秋冬の旅行先を検討中の方に、ぜひおすすめしたい場所。それは、北海道・釧路です。GoToトラベルに合わせて全国各地で独自の企画が開催されていますが、釧路は、2020年9月から「旅自体をもっと楽しく、さらに帰ってきてからも嬉しい」キャンペーンを実施中。この機会に釧路を満喫していただけるよう、編集部おすすめの観光情報とあわせて紹介します。

スタンプ応募で旅行券や釧路の特産品が330名に当たる

2020年9月19日から釧路でスタートした、「#トク旅くしろ プレゼントキャンペーン」。釧路旅行を楽しめば楽しむほどトクをする、少し変わったキャンペーンなのです。

画像: info946.com
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まず、応募できるのは期間中に釧路旅行をされる方。釧路市内の対象宿泊施設に泊まると、その場でスタンプカードがもらえます。そして、市内のキャンペーン参加店舗で、食事や買い物をしてスタンプをたくさん集めるだけ。スタンプの数に応じて、釧路の特産品総額400万円相当が合計330名に当たります。

スタンプは500円ごとに1個押され、なんとスタンプ2個から応募可能。
スタンプ2個で応募できる「くしろスイーツBOX」は、4,000円相当のスイーツ詰め合わせ。スタンプ6個で応募できる「くしろ山の幸BOX」は、阿寒モルト牛のステーキ肉や阿寒ポークのジンギスカンといった釧路の名産品10,000円相当の詰め合わせ。スタンプ10個で応募できる「くしろ海の幸プレミアムBOX」は、時鮭の切り身やいくらなどの釧路の名産品30,000円相当の詰め合わせが合計80名に当たるという豪華な景品ラインナップです。

どれも、釧路の特産品が盛りだくさん。旅で満喫した釧路の思い出を、自宅に届いたご馳走を味わいながら振り返れば、何度でも釧路を楽しむことができるのではないでしょうか。

キャンペーン対象期間は前期・後期と2回に分かれており、前期は2020年9月19日~20202年11月30日、後期は2020年12月1日~2月28日です。秋から冬にかけての釧路を楽しんで、さまざまなお店を応援しながらおトクな体験ができる本キャンペーン。参加店舗やプレゼントの詳細などは、公式サイトをご覧ください。

#トク旅くしろ プレゼントキャンペーン
http://info946.com/kushiro/tokutabi/

※本キャンペーンは終了しました。

では、釧路にはいったいどんな感動が待っているのか。ここからは、現地の魅力がぎゅっと詰まった動画とともに、編集部が注目しているおすすめ釧路情報をお届けします。

画像: KUSHIRO Hokkaido Japan in 8K HDR - 釧路 [winter ver.] www.youtube.com

KUSHIRO Hokkaido Japan in 8K HDR - 釧路 [winter ver.]

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公演や民芸品などで文化を学ぶ「阿寒湖アイヌコタン」

まずは今、特に話題になっているアイヌ文化から。
阿寒湖温泉街に位置する「阿寒湖アイヌコタン」は36戸・約120人が暮らす北海道最大のアイヌコタン(集落)です。ここにはアイヌ料理を味わえる店や民芸店などが立ち並び、コタン内にある「阿寒湖アイヌシアター〈イコㇿ〉」では、ユネスコ無形文化遺産に登録され、国の重要無形民俗文化財にも指定されているアイヌ古式舞踊を見学できます。

画像: 公演や民芸品などで文化を学ぶ「阿寒湖アイヌコタン」

2019年から演目に加わった阿寒ユーカラ「ロストカムイ」は見どころのひとつ。デジタルアート、サウンドデザイン、ダンスなど各分野の一流クリエイターが集結し、アイヌ伝統の舞踊を最新テクノロジーで立体化した、新たなアイヌの世界観を体感することができます。

画像: 阿寒ユーカラ「ロストカムイ」2020年プロモーションムービー www.youtube.com

阿寒ユーカラ「ロストカムイ」2020年プロモーションムービー

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阿寒湖アイヌシアター「イコㇿ」

住所北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4-7-84
電話0154-67-2727
営業9:00~22:00
※公演時間については、webサイトをご覧いただくか直接お問い合わせください
定休日なし
webhttps://www.akanainu.jp/

