画像: E-サイクルで巡る!世界的にも希少な隆起サンゴ礁の島・喜界島

鹿児島支店〔奄美営業所〕 JALふるさとアンバサダー 持木

「サンゴ礁が隆起する速度が世界で2番目に速い島」、そんな島が奄美群島にあるのはご存じでしょうか?隆起サンゴ礁の島・喜界島です。のどかな空気感が広がり、地球の歴史が解る学術的にもとても貴重な島をE-サイクルで巡ってきました!

1. 世界的にも希少な隆起サンゴ礁の島「喜界島」とは

喜界島はJALグループ・日本エアコミューター(JAC)の翼で奄美大島から飛行機で約20分(2往復/日)、鹿児島からは約1時間10分(2往復/日)*、鹿児島県・奄美群島に位置する人口約6500人の島です。隆起サンゴ礁の島で、10万年で200mという世界でも屈指の隆起速度を誇り、年間平均すると2mmという驚異的なスピードで隆起し続けています。
*2024年1月現在

画像: 1. 世界的にも希少な隆起サンゴ礁の島「喜界島」とは

2. 認定エコツアーガイドとサンゴ礁の島をめぐるE-サイクルツアー

今回は「認定エコツアーガイドと一緒に島をめぐるE-サイクルツアー」に参加して参りました。自転車で走りながら島のプロフェッショナルである認定エコツアーガイドの説明をBluetooth付属のヘルメットのスピーカーで聞くことができ、マイクで仲間とコミュニケーションを取ることも可能です。喜界島が初めての人はもちろん、リピーターの方でも新しい発見がたくさんあり、おすすめのアクティビティです。

画像: 2. 認定エコツアーガイドとサンゴ礁の島をめぐるE-サイクルツアー

認定エコツアーガイド藤崎さんのご案内のもと、ジオパーク(構想)のご紹介のため今回だけ特別に、喜界島ジオパーク推進協議会・統括研究員の鈴木さん、地域おこし協力隊・ジオパーク認定推進員の土屋さんにもご同行いただきました!

ダイナミックなサンゴ礁段丘観察ポイント「テーバルバンタ」

「テーバルバンタ」は喜界島を構成するすべての段丘が一望できる場所です。一見、山や丘のように見える景色、実はこれらはかつてのサンゴ礁が隆起して造られた「段丘」なのです。目の前には約6万年前、立っている場所は約8万年前、そして背後には約10万年前のサンゴ礁を見渡すことができる喜界島の成り立ちを学べるスポットです。

画像: ダイナミックなサンゴ礁段丘観察ポイント「テーバルバンタ」

テーバルバンタ

住所〒891-6228 鹿児島県大島郡喜界町浦原
アクセス喜界空港より車で約20分
Webサイトテーバルバンタ/喜界島ナビ

奄美十景「百之台(ひゃくのだい)国立公園」

島の中央部に広がる標高203mの隆起サンゴ礁の高台で、奄美十景にも選ばれています。気持ち良い海風を感じながら、サトウキビ畑、エメラルドに輝くサンゴ礁の海、集落など、喜界島を一望できる場所です。

画像: 奄美十景「百之台(ひゃくのだい)国立公園」

百之台(ひゃくのだい)国立公園

住所〒891-6161 鹿児島県大島郡喜界町嘉鈍
アクセス喜界空港より車で約20分
Webサイト百之台国立公園/喜界島ナビ

さまざまな種類の蝶に囲まれて「蝶道・バタフライロード」

「蝶に超注意!」の看板で有名なバタフライロードは「アサギマダラ」の鑑賞スポットです。喜界島では4~5月、10月~11月に多く見られるようですが、撮影日は天候に恵まれていたため、思いがけずさまざまな種類の蝶に出会うことができました。多くの蝶に囲まれてサイクリングをする風景はとても幻想的!自転車で巡るからこそできる体験です。

画像: さまざまな種類の蝶に囲まれて「蝶道・バタフライロード」

蝶道・バタフライロード

住所〒891-6222 鹿児島県大島郡喜界町滝川
アクセス喜界空港より車で約20分
Webサイトアサギマダラ観賞ポイント/喜界島ナビ

写真映えスポット「サトウキビ畑の一本道」

写真映えスポットとしても人気のある、一面に広がるサトウキビ畑の中に真っ直ぐと続く約3.5㎞の一本道。自転車で走るとサトウキビが風に揺れる音や風、潮の香と広大な風景を体感でき、爽快です!

