年間の平均気温は28度。もっとも寒い2月でも平均27度と、年中通して過ごしやすい常夏の島であるグアムは、日本からも多くのお子さま連れのお客さまで賑わいます。泳いで食べて買い物をして……と、定番の楽しみ方もさることながら、せっかくのお子さま連れ。「旅育(たびいく)」という過ごし方はいかがでしょうか。
心と人間性の成長を促す、「旅育」という概念
「旅育」とは近年注目を集めているキーワードで、日常とは違う旅先での多彩な経験を通じて多くのことを学び、心や感性、人間性の成長を促すという概念です。「かわいい子には旅をさせよ」という慣用表現がありますが、脳の成長が著しい幼少期はまさに旅育に適した年齢といえます。
日本からわずか4時間で行ける海外であるグアムは、そんな旅育の舞台にうってつけです。さまざまな価値観や文化に触れられ、自立して生きる力を育て、親子の絆が深められる、グアムでの過ごし方をご紹介していきましょう。
【グアムの旅育のポイント1】お子さまの世界を大きく広げる街歩き
グアムの面積は淡路島とほとんど変わりません。ゆっくり車を走らせても、4時間ほどで一周できてしまう大きさ。治安もいいため、中心部を徒歩で観光するのはいかがでしょうか。お子さまの冒険心を刺激しながら、視野を大きく広げることができるはず。いつもと違う世界に触れ、新たな感覚を味わう体験は、お子さまの視野を広げるまたとない機会になるに違いありません。
ホテルやショッピングスポットが集まる「タモンエリア」
島の中心地「タモンエリア」は、白い砂浜が美しい「タモンビーチ」や本場のチャモロ文化を体験できる「チャモロビレッジ」などの観光スポットのほか、ショッピングモール、レストランなどが集中しています。
実はグアムのホテルの大半がタモンエリアにあります。日本人観光客も多く、安全であることに加えて、疲れたら休めるスポットも豊富。お子さまの体調もケアしながら、アメリカと離島の文化が融合したグアムならではの街歩きをお楽しみください。
【グアムの旅育のポイント2】家族の絆を深めるマリンアクティビティ
四方を海に囲まれたグアムには大人も子どもも楽しめるマリンアクティビティが豊富にあります。楽しく充実したひとときは、お子さまの感性を刺激し、家族の絆を深めるチャンスです。
グアム最大級のマリンスポーツ施設「Guam Ocean Park」
なかでもおすすめが、グアム最大級のマリンスポーツ施設「Guam Ocean Park(グアム オーシャン パーク)」。日本人スタッフも常駐しているため、もしものトラブルのときなども安心です。
同施設のプライベートビーチには、街に近いビーチとは異なる魅力が。グアムの山々を見渡せるロケーションのため、白い砂浜と碧い海、そして緑の山々というコントラストを楽しむことができます。
また、スタッフはグアム政府発行のウォーターセーフティーサティフィケートを保有し、更に緊急時に備えて迅速に対応できるようファーストエイドのトレーニングも受講しており、安全な環境で多彩なアクティビティを体験できます。
「バナナボート」や「シュノーケリング」など、日常とは一線を画したシチュエーションで共同作業や感動を共有することで、親子間のコミュニケーションも自然と増えることでしょう。
Guam Ocean Park(グアム オーシャン パーク)
住所 | : | 169 Bishop Flores St. Tamuning, Guam 96931(メインビーチ) APRA Beach,Piti, Guam 96925(セカンドビーチ) |
---|---|---|
営業時間 | : | 8:00~17:00 |
定休日 | : | なし |
web | : | https://guamoceanpark.com/ |
【グアムの旅育のポイント3】ホテルの体験プログラムで自立心を育む
タモンエリアのホテルでは、キッズ向けのプログラムがたくさんあります。日本人のみならず、さまざまな国の子どもたちと触れ合う機会になることでしょう。グローバルなコミュニケーション力を高め、もしかしたら外国語に興味を持ってもらうキッカケになるかもしれません。
クラブメイツと楽しむ多彩なアクティビティが豊富な「PICグアム」
「PICグアム(パシフィック・アイランド・クラブ・グアム)」は、巨大なプールを持つ島内最大級のリゾートホテル。毎日9時から16時45分まで、4歳から12歳のお子さま向けに「キッズプログラム」を実施しています。
クラブメイツと呼ばれるスタッフと一緒に、プールやビーチでの遊びはもちろん、多彩なアクティビティを楽しみながら一日中過ごせます。
PICグアム(パシフィック・アイランド・クラブ・グアム)
