画像: JALふるさとアンバサダーがおすすめする新潟県燕三条のものづくりに触れる旅

JALふるさとアンバサダー 〔新潟支店〕 小川

皆さまこんにちは。
JALふるさとアンバサダー「新潟」の小川良美です。
新潟は寒さ厳しい日々ですが、雪景色が美しく四季折々で新潟の魅力を再発見する日々です。
今回はものづくりで有名な燕三条エリアをご紹介したいと思います。

200年の歴史と技術による美しい銅器を生み出す玉川堂

最初にご紹介するのが新潟県燕市にある玉川堂(ぎょくせんどう)という鎚起銅器の工場です。

画像1: 200年の歴史と技術による美しい銅器を生み出す玉川堂

創業は1816年、200年以上にわたって鎚起銅器の製作に取り組んでいます。
中に入ると“カンカン”と心地の良い音が鳴り響いてました。
作業場である“鍛金場”(たんきんば)では職人の方々がそれぞれに製品作りをしていて、
目の前で段々と一枚の銅板が器の形になっていく姿に夢中になります。

画像2: 200年の歴史と技術による美しい銅器を生み出す玉川堂
画像3: 200年の歴史と技術による美しい銅器を生み出す玉川堂

鎚起銅器の製作にはさまざまな道具を使用し、一つの製品を完成させるまでに金槌や鳥口という鉄製の道具を数十種類使用することもあります。

工場見学は5人以上は事前予約が必要ですが、それ以下でしたら予約なしでも見学可能です。
工程を一つ一つ作業場のご説明と作業工程をご説明いただく中で、
鎚起銅器のすばらしさを改めて感じることができました。

今回ご案内くださったマシューさんは、こうして命を吹き込まれた美しい器について
「丁寧に使えば人より長生きします。
物が大切に扱われ、世代を超えて代々伝わっていくということはとても嬉しいことです。」とお話しくださいました。

画像4: 200年の歴史と技術による美しい銅器を生み出す玉川堂

鎚起銅器は長年使い続けることで人の手に馴染み、少しずつ色も変わっていきます。
長年の歴史と技術が結集した銅器は、そこにあるだけで日々の生活が豊かになると感じます。
ご自身の生活を豊かにする小さな贅沢として、また大切な方への贈り物にもおすすめの一品です。

画像5: 200年の歴史と技術による美しい銅器を生み出す玉川堂

工場見学

時間午前:10:00~、11:00~
午後:13:00~、14:00~、15:10~(20分程度)
費用無料
予約5名以上の団体の場合はあらかじめ予約が必要です。
※予告なく時間の変更および中止する場合もあります。
※企業・団体の視察、旅行会社を通じてのご見学には見学料を頂戴します。詳しくはお問い合わせください。

【お問い合わせ先】玉川堂

住所〒959-1244 新潟県燕市中央通2丁目2番地21号
Tel0256-62-2015
Fax0256-64-5945
URLhttps://www.gyokusendo.com/

燕三条の地場産品を買うならここ。燕三条地場産業振興センター。

玉川堂から車で10分もかからない場所に燕三条地場産業振興センターがあり、
その中に洋食器・刃物の物産館があります。
ここでは「ものづくりのまち燕三条」の職人の伝統が造りあげた品々を800m2の大即売場でゆっくりとお買い物ができます。
高い技術力を培ってきた「燕三条エリア」には調理器具をはじめさまざまな地場産品があります。

画像: 燕三条の地場産品を買うならここ。燕三条地場産業振興センター。

今回は燕三条地場産業振興センターの鈴木さんに今、お勧めの人気商品をご紹介いただきました。
まず一つ目がツボエの極上おろし金です。
丁寧に掘り起こされた刃は耐久性と切れ味に優れているため繊維を引きちぎることなくすりおろせ、キメ細やかなフワリとした食感になります。

