京都の魅力を知り尽くした現地JAL京都支店のスタッフに、「自分でも買いたい・他人にもあげたいお土産」をヒアリング。おいしいお菓子や調味料から、使い勝手の良い日用品まで、厳選した5品をご紹介します!
みずみずしく、モッチモチ。上品な甘さの麩房老舗「麩まんじゅう」
京の台所・錦市場の中に店を構える、天保年間創業の生麩専門店。笹の葉に包まれた「麩まんじゅう」は、青のりの生麩でこしあんを包んだお菓子。つるっとみずみずしい生地はモチモチとした歯応えで、甘さ控えめのあんと相性抜群。笹の香りがほのかに感じられ、いくつでも食べられそうな軽やかな味わいです。生麩はカロリーが低くヘルシーなのもポイントが高いですね。
JALスタッフからのおすすめコメント!
「手作りにこだわっていらっしゃるお店です。自分自身のおやつにも、お客さまへのおもてなしにもおすすめで、地元で愛されるここにしかない味を楽しめます」(N.H./女性)
麩房老舗
住所 | : | 京都府京都市中京区錦小路麩屋町東入ル |
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電話 | : | 075-221-0197 |
営業時間 | : | 9:00~18:00 |
定休⽇ | : | 無休 |
web | : | http://fufusa.com/ |
料理人も愛用! ひと振りで味が引き立つ、原了郭の「黒七味」
祇園で320年続く老舗の看板商品。唐辛子や山椒、けしの実、麻の実など7種を調合し、ピリッとした辛さの中に爽やかな香りが広がる万能七味です。通常の七味と違って黒色なのは、材料をから煎りしてから挽き、揉み込むことで唐辛子や山椒の色が消えるからだそう。薬味なのに旨みも感じられ、少量使うだけでも素材の味が抜群に引き立ちます。有名和食店や焼鳥店でも多く愛用される逸品です。
JALスタッフからのおすすめコメント!
「一子相伝の京都ならではの薬味を、京都の取引先の方からいただき知りました。真っ黒な粉末で見た目では味の想像がつきませんが、どんな料理にも合う万能薬味です。誰かに差し上げても喜ばれます」(T.K./男性)
原了郭 本店
住所 | : | 京都府京都市東山区祇園町北側267 |
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電話 | : | 075-561-2732 |
営業時間 | : | 10:00~18:00 ※完売次第閉店 |
定休⽇ | : | 無休 |
web | : | http://hararyoukaku.co.jp |
透けて見えるほど豆がゴロゴロと! 出町ふたばの「豆餅」
今も昔も大行列、ほとんどの人のお目当てはこの「豆餅」。ふわふわの羽二重餅でこしあんを包んだ豆大福ですが、その豆は透けて見えるほど、中にもゴロゴロ、まわりにもたっぷり。このエンドウ豆は北海道の契約農家が育てたもので、特別に大きく甘みの強いものだけを使用しています。お餅はとろけるような柔らかさで、強く持つと形が崩れてしまうほど。あんの程よい甘さと、豆の塩気のアクセントがたまりません。
JALスタッフからのおすすめコメント!
「連日、お店は購入の大行列。豆の食感、お餅の柔らかさとあんのバランスが絶妙です。賞味期限が当日中というのが、より『今日、食べたい!』を刺激します。自分用のお土産にいかがでしょうか」(N.M./女性)
出町ふたば
住所 | : | 京都府京都市上京区河原町通今出川上ル青龍町236 |
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電話 | : | 075-231-1658 |
営業時間 | : | 8:30~17:30 |
定休⽇ | : | 火曜 |
京の香りを身にまとう。松栄堂の風雅な匂い袋「誰が袖 極品」
京都を歩くと、どこからか和の華やかな香りがふわりと漂ってくることがあります。そんな古都の空気をいつでも感じることのできるアイテムが「松栄堂」の匂い袋。中でもこの「誰が袖 極品」は、白檀、丁子、桂皮、竜脳などの香料を調合したものが入っており、清楚で雅やかな香りが人気。ちなみに「誰が袖」とは匂い袋の呼び名で、古今和歌集の歌に由来しているそうです。
JALスタッフからのおすすめコメント!
「とても上品な香り。匂い袋でほんのり香るというところに京都ならではの心遣いを体感できると思います。西陣織の布袋はさまざまな柄があり、選ぶ楽しさもあります。可愛い見た目で、お土産に最適です」(N.H./女性)
香老舗 松栄堂 京都本店
住所 | : | 京都府京都市中京区烏丸通二条上ル東側 |
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電話 | : | 075-212-5590 |
営業時間 | : | 9:00~18:00 |
定休⽇ | : | 無休 |
web | : | https://www.shoyeido.co.jp |
100年続く、高い気密性。使うほどに味が出る、開化堂の「茶筒」
茶筒一筋、一世紀以上にわたり愛される「開化堂」。扱う茶筒は気密性が非常に高く、茶葉や食材を湿気から守り品質を保ったまま保存できます。それでいて、この美しいフォルムはまさに「用と美」を兼ね備えた日用工芸品。また、へこみや歪みが生じても、職人が修理することで何代にもわたって使い続けることが可能です。使い続けると色が変化し、味のある光沢が出てくる、“育てる楽しみ“も魅力のひとつです。
JALスタッフからのおすすめコメント!
「銅、真鍮、ブリキをひとつずつ手作りした茶筒。精巧につくられており気密性に優れています。値段は少々張りますが、お茶文化を誇る京都ならではの逸品。茶筒の他、パスタ缶やお菓子の缶もあり、日用品でありながらインテリアにもピッタリです」(N.M./女性)
開化堂
住所 | : | 京都府京都市下京区河原町六条東入梅湊町84-1 |
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電話 | : | 075-351-5788 |
営業時間 | : | 9:00~18:00 |
定休⽇ | : | 日、祝日、第2・4月曜 |
web | : | https://www.kaikado.jp |
新しいお店も続々オープンし、新陳代謝が活発な京都。しかし、やはり老舗の味や技は、いつの時代も人を魅了するものです。今回ご紹介した5品は、老若男女問わず喜ばれること間違いなしの、自信を持っておすすめできる商品ばかり! 自分用にも誰かへの贈り物にもいかがでしょうか。
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