北海道の道南エリアにある標高1,131mの活火山「駒ヶ岳」。それを囲む、七飯町・森町・鹿部町の3町はまとめて環駒ヶ岳エリアとされ、「かんこま」と呼ばれています。北海道ならではの大自然や絶品グルメ、温泉など注目スポットにあふれたこの地を訪ねるなら、その楽しみ方のヒントは「道の駅」にあります。“ここにしかないモノ・コト”を見つける旅へいざ、出発です。
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〈1日目〉

“西洋りんご発祥の地ならでは”を求めて「道の駅なないろ・ななえ」へ

画像1: “西洋りんご発祥の地ならでは”を求めて「道の駅なないろ・ななえ」へ

函館空港から車で移動すること約20分。七飯町にある「道の駅なないろ・ななえ」から旅がはじまります。

函館港の開港後、外国人の遊歩地区であった七飯町は、明治時代に大規模な試験農園が開かれたそう。そのときに西洋りんごが日本ではじめて栽培されたことから、“西洋りんご発祥の地”とされています。

画像2: “西洋りんご発祥の地ならでは”を求めて「道の駅なないろ・ななえ」へ

天井が高い店内は開放的な雰囲気。七飯町産のみずみずしい野菜や西洋りんご発祥の地ならではのりんごジュース・りんごカレーなど、バラエティに富んだご当地グルメやお土産品などがたくさん並んでいます。

画像: 「ランポックンサイダー」(162円・税込)

「ランポックンサイダー」(162円・税込)

道の駅なないろ・ななえで見つけた、ここだけのアイテムは「ランポックンサイダー」です。北海道ではおなじみのドリンク、コアップガラナを製造している地元企業の株式会社小原と、道の駅なないろ・ななえがコラボ開発。ここでしか買えない、公式キャラクター・ランポックンがあしらわれたオリジナルサイダーです。

キリッとした強めの炭酸が特徴で、一口飲むとりんごの香りがふんわりと通り抜けます。スッキリと爽快な味わいは、暑い日や気分をリフレッシュさせたいときにピッタリ。

道の駅なないろ・ななえ

住所北海道亀田郡七飯町字峠下380-2
電話0138-86-5195
営業時間9:00~18:00
定休⽇年末年始 12月31日~1月3日(予定)
webhttp://nanairo-nanae.jp/

「男爵ラウンジ」で肉汁あふれる美味しい大沼牛ハンバーグを

画像1: 「男爵ラウンジ」で肉汁あふれる美味しい大沼牛ハンバーグを

道の駅なないろ・ななえのすぐ隣にある「男爵ラウンジ」にやってきました。「地域・ヒト・モノを結ぶ架け橋でありたい」というコンセプトの複合施設です。

男爵いもの生みの親である「川田龍吉 男爵」が海外から輸入した農耕具や家具、雑貨など約500点もの展示物が楽しめるミュージアム、地産地消を目指した七飯近郊・道内地域の食材を使ったレストラン、全国各地から集めた雑貨や食品を取り扱うショップが入っています。

画像2: 「男爵ラウンジ」で肉汁あふれる美味しい大沼牛ハンバーグを
画像3: 「男爵ラウンジ」で肉汁あふれる美味しい大沼牛ハンバーグを

ランチでは、薪を使いライブキッチンで焼き上げる「【男爵謹製】大沼牛ハンバーグ(北海道産)デミグラスソース」(1,850円・税込)をオーダーしました。

アツアツのグリルで運ばれてきたのは、薪焼きのスモーキーな香りがついたハンバーグと野菜のグリルです。大沼牛を使ったハンバーグは柔らかい赤身が特徴で、薪の香りがより一層肉の旨みを引き出していました。

THE DANSHAKU LOUNGE

住所北海道亀田郡七飯町峠下379番3
電話0138-82-8888
営業時間10:00~18:00
定休⽇年中無休(年末年始・施設メンテナンス休業を除く)
webhttps://danshaku-lounge.com/

「城岱牧場展望台」で都市と自然と動物が織りなす美しい景観を楽しむ

画像1: 「城岱牧場展望台」で都市と自然と動物が織りなす美しい景観を楽しむ

男爵ラウンジから車で20分、標高500mにある「城岱(しろたい)牧場展望台」にやってきました。

画像2: 「城岱牧場展望台」で都市と自然と動物が織りなす美しい景観を楽しむ

函館山と函館の街並み、南西に広がる雄大な大野平野を一望できるのは、まさにここだけ。迫力ある優美な景観に思わず息をのみます。新緑や紅葉、雪景色など季節によって四季折々の景色が眺められるのも見どころです。

画像3: 「城岱牧場展望台」で都市と自然と動物が織りなす美しい景観を楽しむ

城岱牧場展望台の周囲160haほどある牧草地は、草地造成した町営牧場。放牧された牛たちが草をむしゃむしゃと食べていたり、お腹いっぱいで横寝してくつろいでいたりと、自由気ままに過ごしている姿に癒されます。

都会と自然、そして誰にも邪魔されずにのんびり過ごす牛を、一緒に楽しめる稀有なスポットである城岱牧場展望台。新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込んで、リフレッシュした気分で次のスポットへ向かいます。

城岱牧場展望台

住所北海道亀田郡七飯町上藤城564
電話0138-65-2517
営業時間10:00~16:00(5月中旬~10月中旬)
休館⽇10月下旬~5月上旬

加水・加温・循環を一切しない、源泉かけ流しの「元湯神泉館 にこりの湯」

画像1: 加水・加温・循環を一切しない、源泉かけ流しの「元湯神泉館 にこりの湯」

城岱牧場展望台から車で約1時間、森町にある「元湯神泉館 にこりの湯」に到着しました。
1807年(文化4年)に開設した歴史のある温泉で、江戸幕府からの命を受けた北方探検家「間宮林蔵」ゆかりの温泉といわれているのだとか。入浴券(大人550円・税込)を購入し、さっそく温泉に入ります。

画像2: 加水・加温・循環を一切しない、源泉かけ流しの「元湯神泉館 にこりの湯」

加水・加温・循環を一切していない源泉100%のかけ流しが魅力の天然温泉。内湯には低温41℃・中温43℃・高温45℃の3種類、露天には43℃の温泉があります。

マグネシウムと天然美容エキスの素とされるメタ珪酸(けいさん)が多く含まれており、全国でもめずらしい泉質。神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、疲労回復などが効能といわれています。

画像3: 加水・加温・循環を一切しない、源泉かけ流しの「元湯神泉館 にこりの湯」

露天風呂は蚊帳で囲われており、虫が苦手な人でも安心して入ることができるのが嬉しいところ。屋根が設置されているので雨が降っていても安心です。

画像4: 加水・加温・循環を一切しない、源泉かけ流しの「元湯神泉館 にこりの湯」

少し濁りのあるお湯はさらりとして、優しく柔らかな感触。時間を忘れるくらいゆっくり浸かることができ、体のコリや疲れもとれてスッキリ爽快な気分になりました。

元湯神泉館 にこりの湯

住所北海道茅部郡森町字濁川86-1
電話01374-7-3311
営業時間9:00~21:00
定休⽇不定休
webhttps://sinsenkan.jimdofree.com/

たっぷりと七飯町を楽しみ、森町の天然温泉で体を癒したあとは、このまま森町の宿に泊まります。体も心も癒されたおかげか、夜はぐっすりと眠れました。

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