画像1: 写真映えスポット「サトウキビ畑の一本道」

おすすめは、ジャンプをして写真を撮ること!のどかな喜界島だからこそできる体験です。

画像2: 写真映えスポット「サトウキビ畑の一本道」

※交通ルールを守った上で、車に十分気をつけて撮影をしてください。

サトウキビ畑の一本道

住所〒891-6141 鹿児島県大島郡喜界町伊実久
アクセス喜界空港より車で約20分
Webサイトサトウキビの一本道/喜界島ナビ

在来の喜界馬(トカラ馬)グラッシーに会える「グローリー牧場」

元々、喜界島に生息していた喜界馬は島で絶滅後、トカラ列島で農耕馬として活用されてきました。日本原種の在来馬の1種と言われ、鹿児島県の天然記念物にも指定されている喜界馬グラッシーに会うことができる「グローリー牧場」です。島みかんを美味しそうに食べる姿がとても可愛いグラッシーでした!

画像: 在来の喜界馬(トカラ馬)グラッシーに会える「グローリー牧場」

グローリー牧場

住所〒891-6141 鹿児島県大島郡喜界町伊実久1955
アクセス喜界空港より車で約20分

天然サンゴ礁の入江「ハワイビーチ」と透明度抜群!真っ白な砂浜と透き通った海が魅力の「スギラビーチ」

「ハワイビーチ」(写真上段)は豊かなサンゴ礁生態系観察ポイントとしても知られている、シュノーケルにも最適な喜界島最北端のビーチです。ハワイ帰りのオジーが「ここはハワイのように美しい海だ」と言ったことから、この浜を「ハワイ」と呼ぶようになったと言われています。

画像: 天然サンゴ礁の入江「ハワイビーチ」と透明度抜群!真っ白な砂浜と透き通った海が魅力の「スギラビーチ」

「スギラビーチ」(写真下段)はサンゴに囲まれた、とても穏やかな入江です。波も穏やかなので、小さなお子さまも安心して泳ぐことができます。空港の隣にあるため、飛行機の離発着を間近で見ることができたり、美しい夕日を見ることができるスポットでもあり、私も大好きなビーチです。

ハワイビーチ

住所〒891-6142 鹿児島県大島郡喜界町小野津
アクセス喜界空港より車で約30分
Webサイトハワイビーチ/喜界島ナビ

スギラビーチ

住所〒891-6203 鹿児島県大島郡喜界町中里202-1
アクセス喜界空港より車で約3分
Webサイトスギラビーチ/喜界島ナビ

サンゴの石垣が風情のある「阿伝(あでん)集落」

喜界島で、一番石垣が残っている阿伝(あでん)集落。台風や潮から家々を守るために築かれた、先祖の方々の知恵の産物です。サンゴの石垣はハブの棲み家となりやすいという欠点もありますが、喜界島にはハブがいないため保存状態が良いと言われております。高く積まれた石垣と島らしい植物が織りなす景観を見ながらゆったりと集落歩きをするのがおすすめです。

画像: サンゴの石垣が風情のある「阿伝(あでん)集落」

※今でも住民の方が生活をされている集落です。観光する際は住民の方へのご配慮をお願いいたします。

阿伝(あでん)集落

住所〒891-6162 鹿児島県大島郡喜界町阿伝1610
アクセス喜界空港より車で約20分
Webサイト阿伝集落/喜界島ナビ

樹齢100年を超えるパワースポット「手久津久(てくづく)のガジュマル」

島人の宝となっている手久津久(てくづく)のガジュマルは、高さ17.7m、幹周りは16mもあります。神秘的なその姿に圧倒されます。願い事を唱えながら、ぐるりと一周回ってみると願いが叶うかも・・?その際には足元に十分ご注意ください。

