北海道の東側に位置する釧路・阿寒摩周エリア。国立公園があり、大自然が魅力のこの地には、迫力満点のアクティブスポットが豊富です。爽やかな緑の中でたっぷり体を動かして、もちろんグルメも楽しみたい。そんな欲張りな旅を叶えます。
画像1: 大自然を全身でダイナミックに楽しむ。釧路湿原・阿寒摩周アクティブツアー

ナビゲーターは、客室乗務員でJALふるさと応援隊の黒田さん(写真中央)と、JAL釧路支店で勤務する鍔原(つばはら)さん(写真右)。「自然も体を動かすことも好きだけれど、アウトドア・アクティビティづくしの旅は経験したことがない」と言うふたり。アクティブな1泊2日の旅を、早速スタートしましょう。

※撮影時のみマスクを外しています

画像: youtu.be

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〈1日目〉
視界を埋め尽くすサバンナ。釧路湿原の大パノラマに感動

画像1: 〈1日目〉 視界を埋め尽くすサバンナ。釧路湿原の大パノラマに感動

たんちょう釧路空港から車で約20分、釧路湿原国立公園内にある釧路市湿原展望台に到着しました。中には展示室やレストランなどがあり、屋上には展望室もあります。

画像2: 〈1日目〉 視界を埋め尽くすサバンナ。釧路湿原の大パノラマに感動

案内役であるJAL釧路支店・千里支店長の提案で、木道を歩いてサテライト展望台へ。北海道アウトドアガイドの資格も持つ千里さんはこのエリアの自然について詳しく、さまざまな植物との出合いを楽しみながら歩みを進めます。

画像3: 〈1日目〉 視界を埋め尽くすサバンナ。釧路湿原の大パノラマに感動

1kmほどの木道を歩いて道を抜けると……そこには絶景が待ち受けていました!

画像4: 〈1日目〉 視界を埋め尽くすサバンナ。釧路湿原の大パノラマに感動

サテライト展望台に到着するやいなや、思わず歓声を上げるふたり。目の前に広がる大パノラマは、まるでサバンナ。鍔原さんが「広すぎて視界に入り切らない!」と言うと、黒田さんも「海外にいるみたい」とうなずきます。

「でも、ここから見えるのは湿原の半分ぐらいなんですよ」と千里さん。国立公園の面積は2万8788ヘクタール、東京ドーム6,125個分と聞いて、ふたりとも驚きを隠せません。

画像5: 〈1日目〉 視界を埋め尽くすサバンナ。釧路湿原の大パノラマに感動

見渡す限り、緑と青のグラデーション。日本最大の湿原は想像を超えるスケールでした。千里さんによると、この場所は朝日が昇るのを見られる絶好のポイントでもあるそうです。

釧路市湿原展望台

住所北海道釧路市北斗6-11
電話0154-56-2424
営業時間8:30~18:00(4月1日~9月30日)、9:00~17:00(10月1日~3月31日)
※入館は閉館30分前まで
休館日年末年始(12月31日~1月3日)
入館料一般・大学生480円、高校生250円、小・中学生120円 ※サテライト展望台は無料

多数の植物と生きものに合える、癒やしの木道トレッキング

画像1: 多数の植物と生きものに合える、癒やしの木道トレッキング

心地よい風を感じながら、そのまま温根内ビジターセンターへ。こちらを起点に、今度は全長3.1kmの木道トレッキングに出発しましょう。

画像2: 多数の植物と生きものに合える、癒やしの木道トレッキング
画像3: 多数の植物と生きものに合える、癒やしの木道トレッキング

どこまでも続く空、生命力あふれる緑、まっすぐ伸びる遊歩道。あと1カ月もすると、この一帯はホザキシモツケの花が満開になりピンク色であふれるそう。ウグイスやカッコウ、センダイムシクイなどたくさんの鳥たちのさえずりを聞きながら、足取りも軽くなります。

