宮崎県の南西部にある高原町(たかはるちょう)は宮崎ブーゲンビリア空港、鹿児島空港からそれぞれ車で約1時間の場所に位置します。いにしえから宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島連山からの恵みを受けながら、豊かな人の営みを紡いできた場所です。鉄分を多く含む良質な温泉のほか、澄んだ空気、おいしい水など、その恩恵はたくさんあります。
画像1: 高千穂峰のふもとに広がる心やすらぐ自然風景。「日本発祥の地」宮崎県・高原町へ

霧島連山の名峰である標高1,574mの高千穂峰は高原町のシンボルであり、町民の心のよりどころともなっています。一方、平地に目を移すと、のどかな田園風景が広がり、四季折々の景色を見せてくれます。

高原町は、「日本発祥の地」といわれており、国生み神話や初代神武天皇御生誕の地として「神代と人代の息吹を感じる」唯一無二の場所。町内のあらゆる場所に神話のストーリーが宿っているのもほかではない魅力。そもそも高原町という名前も、日本の神々が住んでいたといわれている高天原(たかまがはら)に由来するとも伝えられています。

画像2: 高千穂峰のふもとに広がる心やすらぐ自然風景。「日本発祥の地」宮崎県・高原町へ

そんな壮大なロマンを感じさせる高原町を、JALふるさと応援隊で宮崎県出身の有薗さんと平川さんのふたりが旅してきました。

※価格は税込み表記です。

画像3: 高千穂峰のふもとに広がる心やすらぐ自然風景。「日本発祥の地」宮崎県・高原町へ

〈1日目〉
田園風景と高千穂峰との絶景を求めて神話の道をサイクリング

画像1: 〈1日目〉 田園風景と高千穂峰との絶景を求めて神話の道をサイクリング

E-bike(電動アシスト付き自転車)をレンタルして、ふたりが最初に向かったのは、この時期限定の絶景スポットでした(取材は11月上旬実施)。稲刈りを終えた田んぼに満開のコスモスが咲いており、なんと背景には高千穂峰がそびえています。コスモスの手入れは有志の方のご尽力によるものだそうで、例年この風景を楽しみにしている地元住人も多いそうです。

朝の光を浴びてやわらかい山肌を見せる高千穂峰と、山を彩るようなコスモスとの自然のコラボレーション。山から下りてくる風はときおり、コスモスを揺らしています。澄んだ空気のせいか、高千穂峰はとても鮮やかに見えました。

画像2: 〈1日目〉 田園風景と高千穂峰との絶景を求めて神話の道をサイクリング

ふたりが自転車で通ってきた道は「都街道」という名前がつけられた通りの近く。神武天皇の父ウガヤフキアエズノミコトの皇居「高千穂宮」から「皇子原」を結ぶ道といわれ、こちらも神話にゆかりのある道です。

画像: E-bikeは「皇子原公園」でレンタルできます

E-bikeは「皇子原公園」でレンタルできます

皇子原公園(おうじばるこうえん)

住所宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田3-251
電話0984-42-3393
営業時間9:00~16:00(受付)、釣り時間は9:00~16:50
定休日木曜
E-bike
レンタル
E-MTB 4時間2,400円
E-ママチャリ 4時間2,200円
webhttps://oujibaru-koen.com

約4600年前に生まれた火口湖「御池」をクルージング

画像1: 約4600年前に生まれた火口湖「御池」をクルージング

次に向かったのは、霧島錦江湾国立公園内にある「御池(みいけ)皇子港」です。JALふるさと応援隊のふたりも何度か訪れたことがあるようですが、また訪れたくなるのはやはりこの絶景が待っているからでしょう。

御池は直径約1km、周囲約4kmの火口湖で、約4600年前に起きた噴火で生まれたといわれています。誕生のエピソードもさることながら、透明度の高い湖面と周辺の緑、そして高千穂峰の美しい山容はどこか神秘的な雰囲気をまとっているようです。

画像2: 約4600年前に生まれた火口湖「御池」をクルージング

遊覧船や足漕ぎボートといったアクティビティも充実していて、見るだけではなく、さまざまな体験で御池の良さを満喫できます。

画像3: 約4600年前に生まれた火口湖「御池」をクルージング

ふたりは遊覧船に乗り込んで、出発。御池は最も深いところで水深が103mあり、また九つの頭を持つ龍が棲むという伝説もあるそう。水面を走りながらそんなことを想像するのも楽しそうです。

