皆さまは松江が舞台になった朝ドラをご覧いただきましたでしょうか?そのドラマにより松江への関心が高まる中、毎年春に開催される「国宝松江城 お城まつり」は地元の大切なイベントです。その中でも特に人気の高い「松江武者行列」に私たちJAL山陰支店メンバー全員で参加しました。今回は、その松江武者行列の見どころや、私たちの体験、さらに秋に開催される松江城のイベントについて、詳しくご紹介します。

JALふるさとアンバサダー〔山陰支店〕 藤田
「松江武者行列」とは?
松江武者行列は毎年4月の桜の時期に開催されます。これは、江戸時代初期に松江城を築いた大殿・堀尾吉晴(ほりお よしはる)公が城に入る様子を再現したもので、約400年前の歴史を鮮やかに蘇らせる行列です。
全国でも指折りのリアリティある再現のため、地元の武者役の皆さまはもちろん、歴史好きの方々にも注目されています。
今年は、満開の桜と国宝松江城を背景に、華やかに行列が繰り広げられました。

堀尾家ファミリーとともに満開の桜と天守前で
山陰支店メンバー全員で参加!
私は、初代松江藩主・殿・堀尾 忠氏(ほりお ただうじ)公の奥方である「長松(ちょうしょう)さま」という大切な役を務めました。
他のメンバーは以下のような役に分かれて参加しました。
- 旗持ち武者:堀尾吉晴公の旗を掲げる役
- 弓隊:弓の型を披露するパフォーマンス役
- 騎馬隊:乗馬の技術を磨き上げた騎馬の武者役
- 銅鑼(どら)武者:合図を送るための銅鑼を鳴らす役
本来の行列コースは、朝ドラでも注目された源助柱のある松江大橋の手前から国宝松江城までの約1kmでしたが、雨予報のためあらかじめコースが変更され、島根県庁前から松江城までの約200mの短縮コースとなりました。
練習と出陣式の様子
松江武者行列では、行列中は常に凛とした態度で堂々と歩くことが求められます。
そのため、本番に向けて私たちは全員で計4回の練習を行い、真剣に取り組みました。
藤間信乃輔先生の指導の下、松江武者応援隊や経験豊富な参加者の皆さんが、初めてのメンバーにも丁寧に教えてくださいました。おかげで初心者も安心して参加でき、練習を重ねるごとにチームの一体感と気迫がぐんと高まりました。
本番の約1週間前には、「現代のお殿さま」として松江市長から任命状を授与される「出陣式」が行われました。堀尾家の7人の役が正式に認められ、皆で士気を高めて本番に臨みました。

松江市長から任命状をいただきました
本番当日のお披露目イベント
お披露目イベントでは、多くの観客の方々と触れ合うことができました。松江城を訪れた皆さまに、安来節の「どじょう掬い踊り」の「ひょっとこ面」をモチーフにした「どじょう掬い饅頭」をお渡しし、お福分けをさせていただきました。「どじょう掬い饅頭」は、地元でも人気の山陰銘菓で、お土産としても喜ばれています。
また、迫力あふれる書道パフォーマンスも披露され、多くの観客の目を引きました。筆が大きく舞うたびに会場が引き締まり、伝統文化の力強さと美しさを改めて感じることができました。力強い筆さばきと見事な書の作品が、松江武者行列の歴史絵巻をさらに華やかに彩っていました。

大迫力の書道パフォーマンスでした
今年はゲストとして、戦国時代の歴史と城、特に石垣をこよなく愛し、歴史イベントなどで大活躍の戦国プリンセス博士ちゃんこと諸星天音さんが松江藩松平家5代藩主宣維(のぶずみ)公に京の都から嫁いだ岩姫役に扮し、会場を大いに盛り上げました。

女衆。左から、奥方・長松さま、小那姫、岩姫、奥方・大方(たいほう)さま、古屋姫

松江城ワンコ大使はなちゃんもお出迎えしてくれました

大殿・吉晴公の奥方・大方さまとともに、人力車で移動させていただきました
いよいよ出立!圧巻の歴史絵巻
出立式では、殿・忠氏公が参加者を鼓舞する鬨(とき)の声を上げると、鉄砲隊や弓隊、侍女などさまざまな役が勇壮で華やかな演舞を披露し、会場は一気に盛り上がりました。

殿・忠氏公が出立の鬨の声をかけました
当日は、昼前に雨が上がり、時折晴れ間も見えましたが、行列の終盤で再び雨に遭いました。それでも参加者は練習の成果を発揮し、凛とした姿で堂々と行列を進めました。沿道からは多くの拍手と声援が響き渡り、春の松江城を一層華やかに彩りました。

山陰支店メンバーも活躍しました
行列の最後には堀尾家のメンバーが歩き、松江開府の祖・大殿・堀尾吉晴公の声で、松江城へ向かって皆で力強く「エイエイオー!」と勝ちどきを上げ、行列の無事成功を祝いました。

大殿・吉晴公が、見事な武者の演舞を褒めました
「だんだん締め」で結ぶ行列後の大団円
行列の最後には、地元の企業「中村茶舗」の社長が、茶の湯文化を広めた松江藩松平家7代目藩主・松平治郷(不昧)公の扮装でお茶のおもてなしをしてくださいました。
その後、松江城の初代城主・若殿・堀尾忠晴公による「だんだん締め」でしめくくりました。
「だんだん」とは島根県の方言で「ありがとう」を意味し、参加者全員で手を2回たたく独特の手締めのスタイルです。地域の温かい感謝の気持ちが込められた、心温まるフィナーレとなりました。
武者行列に参加された皆さま、準備や運営に携わったスタッフ・ボランティアの皆さま、沿道で温かい声援を送ってくださった観客の皆さま、この貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
今後の松江城のイベント
全国に12ある現存天守のうち松江城を含む5つが国宝に指定されています。
そんな歴史深い松江城を彩る「国宝松江城 お城まつり」の「松江武者行列」は来年も春に開催予定です。
さらに今年9月には、松江城天守の国宝指定10周年記念アフターとして、水鏡・松江城(すいきょう・まつえじょう)や、松江水燈路(すいとうろ)という幻想的なライトアップイベントも開催される予定です。

松江水燈路(すいとうろ)
www.suitouro.jp松江城へのアクセスは、松江駅からバスで約10分で、松江駅へは、出雲空港からリムジンバスでの移動がおすすめです。島根の主要観光地、松江と出雲間の移動にはマイルがたまるJALのデジタルフリーパス「旅PASS 2Days」が利用しやすいです。
また今年(2026年)、皆さまのおかげさまで出雲空港は開港60周年、そして出雲=伊丹・出雲=隠岐路線も就航60周年を迎えます。
ぜひJALの翼でお越しいただき、歴史と文化あふれる松江城と街の魅力を体感してください。
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