまわる上級コースを堪能しました。このコースには琉球国王の巡礼行事でもあった「東御廻り(あがりうまーい)」の聖地に数えられるスポットも含まれます。古くから大切にされてきた聖地を2時間ほどで巡ることができ、沖縄をより深く知ることが出来る、とても貴重な機会になりました。

上級コースは道なき山道を下る、その名の通り上級でした。中級、初級コース(初級は無料)もあります(すべてカフェ利用された方に限ります)。
御嶽では毎回手を合わせ、自然の景色を満喫し、五感を使って聖域をのびのびと歩く。冬でも暖かい沖縄で十分楽しめる、海と山を散策する楽しいツアーでした。

Cafeやぶさち

住所沖縄県南城市玉城字百名646-1
出発時間10:00~(ランチ付き)、15:00~(カフェデザート付き)
※Cafeやぶさちツアーは要予約(水休)
webhttp://yabusachi.com/

12:00 海を眺められるカフェでランチ&ワークタイム

Cafeやぶさち聖地ツアーから戻り、さっそくランチをいただきました。上級コースのツアーは1時間程度しっかり歩きますし、家族や友達と参加した人にとっては聖地巡りの余韻を楽しむのにカフェタイムがあるのはとても嬉しいですね。

カフェ内はWi-Fiも完備。週末など満席になる時には時間制限があるとのことでしたが、パソコン開いてさっきまでの聖地巡りのスポットを改めて確認したり次の旅先を調べたりと、振り返りのいい時間になりました。

ブッフェスタイルのサラダ・スープと選べるメインの「オムライス」を食べながら、窓からは遠くまで望める青い沖縄の海。見晴らし抜群のカフェです。
オムライスは少しスパイスとサワー風味を感じるデミグラスソースがけ。ふんわり卵が美しい形に整えられていて、手抜き一切なしの完璧なスタイル。衰えることのない人気店であり続ける理由がわかるような気がします。琉球神話の様々な聖地と絶品ランチ、穏やかな海を眺めながらこの日も軽いワークタイムを持て、有意義な時間の使い方ができました。

何度も来ている沖縄での新しい体験と知らなかった沖縄との出会いに、感謝の気持ちで満たされた時間でした。

Cafeやぶさち

住所沖縄県南城市玉城字百名646-1
営業時間11:00~日没まで
休日水曜日
webhttps://www.yabusachi.com/

14:30 崇高な光あふれる神が宿りし聖地「斎場御嶽(せいふぁーうたき)」

沖縄本島で最も重要な聖地とされる「斎場御嶽」。2000年に世界遺産にも登録された、沖縄観光の中でも人気が高いスポットです。
「御嶽」は言い伝えられてきた琉球の神々が降り立つとされる場所で、沖縄では古くから祈りの場として、大切に守られてきました。
斎場御嶽では予めガイドをお願いしてあったので、説明を受けながらまわりました。週末には定時出発のガイドが受けられます。ガイドを受けて回った経験を踏まえ、ぜひ皆さんにもガイド付きで回られることをオススメします。

斎場御嶽は首里王朝時代の国王が、琉球王国で最高の聖地として定めました。政治を司る国王を霊的に守護する女性「聞得大君(きこえおおきみ)」の就任式「おあらおり(御新下り)」が行われていた場所です。聞得大君は国王の血筋の女性と決まっており、代替わりの際に行われる「おあらおり」は何十年かに一度の大規模な儀式でした。聞得大君は儀式によって神の言葉を聞く霊力を授かり、その後は一生をかけて国王をサポートしました。ご神託を受ける役割がある聞得大君は、国にとって非常に重要なポストであり、時には国を動かすほどの発言権を持っていました。霊的なパワーを身につけるために訪れるのがこの場所であって、まさにここには神の霊力が宿っていると考えられているのです。