画像4: 約4600年前に生まれた火口湖「御池」をクルージング

周囲は野鳥の森としても知られ、バードウォッチングを楽しむ愛好家も訪れるところです。冬はカモなどの渡り鳥がやってきます。

「クルージングは風が気持ちよかったです」「小さい魚がたくさん見えました」と笑顔のふたりでした。

ボートを降りたあとは池のほとりの散策を楽しみました。

画像5: 約4600年前に生まれた火口湖「御池」をクルージング

御池観光有限会社

住所宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田長尾
電話080-2730-3000
営業時間遊覧船 冬季(12~3月)12:00~16:00、夏季(4~11月)11:00~17:00
料金遊覧船中学生以上 往復1,200円、片道700円、小人往復600円、片道300円、貸切り5,000円(9人まで)
定休日水曜、荒天時
※SUP、カヤック体験も可能。

神聖な空気に満ち満ちた「霧島東神社」で心をリセット

美しい湖面に後ろ髪をひかれながら北へと車を走らせ、「霧島東(きりしまひがし)神社」へと向かいます。

画像1: 神聖な空気に満ち満ちた「霧島東神社」で心をリセット

霧島東神社は高千穂峰の中腹、標高約500mの場所にあり、先ほどの「御池」を見下ろすような位置にあります。神社までの道中も木々の切れ間から「御池」がところどころ見えました。

画像2: 神聖な空気に満ち満ちた「霧島東神社」で心をリセット
画像3: 神聖な空気に満ち満ちた「霧島東神社」で心をリセット

赤い鳥居をくぐって、敷地へ入ると空気がすっと変わったような雰囲気を感じます。

画像4: 神聖な空気に満ち満ちた「霧島東神社」で心をリセット

「霧島東神社」は第十代崇神天皇(すじんてんのう)の時代に創建されたと伝えられる神社です。高千穂峰の周辺には「霧島六社権現」といわれる6つの神社がありますが、「霧島東神社」はそのひとつ。イザナギノミコトとイザナミノミコトを御祭神としています。

画像5: 神聖な空気に満ち満ちた「霧島東神社」で心をリセット

神社からは見えませんが、高千穂峰の山頂は神社の敷地の一部となっており、ここには社宝である「天之逆鉾(あまのさかほこ)」が祀られていることでも知られます。神話によればイザナギノミコトとイザナミノミコトが周辺の海をかき混ぜて、世界で最初の島を作るために使ったと伝わる鉾(矛)です。

画像6: 神聖な空気に満ち満ちた「霧島東神社」で心をリセット

神社では天之逆鉾を模ったお守りを手に入れることができます。

歴史をひもとくと、かつて一帯は修験道の修行場として栄え、仏教との縁も深かった場所です。本殿奥に見える龍の柱は300年前のものと伝わるそう。「霧島東神社」には社紋や装飾などに仏教の影響が色濃く残っており、毎年12月第2土曜日に奉納される祓川神楽(はらいがわかぐら)は、狭野神楽とともに「高原の神舞(かんめ)」と言われ国の重要無形文化財に指定されているそうです。

画像7: 神聖な空気に満ち満ちた「霧島東神社」で心をリセット

霧島東神社

住所宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田6437
電話0984-42-3838

良質な炭酸泉と食事に癒される「山河料理 極楽温泉 匠の宿」

この日は奥霧島温泉郷の「山河料理 極楽温泉 匠の宿」に宿をとりました。奥霧島温泉郷は周辺にある温泉宿や施設の総称で、それぞれが山里の風景に溶け込むように点在しています。

画像1: 良質な炭酸泉と食事に癒される「山河料理 極楽温泉 匠の宿」

エントランスでは大きな水車が迎えてくれました。日本の昔話に出てくるような、民芸風の建物で、ちょっと懐かしいような雰囲気に心がほどけるようです。

画像2: 良質な炭酸泉と食事に癒される「山河料理 極楽温泉 匠の宿」

もともとは湯治場として始まり、高千穂峰などに登る登山客を癒したというこのお宿の自慢はやはり、良質な温泉です。自噴する温泉は鉄分を多く含んだ黄金色の炭酸泉です。

画像3: 良質な炭酸泉と食事に癒される「山河料理 極楽温泉 匠の宿」

到着してそうそう、その炭酸泉を使った「炭サン鉱泉割りジュース(梅味)」を飲んでほっとひと息つきます。お味はとても爽やかでした。

画像4: 良質な炭酸泉と食事に癒される「山河料理 極楽温泉 匠の宿」
画像: 炭サン鉱泉割りジュース・梅味(680円)

炭サン鉱泉割りジュース・梅味(680円)

良質な温泉と並んで宿泊客が楽しみにしているのが料理です。山河料理の名前の通り、シカやイノシシなど山でとれた幸と、アユやヤマメといった川の幸を、料理人も務める宿のご主人が腕によりをかけて出してくれます。

