※2025年10月時点のレートを参考にしています。
日本から気軽に行ける常夏の楽園・グアムの魅力
成田国際空港からグアムまでは、直行便で約3時間半。空港からホテルが集まるタモン地区までは車でたったの15分ほどです。
タモン地区からは多くの観光スポットへもアクセスしやすく、タクシーのほか、ライドシェアアプリ「STROLL(ストロール)」、観光客に人気の「Guam Red Shuttle(以下、「赤いシャトルバス」と表記)」などが利用できます。赤いシャトルバスは主要エリアを結ぶ複数の路線があり、それぞれ約45〜90分間隔で運行しているので、レンタカーを借りなくても充分島内を巡れます。
タモン地区を走る赤いシャトルバス

空港で待機中のストロール
提供:ストロールグアム
この記事でご紹介するのは、金曜日の朝に成田空港を出て、日曜日の夜に帰国する2泊3日のモデルコース。さらに、レンタカーなしで回れるので、初めての方でも安心です。短い滞在でグアムを満喫できる効率的なプランをご提案します。
Guam Red Shuttle
| 大人1人あたりの料金 | : | 1回乗車券7USD(約1,050円)、1日券15USD(約2,250円)、2日間券20USD(約3,010円)、3日間券25USD(約3,760円) |
|---|---|---|
| web | : | Guam Red Shuttle 公式サイト |
STROLL
| 大人4人までの料金 | : | 空港からホテル25.85USD〜(約3,900円〜)、チャモロビレッジからタモン地区28.05USD〜(約4,220円〜)、ホテルから朝市21.45USD〜(約3,230円)、マイクロネシアモールからホテル19.25 USD〜(約2,900円) |
|---|---|---|
| web | : | STROLL 公式サイト |
グアムのモデルコースマップ
1日目:サンセットやグルメを楽しむ
初日はホテルにチェックインしたあと、少し休憩をしてからSNS映えスポットまで出かけてみましょう。夜はフィリピン海に沈む夕陽をのんびり眺め、きらめく星空の下でシーフードメインの絶景バーベキューディナーをいただきます。
空港から15分!アクセスが便利な「Hotel Nikko Guam」にチェックイン

成田空港を10時頃出発するJAL便に乗ると、グアム国際空港には14時半過ぎに到着します。入国手続きなどに1時間ほどかかるとしても、空港から「Hotel Nikko Guam(ホテル・ニッコー・グアム)」まではタクシーまたはライドシェア(以下、車と表記)で約15分。スムーズに移動できれば、16時前にはホテルに到着できるでしょう。なお、チェックイン3日前までにウェブで予約すれば、ホテル専用の送迎車も利用できます。

ホテル・ニッコー・グアムは日系のホテルなので、館内の至る所に日本語の案内表記があるのが安心。客室は全室オーシャンフロントで、窓からはTumon Bay(タモン湾)のパノラマビューが広がります。眺めているだけで、南国らしい非日常感に浸れることでしょう。
ホテルの前には、開放的でプライベート感あふれる「Gun Beach(ガンビーチ)」が広がり、レジャーや散歩に最適です。
ホテルニッコーグアムのプールとガンビーチ
敷地内にあるメインプールも見逃せません。水深40cmと60cmのキッズプールがあり、親子連れにも大人気。7歳以上から利用できる全長72mの巨大ウォータースライダーは、子どもはもちろん、大人も夢中になること間違いなし! ライフジャケットの貸し出しもあるので、安心して楽しめます。なお、館内のプールはすべて「宿泊者専用」となっています。
朝食はビュッフェレストラン「Magellan(マゼラン)」で、パンやハム、ソーセージだけでなく焼き魚や納豆などの日本食もあるので、パン派もごはん派も、幅広い世代が大満足できるラインナップです。
Hotel Nikko Guam
| 住所 | : | 245 Gun Beach Road, Tumon, Guam 96913 |
|---|---|---|
| チェックイン/チェックアウト | : | 15:00/12:00 |
| web | : | Hotel Nikko Guam 公式サイト |
| 送迎車予約URL | : | https://nikkoguam.com/jp/location/ |
「Fujita Beach」のサンセットと「ピンクの壁」でフォトジェニックな1枚を

