グラバー園や中華街など、異国文化に触れられる長崎は人気の観光スポット。そんな長崎旅行を検討中の方にぜひ訪れていただきたいのが、西彼杵(にしそのぎ)半島です。海に囲まれた場所柄、夕日の名所が数多く存在し、海鮮グルメが豊富。半島ならではの、心動く体験にあふれています。

※価格は税込表記です。

長崎屈指のオーシャンビューが待ち構える「西彼杵半島」

長崎空港から車で約40分。長崎県の西南に位置する西彼杵半島は、どこまでも続く海の青さと緑豊かな山々のコントラストが織りなす、自然にあふれたエリアです。特に、高浜の海岸線や野母崎(のもざき)から見る夕日は圧巻のひと言。約1,000万本もの水仙が野母崎の小高い公園に咲き誇る、冬の景色も見ものです。さらに、国指定重要文化財として有名な西海(さいかい)橋や三重津海軍所跡など、歴史を感じるスポットも数多く存在します。

画像1: 写真提供:(一社)長崎県観光連盟

写真提供:(一社)長崎県観光連盟

また、海に囲まれた西彼杵半島は、何と言っても新鮮な魚介が楽しめるのもポイント。風光明媚な景色とご当地料理を、心ゆくまで堪能してください。

「ながさきサンセットロード」で夕日と海の絶景を巡る

外海(そとめ)地区から野母崎半島へつながる国道202号線、国道449号線は「ながさきサンセットロード」と呼ばれ、ドライブコースとして人気を集めています。本土最西端の海岸線を北から南まで走り抜けるため、その名の通りどこからでも海と夕日を望めるのが最大の魅力です。おすすめは、外海地区の「遠藤周作文学館」、野母崎地区の「夫婦岩」からの眺め。地平線に日が沈み、茜色に空が染まる様子は思わず息を呑む美しさです。

画像1: 「ながさきサンセットロード」で夕日と海の絶景を巡る
画像2: 「ながさきサンセットロード」で夕日と海の絶景を巡る

サンセットロードといえど、もちろん夕日以外にも見どころは満載。その中でも、特に押さえておきたいスポットを紹介します。

文豪も見た景色を一望できる「遠藤周作文学館」

東京の生まれでありながら、長崎のキリシタンをテーマにした小説や随筆を多く遺した作家・遠藤周作。中でも“遠藤文学”の原点といわれる作品『沈黙』は、外海地区が舞台になっています。この地に魅せられた遠藤は外海を「神様が私のために残してくれた場所」と表現し、執筆後も何度も足を運ぶほどだったとか。そんな彼の足跡を辿れるのが「遠藤周作文学館」です。

画像2: 写真提供:(一社)長崎県観光連盟

写真提供:(一社)長崎県観光連盟

エントランスホールに入ると、まず飛び込んでくるのがステンドグラス。『沈黙』の世界と外海の海をイメージしたブルーのガラスに、波の泡をイメージした白い点がちりばめられています。ガラスを抜けて差し込んでくる陽光がまるで光の粒のように降り注ぎ、ついつい立ち尽くしてしまいそうに。

画像3: 写真提供:(一社)長崎県観光連盟

写真提供:(一社)長崎県観光連盟

館内には生前の愛用品や生原稿、蔵書なども展示され、いかにして作品の世界観が広がったのかを感じ取ることができます。

写真提供:(一社)長崎県観光連盟

文学館に併設された「思索空間アンシャンテ」も必ず訪れてほしい場所。遠藤周作の本を読んだり、大きな窓越しに景色を楽しんだり、物思いにふけったり。思い思いの時を過ごしてください。

遠藤周作文学館

住所長崎県長崎市東出津町77
電話0959-37-6011
営業時間9:00~17:00(最終入館16:30)
定休日12月29日~1月3日
入館料大人360円、小中高校生200円
web遠藤周作文学館 公式サイト

祈りに満ちた白亜の「出津教会堂」で歴史に触れる

フランス人の宣教師であるマルク・マリー・ド・ロ神父が自ら設計し、信者たちと力を合わせて1882年に建てた「出津(しつ)教会堂」。明治前期に建設された希少な初期教会堂の一つで、1891年と1909年の二度にわたる増改築によって現在の姿が完成しました。

