画像: JALふるさとアンバサダーが巡る「京都西山 竹の里・乙訓(おとくに)エリア」おすすめスポット!

日本航空〔京都支店〕 山本

JALふるさとアンバサダー京都府担当の山本です。昨年4月に京都支店へ着任し、2年目の京都の夏を迎えています。本業は客室乗務員ですが、現在は京都府の魅力をお伝えするべく、しっかりと地に足をつけて業務に励む日々を送っており、知れば知るほど京都愛が募る今日この頃です。

全国的に暑い日が続く毎日ですが、今回は京都府南西部に位置する「京都西山 竹の里・乙訓(おとくに)エリア」の魅力をご紹介!こちらは、長岡京市・向日市・大山崎町・京都市西京区にまたがる一帯を指し、今にも爽やかな風が吹き抜けてきそうな、まさに"涼"を感じることができるエリアです。夏のお出かけ候補にいかがでしょうか。

京都府の他エリアについてはこちらの記事をぜひご覧ください。
https://ontrip.jal.co.jp/kansai-nanki/17635772

画像1: 提供:乙訓商工・観光協議会

提供:乙訓商工・観光協議会

菅原道真公ゆかりの憩いの場所「長岡天満宮」

画像1: 菅原道真公ゆかりの憩いの場所「長岡天満宮」

阪急京都線「長岡天神駅」西口から10分程歩いていくと立派な鳥居が見えてきます。
「長岡天満宮」は学問の神様・菅原道真公をお祀りする神社で、市民からは「天神さん」との愛称で親しまれています。全国にある天満宮同様、長岡天満宮境内にも牛の像が奉納され、梅の花を御社紋としています。これは、菅原道真公が丑年生まれであり、生涯にわたって牛にまつわる逸話が残っていること、また、この上なく梅を好んでいたためです。

平安時代、現在の長岡京市・向日市・大山崎町・京都市西京区にわたり置かれていた長岡京。菅原道真公はしばしばこの地を訪れては和歌を詠じたとのことです。太宰府へ赴くことになった際もここ長岡京の地に立ち寄られ、大層名残惜しまれたそうです。

画像: 長岡天満宮の牛は全部で6体。御社殿の近くにも奉納されています。

長岡天満宮の牛は全部で6体。御社殿の近くにも奉納されています。

冒頭ご紹介した鳥居の向こう側には、約70mにもわたって市の天然記念物である「キリシマツツジ」が植えられています。例年4月中旬〜下旬の見頃を迎えると、この真紅の美しい花々が境内を色鮮やかに染め上げます。

この他、境内では多種多様な植物の生命の息吹を感じることができます。
5月上旬〜7月中旬にかけては、青もみじ・アヤメ・カキツバタ・スイレン・花しょうぶ・紅蓮。秋以降は紅葉・梅・桜と、一年を通して日本の美しい四季を感じられる憩いの場所となっています。
境内の東側に位置する「八条ヶ池」には水上橋が架けられており水上のお散歩に最適です。長岡天満宮に流れるゆったりとした時間の中で、心休まるひとときを過ごしてみませんか?

画像2: 菅原道真公ゆかりの憩いの場所「長岡天満宮」

〔お問い合わせ先〕長岡天満宮

住所京都府長岡京市天神2-15-13
web長岡天満宮 公式サイト

山中に位置する心洗われる空間「柳谷観音 楊谷寺」

京都で「北山」と言えば瀟洒な建物が見られる閑静なエリア、「東山」と言えば世界中から観光客が集まる賑やかなエリアとして知られています。
今回ご紹介する「京都西山 竹の里・乙訓エリア」は、通称「西山三山」とも呼ばれる善峯寺(京都市西京区)、光明寺(長岡京市)、柳谷観音 楊谷寺(ようこくじ)(長岡京市)が所在している自然豊かなエリアです。

