肌寒くなると、鍋などの温かい食べ物が恋しくなる季節。鍋だけでもたくさんの種類がありますが、ホクホクとした里芋が主役となる芋煮・いもたきを食べに出かけてみませんか? 里芋が旬を迎える秋から冬にかけて、いろいろな地域の郷土料理として根付いている芋煮・いもたきには、“日本三大芋煮”と呼ばれているものがあります。それが、愛媛県・大洲市のいもたき、山形県・中山町の芋煮、島根県・津和野町の芋煮です。

本記事では、愛媛県大洲市にゆかりがあるJALふるさとアンバサダー・木村さんが、日本三大芋煮の魅力を深掘り。山形県中山町と島根県津和野町の芋煮についてはJALふるさと応援隊にお話を聞き、芋煮・いもたきを通じて、ふるさとに心を寄せる旅をご紹介します。温かい鍋の前にはたくさんの笑顔、心通じ合う幸せな時間が流れていました。

※価格は税込み表記です。

ところ変われば「芋煮」も変わる!? 日本三大芋煮とは

日本三大芋煮と呼ばれるようになったのは、交通新聞社が発行する旅行雑誌『旅の手帖』で、愛媛県大洲市、島根県津和野町、山形県中山町の3つの市町の芋煮・いもたきが“日本三大芋煮”と紹介されたことがきっかけ。その後、2014年度(平成26年度)から3市町で連携しながら、芋煮・いもたきをPRするイベントや情報発信を行っています。

里芋がメイン食材であること以外、入っている具材や出汁、味付けだけでなく、芋煮の楽しみ方や歴史もさまざま。それぞれのJALふるさとアンバサダー・JALふるさと応援隊から、地元の芋煮・いもたきとおすすめ観光スポットを紹介してもらいました。

伊予の小京都、愛媛県・大洲市の“いもたき”
情緒あふれる名所、昔ながらの街並みが残る風光明媚な城下町

画像1: 伊予の小京都、愛媛県・大洲市の“いもたき” 情緒あふれる名所、昔ながらの街並みが残る風光明媚な城下町
画像2: 伊予の小京都、愛媛県・大洲市の“いもたき” 情緒あふれる名所、昔ながらの街並みが残る風光明媚な城下町

大洲を訪れたJALふるさとアンバサダーの木村さん。母親の故郷でもあり、幼い頃に何度も帰省していた懐かしい大洲の街で、初煮会にも参加して地元の人たちとふれあったり、いもたきを提供する老舗やおすすめの観光スポットを訪れたりしながら、大洲いもたきのルーツを探ってきました。

地元の方との仲も深まる。鶏の旨みが詰まった大洲市のいもたき

画像: 地元の方との仲も深まる。鶏の旨みが詰まった大洲市のいもたき

300年の歴史がある大洲の「いもたき」は、藩政時代から受け継がれてきたこの地方独特の秋の風物詩。

江戸時代、街の中心を流れる肱川(ひじかわ)は洪水により度々氾濫。稲の不作に悩まされることも多かったそうですが、里芋だけは被害が少なく、むしろ肥沃な土が上にかぶさることで、ホクホク、とろとろのおいしい里芋ができるようになり、この地の特産品となりました。

春と秋の年2回、「お籠り」という地域住民の寄り合い行事があり、秋に収穫した里芋を肱川の河原に持ち寄り、肱川で獲れる鮎からとった出汁で炊いた鍋を食べるのが慣例でした。素朴ながら、親睦を深める大切な機会で、それが大洲のいもたきの発祥と言われています。

仲秋の名月には月をめでながら、いもたきを食べる多くの人で賑わう

大洲のいもたきの具材は、里芋、油揚げ、鶏もも肉、こんにゃく、干し椎茸、ごぼうなど。昆布と鰹節から丁寧に出汁をとり、鶏の旨みも加わった甘みのある醤油ベースで飽きのこない、品のある味わいです。

初煮会に参加、地元の方々と交流し楽しいひととき

大洲のいもたきシーズンのスタートを象徴するイベントが「初煮会」。初煮会では地元の太鼓やダンスチームのよさこいなどが宴を盛り上げ、最後は花火でフィナーレを迎えます。

木村さんもこの初煮会に参加。幼い頃に祖母の家に帰省したときを彷彿させる、素朴で懐かしい故郷の味に舌鼓を打ちました。

木村さん「母が大洲の出身で、今でもたくさんの親戚が大洲で農業を営んでいます。肱川のいもたきはまさに思い出の味。子どもの頃はお腹がいっぱいになると、姉妹や従兄弟たちと河原で遊びながら、大人たちの宴会が終わるのをひたすら待っていました。いつまでも楽しそうに笑いながら宴会が続いていた記憶があります。山に囲まれた環境で娯楽も少ない中、季節ごとのこうした行事は、普段の農作業の疲れを吹き飛ばす、なくてはならないものだったのかなと。これからも継承していきたい食文化のひとつだと思います」

