ワノ国には、世にも珍しい大きな鶴が存在するという伝説がある。大きな翼で、世界中、たくさんの島を旅し、人々を背に乗せ、物を運び、空の冒険に連れていってくれるという。
これが、今回のチャーターフライトのコンセプト。世界的な人気を誇る『ONE PIECE』とJALがタッグを組んだ周遊チャーター「ONE PIECE×JAL ワノ国フライト~伝説の大鶴と空の冒険~」が、2022年7月30日に開催されました。おかげさまで大盛況となったツアーの模様をお届けします。
画像1: 『ONE PIECE』とJALが夢のコラボ!“ワノ国”がテーマのチャーター体験レポート

今回のチャーターは、アニメ『ONE PIECE』で放送中の「ワノ国編」をコンセプトにしたもので、飛行機を人が乗れるほどの大きな鶴に見立てています。

画像2: 『ONE PIECE』とJALが夢のコラボ!“ワノ国”がテーマのチャーター体験レポート

そんな世界観にぴったりの青空が広がったこの日、お客さまが集まった成田空港国内線チェックインカウンターは、早くも抑えきれない期待感で満ちていました。

画像3: 『ONE PIECE』とJALが夢のコラボ!“ワノ国”がテーマのチャーター体験レポート

サウザンド・サニー号やワノ国スタイルの客室乗務員がお出迎え

チェックインカウンターでまずお客さまの心をつかんだのは、今回のチャーターだけのオリジナルグッズのプレゼント。『ONE PIECE』のイラストが描かれた搭乗証明書に、ルフィとチョッパーが描かれたかわいらしいトートバッグ、コンセプトアートのステッカーなど、『ONE PIECE』ファンにはたまらないグッズが詰まっています。

画像1: サウザンド・サニー号やワノ国スタイルの客室乗務員がお出迎え

保安検査場を通り搭乗ゲート内に入ると、お出迎えしてくれたのは、麦わらの一味が乗る海賊船「サウザンド・サニー号」。一気に『ONE PIECE』の世界に入り込んだ気分にさせてくれます。

画像2: サウザンド・サニー号やワノ国スタイルの客室乗務員がお出迎え

チャーターに参加するお客さまもサウザンド・サニー号の前で足を止め、キラキラの笑顔を浮かべながら、撮影をしたり船の内部を覗き込んだり。

ワノ国をイメージして、着物を着た客室乗務員も搭同乗する今回のチャーター。搭乗ゲート内でも和装の客室乗務員がお客さまをお迎えし、記念撮影も。この日は、着物や浴衣を着たお客さまも多く見受けられました。コンセプトの世界観に浸りながらフライトをお楽しみいただけるのが、周遊チャーターの魅力です。

画像3: サウザンド・サニー号やワノ国スタイルの客室乗務員がお出迎え

搭乗ブース内の別の場所では、パイロットとの記念撮影も楽しめました。普段はなかなか経験できない状況に、子どもたちはもちろん、大人の方々も興奮している様子です。

画像4: サウザンド・サニー号やワノ国スタイルの客室乗務員がお出迎え

搭乗前の気持ちや『ONE PIECE』への思いを自由に表現できるメッセージボードも、用意されました。この旅の感想が綴られていたり、キャラクターのイラストが描かれていたり、皆さんの「楽しい!」という感情が伝わってくるようです。

表現したかったのは「仲間の絆」と「『ONE PIECE』の世界観」

今回のチャーターは「JL5656便」。実は、この数字にも意味があります。ルフィが食べたゴムゴムの実にちなんで、「5656(ゴムゴム)」となっていたのです。このような細かな部分まで作り込まれている背景には、JALスタッフの熱い思いがありました。

画像1: 表現したかったのは「仲間の絆」と「『ONE PIECE』の世界観」

このチャーターの旗振り役となったのが、JALの社内ベンチャーチーム「W-PIT」に所属している伊藤未玖美。「人生の教科書」と語るほど『ONE PIECE』が大好きな伊藤は、「作品で描かれる仲間との絆や自分の意思で行動することの大切さを、JALでも届けていきたい」という思いから、企画の実現を目指しました。

企画のスタートは約2年前。コロナ禍でさまざまなイベントが中止となってしまったタイミングで、「皆さんに楽しんでいただけるイベントを発信したい」という思いもありました。

画像2: 表現したかったのは「仲間の絆」と「『ONE PIECE』の世界観」

「ワノ国をイメージしたお料理や着物の客室乗務員のおもてなしをはじめ、ワノ国を感じられる空間を用意しておりますので、ご搭乗いただく皆さんには『ONE PIECE』の世界を訪れた気分で、麦わらの一味とともに旅をしている感覚を楽しんでいただけたらと思います」

離陸前の地上ではJALスタッフ流のおもてなし

フライトの時間が近付き、バスに乗って航空機まで向かうと、フライトを祝福するように輝く太陽のもと、JALスタッフがお見送りします。横断幕に書かれた「空舵いっぱい!! 出発だぁ~!!」は、ルフィの声で聞こえてくるようです。

画像1: 離陸前の地上ではJALスタッフ流のおもてなし

さらに、タラップの隣ではモップアートも描かれました。「ONE PIECE×JAL」の下には、作品を象徴する麦わら帽子と今回のチャーターで上空を通る富士山が描かれ、お客さまも「すごいっ!」と、空の旅が始まる前から感動でいっぱいです。