画像: https://tsuboe.co.jp/product_hako

https://tsuboe.co.jp/product_hako

二つ目がHORIEのチタン製タンブラーです。
表面には新潟県の鳥、朱鷺が描かれております。
アイスからホットまで幅広くお使いいただけ、1年を通して活躍します。

また、特に加工の難しいチタンですが、ナノ単位での細微なコントロールを重ね、このような美しい色が表現されております。新潟らしい朱鷺の絵が描かれたタンブラーはお土産や新潟へ訪れた旅のご記念にもおすすめです。

画像: https://www.horie.co.jp/japanese.htm

https://www.horie.co.jp/japanese.htm

洋食器・刃物の物産館 燕三条地場産振興センター

住所〒955-0092 新潟県三条市須頃1-17
Tel0256-32-2311
URLhttps://www.tsjiba.or.jp/

日本が誇る爪切り。SUWADA OPEN FACTORY

画像1: 日本が誇る爪切り。SUWADA OPEN FACTORY

一本一本すべて手作りで作られ、驚くほどの切れ味のSUWADAの爪切りが代表製品の諏訪田製作所。諏訪田製作所は1926年にニッパーの全身と言われる「喰切(くいきり)」と呼ばれる道具の製造により創業し、以来90余年「刃と刃を合わせて切る」ニッパー型刃物の製造に特化し、爪切りなどの「美」を極める製品を生み出しています。

画像2: 日本が誇る爪切り。SUWADA OPEN FACTORY

機能美を追求したSUWADA製品は国内外で高い評価を受け、数々のアワードを受賞しております。

そんな諏訪田製作所は現在SUWADA OPEN FACTORYとして実際にものづくりをしている日常の作業風景を自由に見学することが出来ます。

画像3: 日本が誇る爪切り。SUWADA OPEN FACTORY
画像4: 日本が誇る爪切り。SUWADA OPEN FACTORY

工場では爪切りの刃の部分を造り上げるために、数種類のやすりを使い分けながら刃先を整えていきます。
削りすぎてしまうと後戻りできないので慎重な作業が必要で、ミリ単位で整えるその張り詰めた瞬間に引き込まれます。

画像5: 日本が誇る爪切り。SUWADA OPEN FACTORY

職人の方は総勢50名ほどいらっしゃり、それぞれ担当の工程が決まっています。
工場を進んでいくごとに爪切りが形となっていき、
それぞれの工程での「職人の技術と想い」がリレーのようにつながり、一つの作品が出来上がります。

こちらは爪切りの部品をくり抜いた際に残った鉄です。

画像6: 日本が誇る爪切り。SUWADA OPEN FACTORY

プレスして必要な部品をくり抜いた後の鉄を溶かして再利用するといった方法もあるそうですが、溶かしながら再利用していくうちに鉄の品質が少しずつ変化してしまうこともあるため、諏訪田製作所では鉄を一切使い回さないそうです。
こうしてくり抜いた鉄は、他の製造業者で再利用されたり、工場内のさまざまなインテリアとして使われております。

画像7: 日本が誇る爪切り。SUWADA OPEN FACTORY

よく見ると、パーツが再利用されているのが分かります。

そんな再利用されたパーツを探しながら館内を見て回るのも楽しみ方の一つです。

オープンファクトリーを先へ進むとショップへつながり、世界に誇る「SUWADAの爪切り」だけでなく、他社メーカーの洋食器やキッチン用品なども販売されております。

画像8: 日本が誇る爪切り。SUWADA OPEN FACTORY

ここはSUWADA社員のための食堂であり、隣には一般の方向けのカフェ・レストランスペースが設けられております。
「社員にとって楽しい職場になるように」、と社長自ら考案に携わった日替わりのメニューになっており、社員の方のランチタイムが終わると、一般開放されるので私たちも同じメニューを食べることが出来ます。

「現在の工場設立と同時に社食が設置され、昼食時の社員食堂がコミュニケーションの場にもなり、社員の笑顔が増えた」とお話ししてくださいました。
ここではランチタイムだけでなくアフタヌーンティーも楽しむことが出来ます。(一人前1,650円)