大洲のいもたき会に参加したい場合には、下記いもたき登録店にご連絡ください。

〈いもたき登録店〉

よねざわ

住所愛媛県大洲市大洲610
電話0893-24-2639

むらや

住所愛媛県大洲市大洲9-14
電話0893-24-4637

料苑 たる井

住所愛媛県大洲市若宮465-1
電話0893-24-4585

うめたこ

住所愛媛県大洲市徳森1533-2
電話0893-25-0826

お食事処 にし川

住所愛媛県大洲市田口甲392-6
電話0893-24-4046

オリジナリティあふれる一品を楽しめる、いもたき登録店を訪ねて

画像1: オリジナリティあふれる一品を楽しめる、いもたき登録店を訪ねて
画像2: オリジナリティあふれる一品を楽しめる、いもたき登録店を訪ねて
画像3: オリジナリティあふれる一品を楽しめる、いもたき登録店を訪ねて

旅行のタイミングがいもたき会の開催時期ではなかったとしても、いもたきを堪能することはできます。大洲市内には登録店がいくつかあり、各登録店でオリジナリティあふれる料理を提供しています。その中の1軒「お食事処 にし川」を木村さんが訪問。

画像4: オリジナリティあふれる一品を楽しめる、いもたき登録店を訪ねて
画像5: オリジナリティあふれる一品を楽しめる、いもたき登録店を訪ねて

「里芋は加熱することで消化も良くなり、低カロリーなので、お酒のお供にもおすすめです」と、西川慎一社長。

「にし川」のいもたきの鶏肉は骨つきで、骨からも旨みが染み出て格別。ハスの茎も入っていて、里芋のホクホク感と茎のシャキシャキ食感がクセになります。茎の穴の中には出汁が染みて、噛むとじゅわり。同店ならではのこだわりが詰まったいもたきで、絶品でした。このように、市内のいもたき登録店を巡ってみるのも楽しいでしょう。

お食事処 にし川

住所愛媛県大洲市田口甲392-6
電話0893-24-4046
営業時間11:00~14:00、17:00~20:00
定休日不定休
webhttp://www.west-nisikawa.jp
※お弁当といもたきのセット(1人前 2,160円~4,320円、5名より要予約)

大洲市のおすすめ観光スポット

■臥龍山荘(がりゅうさんそう)

画像1: 大洲市のおすすめ観光スポット
画像: 大洲市内を流れる肱川随一の景勝地「臥龍淵」を望む別荘

大洲市内を流れる肱川随一の景勝地「臥龍淵」を望む別荘

明治の豪商・河内寅次郎氏が京都の匠である千家十職の名工を大洲に呼びよせ、10年かけて完成させた数寄屋造りの傑作「臥龍山荘」。冨士山(とみすやま)、肱川を借景に数寄屋建築の粋を極めた希代の名建築で、彫物や金具なども施されています。

画像2: 大洲市のおすすめ観光スポット
画像: 崖からせり出す懸け造りの「不老庵」。眼下には肱川が流れている

崖からせり出す懸け造りの「不老庵」。眼下には肱川が流れている

2011年(平成23年)春に「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」の一つ星にも認定され、2016年(平成28年)には臥龍院、不老庵、文庫の3棟が国指定重要文化財にも指定されました。約3,000坪の敷地があり、隅々まで手入れの行き届いた庭園は国の名勝に指定されています。

臥龍山荘

住所愛媛県大洲市大洲411-2
電話0893-24-3759
開館時間9:00~17:00(札止16:30)
定休日無休
観覧料大人550円、小人(中学生以下)220円
※大洲城との共通券は大人880円、小人(中学生以下)330円
webhttps://www.garyusanso.jp

■大洲城(おおずじょう)

画像3: 大洲市のおすすめ観光スポット
画像: 城主の気分を味わうことができる、日本で初めてのキャッスルステイもできる大洲城

城主の気分を味わうことができる、日本で初めてのキャッスルステイもできる大洲城

肱川の湖畔を望む、四層四階の複連結式天守は2004年(平成16年)に当時の姿のままの木造で復元。城郭建築特有の迫力ある木組みを間近で見ることができ、2020年(令和2年)には日本で初めての城泊事業「大洲城キャッスルステイ」がスタートしました。江戸時代から残る4棟の櫓は国指定重要文化財となっています。

