ソーキそばにタコライス、アメリカンスタイルの絶品バーガーなど、沖縄観光の楽しみのひとつであるグルメ。旅のグルメでは定番を押さえつつも、ガイドブックにも載っていないような最新、穴場の良店に出会う感動も味わいたい。——そんな幸運を確実なものにするために、ここは“クェーブー”(沖縄の言葉で『食事の運がいい人』の意味)の力を借りましょう。沖縄のグルメブログ『オキグル』を運営するブロガーのユウタさんに、沖縄本島の最新グルメを紹介してもらいました。

「麺にこだわった“進化系”のあっさり沖縄そば」

金月そば 国際通りむつみ食堂店

「自家製生麺を使用した沖縄そばで、ナチュラル、ヘルシーな印象があります。今までの沖縄そばを進化させたような一杯。普通の沖縄そばに飽きた人にはぜひ食べてほしい逸品ですね」

画像1: 金月そば 国際通りむつみ食堂店

ユウタさんがこう教えてくれた沖縄そば店「金月そば 国際通りむつみ食堂店」は、2017年3月、那覇・国際通りで60年近く営業した「むつみ食堂」跡地にオープン。同食堂から引き継いだ定食メニューも揃えています。

画像2: 金月そば 国際通りむつみ食堂店

必食の沖縄そばは650円(税込)。一般的な沖縄そばでは油を通した麺が使われますが、こちらは沖縄産小麦を配合した生麺。何杯でも食べられるようなあっさりとした味わいだけに、旅の途中の間食としていただくのもツウな選択かもしれません。

金月そば 国際通りむつみ食堂店
住所沖縄県那覇市牧志2-1-16
電話098-867-0862
営業11:00~17:00(売り切れ次第閉店)
定休日月曜日
HPhttps://kintiti.ti-da.net/

「コーヒーは沖縄の隠れ名物。近年人気の店がこちら」

豆ポレポレ

アメリカ文化の影響を受けた沖縄は、コーヒーショップや喫茶店の多い土地。ユウタさんイチ押しのコーヒーショップ「豆ポレポレ」は、沖縄本島中部の中心都市、沖縄市の高原地区にあります。

画像1: 豆ポレポレ

「2019年1月にイタリアで行われたコーヒー焙煎の世界大会で2位になった焙煎師が営むお店なんです。そのときの仕入れによってラインナップが変動するので、どのコーヒー豆がオススメとは言えませんが、どれを選んでもほぼ間違いありませんよ。お土産の豆のみならず、テイクアウトのドリンクメニューも試してほしいです」

画像2: 豆ポレポレ

かわいい絵柄のパッケージも高評価。カフェラテ(486円・税込/右)が人気メニューだとか。散策のお供に間違いのない選択肢といえそうです。

豆ポレポレ
住所沖縄県沖縄市高原6-13-8 1F
電話098-927-3260
営業13:00~19:00
定休日木・日曜日
webhttps://www.mamepolepole.com/

「まろやかな沖縄味噌をおいしくいただくならぜひ!」

味噌めしや まるたま

「160年以上の歴史がある那覇・首里の『玉那覇味噌』を使用した味噌料理の専門店。さば味噌御膳といった定番のほか、いなむどぅちと呼ばれる沖縄らしい大きな味噌汁、さらには味噌の入ったオリジナルタコライスもあります」

画像1: 味噌めしや まるたま

2016年3月にオープンした味噌めしや まるたま。国際通りや那覇バスターミナルなどからもアクセスがいい、那覇市泉崎にあります。ここはまさに味噌好きのためのお店。味噌は沖縄の食文化に深く浸透していて、本州などに比べて少し甘くてまろやかなのが特長です。

画像2: 味噌めしや まるたま

早朝から夜遅くまで営業しているのも嬉しいポイント。イチ押しメニューは11:00から1日7食限定のさば味噌御膳(1200円・税込)だとか。『玉那覇味噌』の人気商品で、木の樽で半年間熟成した「王朝みそ」と合わせ味噌の2種類をブレンドし、奥深い味わいに仕上げています。

味噌めしや まるたま
住所沖縄県那覇市泉崎2-4-3 1F
電話098-831-7656
営業7:30~22:00
定休日日曜日、第2・4木曜日
webhttp://marutama-miso.com/

「沖縄のご当地食材を、素材の魅力そのままにジェラートでどうぞ」

やんばるジェラート La Vous(ラ・ボウス)店

沖縄といえば、南国ならではの冷たいスイーツが魅力です。ご当地チェーン店も数多くありますが、「やんばるジェラート」はぜひ食べてほしいニューウェーブ系の店舗です。

画像1: やんばるジェラート La Vous(ラ・ボウス)店

「世界のジェラートコンテストで上位入賞の経験を持つ、柴野大造さんと米盛勝也さんが監修したレシピが話題のお店です。沖縄の食材を使用した珍しいジェラートも多く、いずれも素材の味が活かされていて美味しいですよ」