住所 | : | 210 Pale San Vitores Rd, Tamuning, Guam 96913 |
---|---|---|
営業時間 | : | 9:00~16:45(キッズプログラム) |
web | : | https://pic.premierhotel-group.com/guam/ |
ミクロネシア最大級のウォーターパーク「星野リゾートリゾナーレグアム」
ミクロネシア最大級のウォーターパークを完備するのは、日系のホテルです。「星野リゾート リゾナーレグアム」では、「クラブマンタ」という子どもから大人まで誰でも参加できる体験プログラムを用意しています。
プールやビーチでウォーターカップリレー、スポンジリレー、バルーントスなど1日に5~6種類のゲームを体験可能。ルールも日本語でわかりやすく説明してもらえるので、英語が分からなくても楽しめます。
このほか、宿泊者限定の家族で楽しめるイベント「Gupot Kanton Tasi(グプット カントン タシ:海辺のパーティー)」というイベントも開催しており、無料で参加できます。グアムの文化を体験できる貴重なイベントです。
星野リゾート リゾナーレグアム
住所 | : | 445 Gov Carlos G Camacho Rd, Tamuning, Guam 96913 |
---|---|---|
営業時間 | : | 9:30~17:30(ウォーターパーク) |
web | : | https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/risonareguam/sp/waterpark/ |
【グアムの旅育のポイント4】さまざまなルーツを持つ食で、異文化に触れる
グアムには、古代から続くチャモロ文化が息づいています。その歴史は、料理にもよく表れています。
甘辛い味付けが特徴の「チャモロ料理」は、日本人の口にもよく合うテイスト。またスペイン、日本、アメリカと、さまざまな国の統治を経て、グアムは独自の食文化が発展しました。
食事は、異文化に触れるもっとも手軽な手段のひとつ。ぜひ、お子さまと一緒に珍しい料理に舌鼓を打ってみてください。おいしい思い出は、きっとお子さまの感性を刺激してくれるはずです。
グアムの中心街であるタモン地区のレストランなどでは、日本人観光客が多いことから、日本語メニューを用意しているお店も多くあります。人気店は、渡航前にあらかじめ予約しておくことをおすすめします。
グアム政府観光局のサイトでは日本語でさまざまなレストランが検索できるので、旅行前の参考に活用してみてはいかがでしょうか。
グアム政府観光局
セルフクッキングスタイルで楽しめるHotel Nikko Guamの「サンセットビーチBBQ」
JAL系列の「Hotel Nikko Guam(ホテル ニッコー グアム)」でも、チャモロ料理を中心とした豪快なバーベキューがご堪能いただけます。
「サンセットビーチBBQ」では、プライベート感あふれるガンビーチが目の前に広がり、セルフクッキングスタイルでBBQをお楽しみいただけます。サラダなどのサイドメニューはビュッフェ形式でお好きなものをお召し上がりください。
美しいサンセットを眺めつつ、迫力満点のファイアーダンスとポリネシアンダンスをご覧いただきながら、南国のディナータイムをごゆっくりお楽しみください。
Hotel Nikko Guam(ホテル ニッコー グアム)
住所 | : | 245 Gun Beach Road, Tamuning, Guam 96913 |
---|---|---|
営業時間 | : | 18:30~20:30(サンセットビーチBBQ) ファイヤーダンスショー19:30~ ※9月以降の営業は未定 |
定休日 | : | 金~日曜 |
web | : | https://www.okura-nikko.com/ja/guam/guam/hotel-nikko-guam/dining/#hotel-nikko-guam |
グアムならでは魅力を、旅育を通じて感じてみてはいかがですか?
日本から比較的近く、豊かな文化と治安のよさがグアムの特色。そこで過ごす経験は、お子さまのみならず、大人にとっても豊かな時間になるはず。
旅育の視点で訪れるグアムは、初めての渡航はもちろん、何度も訪れている方にも新たな刺激を与えてくれます。家族みんなの学びの思い出を、南国の穏やかな風が優しく包み込んでくれることでしょう。
関連記事
掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。