森・湖・ものづくりで体験する「アイヌ文化ガイド」

アイヌ文化をより学べるアクティビティが、2020年8月から新たにスタートした、アイヌ文化ガイド「Anytime,Ainutime!」です。こちらは「森」「湖」「ものづくり」の3つの要素で構成。アイヌ民族自らが奥深い伝統文化を伝えていくことがテーマのガイドツアーとなり、好評を博しています。

自然散策で森や湖を巡るプランでは、阿寒湖のほとり、イオルの森などをアイヌ民族の案内役と共に歩き、自然に対する敬意を伝え、自然と共存していくアイヌの精神や文化を体験できます。

画像1: 森・湖・ものづくりで体験する「アイヌ文化ガイド」

ガイドツアーには体験プランがあるのもポイント。阿寒湖アイヌ伝統の木彫りでアクセサリを作ったり、刺繍でコースターを制作したりと、多彩なアクティビティが用意されています。

画像2: 森・湖・ものづくりで体験する「アイヌ文化ガイド」

また、オプションとしてアイヌ料理の食体験も用意。メニューは日高地方の郷土食をベースにした、伝統的なアイヌ料理です。そのひとつ「オハウ」は汁物で、具材から出たうまみが塩と昆布だけのシンプルな味付けをしたスープと相まって、実に奥深い味わいに。主食の「アマム」は豆やいなきびが入った炊き込みご飯で、ほんのりと感じる甘みがオハウとの相性も抜群。そのほか、阿寒湖原産のヒメマスを凍らせた刺身「カパチェプルイベ」など、アイヌ料理を存分に楽しめます。

画像: 北海道釧路阿寒湖アイヌ文化ガイドツアー「森と湖の時間」 www.youtube.com

北海道釧路阿寒湖アイヌ文化ガイドツアー「森と湖の時間」

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アイヌ文化ガイド「Anytime,Ainutime!」

冬は美しいタンチョウが飛来する自然の宝庫「釧路湿原」

釧路の大自然に触れるなら、釧路湿原国立公園は外せません。なかでもぜひ訪れたいスポットが、トリップアドバイザー「日本人に人気の展望台ランキング2020」で第1位となった「細岡展望台」です。ここから眺めることができる一面の湿原は、きわめて感動的。湿原の中を流れる釧路川の蛇行や雌阿寒岳、雄阿寒岳などを望むことができます。

画像1: 冬は美しいタンチョウが飛来する自然の宝庫「釧路湿原」

その美しさは四季折々。夏は清涼な景色、秋には黄金色に輝くサバンナのような風景、冬には広大な湿原に雪の降り積もる白銀の世界を堪能できます。

細岡展望台

住所北海道釧路郡釧路町字達古武22-9
webhttps://ja.kushiro-lakeakan.com/things_to_do/3651/

特に冬は、タンチョウが求愛する季節。12月~3月の給餌スポットには何百羽ものタンチョウを観ることができ、圧巻です。翼を広げると2メートルを優に超え、日本で一番大きく美しい鳥である、特別天然記念物のタンチョウ。運が良ければ、求愛のダンスをみることができます。観察におすすめのスポットは、阿寒国際ツルセンター「グルス」、鶴居・伊藤サンクチュアリ、鶴見台。多いときで300を超えるタンチョウが、羽を休めます。

画像2: 冬は美しいタンチョウが飛来する自然の宝庫「釧路湿原」

阿寒国際ツルセンター「グルス」

住所北海道釧路市阿寒町上阿寒23-40
入場料大人(高校生以上)480円、小中学生250円
webhttp://ja.kushiro-lakeakan.com/things_to_do/3666/

釧路湿原のアクティビティといえば、流れが穏やかな釧路川で一年中楽しめるカヌー。ドライスーツの着用による万が一の転覆対策や、しっかりとした防寒対策もなされ、寒さ対策も万全です。冬の厳寒期には、白く美しい霜氷や樹氷の中でカヌーを楽しめるほか、運が良ければタンチョウやエゾシカなどの野生動物に出会えます。

