画像1: これも高知!~住んでみてわかった高知県の魅力~

高知県 中山間地域対策課 真仁田(まにた)

みなさま、こんにちは。
私はこの4月から高知県庁に出向しております。
初めての高知ということで右も左もわからない私ですが、県庁職員の方々にはさまざまな場面でお世話になっています。

さて、今回は、私が初めて高知県に住んでわかった「高知城」や「桂浜」、「かつおのたたき」だけでない高知県の魅力をいくつかお伝えさせていただきます。

~ 電車 ~

とさでん交通の路面電車です。私も通勤でお世話になっています。
路面電車としては日本最古(1904年開業)、日本最長(営業距離25.3km)です。
レトロ感のある車両から超低床式車両までさまざまな種類の車両がさまざまなカラー(ラッピング)で走っており、見ているだけでも楽しいです。
なお、高知で「電車」と言えば、この路面電車のことを指します。JRも走っていますが、高知県民の多くの方々はJRの列車を「汽車」と呼ぶようです(高知県を走る列車はディーゼル車のため)。

~ 祭り ~

さて、高知の夏といえば「よさこい祭り」ですね。新型コロナウイルス感染症の影響により、一昨年、昨年と中止になっていましたが、1954年の祭り誕生から69年目の今年は規模を縮小して3年ぶりに開催されました。
関東出身の私ですが、初めて”生”で見る「よさこい祭り」は鳥肌が立つほど興奮、感動しました!
参考までに、出場チームのひとつである「ほにや」の演舞をご覧ください。

~ 中山間地域 ~

緑豊かな高知県ですが(森林率は全国1位)、平野部はごく一部で中山間地域が県の面積の約90%を占め、そこに県人口の約40%の方々が大なり小なりの集落を形成して生活されています。
集落によっては、集落の維持・活性化のために地域の活動拠点として集会所などを「集落活動センター」とし、地域のみなさんが主体となって地域の特徴や資源を活かした独自の取り組みがなされています。取り組み例としては、地場産品や加工品の生産・販売、食堂やカフェの運営、閉校となった学校を宿泊施設として活用、各種体験ものの実施などです。
なお、2022年8月現在、県内には65カ所の「集落活動センター」が開所されていますが、以下にいくつかの「集落活動センター」をご紹介いたします。

集落活動センター 汗見川(本山町)

集落活動センター 奥四万十の郷(津野町)

能津集落活動センター ミライエ(日高村)

「集落活動センター」の中には、こうした取り組みなどで地域の方々が集う場というだけでなく、現地を訪れる地域外の方々との交流の場ともなっています。
また、それぞれの地域には定番の観光地とは違った魅力の見どころもあります。
他県から高知県へご旅行やご出張される方だけでなく、高知県のみなさまにもぜひ訪れていただきたいスポットです。

※「集落活動センター」全般や各センターの情報(場所、営業時間など)はこちらでご確認ください。https://www.eitoko.jp/

※「集落活動センター」で作られている加工品などは、高知市内の複合施設「とさのさとAGRI COLLETTO(アグリコレット)」でも一部お買い求めいただけます。

とさのさとAGRI COLLETTO(アグリコレット)

住所:高知市北御座10-10
URL:https://tosanosato.jp/selectshop/

~ 郷土の食 ~

田舎寿司/鯖姿寿司

画像1: 田舎寿司/鯖姿寿司
画像2: 田舎寿司/鯖姿寿司

高知県の郷土料理のひとつです。田舎寿司はみょうがや椎茸、たけのこ、りゅうきゅう(ハスイモの茎)、こんにゃくなどの山の幸を寿司ネタにし、寿司飯にはユズなどの柑橘の果汁を使用しています。日曜市や木曜市などの街路市や食品スーパーではパック詰めされたものも販売されています。また、鯖の姿寿司は、文字どおり鯖を丸ごと1匹使った豪快な寿司です。塩とユズ果汁が効いた鯖の頭から尾の付け根まで酢飯が詰め込まれています。田舎寿司も鯖の姿寿司もその見た目と味にはただただ驚きました。

土佐茶

土佐茶は、金色透明、香り高く、深い味わいと評されています。なお、平野部が少ない高知県では、茶畑は山間部の山の斜面に点在しています。そのため生産量は少なく、多くは静岡や京都などの産地へ風味にアクセントをつける「ブレンド茶」として出荷されていました。2010年から「ブレンド茶」でなく「土佐茶」という「ブランド茶」として販売の転換を図り現在に至ります。

碁石茶

このお茶は、煎茶や玉露などとは製造方法が異なる「後発酵茶」という部類になります。江戸時代は土佐藩の主要な換金作物でしたが、現在では大豊町のみで作られている、ある意味幻のお茶です。伝統的で独特な製造方法により、乳酸菌が非常に多く含まれ独特の風味(酸味)があります。

銀不老豆

こちらも「不老長寿の豆」として古くから大豊町で栽培されており、地域内で消費されていました。昨年から日本航空高知支店専用の畑をお借りしており、栽培2年目となる今年は、私も支店や空港のスタッフとともに畝作りや種植えのお手伝いをさせていただきました。
羽田空港などでも「銀不老豆」を使った商品がございますので、ぜひご賞味ください。

いかがでしたか。
中山間地域を中心に人口減少や高齢化の進行、それに伴う地域活動の担い手不足などの諸問題はありますが、地域の方々だけでなく、「地域おこし協力隊」や「集落支援員」などのみなさんとも力を合わせて高知県は元気に頑張っています!(2021年度高知県における「地域おこし協力隊」の受入隊員数は、北海道、長野県に次いで全国3位、人口10万人当たりの隊員数は全国1位です)

私は高知に住んでまだ5か月ですが、これからももっと高知県の魅力を発見し、体感したいと思います。みなさまもご旅行やご出張、ワーケーション、移住など、ぜひ自然いっぱい、おいしいものいっぱいの高知県へお越しいただき、高知県の魅力をご体感ください!
お待ちしています!

こうち旅ネット(高知県公式観光情報Webサイト)https://kochi-tabi.jp/
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