画像2: やんばるジェラート La Vous(ラ・ボウス)店

ちなみに店名にある「やんばる(山原)」とは、自然溢れる沖縄本島北部一帯のこと。自然の恵みを取り入れたメニューがズラリと並びます。イチ押しはパイン・セロリ・リンゴのソルベ(写真の左。シングルでテイクアウトなら400円・税込、店内で食べる場合は407円・税込 )など、色どり豊かでフォトジェニック。写真のように組み合わせてオーダーもできます。那覇市からも近い宜野湾市の嘉数地区にあるLa Vous(ラ・ボウス)店のほか、那覇市内など沖縄本島内に複数店舗あるので、休憩がてら立ち寄りたいお店です。

やんばるジェラート La Vous(ラ・ボウス)店
住所沖縄県宜野湾市嘉数3-19-1
電話098-943-5434
営業11:00~19:00
定休日毎月第1火曜
webhttps://www.yanbarugelato.com/

「隠れ家的雰囲気のお店で、沖縄の食材を生かしたメニューを」

BE NATURAL(ビーナチュラル)

「お昼のおまかせランチがおすすめです。料理は定期的に変わりますが、どれも沖縄の食材が使われており、おいしいです。山の上にお店があり、ちょっとした隠れ家的な雰囲気なのも魅力のひとつですね」

ユウタさんがそう魅力を教えてくれた「BE NATURAL(ビーナチュラル)」は、沖縄本島の南東部、南城市の佐敷地区にあります。2017年4月に移転リニューアルした店舗でいただけるのは、こんなメニューの数々。

これらは本日のおまかせランチ、1,848円(税込)。約3週間ごとに入れ替わるコース料理で、この日は写真上から「鶏肉と地元産クレソンの前菜 ぶどうのソースで」「島南瓜のスープ 栗のムース添え」「知念漁港直送鮮魚(シイラ)のソテー 島ゴボウとレンズ豆のピュレ」「ドルチェ(紅芋ムース・ミルクジェラート・柿)」。どれも沖縄の食材を使用した絶品です。小学校低学年までの子供向けメニュー942円(税込)もあるので、家族で行けるのも嬉しいお店です。

BE NATURAL(ビーナチュラル)
住所沖縄県南城市佐敷字佐敷138-1
電話098-947-6203
営業11: 30~20:30(L.O.)
定休日火・水曜日(祝祭日は営業)
webhttp://benatural.sunnyday.jp/

「沖縄産きび糖を使用した、やさしい甘さのベルギーワッフル」

Maitoparta(マイトパルタ)

2013年4月、那覇空港からも近い豊見城市名嘉地にオープンした「Maitoparta(マイトパルタ)」は、おいしいベルギーワッフルのほか、コーヒー、ラスク、バーガーなどがメニューに並ぶ人気店です。

「ワッフル専門店で、常時色々な種類があります。発酵バター、発酵飼料で育てた卵、きび糖を原材料に使用していて、どれもおいしく、ハズレがありませんよ」

画像: Maitoparta(マイトパルタ)

ユウタさんオススメのワッフルは、写真のくろキャラメル(260円・税込)。きび糖の優しい甘さの奥に、キャラメルのほろ苦い風味が感じられます。本場ベルギーでも使われるワッフルマシンをヨーロッパから導入していて、見た目も食感も本格的。時期によって入れ替わりがありますが、フレーバーは常時10種類以上をラインナップしています。

Maitoparta(マイトパルタ)
住所沖縄県豊見城市名嘉地169-1
電話098-996-2907
営業11:00~18:00
定休日不定休
webhttps://maitoparta-oki.com/

レストランからスイーツに至るまで、沖縄グルメの進化が感じられるラインナップ。せっかくの沖縄観光では、これまでのイメージを覆すような感動のひと品を味わってください。

画像7: 定番から珍しいお店まで。現地グルメブロガーが選ぶ最新沖縄グルメ

ユウタ

食が好きで、東京のレストランで働いていた経験をもち、「沖縄の食べ歩き」に特化したブログ『オキグル』(“沖縄のグルメ”の略)を2017年2月から運営。紹介するお店はすべて「行って良かった」「一度は行ってみて欲しい」と思ったものだけ。サイトにはこだわりの店とメニューが並びます。
オキグル

※2019年8月22日に店舗情報2件を追加しました。
※2020年1月16日に一部内容を更新しました。

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

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