神奈川県を代表する観光地、横浜中華街といえば食べ歩きが人気ですが、近年注目を集めているのが占いです。店舗数も多く、なかにはグルメより占いを目当てに訪れる人も少なくありません。そこでこの記事では、「愛梨」や「鳳占やかた」といった有名店に加え、SNSで「当たる」と話題のお店などをピックアップ。OnTrip JAL編集部による占い体験のレポートも交えて紹介します。

紹介する占いカテゴリーは「手相」「算命学(四柱推命)」「タロット」など多種多様。加えて、「予約なしでフラッと行きたい」「前世が知りたい」といった希望に応えてくれるスポットを紹介。観光のついででも楽しめるので、ぜひ気軽に行ってみてください。

※価格は税込み表記です。
※掲載の内容は、2025年5月時点のものです。サービス内容などは予告なしに変更となる場合があります。

屈指の在籍数で各自に最適な占いを提供「占い館 愛梨」

画像1: 屈指の在籍数で各自に最適な占いを提供「占い館 愛梨」

日本最大級の占い師(鑑定師)在籍数をうたい、年間約30万人が来店するという人気店が「占い館 愛梨(あいり)」です。在籍数は約80名で、なかには独自の「マカレン数秘術」で占う摩訶蓮(まかれん)先生などの有名鑑定師も。横浜中華街に3店舗を構え、特に本店は「カモメ市場」という大きな建物の2フロアに、25もの個室ブースを構えています。

本店の場所は南門シルクロード沿いで、「元町・中華街駅」から徒歩3分ほどとアクセスも至便。2階には受付や待合席があり、来客数の多さが想像できます。予約なしでも鑑定はできますが、長時間待ちたくない人や、指名したい場合は予約がおすすめ。なお、鑑定料金は占いの種類や時間によって異なり、たとえば手相は7分1,100円です。

画像2: 屈指の在籍数で各自に最適な占いを提供「占い館 愛梨」

取材には、咲亜沙(サーシャ)先生が対応してくれました。得意とするのは、タロット、マヤ暦、手相、ダウジング、スピリチュアルリーディング、20面体サイコロ、ルノルマンカードなど。ライターが占いをお願いすると、まずは生年月日の診断からこれまでの転機や未来の節目などを一通り説明してくれます。

画像3: 屈指の在籍数で各自に最適な占いを提供「占い館 愛梨」

続いて、気になっていた旅行運について聞いてみたところ、「仕事以外のプライベートで旅に行くと、英気を養えるとともに開運も期待できる」とのこと。タイミングは、秋までのなるべく早い時期。特に海外や、国内でも遠方など普段なかなか行きづらい場所で、できるだけ自然に触れるのがおすすめだそう。

確かに、仕事柄さまざまな情報をインプットし続けているライター業にとっては、デジタルデトックスが必要かもしれないと思いました。

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本店には良縁成就で知られる愛染明王(あいぜんみょうおう)が祀られており、お客さんの鑑定希望にも恋愛運や恋愛相談は多いそう。その他の内容にも、一人ひとりにあわせた占い体験を提供できるのは、在籍数が多い同店の強み。人気ぶりにも納得です。

占い館 愛梨 カモメ市場本店

住所神奈川県横浜市中区山下町187 カモメ市場2F
電話045-663-5009
営業時間平日10:00~20:00(最終受付19:30)、土・日曜10:00~20:30(最終受付20:00)
定休日なし
web占い館 愛梨 公式サイト

中華街占いの元祖で信頼と実績も多数の「鳳占やかた」

画像1: 中華街占いの元祖で信頼と実績も多数の「鳳占やかた」

横浜中華街における占いの元祖が、1995年設立の「鳳占(ほううらない)やかた」。同エリアに4店舗を構え、本店にあたるのが「市場通り鑑定所」です。近くには占い師を養成する「みかど学院」も開校しており、占い文化の発展にも寄与。その信頼と実績から、多くの支持を集めています。