斎場御嶽と呼ばれるようになったのは後の時代で、もともとは「さいふぁの森」と呼ばれていました。今でも名前のとおり全体が大きな森で、自然が豊かで動植物を間近に感じられます。
中には6か所の拝所(イビ)があり順番にまわっていくのですが、道は軽いアップダウン、階段などもあるので歩きやすい靴で行くのがオススメです。
久高島遥拝所では、アマミキヨがニライカナイからやってきた時に降り立ったと言われる久高島を拝見。御門口(うじょうぐち)を通り、ここから石畳になったゆるい坂を登りながら拝所へと向かいます。当時、御門口には門番もおり、一般の人は入れませんでした。聖域への入口であった場所です。
御嶽をひとつひとつ説明してもらい、最後に中でも最も格の高い拝所「チョウノハナ」がある「三庫理(さんぐーい)」を見学します。現在、三庫理に入る入口の前には柵が設けられていますが、遠くから見ることができます。
新型コロナウイルス蔓延前には三庫理に入り久高島を見ることが出来ましたが、過去ここは三方を囲まれていたため、久高島は見えませんでした。洞窟のような暗闇の中、いわゆる青天井になっていた場所から光が三庫理に降り注いていたそうで、それは神秘的な光景だったことでしょう。
御嶽では手を合わせ、最初に自分の住所・名前、そして感謝の言葉を捧げてからお願い事を心の中で伝えるのが作法です。祖先を信奉し、神々を崇め敬う沖縄の精神を肌で感じられる崇高な場所。ガイドさんに色んな神話を聴かせてもらい、厳かな時間を過ごすことができました。

斎場御嶽ち

住所沖縄県南城市知念字久手堅地内
【チケット販売所】南城市地域物産館 沖縄県南城市知念字久手堅539
営業時間3月〜10月 9:00~18:00(最終入館17:30)
11月〜2月 9:00~17:30(最終入館17:00)
※定時ガイドは当面の間、中止しています(新型コロナウイルス感染拡大防止のため)。
webhttps://okinawa-nanjo.jp/sefa/

17:00 沖縄フルーツたっぷり「Ti-daBeach Parlour」のスムージー

南城市からバスで那覇市街へ戻り、国際通りで軽くショッピング。旅の最後に立ち寄ったのは、国際通りから1本入った場所にあるスムージー屋さん。
「Ti-da Beach Parlour牧志店」は、ネオンサインとたくさんのドライフラワーに囲まれた空間でフルーツスムージーを楽しめるカフェです。Tシャツやアクセサリーも販売されていて、とにかくカワイイ内装です。

国際通り浮島通りにあるアパレル業態である「Ti-da Beach」のカフェ店として2017年にパーラーがオープン。その後飲食店として「STUDIO SEA OKINAWA」を開業した、那覇市内に現在3店舗を構えるTi-da Beach Groupのお店です。パーラーは牧志駅から徒歩1分。アクセスも良く、買い物ついでにさっと気軽に立ち寄れます。

沖縄が大好きだという沖縄生まれのオーナーが、沖縄らしさを商品デザインに生かし考案した、沖縄フルーツのスムージー。県産ドラゴンフルーツやパッションフルーツ、マンゴー、バナナなどを使った、数種類のスムージーを季節ごとに揃えています。空間は収集したメキシコなど南米の雑貨などを装飾し、もんじゃ焼き屋だったという店舗をDIYしてテクスメクスな雰囲気を感じさせます。インスタグラムやSNS、ガイドブックで人気に火がついたということですが、店の前を通りかかったら気になってつい足が向いてしまうような、オリジナリティある空間デザインです。ピンクのスムージーに客の好みのイニシャルを抜いたドラゴンフルーツを乗せてくれ、これがとても絵映えするとして特に人気を集めています。

店名の「ティーダ」とは沖縄の方言で太陽のこと。南国の太陽の下で育った、弾けるようなフルーツの果実味をぎゅっと詰め込んだカラフルスムージー。沖縄旅を締めくくる一杯を全身にチャージして、空港へと向かいました。

Ti-da Beach Parlour(てぃーだびーちぱーらー)牧志店

住所沖縄県那覇市牧志2-7-18
営業時間月~金 10:00-18:00
土祝祭日12:00-18:00
休日日曜日
webhttps://tidabeach.theshop.jp/

現在、国際線・国内線の各運航にあたっては新型コロナウイルス肺炎の影響で一部運休・減便・時間変更を行っております。最新の情報は以下をご確認ください。
https://www.jal.co.jp/jp/ja/info/2020/other/200228/

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

Recommend

This article is a sponsored article by
''.