集落を見渡せるようにと高台を選んだり、角力灘(すもうなだ)からの強風に耐えるため天井を低くしたりと、随所にド・ロ神父の工夫が見られます。真っ白な漆喰の壁が青空と山々に映える教会堂は、2つの塔があるのも特徴的。正面側の大きな塔の中には祈りを捧げる時刻を告げる「アンジェラスの鐘」が収められていて、今でも朝夕に美しい音色を響かせています。

出津教会堂

住所長崎県長崎市西出津町2633
電話095-829-1193(長崎市文化財課)
営業時間9:00~17:00(12:00~13:00を除く)
※ミサや冠婚葬祭時には見学不可
※第1・第3日曜はミサのため10:00まで見学不可
料金無料
※教会堂内は撮影禁止
※見学時は要問い合わせ

ダイナミックな展示が目白押し!「ベネックス恐竜博物館」

これまでに1,300点以上の化石が発見され、化石の宝庫といわれる長崎。「長崎のもざき恐竜パーク」内には、恐竜専門の博物館としては日本で3番目に誕生した「ベネックス恐竜博物館」があります。

目玉は、日本ではここでしか見られない、全長約13mものティラノサウルスの全身骨格レプリカ。迫力満点の姿に、大人も子どもも大興奮間違いなしです。長崎市で発見された恐竜の化石など約180点以上の多種多様な標本を展示しているほか、本物の化石に触れられるコーナーもあります。

画像: ダイナミックな展示が目白押し!「ベネックス恐竜博物館」

また、「現代の恐竜たち」をテーマにした2階の展示室では、ティラノサウルスを再現した全長約6mのロボットがお出迎え。頭を動かしたり鳴き声を出したりと、数億年前からタイムスリップしてきたのかと思うほど、リアルな動きを見せてくれます。ワークショップやイベントも開催されているので、あらゆる角度から太古の歴史が学べるのもうれしいポイントです。

ベネックス恐竜博物館

住所長崎県長崎市野母崎568-1
電話095-898-8000
営業時間9:00~17:00(チケット販売及び最終入場は16:30まで)
料金大人500円、小中学生・未就学児200円 ※企画展・特別展は別途
webベネックス恐竜博物館 公式サイト

長崎の新たなランドマーク「長崎スタジアムシティ」を満喫

2024年10月14日に開業した「長崎スタジアムシティ」。サッカースタジアムを中心に、アリーナやホテル、商業施設などで構成された大型複合施設で、企画から完成までに約6年もの年月を費やしたそうです。

画像1: 長崎の新たなランドマーク「長崎スタジアムシティ」を満喫

見どころは、長崎のプロサッカークラブ「V・ファーレン長崎」のホームスタジアム「PEACE STADIUM Connected by SoftBank(以下ピースタ)」と、長崎ヴェルカのホームアリーナである「HAPPINESS ARENA」。ピースタは最大で約2万人が収容できる広さで、スタンドとピッチの幅はJリーグ最短基準の5mで設計されているため、日本一近くでJリーグの観戦が楽しめるといわれています。
さらに、日本初・サッカースタジアムでビールの醸造を行うブルワリー「THE STADIUM BREWS NAGASAKI」にも注目。ここでしか味わえない特別な一杯を、観戦のお供にいかがでしょうか。

画像2: 長崎の新たなランドマーク「長崎スタジアムシティ」を満喫

このほか、サッカーの試合観戦ができる日本初のホテルや、スポーツアクティビティ施設、天然温泉など充実。楽しみ方は無限大の、長崎の新たな観光スポットです。

長崎スタジアムシティ

住所長崎県長崎市幸町7-1
電話0120-101-477
営業時間7:00~23:00 ※店舗ごとに営業時間が異なるため、要確認
休館日なし
web長崎スタジアムシティ 公式サイト

「さしみシティ」ならではの海鮮に舌鼓

「魚のゆりかご」といわれる東シナ海に面し、日本有数の漁獲高を誇る長崎は、四季折々の豊富な魚が味わえる街。いわば「さしみシティ」です。もちろん、魚の種類だけではなく、おいしく食べるための技を知り尽くした職人もたくさん。市内には「さしみシティ」のお墨付きを受けたとっておきの飲食店が約110店舗存在します。その中から厳選し、特に足を運んでいただきたい3店舗を紹介します。

