そんな疑問や不安を解決するため、沖縄のダイビングショップ「マリンクラブ ナギ」さんに未経験者でも楽しめるダイビングについて聞いてみました。さらに沖縄の代表的なダイビングスポットも厳選して紹介します。
Q1.ライセンスがないとダイビングできないのでしょうか?
A.誰でも気軽に始められます。
ダイビングは健康に問題がなければ、誰でも参加できるアクティビティです。また、体験ダイビングやライセンス取得プログラムは、ライセンスが無くてもOK。とはいえ参加年齢の基準はショップごとに異なりますので、お問い合わせくださいね。
Q2.必要な準備物や注意点を教えてください。
A.準備はほぼ必要なし!注意すべき点は旅程
ビギナー用に各お店でレンタル器材の準備がありますので、用意するものは水着とタオルくらい。それらを無料で提供しているお店もあります。
注意点としては、ダイビング当日に飛行機に乗るのは厳禁です。ダイビング中は水中で呼吸するため、空気中では自然に放出される窒素が体内に残り、その状態で飛行機に乗ると「減圧症」などのリスクがあるためです(そのためダイビング前の飛行機はOK)。
せっかくのダイビングを楽しむためには、体の準備こそ大切。睡眠をよく取って、ダイビングをお楽しみください!
Q3.もともと泳ぐのが苦手なんですが……。
A.水に顔を付けられるなら大丈夫です!
泳ぐのが苦手でも、水に顔を付けられるなら、ビギナー向けプログラムに参加可能です。水が苦手な方や心配な方は、担当のインストラクターに恥ずかしがらずにしっかりと伝えてください。お客様に合わせた練習スタイルで参加できるのが、ビギナー向けのプログラム。ご安心ください!
Q4.サメなどの怖い魚が襲ってくることはないですか?
A.ビギナー向けの海域は安心して潜れますよ
体験ダイビングやライセンス取得プログラムを行う海域では、サメなどの危険生物が襲ってくるようなことはまずありません。
たいていの魚は、自分から襲ってくることはほぼないのです。クラゲなどの危険な浮遊物がいる場合もありますが、ウェットスーツやグローブは保護素材。痛い思いをする心配はほとんど無用です!
Q5.ダイビングで髪や肌にダメージはありませんか?
A.洗い流したり、事前の対策で防げるケースが大半
海水や太陽光によって、髪や肌への影響がないとはいえません。ただ、体験やライセンスプログラムの潜水時間は30分~40分程度と短時間。肌の露出を防いだり、ダイビング後すぐに海水を水で落としたりといった対策が取れるといいですね。
そもそもウェットスーツを着用しているので、日差しからは肌を守れますよ。ただ、太陽光や海水が元々髪や肌に合わない方は控えた方がいい場合もあります。体質を考慮した上でチャレンジを!
Q6.目が悪いのですが、コンタクトレンズを付けても?
A.大丈夫です。度付きレンズもありますよ
実はコンタクトをしたままでもツアーに参加頂けます。できれば使い捨てのソフトコンタクトがオススメ。外れることはあまりありませんが、もし外れてしまうと保障できないケースが大半。
どうしても心配であれば、度付きレンズのゴーグルを用意しているショップもありますよ。
Q7.当日体調が悪くなってしまった場合は?
A.体調をしっかりと見定めたうえで決めましょう
女性の方ならツアー当日に生理が来ることもあるでしょう。でも、普段の生活に支障がない程度の症状であればOK。生理用品も使用できます。ただし、お薬を飲むほど症状が重い場合や、精神状態が不安定な場合は、無理をせずに中止しましょう。
また少し風邪気味だけど日常生活に問題はないという場合でも、耳抜きがうまくできないケースや、症状が悪化する事態も懸念されますので、くれぐれも無理は禁物です。
さらに注意すべき点は、病歴です。場合によってはダイビングに参加できないこともあるので、必ずお店に確認してください。
Q8.沖縄はなぜダイバーに人気なのでしょうか?