画像3: 冬は美しいタンチョウが飛来する自然の宝庫「釧路湿原」

釧路のアクティビティ

美しいオレンジ色に染まる世界三大夕日「釧路港の夕日」

釧路が世界に誇れる景色はほかにもあります。それは釧路港の夕日で、実はフィリピンのマニラ、インドネシアのバリ島と並び世界三大夕日と称されています。1960年代、外国船が釧路港に入港するようになった際、海外の船乗りたちが釧路の夕日の美しさを絶賛して世界中に広まったそうです。

画像1: 美しいオレンジ色に染まる世界三大夕日「釧路港の夕日」

釧路の夕日は、釧路湿原や海の水蒸気がプラスされ、夕焼けがより赤く見えるのが特徴。秋から冬は日照率が高く、夕日が特に美しいと言われています。なかでも人気のスポットは、北海道三大名橋のひとつである「幣舞橋」(ぬさまいばし)。

画像2: 美しいオレンジ色に染まる世界三大夕日「釧路港の夕日」

橋の欄干にたたずむ四季の像のシルエット越しに望む、海にとけていく夕日はまさに絶景。「幣舞橋」がかかる釧路川沿いすべてが美しいオレンジ色に染まります。複合商業・観光施設である「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」の植物園から望む漁船の影を映した夕日や、「幣舞橋」の上流にかかる「久寿里橋」(くすりばし)から見る「幣舞橋越し」の夕日など見どころはさまざま。撮影するなら日没の約30分前から日没後の約1時間がおすすめです。

画像3: 美しいオレンジ色に染まる世界三大夕日「釧路港の夕日」

幣舞橋

住所北海道釧路市北大通
webhttps://ja.kushiro-lakeakan.com/overview/298/

元祖「ザンギ」と、夏と冬で2種を楽しめる「カニ」

北海道は食の宝庫としても有名で、もちろん釧路にもご当地ならではの美食が満載です。ここではその中から2つを紹介。まずは北海道名物として全国的にも有名になった「ザンギ」。実はその発祥の地といわれているのが釧路なのです。

画像1: 元祖「ザンギ」と、夏と冬で2種を楽しめる「カニ」

生みの親は、末広にある「鳥松」というお店。道内で流通しているザンギのほとんどは骨なしの鶏肉を使用していますが、元祖ザンギはブツ切りの骨付き鶏肉。独自のタレをつけて食べるのが釧路ザンギで、「鳥松」のタレはウスターソースに似た開店当初からの秘伝の味です。

画像2: 元祖「ザンギ」と、夏と冬で2種を楽しめる「カニ」

サクサクのザンギを引き立てるタレは、お酒との相性も抜群。ちなみに料理の名前とは思えないザンギですが、名前の由来は中国語の炸鶏(ザーギー)に幸運の運(ン)を入れたもの。その名の通り、食べると幸せな気分になれるおいしさです。

鳥松

住所北海道釧路市栄町3-1
電話0154-22-9761
営業17:00~24:30
定休日

もうひとつはカニ。釧路は北海道のなかでも名港で、夏は花咲ガニ、秋冬は毛ガニを楽しめるのが特徴。親潮で夏でも冷たい釧路の海で育ったカニは、身がしまっていておいしさもひとしお。「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」には、生きたカニをとれるUFOキャッチャーがあるので、話のネタにぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょう。

画像3: 元祖「ザンギ」と、夏と冬で2種を楽しめる「カニ」

釧路フィッシャーマンズワーフMOO

住所北海道釧路市錦町2-4
電話0154-23-0600
営業施設内店舗による
定休日なし
webhttps://www.moo946.com/

北海道ならではの大自然と美しい景色、開放感抜群のアクティビティ、山海の恵みあふれる美食の全てを満喫できるのが釧路の魅力。そこにお得なキャンペーンが付いてくるとあれば、今こそが行くべき時でしょう。せっかく旅行をするならば最大限楽しみたい、そんな欲張りな方におすすめの旅先です。

※2021年8月18日に一部内容を修正いたしました。

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

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