コスパ抜群!「朝市食堂 HAGEMARU」で朝どれの鮮魚を味わう

のもざき朝市の裏手に店舗を構える「朝市食堂 HAGEMARU」は、野母崎の海で朝一番に仕入れた鮮魚がウリ。中でも、リピーターが多いのが「のも丼」です。

画像1: コスパ抜群!「朝市食堂 HAGEMARU」で朝どれの鮮魚を味わう
画像2: コスパ抜群!「朝市食堂 HAGEMARU」で朝どれの鮮魚を味わう

仕入れ状況によって内容は異なりますが、常時5~6種の魚介がのった丼は鮮やかな見た目で、運ばれてきた瞬間に胸が躍ります。漁港直送なだけあり、どれもプリッとした弾力のある歯ざわりがたまりません。

画像3: コスパ抜群!「朝市食堂 HAGEMARU」で朝どれの鮮魚を味わう

さらに、海鮮丼に添えられた日替わりのおかずにも注目。どちらが主役かわからなくなるほど豪華で、思わず驚いてしまいます。大エビフライと煮付けがセットになったゴージャスな「のも丼スペシャル」など、気になるメニューばかりです。

朝市食堂 HAGEMARU

住所長崎県長崎市野母崎2192
電話070-4696-6102
営業時間11:00~14:30(L.O.)、17:00~はコースのみで要予約
定休日不定休
※来店前に電話でお問い合わせください

種類豊富な握りを楽しむなら「寿司・割烹かつら」へ

新大工商店街から入った路地裏にたたずむ「寿司・割烹かつら」。ヒラス(ヒラマサ)やヒラメなど、長崎の地魚を使ったメニューがそろいます。ランチ時は限定の「すし定食」人気で、大ぶりの握りと魚の小鉢が味わえます。

たくさんの種類を一度に満喫するなら、夜のメニュー「刺盛」や「にぎり」を。

画像: 種類豊富な握りを楽しむなら「寿司・割烹かつら」へ

水揚げされる魚種が日本一の長崎だからこそのバラエティに富んだ盛り合わせは、食べるのがもったいなくなるほどの美しさです。店内はアットホームな雰囲気で、カウンター越しに大将と会話を交わすのも楽しみの一つ。そのほか、五島うどんやハトシといったご当地グルメもそろっています。

寿司・割烹かつら

住所長崎県長崎市桜馬場1-4-2
電話095-823-4471
営業時間11:30~14:00(L.O.13:40)、17:00~21:30(L.O.20:40)
定休日不定休(営業時間・店休日は事前にお問い合わせください)

「旬彩桜通り樽」の豊富なアレンジで“じげもん”を楽しむ

長崎駅から徒歩10分。創作料理を提供する居酒屋「旬菜桜通り樽」は、刺身はもちろんカルパッチョや煮付けなど、さまざまな調理法で長崎県の新鮮な魚を提供しています。

画像1: 「旬彩桜通り樽」の豊富なアレンジで“じげもん”を楽しむ

ランチタイムの「鯛飯定食」(前日までに要予約)は新鮮でほどよく身が締まったタイを炊きたてのごはんの上にのせ、自家製のタレをかけると、この上ない幸福の味に。煮付けもセットになったボリューム満点の一品、ぜひご賞味ください。

画像2: 「旬彩桜通り樽」の豊富なアレンジで“じげもん”を楽しむ
画像3: 「旬彩桜通り樽」の豊富なアレンジで“じげもん”を楽しむ

また、夜は刺身と一緒に「モツ鍋」や「ホルモン塩焼き」を味わうのもおすすめです。

旬菜桜通り樽

住所長崎県長崎市桜町1-7
電話095-825-2228
営業時間11:45~無くなり次第終了、17:30~(L.O.22:00)
定休日日曜

自然、歴史、グルメと、隅から隅まで堪能できる西彼杵半島。穏やかな時間が流れる長崎の地を、のんびり巡ってみてはいかがでしょうか。

半島のことなら「半島彩発見」

画像5: 長崎県・西彼杵半島で感動旅。魅惑のサンセットと海鮮グルメを堪能

三方を海に囲まれた半島地域には、食文化や伝統、アクティビティ、絶景といった数多くの魅力が詰まっています。JALのポータルサイト「半島彩発見」では、国内23半島(※)を取り上げた記事を多数紹介。また、各種キャンペーンも展開中です。普段はできない発見や驚き、安らぎを求めている方は、ぜひ半島を訪れてみてください。
※半島振興対策実施地域に指定される22都道府県194市町村23半島地域

長崎のツアー情報は、JALダイナミックパッケージのページから検索することができます。

JALダイナミックパッケージ「行こう!九州へ」
https://www.jal.co.jp/jp/ja/domtour/jaldp/iko_kyushu/

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