画像5: 良質な炭酸泉と食事に癒される「山河料理 極楽温泉 匠の宿」

気づけば日もとっぷりと暮れて、里山に夜がやってきていました。都会とは違う、シンとした夜の空気を感じながら眠りにつきました。

画像6: 良質な炭酸泉と食事に癒される「山河料理 極楽温泉 匠の宿」

こちらの宿の宿泊プランは、JALふるさと納税の返礼品に設定されています。詳細は高原町のページよりご覧ください。

山河料理 極楽温泉 匠の宿

住所宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田7449
電話0984-42-3326
webhttps://www.gokuraku-sanga.com

〈2日目〉
直線の参道として日本一と称される杉並木も美しい「狭野神社」

「狭野(さの)神社」は神武天皇の御生誕の地として伝わる社です。「狭野」という名は神武天皇の幼名である、サノノミコトに由来しているといわれています。

画像1: 〈2日目〉 直線の参道として日本一と称される杉並木も美しい「狭野神社」
画像2: 〈2日目〉 直線の参道として日本一と称される杉並木も美しい「狭野神社」

「狭野神社」の参道は、直線の参道としては日本一長いことで有名。

画像3: 〈2日目〉 直線の参道として日本一と称される杉並木も美しい「狭野神社」

参道の両脇には杉の大木が並んでおり、優しい木漏れ日に見守られながら進みます。上りきって神門を通ると、左手にこれまでよりも大きな杉がそびえたっていました。

こちらは「狭野杉」と呼ばれ、豊臣秀吉の朝鮮出兵に従軍した島津義弘が無事に凱旋したお礼として奉納したと伝わっており、参道の樹齢400年をこえる杉とともに「狭野のスギ並木」として大正13年に国の天然記念物に指定されています。

最近では、宮崎県出身のヴァイオリニスト・山内達哉さんの発案で生まれた、この御神木で作ったヴァイオリンも話題だそう。そのヴァイオリンを使ったチルコンサートが楽しめるツアーも現在計画されています。

画像4: 〈2日目〉 直線の参道として日本一と称される杉並木も美しい「狭野神社」
画像5: 〈2日目〉 直線の参道として日本一と称される杉並木も美しい「狭野神社」

毎年12月の最初の土曜日には氏子による伝統の狭野神楽(かぐら)が奉納され、翌朝の日の出まで実施されるそう。狭野神社を構成するさまざまな要素から、その歴史を感じたふたりでした。

狭野神社(さのじんじゃ)

住所宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田117
電話0984-42-1007
webhttps://sanojinjya.web.fc2.com

山の中の釣り堀でニジマス釣りにチャレンジできる「皇子原公園」

皇子原(おうじばる)は神武天皇の御生誕の地として伝わる場所です。現在は周辺の自然をいかした、気軽なレジャースポットとして整備されており、さまざまなアクティビティがあり、一日中楽しむことができます。

画像1: 山の中の釣り堀でニジマス釣りにチャレンジできる「皇子原公園」
画像2: 山の中の釣り堀でニジマス釣りにチャレンジできる「皇子原公園」

この日、チャレンジしたのは魚釣り。山の中に自然の渓流を利用した釣り堀があり、ニジマスが放流されています。

手作りという、竹を使った釣竿に餌を付けて釣りをスタート。スタッフさんにコツを聞いていざ、挑戦です。

画像3: 山の中の釣り堀でニジマス釣りにチャレンジできる「皇子原公園」

魚たちはお腹がいっぱいなのか、なかなか食いついてくれない……と思ってあきらめかけていたところ、平川さんが釣り上げます。思ったより大きなニジマスで有薗さんもびっくり。

画像4: 山の中の釣り堀でニジマス釣りにチャレンジできる「皇子原公園」

釣り上げたニジマスは有料で内臓を処理してもらい、保冷バッグに入れて持ち帰ります。キャンプ場で焼いて食べることもできるそうです。

画像5: 山の中の釣り堀でニジマス釣りにチャレンジできる「皇子原公園」

釣果に盛り上がったあとはちょっと休憩。敷地内にあるカフェでひと息つきます。

「カフェ ミネット」は土日だけオープンしているカフェです。カウンターに近づくと、目に飛び込んできたのが可愛いアイシングクッキー。動物や乗り物など種類がたくさんあり、目移りしてしまいます。

画像: アイシングクッキー・大小3枚入り(550円)

アイシングクッキー・大小3枚入り(550円)

バニラアイスクリームには好きなクッキーを一枚添えることができます。「食べるのがもったいない」とおふたり。

画像: バニラアイスクリーム・アイシングクッキー添え(300円)

バニラアイスクリーム・アイシングクッキー添え(300円)