界隈で多くの店が採用する1,000円(税込1,100円)占いの先駆けでもあり、質問数に限らず定額料金で安心できるのも魅力。また、あえて予約を設けずに気軽に鑑定できることも特徴(結婚鑑定やオンライン鑑定は予約制)です。

画像2: 中華街占いの元祖で信頼と実績も多数の「鳳占やかた」

占術の1番人気は8~10分の手相(両手総合鑑定)。2番人気は算命学(さんめいがく)、3番人気は相性鑑定で、それぞれ25~30分程度で3,300円。算命学と相性鑑定は手相鑑定付きで、相性鑑定は2人1組分と良心的な価格設定となっています。

画像3: 中華街占いの元祖で信頼と実績も多数の「鳳占やかた」

取材では「鳳占やかた」代表の、居城庸平先生による算命学を体験しました。算命学は生年月日から干支を割り出し、その組み合わせによって個人の性格、才能、運勢、宿命を読み解くもの。一例として、結婚適齢期や、天中殺(12年に1度訪れる、運気が低調になりやすい2年間)などが占えます。

画像4: 中華街占いの元祖で信頼と実績も多数の「鳳占やかた」

たとえば、編集部スタッフの2025年は人脈の1年。26~35歳の10年間は蓄財の星が出ており、家族を作ったり貯金だったり準備をする期間とか。ライターは37~46歳の10年間が出世や独立の時期であり、2025年はプライベートを充実させるべきとのことでした。

また、それぞれのラッキーカラーや、食の好みが近い人と仲良くなるといい、といった相性のアドバイスも。なお「鳳占やかた」は新宿や池袋にも鑑定所があるので、東京旅行のついでに横浜中華街スタイルの占いを体験したい人にもおすすめです。

鳳占やかた 市場通り鑑定所

住所神奈川県横浜市中区山下町148
電話045-651-7240
営業時間平日11:00〜19:00、土・日曜、祝日11:00〜20:00
定休日なし
web鳳占やかた 公式サイト

ほくろ占いや前世など個性派鑑定も得意な「縁占館」

画像1: ほくろ占いや前世など個性派鑑定も得意な「縁占館」

横浜中華街に8店舗を構え、“よく当たる占い”をうたうのが「縁占館(えんうらないかん)」です。鑑定所と在籍数はともに多く、予約なしでも受付できますが、曜日や時間帯によっては混雑するため予約をしたほうがスムーズ。電話であれば当日予約もできます。

画像2: ほくろ占いや前世など個性派鑑定も得意な「縁占館」

料金は約7分の手相が1,100円と、気軽に試すならこちらを。より具体的な相談をしたい人には、30分5,500円、60分11,000円の総合鑑定が人気です。

個性的な占いも同店の特徴。霊感タロットやスピリチュアルリーディングを駆使し、霊視や前世占いもできる桃華先生をはじめ、さまざまな占いを混ぜた天命学を専門とし、恋愛や結婚の相談を得意とする愛乃先生など、指名は予約優先ですが人気鑑定師も多数在籍しています。

画像3: ほくろ占いや前世など個性派鑑定も得意な「縁占館」

取材に応じてくれたのは、中華街大通りの本店にいる有姫(ゆき)先生。手相、算命学、相性、タロット、四柱推命、姓名判断、吉方位鑑定、数秘術、カラー診断など多数の占術を使いこなし、ほくろ占いのような珍しい鑑定もしてくれる人気の先生です。

画像4: ほくろ占いや前世など個性派鑑定も得意な「縁占館」

編集部スタッフが算命学を見てもらったところ、30~40代は成長と挑戦の時期にあたり、40代後半からはその力で根を張るフェーズとの診断。人間関係としては、干支で酉(とり)に当たる人が近くにいるとより運勢が開けるとアドバイスをいただきました。占術によっては、手書きの鑑定書がもらえる点も「縁占館」の特徴です。