画像: 少し右寄りの奥の方に見えるのがエゾシカ

少し右寄りの奥の方に見えるのがエゾシカ

歩いている途中、エゾシカに出合えました。遠くからこちらをじっと見つめています。驚かさないように足を止めて静かにしていると、木々の中へと駆けていきました。

画像4: 多数の植物と生きものに合える、癒やしの木道トレッキング

いろいろな植物を眺めるのも楽しみのひとつ。ぽつぽつと咲いている花の可憐な白色が緑に映えて、美しさが際立ちます。思わず立ち止まって写真を撮るふたりでした。

温根内ビジターセンター

住所北海道阿寒郡鶴居村温根内
電話0154-65-2323
営業時間9:00~17:00(4月~10月)、9:00~16:00(11月~3月)
休館日毎週火曜日、12月29日~1月3日
入館料無料
webhttps://www.kushiro-shitsugen-np.jp/kansatu/onnenaiv/

お皿の上にもガーデンを。インパクト大のカラフルランチ

画像1: お皿の上にもガーデンを。インパクト大のカラフルランチ

温根内ビジターセンターから車で30分ほど北へ移動。丘の上に見えるのが、本日のランチスポット「ハートンツリー」です。赤い屋根と白い壁の建物は、まるで童話の世界。

画像2: お皿の上にもガーデンを。インパクト大のカラフルランチ

「ガーデンランチ」(2,310円)は、季節野菜の前菜プレート、朝焼きパン2種、ビーツのミルクリゾット、手作りケーキ、食後の飲み物がついたランチセット。

赤・黄・緑・紫・青・ピンク・オレンジ……とにかくお皿の上がカラフル! 旬の地元産野菜をたっぷり使い、自家製ドレッシングにも近隣町産の昆布と干し椎茸を使用しています。

画像3: お皿の上にもガーデンを。インパクト大のカラフルランチ

オーナーの服部佐知子さんがメニューを紹介してくれます。お料理には鶴居村の新鮮な牛乳がふんだんに使われていて、チーズも自家製。チーズを作る過程で出てくる水分・ホエイもさまざまなお料理に活用しているそう。「私たちは酪農家の応援団。食材は可能な限り残さず使っています」と仰っていたのが印象的でした。

画像4: お皿の上にもガーデンを。インパクト大のカラフルランチ

口に運んで思わず笑みがこぼれます。野菜そのものの味のおいしさにもびっくり。花びらを初めて食べたという鍔原さんは、「ベコニアは酸味があってさわやか」と感激していました。

リゾットに味の変化を与えるのは、ベトナムの胡椒。ミルでひきたてのフレッシュな胡椒が楽しめます。

画像5: お皿の上にもガーデンを。インパクト大のカラフルランチ

黒田さんが手にした小瓶は、ローズ、キンセンカ、クマザサの3種類のハーブソルト。リラックスできる、頭がスッキリするなどの効果が期待できるそう。

画像6: お皿の上にもガーデンを。インパクト大のカラフルランチ
画像7: お皿の上にもガーデンを。インパクト大のカラフルランチ

窓から見える景色があまりにも素敵なので、デザートは外のテーブルで食べることに。
ブルーベリーのレアチーズケーキは、ビーツとリンゴ、ラディッシュの葉で色付けされたゼリーが色鮮やか。アイスにはホエイを使用。コーヒーに添えられた牛乳はとても甘く、そのおいしさにみんなが驚くそう。大自然の中で大自然を味わう、至福のひとときでした。

画像8: お皿の上にもガーデンを。インパクト大のカラフルランチ

ハートンツリー

住所北海道阿寒郡鶴居村雪裡496-4
電話0154-64-2542
営業時間11:00~14:00
定休⽇木曜日
webhttps://heartntree.jimdo.com/

景色とスピードに魅了される、鶴居村でロードバイク体験

画像1: 景色とスピードに魅了される、鶴居村でロードバイク体験

ランチの後は、軽い腹ごなし。車で10分ほど移動して「Bicycle Square(バイスク)」にやってきました。「たくさんの方にサイクリングで釧路・鶴居村の大自然を満喫してもらいたい」との想いで2020年にオープンした、サイクルステーションです。

画像2: 景色とスピードに魅了される、鶴居村でロードバイク体験

ふたりともロードバイクに乗るのは初めて。細いタイヤ、高いサドル、ドロップハンドル。「かっこいい!」とテンションが上がります。

サイクリングガイド・インストラクターの和田貴義さんサポートのもと、いざ出発です。

画像3: 景色とスピードに魅了される、鶴居村でロードバイク体験
画像4: 景色とスピードに魅了される、鶴居村でロードバイク体験

ロードバイクの魅力は、何といってもその軽やかさとスピード。「ひと漕ぎでスーっと加速するので、普段乗っている自転車とは全然違います」と黒田さん。風を切ってぐんぐん進みます。