画像: フランス産の小麦粉や北海道産のバターを使用しています

フランス産の小麦粉や北海道産のバターを使用しています

マフィンはお土産に。ほっこりした気持ちとともに持ち帰ります。

画像6: 山の中の釣り堀でニジマス釣りにチャレンジできる「皇子原公園」

皇子原公園(おうじばるこうえん)

住所宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田3-251
電話0984-42-3393
営業時間9:00~16:00(受付)、釣り時間は9:00~16:50
定休日木曜
料金釣り竿レンタル料金1本2,200円
(800g分の魚代込み ※時期によりますが2~4匹分に相当します)
内臓処理料金1匹100円、保冷バッグ400円
webhttps://oujibaru-koen.com

カフェ ミネット

営業時間土日のみ 11:00~16:00

景色を堪能しながら本格和食のランチ「お食事処 かむくら(神鉾座)」

ふたたび「御池」へ向かい、ほとりにある「お食事処 かむくら(神鉾座)」でランチをいただきます。2023年4月にオープンしたばかりのスポットです。

画像1: 景色を堪能しながら本格和食のランチ「お食事処 かむくら(神鉾座)」

山荘をイメージして造られた店内は宮崎県産のスギを多用しており、天井は高く、開放的な雰囲気です。池に面した壁はガラス張りで、どの席からも高千穂峰や御池の景色を目にすることができます(撮影時は窓をすべて開けています)。

画像2: 景色を堪能しながら本格和食のランチ「お食事処 かむくら(神鉾座)」

料理は宮崎県産の食材を中心とした本格的な和食です。この日の主菜は奥日向サーモンの西京焼でした。素材の持ち味が感じられる味付けに、一品ひとしな、心を込めて作られているのが伝わってきました。盛り付けられた器も素敵です。

おにぎりやソフトクリームなどのテイクアウトも可能。またBBQも受け付けているそうです。

お食事処 かむくら(神鉾座)

住所宮崎県西諸県郡高原町御池皇子港内
電話090-5994-9588
営業時間店内利用 11:00~15:00(L.O.)
テイクアウト10:30~16:30 ※火曜のみ10:30~15:30
定休日水曜・木曜

シュワシュワの炭酸泉は美肌の湯。おにぎりも絶品「湯之元温泉」

旅の最後は温泉の立ち寄り湯で締めくくります。明治35年創業と、高原町では最も歴史がある「湯之元温泉」。長年のファンは多く、遠方からわざわざ足を運ぶ人もいるほど。もちろんご近所の皆さんの湯どころとして朝も夕も賑わっているそうです。

画像1: シュワシュワの炭酸泉は美肌の湯。おにぎりも絶品「湯之元温泉」

高濃度の炭酸泉をかけ流しにしているのが特色で、源泉そのままの湯船を含む、温度違いの3つの湯船があります。

画像2: シュワシュワの炭酸泉は美肌の湯。おにぎりも絶品「湯之元温泉」
画像3: シュワシュワの炭酸泉は美肌の湯。おにぎりも絶品「湯之元温泉」

炭酸泉のプチプチとはじける泡は全身を包みこんでくれます。血行を促進してくれるようで、すっかりぽかぽかに。お肌もつるつるです。

湯あがり後には温泉で炊いたご飯で作った湯めしをいただきました。うすく緑に色づいているのが特徴で、もちもちの食感とゴマの香り、ほのかな塩加減のどれもがちょうどいい、ほっとする味わいです。

画像4: シュワシュワの炭酸泉は美肌の湯。おにぎりも絶品「湯之元温泉」
画像: 湯めし(250円)

湯めし(250円)

お土産には温泉を使った「湯之元ミストローション」を手に入れました。天然素材にこだわって作られた美容液は、なんと化粧品の知識を有した女将がプロデュースしたものだそう(JALふるさと納税のページでもご紹介しています)。

画像: 湯之元ミストローション(2,000円)

湯之元ミストローション(2,000円)

この湯あがりの状態をキープできたらうれしいね、と顔を見合わせるふたりでした。

湯之元温泉

住所宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田7535
電話0984-42-3701
営業時間10:00~22:00
定休日水曜 ※変更あり
入浴料中学生以上600円、3歳~小学生300円
webhttps://yunomoto.org
画像5: シュワシュワの炭酸泉は美肌の湯。おにぎりも絶品「湯之元温泉」

豊かな自然に包まれて、日本神話に触れながら、どこかリラックスして楽しめた高原町の旅。好奇心を満たす旅もいいけれど、一つ一つの体験をゆっくり味わいながら心身ともに癒されたい、そんな願いが叶います。穏やかなこの地で、心やすらげる時を過ごしませんか。

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