縁占館 中華街大通り本店

住所神奈川県横浜市中区山下町151
電話045-307-6688
営業時間平日11:00~20:00、土・日曜11:00~20:30
定休日なし
web縁占館 公式サイト

希少な文鳥占いや前世鑑定ができる「吉祥天女」

画像1: 希少な文鳥占いや前世鑑定ができる「吉祥天女」

関帝廟通りにある「吉祥天女 紅龍店」は、横浜中華街で唯一の文鳥占いと霊視や前世、そして九星気学や算命学、タロットなどの占術も充実しているのが特徴。文鳥占いは台湾や香港で親しまれているといわれますが日本では珍しく、それを体験できる希少な一軒なのです。

画像2: 希少な文鳥占いや前世鑑定ができる「吉祥天女」

また、同店は「占い」「霊視」「文鳥」の3コースが基本。「占い」は手相、タロット、生年月日などを用いるコースで、5分1,100円、10分2,200円、15分3,300円とシンプルな料金設定となっています(おトクな「じっくり鑑定コース」30分5,500円/60分11,000円も)。予約なしでも受けられ、予約の場合は15分以上(先生により30分以上)のコースから選べます。

守護霊、守護神、オーラ、前世などを占う「霊視」は15分3,300円からで、予約は30分以上から。そして「文鳥」は通常の占い10分+文鳥占いで3,300円から。文鳥は全4羽が在籍していますが、体調が最優先であるため、できるだけ予約することがおすすめです。

画像3: 希少な文鳥占いや前世鑑定ができる「吉祥天女」

この日の文鳥先生は、お銀ちゃん。ペアを組むのは開運術師のelico先生です。お銀ちゃんはそのときの気分に応じて、龍神カード、易経(えききょう)、紫微斗(しびと)数のカードを引いて鑑定。くちばしを器用に使ってカードを引く愛らしい姿を見せてくれます。

お銀ちゃんが引いたカードをもとに編集部スタッフが旅行運をたずねると、できれば国内より海外のほうがおすすめであり、なおかつ渡航先でも日常でも、パワースポットやおめでたいイベントに足を運ぶといいとのこと。

画像4: 希少な文鳥占いや前世鑑定ができる「吉祥天女」

なお、文鳥は単体でもツーショットでも、写真や動画の撮影ができます。かわいさに癒されたい人は、「吉祥天女 紅龍店」を訪れてみては。

吉祥天女 紅龍店

住所神奈川県横浜市中区山下町131
営業時間平日11:00~18:00、土・日曜・祝日11:00~19:00
定休日なし※状況により臨時休業・時間短縮営業となる場合があります
web吉祥天女 公式サイト

SNSで「当たりすぎ」と話題の易者がいる「黄龍占館」

画像1: SNSで「当たりすぎ」と話題の易者がいる「黄龍占館」

550円からと、リーズナブルなプライスで占いを体験できるのが、「黄龍占館(こうりゅううらないかん)」。店舗は中華街大通り沿いにあり、手相の看板と、店頭のイチゴ飴販売が目印です。

同店は、SNSで発信された「手相占いが当たりすぎ」というポストが話題になった一軒。お店としてもSNSをきっかけに訪れるお客さんが増えたそうで、横浜中華街の中でも知る人ぞ知るスポットなのです。

画像2: SNSで「当たりすぎ」と話題の易者がいる「黄龍占館」

話題のキーマンは、易者の関谷允男(せきたにちかお)先生。“平成の易聖”と呼ばれ、易学協会の理事長も務める武隈天命先生に師事した実力派です。扱う占術は、手相、易学、九星気学、密教占星術、墓相。そのうえでモットーにしているのが、世界的にも有名なアドラー心理学に通じる“性格はいつでも変えられる”です。