今回はその中から「眼の観音様」「花手水発祥の地」としても知られる「柳谷観音 楊谷寺」をご紹介!山中に位置しているためアクセスは少々大変かもしれません。しかし、ようやく辿り着いた先には雑踏とは無縁の心洗われる空間、心満たされる体験が待っています。耳をすませば鳥の鳴き声が響き渡り、心なしか体感温度もひんやりと感じられるような。

画像: 毎月17日の「ご縁日」に取材させていただきました。ご縁日には普段は非公開のご本尊を拝むことができます。

毎月17日の「ご縁日」に取材させていただきました。ご縁日には普段は非公開のご本尊を拝むことができます。

今や全国区の言葉となった「花手水」。
実はここ柳谷観音 楊谷寺が発祥の地というのはご存知でしょうか?
住職ご家族の「歴史と四季を感じられる聖地にしたい」「不安な現代にご利益と共に五感を通じて心に平安を」との思いがこの見目麗しい芸術を生み出しました。季節ごとに色鮮やかな花々が浮かんだ光景は訪れる人の心に優しく寄り添ってくれます。

画像: 山中に位置する心洗われる空間「柳谷観音 楊谷寺」
画像: 花手水は本来「花や葉についた朝露で手を清める行為」という意味を持つ言葉だそうです。お茶目心満載の「恋手水」「苔手水」「猫手水」にもワクワク。

花手水は本来「花や葉についた朝露で手を清める行為」という意味を持つ言葉だそうです。お茶目心満載の「恋手水」「苔手水」「猫手水」にもワクワク。

柳谷観音 楊谷寺は今から約1218年もの時を遡った806年、延鎮上人によって開かれました。延鎮上人は778年清水寺を開いた人物であることから、通称「西の清水」とも謳われ、長きにわたり多くの人々の信仰を集めてきました。天皇家との縁も深く、筋塀に5本線が入っていることがその証です。筋塀とは定規筋と呼ばれる白い水平線を入れた塀のことで、寺院の格式に併せて5本、4本、3本と描かれているとのこと。一番格式が高いのが5本線で、東寺、金閣寺、京都御所、二条城などでも目にすることができます。私が京都に住み始めて教わったことの一つです。

起伏にとんだ境内には、本堂(眼病諸病平癒)・あじさい回廊・あいりきさん(夫婦円満)・奥之院(子授け・安産祈願)・弁天堂(美心祈願)と見どころがギュッと詰まっています。上書院と呼ばれる特別なお部屋からは素晴らしい景観を臨むことができ、忙しない毎日の中でも少し立ち止まって思いを馳せることの大切さに気づかされました。(※上書院は通常非公開。毎月17日の「ご縁日」午前中、あじさいウィークや紅葉ウィークなどには一般公開されます。)

画像: (上段2枚)上書院にて。心洗われる空間でした。(左下)奥之院からは東山の景色を臨むことができます。(右下)境内ではその瞬間ならではの風景も。何かに見えませんか?(ワンっ!)

(上段2枚)上書院にて。心洗われる空間でした。(左下)奥之院からは東山の景色を臨むことができます。(右下)境内ではその瞬間ならではの風景も。何かに見えませんか?(ワンっ!)

眼病平癒の祈願所としても長年信仰を集めてきました。境内には空海が祈祷を施したと言われる霊水「独鈷水(おこうずい)」が湧いています。さまざまなご利益があると伝わるこの独鈷水を求めて眼の病に悩む方々も多く参拝にいらっしゃるそうです。水琴窟(すいきんくつ:地中の小洞窟へ水滴を落とし、そこから発せられる音を楽しむ仕掛け)という江戸時代から伝わる庭園音響装置がありますが、柳谷観音 楊谷寺では「心琴窟(しんきんくつ)」と呼びます。これは目がご不自由な参拝者の方にも心の眼で楽しんでいただきたいとの思いが込められています。

今日もさまざまな思いや願いを秘めた参拝者の方々がこちらを訪ねてこられます。
皆さまもほんの少し足を伸ばして、大自然に囲まれた空間でかけがえのない時間を過ごしてみてください。