画像5: 景色とスピードに魅了される、鶴居村でロードバイク体験
画像6: 景色とスピードに魅了される、鶴居村でロードバイク体験

少し疲れたら、ロードバイクを降りてひとやすみ。水分をとったり、おしゃべりしたり。目をつぶって耳を澄ませると、鳥や虫の声、葉っぱの揺れる音。時にはエゾリスの気配も。

「自然や生き物の存在を常に感じられるのが、鶴居村。この場所を五感で楽しんでもらえたら」と和田さん。

画像7: 景色とスピードに魅了される、鶴居村でロードバイク体験

この疾走感。景色がぐんぐん変化します。なんだか遠くまで行けそうな気がして、冒険心が湧き上がりました。

画像8: 景色とスピードに魅了される、鶴居村でロードバイク体験

ロードバイクの魅力にすっかりハマってしまったふたりです。

BICYCLE SQUARE

住所北海道阿寒郡鶴居村鶴居西1丁目5
電話0154-64-3111
営業時間10:30~17:00
定休⽇月曜日
webhttps://hotel-taito.com/bicycle-square/
Instagramhttps://www.instagram.com/bicycle_square.tsurui/
※予約優先。サイト内の問い合わせフォームよりご相談ください

日本最大の屈斜路カルデラを感じる、強酸性の温泉

画像1: 日本最大の屈斜路カルデラを感じる、強酸性の温泉

車で1時間ほど移動し、阿寒摩周国立公園に位置する弟子屈町の川湯温泉へ。本日の宿泊先は「お宿欣喜湯 別邸 忍冬(SUIKAZURA)」です。一帯に漂う硫黄の香りが、旅の気分を盛り上げます。

画像2: 日本最大の屈斜路カルデラを感じる、強酸性の温泉

お部屋に入る前に、特別に貴賓室・蘂(はな)を見せてもらいました。高さ6mもの大きな窓からは温泉街を一望できます。ふかふかのソファーに体を預ければ、リラックスタイムが過ごせそう。贅沢なお部屋にいつか泊まれるよう頑張ろう、と約束し合ったふたりでした。

画像3: 日本最大の屈斜路カルデラを感じる、強酸性の温泉

予約していた部屋へ移動。今日撮った写真を眺めながら、1日を振り返ります。

画像4: 日本最大の屈斜路カルデラを感じる、強酸性の温泉

寝室は和洋折衷。広々としたベッドが心地よさそうです。

画像5: 日本最大の屈斜路カルデラを感じる、強酸性の温泉

川湯温泉の泉質は、1週間で釘を溶かしてしまう約pH1.7の強酸性。美肌と殺菌の効果があるという温泉に浸かって疲れを取りました。

お宿欣喜湯 別邸 忍冬(SUIKAZURA)

住所北海道川上郡弟子屈町川湯温泉1丁目2-3
電話015-483-2211(予約)
webhttp://suikazura.jp/

歩ける温泉!? 川湯温泉

ホテルのそばに流れているのはなんと温泉川。

画像4: 大自然を全身でダイナミックに楽しむ。釧路湿原・阿寒摩周アクティブツアー
画像5: 大自然を全身でダイナミックに楽しむ。釧路湿原・阿寒摩周アクティブツアー

水温は約40℃で、まさに“歩ける足湯”。あたたかな湯の中をじゃぶじゃぶ歩きながら、立ち上る湯けむりで蒸気浴も。

近くにある川湯ビジターセンターで長靴をレンタルすることができます(川湯ビジターセンターは17時閉館)。

画像6: 大自然を全身でダイナミックに楽しむ。釧路湿原・阿寒摩周アクティブツアー

川湯ビジターセンター

住所北海道川上郡弟子屈町川湯温泉2-2-6
電話015-483-4100
営業時間4~10月 8:00~17:00、11~3月 9:00~16:00
定休⽇毎週水曜日(7月第3週~8月31日は無休)、年末年始(12月29日~1月3日)水曜日祝日の場合は翌日振替
入館料無料
webhttps://www.kawayu-eco-museum.com/

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