A.日本でもトップクラスの美しい海があるからです
沖縄の海は全国屈指の透明度。綺麗な透明度の高い海で練習する方が気持ち的にもリラックスできますよね。また、色とりどりの熱帯魚にすぐに出会えることも魅力の一つです。
沖縄という土地柄、ダイビング初心者のサポートに慣れたインストラクターが大半です。不安なことをしっかりと伝えていただければ、内容をアレンジしてツアーを考えてもらえますよ。
Q9.では、ダイビングのオススメスポットを教えてください
A.ぜひ潜っていただきたいポイントは5つ!
(1)沖縄本島 真栄田岬(国頭郡恩納村)
沖縄本島で潜るなら青の洞窟のある真栄田岬! 初心者でも安心のビーチエントリースタイルから、ボートを利用してポイントに向かうボートエントリーと、様々なスタイルに対応可能です。透明度も高く、色とりどりの熱帯魚も豊富!
また青の洞窟の神秘的な空間も。波が穏やかな海域なので、初めてダイビングをする方でも泳いでいただけますよ。
(2)沖縄本島 砂辺(中頭郡北谷町)
体験ダイビングやライセンス講習に最適なポイントです。付近の海底には、色とりどりのソフトコーラル(骨格がないサンゴ)が広い範囲に生息していて、まるでお花畑のように見えて綺麗です。
(3)慶良間諸島(島尻郡渡嘉敷村・座間味村)
那覇から各離島へアクセスして、のんびりとダイビングするのもオススメ!本島からダイビング用の船で行ける場所も。透明度の高さと綺麗なサンゴ礁を楽しめます。
(4)宮古島(宮古島市)
2019年に下地島空港がオープンして以来、活気付いている宮古島でのダイビング。海亀が多く生息していて、時期によっては体験ダイビングでも遭遇できる可能性があります。
(5)石垣島(石垣市)
透明度も高く、マンタや海ガメで有名な石垣島。それ以外にも、クマノミ、スズメダイ、ゴシキエビなど、沖縄県外では水族館くらいでしか見ることのできないカラフルな魚たちが、サンゴの中をたくさん泳いでいます。体験ダイビングでも遭遇できるかもしれません。
Q10.観光にダイビングを組み込むにはどうしたら?
A.所要時間は2.5〜3時間程度と手軽ですが、早めのご予約を
基本的に予約制なので、混み合うハイシーズンはお早目のご予約をお勧めします。料金は、体験ダイビングで7,000円~12,000円前後、ライセンス講習は、コースにもよりますが35,000円~60,000円前後です。
体験ダイビングの所要時間は大体2.5時間~3時間程。半日プランや1日プランなどもありますが、ライセンス取得には約3日間は必要です。
未成年の方のご参加には、親権者の署名が必要。未成年のみでの参加は受け付けていない店舗が多いので、事前に問い合せましょう。
ちなみに海中での写真撮影については、防水タイプのスマホを持ち込みされる方もいますが、保証がないのでオススメできません。防水カメラがレンタルできるショップも多くあります。また、防水タイプのデジタルカメラやアクションカメラを持ち込む方もいらっしゃいます。各店で条件は様々ですので、あわせて確認しましょう。
未経験なら、いろいろ心配事も多いでしょう。けど、紐解いていくと「意外と手軽なんだな」と思えるのがダイビング。人気なのも頷けますよね。
沖縄県内にはマリンクラブ ナギをはじめ、たくさんのダイビングショップがあります。お気に入りのスポットや気になるショップを見つけたら、あとは心の準備だけ。沖縄の青い海へ飛び込んでみましょう!
マリンクラブ ナギ | ||
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住所 | : | 沖縄県国頭郡恩納村字山田501-3 |
電話 | : | 098-963-0038 |
営業 | : | 8:00~20:00(受付時間) |
定休日 | : | 無休 |
HP | : | https://nagi.biz/ |
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