フジタビーチのサンセット
グアムには、「Ypao Beach(イパオビーチ)」をはじめとしたタモン湾沿いのビーチや、「Hagåtña Bay(ハガニア湾)」など有名なサンセットスポットがたくさんあります。ホテルの客室や併設のビーチからも夕陽は眺められますが、特におすすめしたいのがタモン湾の西側にある「Fujita Beach(フジタビーチ)」です。
ホテルからは車で約8分。赤いシャトルバスの場合は約25分、「①Hotel Nikko(ホテルニッコー)」から乗車して6つめの停留所「⑥Across Tumon Sands Plaza(タモンサンズプラザ向かい)」で下車します。のんびり歩くと約30分で到着します。

ビーチへ向かう途中には、通称「ピンクの壁」としてSNSで話題のスポット「Tumon Trade Center(タモントレードセンター)」もあります。ピンクの壁とオレンジ色のサンセット、2つの映え写真が撮れるので、ビーチとセットで回るのがおすすめです。
観光客が少ない穴場のフジタビーチで、白い砂浜と遠浅の海を照らしながら夕陽が沈みゆくさまを、ぜひ堪能してください。
Fujita Beach
| 住所 | : | Fujita Road, Tumon, Guam 96913 |
|---|
「Starlight Beachside Restaurant」で絶景シーフードバーベキューディナー

提供:Westin Resort Guam

レストランの目の前に広がるタモンビーチ
壮大なサンセットを満喫したあとは、満天の星の下でのディナータイム。
フジタビーチからは車で約5分、赤いシャトルバスで約15分、「⑥Across Tumon Sands Plaza(タモンサンズプラザ向かい)」の向かいにある「⑰Acanta Mall/Grand Plaza Hotel(アカンタモールグランドプラザホテル)」から乗車し3つめの停留所「㉑JP Superstore(JPスーパーストア前)」下車。「ウェスティンリゾートグアム」内にある「Starlight Beachside Restaurant(スターライトビーチサイドレストラン)」はビーチサイドのテラス席で「Starlight BBQ(スターライトBBQ)」が楽しめるレストラン。テーブルに設置された炭火焼きロースターを使って、自分たちで焼き上げるスタイルで、カップルにも親子連れにもシニアにも大人気。
ウェスティンスターライトBBQ:大人12歳以上75USD(約11,300円)、11歳以下は無料
メニューは、シーフードをメインにした「バーベキュープラッター」1種類のみ。素材はカナダ産のロブスター、イカ、ズワイガニの脚などのシーフードに加え、アスパラガス、ナス、トウモロコシなどの野菜、そのほか、アンガス牛、ポーク、子どもたちが大好きな照り焼きチキンとポークソーセージなど盛りだくさん!
さらに、グアムの伝統料理であるKelaguen(ケラグェン)やRed Rice(レッドライス)、Poke(ポキ)、パン、サラダもセットでついてきます。ポキは、サーモンやマグロなどの新鮮な魚介類を一口大に切って、香味野菜と一緒に酢を加えたタレで和えたCHamoru / Chamorro(チャモロ)スタイルです。

日没後ライトアップされたムード満点の屋外レストランで、心地よい潮風を感じながらの食事は南国ならでは。やさしいオレンジ色から漆黒へと変わっていく海や、きらめく星空を眺める特別な時間になるでしょう。
BBQのあとは、車なら約3分、または赤いシャトルバスなら約10分(2つめの停留所「①Hotel Nikko(ホテルニッコー)」下車)でホテルに戻りましょう。
Starlight Beachside Restaurant
| 住所 | : | 105 Gun Beach Road, Tumon, Guam 96913 Westin Resort Guam |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 17:30〜21:00 |
| 定休⽇ | : | なし |
| web | : | Starlight Beachside Restaurant 公式サイト(ウェスティンリゾートグアムサイト内) |
2日目:グアムらしいマリンアクティビティを満喫
2日目は、ホテル前のビーチとは異なる景色を求めて島の南部へ。現地ツアーに参加して、マリンアクティビティを楽しみます。ツアーの帰りには、首都ハガニア地区を訪れ、史跡やグルメまで満喫します。
「Bikini Island Club」でマリンアクティビティを体験

満潮時はボートからマリンアクティビティに出発
シュノーケリング、ジェットスキー、バナナボート、パラセーリングなどのさまざまなマリンアクティビティが楽しめる「Bikini Island Club(ビキニアイランドクラブ)」。ホテルからは車で約50分と、遠くて料金がかさむので、ホテルのロビーに迎えに来てくれるツアー専用送迎を利用するのがおトクで便利です。