そのため手相を重視し、鑑定は対面のみ。手相で全体運や性格を判断し、「どうするか?」「どうすべきか?」を依頼者とともに考え、可能性を追求する占いが特徴です。

画像3: SNSで「当たりすぎ」と話題の易者がいる「黄龍占館」

編集部スタッフが手相を見てもらうと早々に、長女であることや弟がいることを当てられてびっくり。旅行が開運の人に現れるという「旅行線」もあるとのことで、神社や仏閣を訪れることが運気アップにつながるとのアドバイスも受けました。

また、関谷先生は易者として独立する前は企業の採用担当だったそうで、まゆげが見えるように前髪は目にかからないほうがいいなど、印象に関するアドバイスも。在籍日は基本的に水・木・土曜なので、気になる人は狙っていきましょう。確実に占ってほしい場合は予約をおすすめします。

黄龍占館

住所神奈川県横浜市中区山下町153-2
電話045-212-9232※予約推奨
営業時間10:30〜22:00
定休日なし

タイムサービスでタロット占いが1,100円〜の「宝占館」

画像1: タイムサービスでタロット占いが1,100円〜の「宝占館」

キャンペーン価格で手相鑑定が550円だったり、タイムサービスでタロット占いが1,100円だったり、リーズナブルな価格で体験できるのが「宝占館(ほうせんかん)」。鑑定歴30年以上の経験豊かなベテランから若手まで、豊富な鑑定師陣をそろえ、横浜中華街に4店舗を構えています。

同店でも、命(めい)術、卜(ぼく)術、相(そう)術とさまざまな占いを提供していますが、注目したのはタイムサービスも行っている、卜術のタロット占い。卜術は宿命的な要素、形や色などを一切必要としないのが特徴です。

「今の仕事を続けるか、転職したほうがいいのか」「好きな人が自分のことをどう思っているのか」「恋人とはどうなり、結婚するためにはどうすればいいのか」「いい出会いがあるかどうか」などは、卜術が得意とする分野です。

画像2: タイムサービスでタロット占いが1,100円〜の「宝占館」

取材時に担当してくれたのが、3号店(関帝廟通り店)に在籍している高木吾郎(Takagi Goro)先生。手相、タロット、生年月日、姓名判断を専門としています。ライターが仕事運をタロットで占ってもらうと、創造力や発想力が活かされる時期が来ており、長期的には一攫千金よりも安定的に続けられるほうに可能性があるとの診断でした。ひとまず安心。

高木先生は、状況によって手相や水晶などを使うこともあるとか。また、2017年から独自にはじめた開運の実験的なメニューも好評とのこと。「宝占館」自体は予約なしで受付できますが、予約した場合は鑑定料が10%割引になるのもうれしいポイントです。おトクに試したい人には、特におすすめといえるでしょう。

宝占館 3号店(関帝廟通り店)

住所神奈川県横浜市中区山下町136-5
電話080-7687-8600
営業時間平日11:00~19:30(最終受付)、土・日曜、祝日11:00~20:30(最終受付)
定休日なし
web宝占館 公式サイト

お腹とともに心を満たすのが、横浜中華街の新しい楽しみ方!?

画像: お腹とともに心を満たすのが、横浜中華街の新しい楽しみ方!?

紹介したスポット以外にも、多種多様な占いでにぎわう横浜中華街。ただ、中には料金面などでトラブルになることもあるそうなので、お店選びには注意が必要です。気を付けるべきポイントは、看板などに価格が明示されているかどうか。そのうえで、自動延長されることはないか、占っている途中で追加オプションが付けられていないか、指名料金が発生するのかしないのかなどを、受付時に確認するのがおすすめです。

画像: 関帝廟

関帝廟

界隈には関帝廟(かんていびょう)や媽祖廟(まそびょう)などもあり、近年は中国式のおみくじも話題です。食べ歩きや観光のついでに、パワースポットを巡ったり気軽に占ってみたり。こうしてお腹と心を満たすのが、新しい横浜中華街の楽しみ方なのかもしれません。

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