via text - ここをクリックして引用元(テキスト)を入力(省略可) / site.to.link.com - ここをクリックして引用元を入力(省略可)
2012年に世界遺産(複合遺産)に登録された、パラオ共和国の「ロックアイランド群と南ラグーン」。約445の島々とラグーンが描き出す美しい自然と、そこに育まれた多様な生態系、そして人類の歴史を物語る遺跡としても注目される複合遺産の魅力とは? 見どころと共にご紹介します。

パラオ唯一の世界遺産「ロックアイランド群と南ラグーン」とは

画像: iStock/clumpner
iStock/clumpner

日本から直行便でおよそ4時間50分。太平洋に浮かぶパラオ共和国は、無数の島々からなる海洋国家です。パラオ最大の島・バベルダオブ島やコロール島を中心に、約2万人の人々が暮らすこの国は、澄んだ海とラグーンが織りなす美しい風景に包まれる場所として知られています。

そんなパラオで2012年に同国初の世界遺産として認定されたのが「ロックアイランド群と南ラグーン」。ペルーの「マチュ・ピチュの歴史保護区」やオーストラリアの「ウルル-カタ・ジュタ国立公園」などと同様に、世界でも数少ない“複合遺産”として登録されるこの世界遺産には、数々の見どころが凝縮されています。

世界遺産に登録されているエリアは、コロール州に点在する約445もの島々からなるロックアイランド群と、その周辺に広がるサンゴ礁。ロックアイランドとは、太古のサンゴ礁が隆起してできた島々のことで、マッシュルームのような形が特徴。大小のロックアイランドに囲まれたエリアには52もの海洋湖が点在し、数多くの固有種や新種の動物が発見される生物多様性の宝庫としても知られています。

また、これらの島々は紀元前3100年から2,500年間にわたって人が住んでいた痕跡が残されており、その歴史的価値が複合遺産登録の決め手となっています。

多彩な絶景で溢れる。世界遺産の見どころと楽しみ方

画像: iStock/Norimoto
iStock/Norimoto

ロックアイランド群と南ラグーンの大きな魅力となっているのが、緑に包まれた大小の島々と真っ青な海が織りなす美しいパノラマ。この世界遺産を旅すれば、次々と現れる見どころに驚くことでしょう。

無数のロックアイランドのなかでもパラオを象徴する風景として知られるのが「セブンティ・アイランド」。希少な野生生物の保護区となっているためこのエリアに船で入ることはできませんが、ヘリコプターなどを使って空中から眺めることが可能。島々と海が描き出す鮮やかなグラデーションは、ため息が出るほどの美しさです。

画像: iStock/Global_Pics
iStock/Global_Pics

さらにロックアイランド周辺には、海底に沈殿した白い石灰質の泥の影響で、入浴剤を入れたような乳白色の海が広がる「ミルキーウェイ」や、透明度の高い海に純白の砂州が広がる「ロングビーチ」などの見どころも点在しています。

これらの見どころへは、コロールなどを起点にしたツアーでアクセスするのが一般的。ミルキーウェイでシュノーケリングを楽しんだり、ロックアイランドの合間をカヤックで進んだり……。世界遺産を舞台にしたマリンアクティビティも豊富に揃っています。

固有の生態系と人類の足跡にも出合える

ロックアイランド群と南ラグーンの魅力は、美しい風景だけではありません。「ブルーコーナー」や「ブルーホール」など、世界屈指のダイビングスポットが点在するこの世界遺産では、数々の海洋生物との出合いも楽しめます。

画像: iStock/Jenhung Huang
iStock/Jenhung Huang

独自の自然環境から、多くの固有種や新種が生息するロックアイランド群と南ラグーン周辺の海域は、多種多様な魚類やサンゴ、サメやマンタが生息する野生生物の楽園。多様性に富んだ生物との出会いも、魅力のひとつといえるでしょう。

また、ロックアイランドに点在する洞窟には、かつて人々がこの場所に住んだことを物語る壁画「ロックペインティング」や「ストーンマネー(石の貨幣)」が採掘された痕跡なども残されています。紀元前から、永きにわたって人が住んでいたとされるロックアイランドには、人類の足跡を物語る場所が点在。悠久の昔から紡がれてきた、人類の歴史に思いを馳せることができるのです。

サンゴの海とロックアイランドが描き出す美しい風景、そこに生息する多様な野生生物、そして連綿と受け継がれてきた人類の記憶……。幾重にも折り重なる多彩な魅力こそが、複合遺産「ロックアイランド群と南ラグーン」を旅する醍醐味なのです。

画像: iStock/shalamov
iStock/shalamov

ロックアイランド群と南ラグーン(パラオ共和国)

アクセスパラオ国際空港からコロール島(ロックアイランドへの拠点)まで約11km(車で約19分)
世界遺産登録年2012年
世界遺産の種類複合遺産
登録基準・現存する、あるいはすでに消滅した文化的伝統や文明に関する独特な、あるいは稀な証拠を示していること
・ある文化(または複数の文化)を特徴づけるような人類の伝統的集落や土地・海洋利用、あるいは人類と環境の相互作用を示す優れた例であること。特に抗しきれない歴史の流れによってその存続が危うくなっている場合
・類例を見ない自然美および美的要素をもつ優れた自然現象、あるいは地域を含むこと
・陸上、淡水域、沿岸および海洋の生態系、動植物群集の進化や発展において、進行しつつある重要な生態学的・生物学的過程を代表する顕著な例であること
・学術上、あるいは保全上の観点から見て、顕著で普遍的な価値をもつ、絶滅のおそれがある種を含む、生物の多様性の野生状態における保全にとって、もっとも重要な自然の生育地を含むこと
画像: パラオの世界遺産「ロックアイランド群と南ラグーン」の魅力をご紹介

旅ライター/吉原徹

年間を通じて温暖な気候を楽しめるパラオですが、旅のベストシーズンとなるのが、乾季を迎える11月~5月ごろの時期です。「南ラグーンのロックアイランド群」への拠点となるコロール周辺には、設備の整ったリゾートホテルも点在。南国特有のゆるやかな時間の流れとともに、世界遺産観光を楽しめます!

※2022年6月9日に一部内容を更新いたしました

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。
よろしければ、アンケートにご協力ください。

This article is a sponsored article by
''.