ジェットスキー+ドルフィンウォッチングツアー:大人18歳以上190USD(約28,620円)から、17歳以下は参加不可

ビキニアイランド+バナナボート+シュノーケリング:大人14歳以上55USD(約8,250円)、子ども7〜13歳45USD(約6,750円)、3〜6歳35USD(約5,250円)
グアム最南端のメリッソ村にあるビキニアイランドクラブは、波の穏やかなココスラグーン内に位置し、敷地内に潮の満ち引きで広さが変わる神秘の島が現れます。干潮時には最大100平方メートルほどの広さになり、満潮時には水に沈んでしまいますが、その場合は島のそばまでボートで移動してアクティビティが楽しめます。

ハシナガイルカの群れ
「ビキニアイランド+バナナボート+シュノーケリング」が楽しめる2時間のツアーではウミガメに出合えることも。また、「ジェットスキー+ドルフィンウォッチングツアー」では、大海原を群れで泳ぐ野生のハシナガイルカを間近で見られるチャンスもあります。

干潮時に現れる海上ブランコ
干潮時には、満潮時には見られない星の砂や海上ブランコ、砂の島が姿を現します。特に、エメラルドグリーンの遠浅の海に出現する海上ブランコは絶好のフォトスポット。旅の思い出になる素敵な写真がたくさん撮れること間違いなしです。
なお、グアム政府から特別許可を得てお土産用として売られているもの以外の星の砂を持ち帰る行為は、グアムの法律で禁じられているのでご注意ください。
Bikini Island Club
| 住所 | : | LOT5 448 Chalan Kanton Tåsi, Merizo, Guam 96916 |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 10:00〜16:00 |
| 定休⽇ | : | なし |
| web | : | Bikini Island Club 公式予約サイト |
親しみやすい味わいが魅力の「Grill SGT」でチャモロランチを味わう

オーナーが米軍に所属していた時の階級「Sergeant(サージェント/軍曹)」がそのまま店名になっています
ビキニアイランドクラブからの帰路、送迎バスを途中下車(※要事前申し出)し、グアムの先住民族・チャモロの伝統料理が味わえるテイクアウトスタイルのレストラン「Grill SGT(グリルサージェント)」でチャモロランチをいただきます。チャモロの伝統料理や工芸品などを扱うお店が屋台のように軒を連ねる文化施設「Chamorro Village(チャモロビレッジ)」内にあります。

お店の前にはパビリオン(休憩所)があり、購入した料理をその場でゆっくり味わえます。チャモロの伝統料理といっても、近年は彼らがはるか昔から食べていた料理だけではなく、かつての宗主国であるスペインやアメリカ、さらには日本、フィリピンなど東南アジアの影響を受けた品々も提供しています。各国料理の「いいとこどり」をしたフュージョン料理の先駆けといえるかもしれません。
日によってラインナップは変わるものの、常に6〜8種類の料理が並び、「グアムで一番おいしいチャモロ料理」を求めて島民や観光客たちが次から次へと訪れます。

定番はレッドライスとPancit(パンシット)。レッドライスは、赤い食用色素としても用いられる、ビタミンA豊富なAchiote(アチョーテ/ベニノキ)の実を煮出した汁で炊くことで鮮やかなビビッドオレンジに。パンシットは、焼きビーフンと似た料理。米粉でできた極細麺を肉や野菜と炒めて塩こしょう、醤油と魚醤で味付けし、レモンの10〜30倍のビタミンCとクエン酸を豊富に含む果実・カラマンシーをたっぷり搾っていただきます。

1チョイス11USD(約1,660円)、2チョイス13USD(約1,960円)、3チョイス17USD(約2,560円)
ほかにも牛や豚の塊肉をほろっと崩れるまでじっくり煮た「Pot Roast(ポットロースト)」、鶏や鹿の肉または海老やタコなどのむき身を、削ったココナッツの実、玉ねぎ、カラマンシーやレモン、Donne(ドニ)という唐辛子で和えた前菜「Kelaguen(ケラグェン)」など、どれも日本人の口に合う親しみやすい味わいが魅力。いずれも1皿で2〜3人分のボリュームがあります。
Grill SGT
| 住所 | : | Suite125 153 W. Marine Corps Drive, Hagåtña, Guam 96910 Chamorro Village |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 月〜土曜10:30〜13:30 |
| 定休⽇ | : | 日曜 |
| : | @grillsgt_ |
「Plaza de España」を散策

