JALでは、夜空を見るための「空たび星空フライト」など、さまざまな特別チャーターフライトを実施しています。2020年11月14日に行われた「ハワイ気分周遊チャーター」もその一貫。JAL国際線のシンボルとも言えるハワイ便をお客さまに少しでも楽しんでいただきたい――そんな担当スタッフの思いを振り返ります。
画像: あの『リゾッチャ』が復活。ハワイ旅行気分を満喫できるJALの周遊チャーター

「憧れのハワイ航路」と呼ばれた1960年代から、多くの日本人の夢を乗せ続け、JALのハワイ路線は65年以上の歴史を誇ります。昔に比べて気軽に行けるようになっていますが、現在はコロナウイルス感染拡大の影響から、定期便は運休しています。そこで、少しでもハワイの旅行気分を味わっていただきたいと考え、特別なチャーター便を企画しました。

ハワイを盛り上げたい思いから、チャーター便を企画

長谷川「コロナ禍で国際線の大幅減便が続くなか、長い歴史のあるハワイ線に対し、JAL社内ではさまざまな思いがありました。『ハワイを盛り上げたい』という声も多く挙がるなか、“ハワイ盛り上げ隊”という有志のグループも作られました。しかし、気持ちだけで便は飛ばせません。なにか思いを込めた企画ができないかということで、今回の企画が立ち上げられました」

画像1: ハワイを盛り上げたい思いから、チャーター便を企画

こう振り返るのが、宣伝部の長谷川ありさです。国内線の周遊チャーターにご搭乗いただくことで、ハワイへの旅行気分を味わってもらうという企画をツアーとして催行するために、JALの旅行代理店であるジャルパックに協力を仰ぎました。同社の田中景子が続けます。

田中「企画が立ち上げられたのは10月上旬のことです。ジャルパックとしてもハワイには思い入れがありますから、盛り上げたいという気持ちが強くありました」

画像2: ハワイを盛り上げたい思いから、チャーター便を企画

催行日の11月14日に向けて、急ピッチでチャーターフライトの内容が協議されました。

田中「 “ハワイらしさ”をどう出すかが企画のポイントでした」

長谷川「ハワイ線の定期便運航を望む方が多くいる状況で、JALとしてハワイに長く関わってきた歴史も発信したいと考えました。そこで、どんな企画ができるのか、どうしたらお客さまに喜んでいただけるのか、1カ月という期間でどこまでできるのか……。そこで出たアイデアが、リゾッチャの復刻です」

リゾッチャを復刻。アイデアを集めたプログラムやアメニティ

リゾッチャとは、1994年から2008年まで行っていたリゾート路線のキャンペーンです。特別塗装機を導入し、機内でもお客さまに楽しんでいただく企画やアメニティをご用意するなどの趣向を取り入れていました。今回は、当時の雰囲気やエッセンスを取り入れたフライトができないかと、試行錯誤が始まりました。

画像1: リゾッチャを復刻。アイデアを集めたプログラムやアメニティ

長谷川「好評だった機内のビンゴ企画を復活させました。当時親しまれたお客さまに、その雰囲気を思い出していただくガイダンス映像をご用意し、リゾッチャのロゴが描かれたステンレスボトル、マグカップ、宿泊券や国内の特典航空券も景品としてご用意しました。また客室乗務員の制服も、当時のものを担当部署から取り寄せました」

画像2: リゾッチャを復刻。アイデアを集めたプログラムやアメニティ

田中「ほかにも、搭乗証明書を手作りでご用意しました。その日に乗った人しか入手できない特別なものです」

画像3: リゾッチャを復刻。アイデアを集めたプログラムやアメニティ

この他にも、特別なアメニティやプレゼントとしてタオルやネックストラップをご用意。さらに、ハワイ盛り上げ隊がお客さま向けのメッセージカードを書き、地上係員もそれらの搬入を自主的に手伝うなど、手作りの準備が進められていきました。

また、チャーターフライトには既定の航路がありますが、今回は特別にアレンジ。鳥取県の旧羽合町(はわいちょう/現湯梨浜町)や、ホノルルのワイキキビーチと友好姉妹浜提携を結ぶ和歌山県の白良浜上空など、ハワイやリゾートを想起させる地域の上空を巡る航路を設定し、3時間20分のフライトプログラムが完成しました。

抽選は7倍以上の確率。ハワイ好きのお客さまで賑わいました

お申し込みは抽選方式を採用しました。募集人数をはるかに上回るご応募があり、当日は大勢のお客さまで賑わいました。

長谷川「リゾッチャを楽しんでいただいた40〜60代のお客さまを中心に、そのご家族も多くご参加していただくことができました。おかげさまでご好評をいただき、当時の景品を自宅から探してお持ちいただいたお客さまもいらっしゃいました」

画像1: 抽選は7倍以上の確率。ハワイ好きのお客さまで賑わいました

機内ではハワイ線でご提供しているコナビールをご用意し、ハワイ気分を盛り上げました。

田中「『特別なフライトが楽しかった』『直筆メッセージが嬉しかった』など、お客さまから多くの反響をいただきました。また、コロナ禍の影響を受けるJALを応援してくださるお声もいただき、私たちもとても勇気づけられました」

画像2: 抽選は7倍以上の確率。ハワイ好きのお客さまで賑わいました

長谷川「ビンゴを経験したことがないお客さまも多いなかで、ハワイに思いを馳せていただけたように思います。ハワイに行きたいという強い気持ちを感じました。また今回はテレビや新聞などメディアの方々にも多くご搭乗いただきました。ご興味をもっていただけたことは、とてもありがたかったです」

JALでは、さまざまなチャーターフライトをご提案しています

機内のお客さまの拍手により幕を閉じた「ハワイ気分周遊チャーター」ですが、12月28日に第2弾の催行も決まっています。

画像1: JALでは、さまざまなチャーターフライトをご提案しています

長谷川「第2弾は、より快適で満足いただけるフライトにしたいと考えています。ハワイのみならず、シンガポール線の気分を楽しんでいただけるものや、星空をご覧いただくチャーターは、中部国際空港セントレアでも行いますし、クリスマスや恒例の初日の出フライトも実施予定です。お客さまからもリクエストをいただいていますので、実現できるようにしたいですね」

画像2: JALでは、さまざまなチャーターフライトをご提案しています

目的地まで最短で移動することだけが、飛行機の醍醐味ではありません。JALはフライトそのものをお楽しみいただけるチャーターフライトを今後も企画していきます。工夫を凝らしたチャーターフライトを、きっとお楽しみいただけるはずです。

JALの舞台裏

A350導入の裏話や機内食のメニュー開発など、JALの仕事の舞台裏を紹介します。

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