画像9: 日本が誇る爪切り。SUWADA OPEN FACTORY

弥彦山をバックに広がる田園風景を眺めながらアフタヌーンティーを愉しんでいただくのもお勧めです。

SUWADA OPEN FACTORYの横には保育園も併設されております。
待機児童が社会問題とされている中、従業員の方だけでなく、地域の方も利用できるような「認可保育園」として広くされています。
燕三条地域に根差す職人の技術と手仕事を未来につないでいくために安心して仕事と子育ての両立ができるような取り組みを積極的に取り入れているところは、まさに地域と共に歩むということを実現してると感じました。

画像: (写真:諏訪田製作所代表取締役 小林さま(右)と今回ご案内いただいた営業部 斎藤さま(左) ※撮影時のみマスクを外しております。

(写真:諏訪田製作所代表取締役 小林さま(右)と今回ご案内いただいた営業部 斎藤さま(左)
※撮影時のみマスクを外しております。

【お問い合わせ先】SUWADA OPEN FACTORY

住所〒959-1114 新潟県三条市高安寺1332
営業時間ファクトリーショップおよびギャラリーは年中無休
(年末年始、4/1は休業いたします)
※工場稼働日は公式WEBサイトよりご確認ください。
URLhttps://www.suwada.co.jp/

彫刻の技術を受け継ぐ最も繊細な箸。マルナオ。

SUWADA OPEN FACTORYから車で5分ほどのところに「最も繊細な箸」で有名なマルナオの工場があります。
彫刻から始まったマルナオは現在、その黒檀・紫檀を扱う経験に裏付けされた箸作りへと進化を遂げました。

画像: (写真:マルナオ株式会社代表取締役 福田様(左)とJALふるさとアンバサダー小川(右)) ※撮影時のみマスクを外しております。

(写真:マルナオ株式会社代表取締役 福田様(左)とJALふるさとアンバサダー小川(右))
※撮影時のみマスクを外しております。

工場内はオープンファクトリーになっており
職人の方が一つ一つ繊細に木を削り、形を整える作業風景を実際に見ることができます。

画像1: 彫刻の技術を受け継ぐ最も繊細な箸。マルナオ。
画像2: 彫刻の技術を受け継ぐ最も繊細な箸。マルナオ。

マルナオでは世界中から箸やスプーンに適した木材を探し出し、黒檀を代表とする硬い木を厳選して商品に使用しています。
箸により食材本来の味を楽しむことができるように木材選びから拘り抜かれています。

工場では一本の角材が先端1.5ミリほどの繊細な箸へと変貌を遂げる姿を見ることが出来ます。(日によっては稼働していないラインもあるためご了承ください。)

ショップではたくさんのお箸やスプーンを実際に手に取ってご覧いただくことが出来ます。

画像3: 彫刻の技術を受け継ぐ最も繊細な箸。マルナオ。

中でも、お勧めしたい商品は「極上 十六角箸 黒檀」です。
とにかく口当たりにこだわり木材選びから製品の加工まで、最上級を追求したお箸です。
日々の食卓をより一層贅沢なものに変えてくれる魔法のお箸です。

画像4: 彫刻の技術を受け継ぐ最も繊細な箸。マルナオ。
  • 極上 十六角箸 黒檀 235mm
  • 主材:黒檀
  • サイズ:235mm

レンゲL 紫檀もおすすめです。
常に触っていたくなるような肌触りの良いスプーンも何気ない日々の食事をスペシャルに変えてくれます。

画像5: 彫刻の技術を受け継ぐ最も繊細な箸。マルナオ。
  • レンゲ L紫檀
  • 主材:紫檀
  • サイズ:W44xH210xD25

【お問い合わせ先】マルナオ株式会社 FACTORY SHOP

住所〒959-1107 新潟県三条市矢田1662-1
Tel0256-45-7001
営業時間10:00~19:00(年末年始は休業いたします)
URLhttp://www.marunao.com/

今回は“ものづくり”をテーマに目で見て、実際に触りながらさまざまな技術に触れることのできる燕・三条をご紹介しました。
新潟空港からバスと新幹線を利用して1時間弱で行くことのできる燕三条。
ぜひ一度足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

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