続いてはチャモロビレッジから10分ほど歩いた距離にある「Plaza de España(プラザ・デ・エスパーニャ、スペイン広場)」へ。グアムは1565年から3世紀以上にわたってスペインに統治されていた歴史があります。

スペイン広場の人気モニュメント、第264代ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世(St. Pope John Paul II)の像
広場には、スペイン総督が暮らしていた公邸の土台部分や、コンサートホールとして使われた独創的な六角形のKiosko(キオスコ)、上流社会の富裕層や政治家などの賓客を高価なチョコレート飲料でもてなしたチョコレートハウスなどが残っています。どの史跡も、スペインのマンポステリア建築工法を用い、サンゴ石やカピス貝、タイルがふんだんに使われているので、ぜひ観察してみましょう。

「I LOVE GUAM」モニュメントの右手奥に見える時計塔と聖母マリア大聖堂

撮影スポットとして人気なのが「I LOVE GUAM」モニュメント。背景には林立するココナッツの木々、北側にはグアムミュージアム、東側には由緒ある白亜のカトリック教会「聖母マリア大聖堂(Dulce Nombre de Maria Cathedral-Basilica)」が建ち、どの角度から撮っても絵になる1枚が撮影できます。
Plaza de España
| 住所 | : | Chalan Santo Papa Juan Pablo Dos, Hagåtña, Guam 96910 |
|---|
「Guam Museum」で歴史を学ぶ

グアムの印章とチャモロの伝統工芸Tinifok Hagon Niyok(ティニーフォック・ハゴン・ニーゾック/ココナッツの葉編み)模様がデザインされたグアムミュージアム正面のアーチ

知事複合施設内にあるグアムの印章。奥に見えるのは全米で16番目にあたる海軍記念碑のLone Sailor像
スペイン広場と道を隔てた北側にあるのが「Guam Museum(グアムミュージアム)」。グアムの先住民族・チャモロの歴史と文化を保存し、後世に継承する施設として2016年11月にオープンしました。

グアムミュージアム入り口近くに展示されているプロア



ココナッツの葉編み模様が美しいチャモロの道具類
無数のサンゴなどの海洋生態系に関する展示物や、舟の片側だけに小さな艇体(浮力体)を持つ左右非対称の帆走カヌー「Proa(プロア)」、先住民たちが使っていた「Lusong(ルソン、石臼)」、土器などの道具から、彼らの生活様式をうかがい知ることができます。
Guam Museum
| 住所 | : | 193 Chalan Santo Papa Juan Pablo Dos, Hagåtña, Guam 96910 |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 火〜金曜9:00〜16:00、土曜10:00〜14:00 |
| 定休⽇ | : | 日・月曜 |
| web | : | Guam Museum 公式サイト(外国語サイト) |
「The Coconut Tree Company」でグアムの伝統スイーツをお土産に


グアムミュージアムから東へ徒歩約6分。「The Coconut Tree Company(ザ・ココナッツツリーカンパニー)」は、チャモロの伝統菓子ココナッツキャンディーのお店です。

金色のホイル包みはトラディショナル、緑色はわさびなどとバラエティー豊か
店の奥にある工房では、今も昔ながらの伝統製法でココナッツキャンディーを一つひとつ丁寧に手作りしています。じっくり3時間以上かけて作られるキャンディーは、全部で22種類。フレーバーのバリエーションも豊富です。

3個入り4.25USD(約640円)から、12個入り12.60USD(約1,900円)から
昔ながらの味わいのトラディショナルのほか、チョコレートやマンゴー、さらにはわさびや桜などの変わり種も。
そのほか、季節限定のフレーバーも展開しています。チャモロの伝統菓子をモチーフにしたフレーバーが中心で、スポンジケーキにカスタードクリームをはさんでシナモンをまぶした「Latiya(ラティザ)」、潰したカボチャにシナモンなどのスパイスと砂糖を混ぜてパイ皮で包んで油で揚げた「Buchi-Buchi(ブチブチ)」など、グアムらしいスイーツが揃います。オリジナル感が高いうえ、賞味期限が3カ月と日持ちするのでグアムのお土産に最適です。
The Coconut Tree Company
| 住所 | : | Suite 104 T.S. Tanaka Bldg, 220 Kanton Tåsi, Hagåtña, Guam 96932 |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 火〜土曜9:00〜16:00 |
| 定休⽇ | : | 日・月曜 |
| : | @thecoconuttreecompany |
「Snowberry」でカラフルなミルクかき氷を味わう