画像: 樹齢100年を超えるパワースポット「手久津久(てくづく)のガジュマル」

手久津久(てくづく)のガジュマル

住所〒891-6232 鹿児島県大島郡喜界町手久津久57
アクセス喜界空港より車で約15分
Webサイトガジュマル巨木/喜界島ナビ

太平洋で唯一のサンゴ礁に特化した研究所「喜界島サンゴ礁科学研究所」

日本で唯一のサンゴ礁研究に特化した研究所で、国内外のサンゴ礁研究者により2014年(平成26年)に設立されました。国際的な研究拠点として、喜界島をはじめ、世界中のサンゴ礁に関する研究や調査、地域に根差したサンゴ礁保全活動や海洋教室、全国の小学生~大学院生、社会人を対象にサンゴ礁科学の最先端を伝える普及活動などにも取り組まれています。

画像: 太平洋で唯一のサンゴ礁に特化した研究所「喜界島サンゴ礁科学研究所」

NPO法人喜界島サンゴ礁科学研究所

住所〒891-6151 鹿児島県大島郡喜界町塩道1508
Tel0997-66-0200
Emailmail@kikaireefs.org
アクセス喜界空港より車で約20分
Webサイト私たちの理念 100年後に残す/喜界島サンゴ礁科学研究所

喜界島でのE-サイクルツアー詳細

プラン1:喜界島段丘と集落を巡るE-サイクルの旅
所用時間:約3時間30分
体験料金:大人10,000円(税込)/9歳~12歳7,000円(税込)
※9歳以上から参加可能・14歳までは保護者同伴が必要です。

プラン2:いにしえの大和と琉球が交わる喜界島で、伝承の世界をサイクリング
所用時間:約7時間30分
体験料金:大人16,000円(税込)/9歳~12歳13,000円(税込)
※9歳以上から参加可能・14歳までは保護者同伴が必要です。

喜界島観光物産協会

住所〒891-6202 鹿児島県大島郡喜界町湾1298(喜界町農産物加工センター内)
Tel0997-65-1202
営業時間月曜日~金曜日 9:00~17:00
定休日土日・祝日・年末年始
Webサイト喜界島 エコツアーガイドマッチングサイト

3. 2024年以降の日本ジオパーク認定を目指す「喜界島ジオパーク(構想)」

皆さまはジオパークをご存じでしょうか?ダイナミックな地球の活動がよくわかる地質や景観が、大切に守られ、教育や持続可能な開発に活用されている地域のことです。喜界島は2018年に喜界島ジオパーク基本構想検討委員会を設立後、2024年以降の日本ジオパーク認定を目指しています。世界的に珍しく、学術的にも貴重な島として、その貴重な地形や地質を活かし喜界島の自然資源を守るために、「子や孫の世代が住んでよかったと思える元気な島」を目標に、さまざまな取り組みをなさっています。

画像: 3. 2024年以降の日本ジオパーク認定を目指す「喜界島ジオパーク(構想)」

※喜界島ジオパーク(構想)についてのお問い合わせはこちら

喜界町役場 企画観光課 ふるさと未来創生室 喜界島ジオパーク推進協議会事務局

4. 喜界島の魅力

E-サイクルで喜界島をゆっくり巡ってみて、美しい自然や喜界島の歴史に魅了された1日でしたが、何といっても島の魅力は島に住む方々の温かさです。今回ツアーをご案内下さった皆さまはもちろん、道中で島の皆さまの温かい笑顔に出会い、喜界島をまたひとつ好きになった1日でした。

画像1: 4. 喜界島の魅力

旅の最後には、私が乗る飛行機が飛び立つ最後の最後まで、フェンス越しに手を振って見送ってくださいました。

画像2: 4. 喜界島の魅力

最後に、ご案内くださった喜界町役場企画観光課、喜界島観光物産協会、喜界島ジオパーク推進協議会事務局、エコツアーガイド、喜界島サンゴ礁科学研究所の皆さまと「段丘ポーズ」で記念写真!島の皆さま、うふくんでーた!(ありがとうございました)皆さまも喜界島へ心温まりにいらしてみませんか?

画像3: 4. 喜界島の魅力

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

This article is a sponsored article by
''.