〔お問い合わせ先〕眼の観音様 柳谷観音 楊谷寺

住所京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
web京都 目の観音様 柳谷観音 楊谷寺(公式サイト)

特産品の筍をお菓子に!?「喜久春」

創業1978年の喜久春では長岡京市の特産品である筍を使用した「竹の子最中」を販売しています。創業者であり会長喜久治さまの「地元を代表するお土産品を作りたい」という熱い思いから誕生した竹の子最中。今日まで長岡京市を代表する銘菓として多くの人々に愛されてきました。
40年前の誕生当時はなかなか地元に受け入れてもらえずさまざまなご苦労があったそうです。日持ちさせるための工夫を施し、餡と一緒に包む筍の保水性を保ちながら、餡子を詰める工程では試行錯誤の連続だったとのこと。お客さまのご意見にも一つ一つ耳を傾けながら、現在の味、見栄え、包装が完成しました。筍はもちろん最中の皮や小豆などの素材にもこだわりが詰まっています。

餡子は丹波大納言、京ゆず、白小豆の3種類あり、可愛らしい筍フォルムについニヤリ。
「和菓子に竹の子が合うのか?!」という当初のイメージを簡単に覆してくれるような美味しい最中です。筍の味もしっかりと感じられます。

筍は縁起物であることから地元では結婚式の引き出物にも使われているとのこと。
皆さまもお一ついかが?

画像: 特産品の筍をお菓子に!?「喜久春」

喜久春のその他の和菓子はJALふるさと納税からもお申し込みいただけます。
(竹の子最中はふるさと納税でのお申し込みはできかねますが、ぜひ喜久春公式サイトからご購入ください)
・JALふるさと納税長岡京市 https://furusato.jal.co.jp/municipality/262099
・長岡京市ふるさとコラム https://furusato.jal.co.jp/column/2404_01/

〔お問い合わせ先〕菓子処 喜久春

住所京都府長岡京市長岡2-28-40
web菓子処 喜久春 公式サイト

夏の京都府で目からも"涼"を感じられる場所「竹の径」

今回のテーマ「京都西山 竹の里・乙訓エリア」の紹介で欠かすことのできないスポットが、京都市や長岡京市のお隣「向日市」にあります。

向日市は「西日本で最もコンパクトな(面積が小さい)市」なのですが、市内には嵐山の竹林の小径よりも広大で美しさでも引けを取らない竹林が存在しているのをご存知でしょうか?
この風景を未来へと残していくため、2000年から本格的な保全整備が始まり、現在の「竹の径」へと至ります。

画像: 「かぐや垣」「竹穂垣」「古墳垣」など全8種類ある竹垣にも注目してみてください。右上の竹垣は「海道垣」です。

「かぐや垣」「竹穂垣」「古墳垣」など全8種類ある竹垣にも注目してみてください。右上の竹垣は「海道垣」です。

向日市の「竹の径」は全長1.8km。
そのほとんどが「孟宗竹(もうそうちく)」と呼ばれる品種だそうです。目にも爽やかなグリーンの中を、ジョギングやサイクリングを楽しまれている方、愛犬を連れてお散歩されている方、中間地点に位置する「子どもの広場」で遊ぶ親子連れなどが見られ、地元からも愛されている長閑な光景が広がっています。竹の径は向日市だけではなく一部京都市西京区にも広がっているとのこと。どこかに境界線の目印が刻まれているそうです。散策の際にぜひ探してみてください!

毎年10月には「竹の径 かぐやの夕べ」が開催されており、昨年は約2万人もの方が幻想的な秋の夜を楽しまれました。今年の開催は10月12日・13日です。

画像: 提供:向日市観光協会

提供:向日市観光協会

〔お問い合わせ先〕向日市観光協会

最後までご覧いただきありがとうございました。
今回ご紹介した「京都西山 竹の里・乙訓エリア」は京都市内からのアクセスも抜群です。皆さまのお越しを心よりお待ちしております!

画像2: 提供:乙訓商工・観光協議会

提供:乙訓商工・観光協議会

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