次はハガニア地区からホテルのあるタモン地区へ移動します。このルートの赤いシャトルバスの運行はナイトマーケットが開かれる水曜の夜のみ。そのため、ほかの曜日の場合は車を利用しましょう。約10分で到着します。

タモン地区のビルの1階にある韓国版かき氷Binsu(ビンス)の専門店「Snowberry(スノーベリー)」の1号店でブレイクタイム。ミルクを凍らせて作っているので、氷自体にコクと甘味があってクリーミー。まろやかで上品なおいしさです。

スノーハロハロR:8.98USD(約1,350円)、L:9.98USD(約1,500円)
人気メニューのひとつがフィリピンのスイーツ「ハロハロ」をアレンジした「Snow Halo-Halo(スノーハロハロ)」。グアムがかつてスペイン領だった時代、フィリピンから労働力として駆り出された人たちの子孫が現在もグアムの人口の約25%を占めているため、グアムはフィリピン風のおいしいものの宝庫でもあるのです。

カップに入ったハロハロをお皿の上に出して練乳をかけたもの
スノーハロハロの底には2種類のフルーツゼリー、その上に小豆とココナッツとタロイモフレーバーのミルクかき氷がのり、トッピングはバナナ、餅、Popping Ball(ポッピングボール、噛むと中からプチっとマンゴー味のジュースのような液体が口に広がるタピオカ)と南国っぽさ満載。広口のボウルなどに中身を出し、練乳をかけて“ハロハロ(混ぜ混ぜ)”して食べるのがおすすめ。どのミルクかき氷も食べたあとのさっぱり感がクセになるおいしさです。
Snowberry
| 住所 | : | Carlrose Bldg, 588 Pale St. Vitores Road, Tamuning, Guam 96913 |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 月〜土曜12:00〜22:00、日曜13:00〜22:00 |
| 定休⽇ | : | なし |
| web | : | Snowberry 公式サイト(外国語サイト) |
「LONE STAR Steakhouse Guam」でステーキディナー

2日目のディナーは「LONE STAR Steakhouse Guam(ローンスターステーキハウスグアム)」でガッツリとお肉を味わいます。スノーベリーから車で約8分のところにある、日本未上陸のお店です。

グアムで14オンス(約397g)の分厚いステーキを食べるなら絶対ここ! というくらいのテキサス発祥の有名店です。

イチ推しステーキの骨つき「Porterhouse(ポーターハウス)」54.99USD(約8,250円)

骨なし「Texas Ribeye(テキサスリブアイ)」44.99USD(約6,750円)
提供されるアンガス牛は、肉質が柔らかくてジューシー。塩こしょうだけでベーシックに焼き上げているからそのままはもちろん、卓上のソースやケチャップで味変できるのがうれしいポイント。
ステーキを待つ間に出てくる、店内で焼いたほんのり甘いパンも評判。サイドディッシュや単品料理も種類が豊富で、しかも絶品揃い。中でもおすすめは、ねっとりクリーミーな食感が特徴のアメリカ産のさつまいもを使った「Baked Sweet Potato(ベイクドスイートポテト)と、ガーリックが効いたチーズソースをかけて焼いた「Brussel Sprouts(ブリュッセル・スプラウト/芽キャベツ)」15.99USD(約2,410円)。どちらも病みつきになる味です。