画像2: 離陸前の地上ではJALスタッフ流のおもてなし

今回搭乗したのは、国際線仕様のボーイング767-300ER。ひと席ごとに専用モニターがついているタイプで、ヘッドレストカバーはコンセプトアートが描かれたオリジナル仕様です。このヘッドレストカバーは、お客さまへのプレゼントのひとつ。

画像3: 離陸前の地上ではJALスタッフ流のおもてなし

作中に登場する料理に気分も上がる機内食タイム

15時15分、ついに大きな鶴が飛び立つ時間です。ここでなんと、ルフィからお客さまへ機内アナウンスが。

「うひょ~、なんだこのでっけぇ鳥! すげぇな、いったい何人乗ってんだ? もしかして、お前らもこいつに乗って空まで飛ぶのか? じゃあ、俺たちと一緒に冒険しよう! 楽しみだなぁ。よっしゃ、出発だぁ~!」

画像1: 作中に登場する料理に気分も上がる機内食タイム

離陸後、最初のおもてなしは、麦わらの一味が描かれたオリジナルコースターのプレゼント。着物を着た客室乗務員が、お客さま一人ひとりに挨拶をしながらお配りしていきます。5種類のなかからランダムに配られるのですが、2名の取材スタッフには、ルフィとジンベエ、ナミとウソップのコースターが当たりました。

画像2: 作中に登場する料理に気分も上がる機内食タイム

「うまそぉな匂いがする!」というルフィの声とともに座席に届いたのは、麦わらの一味のコック・サンジが監修したスペシャルメニュー。サンジからも「今日のメニューは、みんな知っての通りワノ国の新鮮な食材をたっぷり使用したスペシャルメニューだ。しかも、ワノ国のみんなと一緒に作ったとびっきりの自信作! 空の上の贅沢な食事、思いっきり楽しんでくれ」と、食事の前に挨拶が。

画像3: 作中に登場する料理に気分も上がる機内食タイム

ビジネスクラスの和食は、ワノ国のキャラクターをイメージしたおでんとすき焼きを中心に、お造りや煮物などやさしい味わいが広がる「将軍御膳」。

画像4: 作中に登場する料理に気分も上がる機内食タイム

洋食は、まるで骨付き肉のようなトリュフチーズインハンバーグがメインディッシュの「鶴丸宝船」。

画像5: 作中に登場する料理に気分も上がる機内食タイム

エコノミークラスの「彩りちらしの天空弁当」には、作中に登場するそばやきびだんごが取り入れられ、本当にワノ国にいるようです。どの料理も夏らしくさっぱりとした味わいで、とても空の上とは思えない満足のランチタイムとなりました。

『ONE PIECE』ファンをもうならせるクイズ大会も開催

食後には、アニメの第1話からこれまでのダイジェスト映像がモニターに映し出され、ファンの心が熱くなる時間が流れます。

画像: 『ONE PIECE』ファンをもうならせるクイズ大会も開催

機内では、『ONE PIECE』にまつわるクイズ大会も開催。「搭乗証明書のイラストで飲み物を持っているメンバーは誰?」という初級問題から、「コミック76巻SBSにて麦わらの一味が海賊以外の職業だった場合に客室乗務員とされたのは誰?」といったファンであれば知っているであろう問題まで、14個の三択問題が出題されました。

そのなかでも、特に難易度が高かったのが、「鬼ヶ島に討ち入りした後、ナミが繰り出した技の順番は?」。かなりマニアックな問題に、『ONE PIECE』フリークのお客さまも頭を悩ませていました。

14問中7問以上正解したお客さまには、景品のプレゼント。航行中に客室乗務員からのヒントもあったためか、多くの方が受け取っていました。

着陸予定の18時30分が近付くと、チョッパーから最後のメッセージが届きます。

「あっという間だったな。俺も暑いの苦手だけど、みんなも夏バテ気を付けろよ。水分こまめに取るんだぞ。今日はありがとな!」

この日しか体験できないチャーターが特別な思い出に

航空機からバスで移動し、手荷物検査場に到着すると、再びサウザンド・サニー号が出迎えてくれました。その下の手荷物受け取りレーンにはお客さまへのお土産が流れています。

画像1: この日しか体験できないチャーターが特別な思い出に

どんなギフトが出てくるかは、受け取ったお客さまだけのお楽しみです。

画像2: この日しか体験できないチャーターが特別な思い出に

親子3人で『ONE PIECE』が大好きだという向後さんは、「機内で『ONE PIECE』の音楽がずっと流れていて雰囲気が感じられたし、ここでしか聞けないキャラクターの会話も楽しかったです」「アニメもちょっと見られてうれしかった」と、この日しかできなかった体験に満足の様子。

画像3: この日しか体験できないチャーターが特別な思い出に

色鮮やかな浴衣姿で楽しんだのは、『ONE PIECE』を通じて仲良くなったという大石さんと小島さん。「ごはんがおいしかったです。特に冷たい茶碗蒸しがおいしくて、感動しました」「初めてのチャーターだったのですが、楽しかったのでまた乗りたいです」と、特別な1日となったようでした。

画像4: この日しか体験できないチャーターが特別な思い出に

JALでは、今回のような作品とのコラボのみならず、国や地域に加え、食や音楽など、テーマを設けたチャーターフライトを豊富に企画しています。ぜひ、多彩なプログラムにもご注目ください。いつものフライトが、きっとスペシャルな体験になるはずです。

Ⓒ尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

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