神奈川県屈指の観光スポットであり、グルメの宝庫でもある横浜中華街。公式サイトによると、約500m四方の同エリア内に約630もの店舗があります(2022年7月時点)。その中から本記事では、話題の「台湾唐揚げ」のお店をご紹介します。

訪れたのは、「横濱炸鶏排(ザージーパイ) 横浜中華街 本店」。オープンは2019年と比較的最近ながら、すでに横浜中華街の名物のひとつとなっています。

画像: 顔が隠れるほどの大きい台湾唐揚げ。横浜中華街の行列店「横濱炸鶏排」

横浜中華街における台湾唐揚げのパイオニア

同店は「南門シルクロード」と呼ばれる通り沿いにあり、「元町・中華街駅」からは徒歩3~4分程度。横浜中華街の南東部にある「朱雀門(すざくもん)」の近くでもあります。目印は赤い看板やのぼりで、行列ができていることも珍しくありません。

画像1: 横浜中華街における台湾唐揚げのパイオニア

店名にある「炸鶏排」とは、近年日本でも人気の台湾唐揚げのこと。現地の夜市で定番の屋台グルメであり、大きさと香り高い味付けに特徴があります。

横浜中華街にはいまでこそ台湾唐揚げが珍しくありませんが、同店はそのパイオニア的存在。オーナーはもともと唐揚げが大好きで、台湾を訪れたときに炸鶏排に出合い、そのおいしさに感銘を受けたのだとか。台湾で本場の調理法や味付けを学び、2019年4月に1号店を創業したのです。

そんな同店はテイクアウト専門ですが、店頭に並べられたハイテーブルで食べることも可能。キッチンからは揚げ物のおいしい香りが漂ってきて、食欲を刺激します。

画像2: 横浜中華街における台湾唐揚げのパイオニア

まずは名物の「炸鶏排」(税込600円)から紹介。直系15cm以上はあるでしょうか。初めて見る人は、顔がほとんど隠れてしまうほどの大きさに驚くはずです。これは、鶏肉の厚みがある部分を中心に開いて一枚の大きさを広げているから。店内のキッチンではその下処理をはじめ、余分な脂身もすべて手作業で取り除いており、注文ごとに揚げたてを提供してくれます。

素材には国産鶏のムネ肉を使い、甘皮の部分までしっかり除去。また、肉の表面に凹凸のムラが出ないよう丁寧に開いていくのもポイントです。その肉を秘伝の調味ダレに1日漬け込みます。香辛料には18種類のスパイスやハーブを使用しているので、香り高さも特徴。

画像3: 横浜中華街における台湾唐揚げのパイオニア

そして衣にはタピオカ粉を使い、クリスピーな食感に。脂の少ないムネ肉を下ごしらえでしっとり仕上げ、衣は揚げ油を吸いすぎないようになっているため、最後まで食べ飽きず、冷めてもサクッとしたおいしさを楽しめます。

味は塩胡椒ベースの奥に、五香粉(ウーシャンフェン)を思わせる甘やかなフレーバーが絶妙。仕上げの香辛料は片面だけにかかっているので、どちらの面を舌に当てて食べるかで感じる味わいが変わります。ぜひそれぞれの面で試してみてください。

炸鶏排以外にも絶品メニューが目白押し

炸鶏排にはシェアに便利な「台湾唐揚げひと口サイズ」(M 580円、L 780円・いずれも税込)があるほか、数種のメニューがラインナップされています。

画像: 炸鶏排以外にも絶品メニューが目白押し

たとえば「台湾天ぷら」(税込580円)は魚のすり身を揚げたさつま揚げのようなフードで、もちもちした食感が特徴。スティック状で食べやすいので、食べ歩きにも最適。また、秘伝のスパイシーな調味料で味付けされた「台湾ポテト」(税込450円)も人気です。

よりインパクトのある味わいを求める人には、タレのかかった炸鶏排がおすすめ。こちらは台湾の甘辛醤油をベースにした「醤醤(ジャンジャン)鶏排」と、韓国風のピリ辛ダレによる「ヤンニョム鶏排」があり、それぞれひと口サイズも用意されています。グループで訪れた場合は、数種のメニューを注文して食べ比べるのもいいでしょう。

見た目のインパクトがダイナミックで、写真映えも抜群な炸鶏排。同店は横浜中華街グルメのニューフェイスとして、ぜひ覚えておきたい一軒です。

横濱炸鶏排 横浜中華街 本店

住所神奈川県横浜市中区山下町106-10 前田橋レジデンス 1F
電話045-514-7254
営業時間11:00~18:00
定休⽇なし
座席店頭にスタンディングテーブルあり
支払い現金、QRコード決済
webhttps://www.taiwan-karaage.com/

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