子どもも食べやすい「Bacon-Cheddar Burger(ベーコン-チェダーバーガー)」22.99 USD(約3,460円)や「Spaghetti Ragu(スパゲッティラグー)」28.99USD(約4,370円)のほか、ステーキは重いと感じるシニアの方でも楽しめる「Sweet Bourbon Salmon(スイートバーボンサーモン)」34.99USD(約5,270円)もあり、老若男女が満足できる一軒。
さらに、InstagramのDMに日本語で名前・日時・人数・滞在するホテルなどの情報を入力するだけで予約できるので安心です。
お腹がいっぱいになったあとは、歩いて10分ほどの距離にある「Guam Premier Outlets(グアムプレミアアウトレット)」から、車で約10分または赤いシャトルバスで約30分(13個めの停留所「①Hotel Nikko(ホテルニッコー)」下車)でホテルへ帰りましょう。
LONE STAR Steakhouse Guam
| 住所 | : | 615 S. Marine Corps Drive, Tamuning, Guam 96913 |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 11:00〜22:00 |
| 定休⽇ | : | クリスマス(12月25日) |
| : | @lonestar_jp_guam |
3日目:ショッピングやお土産探し
3日目の朝は早起きをして、ローカルグルメを販売する屋台で朝ごはんを。帰りに恋人岬からの眺望を楽しんだあとはグアム最大規模のショッピングセンター「Micronesia Mall」でお土産探しをしましょう。
「Dededo Flea Market」でローカルグルメを堪能

ホテルから車で約10分、グアムで一番人口の多い島北部のデデド地区で毎週土曜と日曜の2日間、早朝5時から開催される「Dededo Flea Market(デデドフリーマーケット、デデドの朝市)」へ向かいます。なお、このルートの赤いシャトルバスの運行は土曜の朝のみです。

Katuray(カトゥライ)

Chico(チコ)
市場には、島内で採れた新鮮な野菜や果物、魚介、生活雑貨まで、さまざまなローカル商品がずらり。ゴーヤやナスなど馴染みのある野菜のほか、日本では見かける機会がない「Katuray(カトゥライ)」という食用花、じゃがいもによく似た見た目で柿のような味覚の「Chico(チコ)」というトロピカルフルーツなど、珍しい食材にも出合えます。バラエティー豊かな物品が販売されており、毎週多くの島民たちで賑わいます。

敷地内の屋台で売られている鶏肉の出汁とニンニクが効いたお粥「Arrozcaldo(アロスカルド)」や、チャーシューまんに似た「Shou Pao(ショーパオ)」は朝ごはんにぴったり。ほかにも目の前で割ってもらったココナッツのジュースや、豆腐の上にタピオカと黒蜜をかけた「Taho(タホ)」、料理用バナナ・プランタンにブラウンシュガーをまぶして揚げた甘い春巻き「Turon(タロン、バナナルンピア)」などのローカルスイーツが味わえます。
なお、朝市で購入した野菜やフルーツを日本に持ち帰ることはアメリカの法律で禁じられているので、その場で楽しみましょう。
Dededo Flea Market
| 住所 | : | 144 West Santa Monica Avenue, Dededo, Guam 96929 The Guam Farmers Market |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 土・日曜5:00〜10:00 |
| 定休⽇ | : | 月〜金曜 |
「Puntan Dos Amantes (Two Lovers Point)」で絶景を眺める


1989年に伊豆市の恋人岬から贈られたLOVE BELL(愛の鐘)
デデドの朝市から車で約8分。タモン湾の北端にある「Puntan Dos Amantes(プンタン・ドス・アマンテス、恋人岬)」はグアムを代表する絶景スポット。
スペイン統治下時代の悲恋伝説が残るこの場所。スペイン総督との結婚を父親から強く迫られたチャモロ族の娘は、愛する恋人とともに逃げ続けました。やがて2人はこの崖に追い詰められ、互いの長い髪を結び合わせ、海抜123mの断崖から眼下に広がる大海原に身を投げたといわれています。この世で添い遂げることができなかった恋人たちの分も愛を誓う、現代のカップルが世界中から訪れる景勝地です。

展望台手前のフェンスには、赤・ピンク・オレンジ・黄色・緑など、色とりどりのハート形の南京錠が無数にかけられています。メッセージは多言語で書かれており、世界中のカップルが訪れる“恋人たちの聖地”として賑わっています。
Puntan Dos Amantes(Two Lovers Point)
| 住所 | : | GRM2+XXQ, Tamuning, Guam Puntan dos Amantes |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 10:00〜19:00 |
| 定休⽇ | : | なし |
「Micronesia Mall」でお土産探し

恋人岬のあとは車で約5分または赤いシャトルバス(※要事前予約、日曜のみ運行)で約15分、東京ドーム1.3個分の敷地面積を誇る「Micronesia Mall(マイクロネシアモール)」でランチとショッピングを楽しみましょう。

モール内には114の店があり、食事や買い物を楽しめます。1階には、親同伴の2〜10歳の子ども向けにキッズミール1皿が無料になるアメリカンファミリーレストラン、2階には日本でもお馴染みのフライドチキンのお店や、カレーやケバブなどが味わえるテイクアウトのお店があります。


お土産探しに「ABC STORES(ABCストア)」は外せません。日本の人気キャラクターたちが日焼けしたバージョンのぬいぐるみや、イラストのついたポーチ、キーホルダーなど南国らしいアイテムが充実。
マイクロネシアモールの2番通路から入店できる「ペイレス」
バラまき用のお菓子を買うなら24時間営業のスーパーマーケット「Payless(ペイレス)」がおすすめ。自分用の洋服や靴、ファッション雑貨、キッチン用品を探すなら「Ross Dress for Less(ロス・ドレスフォー・レス)」も要チェックです。有名ブランド品の数々が大型アウトレット店ならではのディスカウント価格で入手可能。自分用もバラまき用も一通り揃うので、短い滞在でも便利です。
ここからホテルまでは車で約5分または赤いシャトルバスで約15分(「①Hotel Nikko(ホテルニッコー)」下車)。ホテルでお土産をスーツケースに詰め直す時間なども必要ですし、ホテルから空港までは車でさらに約15分かかります。帰りの成田行きJAL便の出発予定時刻は16時半頃なので、遅くとも13時くらいにはマイクロネシアモールを出発すると安心です。ホテルのチェックアウトタイムは通常正午のため、朝出かける前に手続きを済ませて、ホテルでスーツケースを預かってもらう方法もあります。
Micronesia Mall
| 住所 | : | 1088 W. Marine Corps Drive, Dededo, Guam 96929 |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 月〜土曜10:00〜 21:00、日曜10:00〜20:00 |
| 定休⽇ | : | クリスマス(12月25日) |
| web | : | Micronesiamall 公式サイト(外国語サイト) |
グアム観光で覚えておきたいポイント
グアム観光でおさえておきたいポイントをまとめました。
ESTAまたはETAの申請が必要
アメリカへ渡航するにはESTA(電子渡航認証システム)の事前申請が必要です。グアムの場合はESTAまたはG-CNMI ETAが選べます。ESTAは有料ですが、後者は無料。ただし渡米する7日以上前までの申請が推奨されているので、余裕を持って準備をしましょう。
関連記事
現金の用意も必要

iStock/Nikola Stojadinovic
基本的にクレジットカードが使えますが、タクシーや市場など現金のみのところもあります。チップを渡す際なども現金が便利。レンタカーなしの場合は、現金はマストで必要です。
チップの目安額を確認しよう
チップの払い方はタイミングと渡し方が重要! タクシーを利用する際には料金の10〜15%を加算した金額を現金でドライバーに支払いましょう。ライドシェアの場合、チップは不要です。ホテルでポーター(ベルボーイ/ベルガール)にスーツケースを客室まで運んでもらう場合は荷物1つにつき1ドル。客室のベッドメイクをしてくれるハウスキーパーにはベッド1台につき1〜2ドルを「Thank you!」と書いたメモに折り紙を添えたり、日本のポチ袋に入れて横のサイドテーブルに置いたりすると喜ばれます。

ホテル館内のレストランやカジュアルレストランのBill / Check / Statement(ビル/チェック/ステイトメント、勘定書)に「SC / Service Charge(サービスチャージ)あるいは「Gratuity(グラチュイティー)」の金額が印字されている場合、追加でチップを払う必要はありませんが、ない場合は食事代金の10〜15%の金額を加算して支払うのがスマートです。
なおビキニアイランドクラブなどのツアーの代金にはチップが含まれているため、チップを支払う必要がないほか、グリルSGTやマイクロネシアモール内のファミリーレストランやフードコート内の店舗でもチップの支払いは基本的に不要です。
コンパクトにグアムの魅力を満喫
週末に1日休みを加えた2泊3日でグアムの魅力を実感できるコースをご紹介しました。おすすめの観光スポット、ローカルグルメ、マリンアクティビティなど、グアム旅行計画の参考にしてください。
取材:陣内真佐子、撮影:Kris
初回投稿日:2015年1月21日
※2025年11月4日に一部内容を更新いたしました。
関連記事
掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。