画像4: 大洲市のおすすめ観光スポット
画像5: 大洲市のおすすめ観光スポット
画像6: 大洲市のおすすめ観光スポット
画像7: 大洲市のおすすめ観光スポット

復元時に使用した木材はすべて国産材で、城郭建築特有の迫力ある木組みを見ることができます。1・2階は日本の城では珍しい、吹き抜けの構築が施されており、そういった違いを現地で確かめてみてください。

大洲城

住所愛媛県大洲市大洲903
電話0893-24-1146
営業時間9:00~17:00(札止16:30)
定休日無休
観覧料大人550円、小人(中学生以下)220円
※臥龍山荘との共通券は大人880円、小人(中学生以下)330円
webhttps://ozucastle.jp/

芋煮会発祥の地、山形県・中山町の“芋煮”
江戸時代には最上川を利用した舟運の終点として栄え発展

画像: 芋煮会発祥の地、山形県・中山町の“芋煮” 江戸時代には最上川を利用した舟運の終点として栄え発展

大洲市のいもたき文化に触れた後は、東北地区のJALふるさと応援隊として活躍する宍戸さんに、山形県・中山町の芋煮とおすすめ観光スポットについて教えていただきました。

よみがえる“芋煮会発祥”当初の味。昆布とかつおの出汁を使う中山町の芋煮

画像1: よみがえる“芋煮会発祥”当初の味。昆布とかつおの出汁を使う中山町の芋煮

諸説ありますが、山形の芋煮の発祥は古く、1600年代半ばと言われています。最上川舟運の終点だったといわれる中山町長崎付近は、上方から酒田経由で運ばれてきた荷物の取引が行われる要所でした。その当時は舟が到着したことを知らせる手段がなく、荷受人が現れるまで何日も待たされることもあり、河原で鍋を囲み、宴を開いていたそう。里芋の名産地・小塩集落が近くにあり、積み荷の棒ダラと一緒に鍋で煮て食べていたのが、芋煮会のルーツとされています。

画像2: よみがえる“芋煮会発祥”当初の味。昆布とかつおの出汁を使う中山町の芋煮

棒ダラではなく、牛肉を使うようになったのは昭和のはじめ頃からだとか。具材は里芋、牛肉、こんにゃく、ネギ、しめじなど。醤油、砂糖、酒で味をつけ、すきやきを思わせる濃厚な味わいが特徴です。こんにゃくは味が染みるようにちぎって入れ、具材はごろっと大きめにカット。具材が少なくなった鍋にカレー粉とうどんを投入し、カレーうどんとしていただくのが定番です。

9月から11月頃まで、里芋が旬の時期には家庭でもよく食べられています。味付けも家庭によって少しずつ違い、内陸部では醤油味、海沿いでは味噌味など、地域性がよく表れる面もあるそうです。

宍戸さんも幼い頃から大好きで、「地元を離れてからも、祖父が作る里芋と他の具材を一緒に母から冷蔵便で東京に送ってもらい、友人たちに振る舞っていました。山形出身ではない友人たちにおいしいと言ってもらえるのがとても嬉しく、いつも誇らしかったです」とのこと。

小学校では牛肉の芋煮を作って食べる芋煮会行事があり、秋になると地元のスーパーでは芋煮会セットの貸し出しが行われているなど、今でも身近な郷土料理として親しまれています。

画像: 「最上川」の流域でも芋煮会が行われている

「最上川」の流域でも芋煮会が行われている

里芋の収穫期の秋から冬にかけてよく食べられる芋煮は、家族や友人と河原で鍋を囲んでわいわいと食べるだけでなく、運動会や地域行事の後などに野外で行うことも多いそうです。

画像3: よみがえる“芋煮会発祥”当初の味。昆布とかつおの出汁を使う中山町の芋煮
画像4: よみがえる“芋煮会発祥”当初の味。昆布とかつおの出汁を使う中山町の芋煮

そんな芋煮会は、忘年会や新年会と並ぶ年間行事のひとつ。9月末には「元祖芋煮会in 中山」と題した大々的なイベントを毎年開催しています。

事前受付により、テント貸し出しとともに、牛肉の芋煮セットの販売もしており、各種催し物やお楽しみ抽選会などを楽しみながら、舌鼓を打つことができます。目玉のひとつとして、地元の人でも普段は食べる機会のない、元祖芋煮である「北前いも煮(棒鱈芋煮)」が振る舞われる人気のイベントです。

また、9月中旬には山形市で県内でも最大のイベント「日本一の芋煮フェスティバル」が開催されます。直径6.5mの大鍋「鍋太郎」を使い、新品のショベルカーを使って豪快に混ぜ、約30,000食分を超える食材を一気に調理する様子は圧巻です。

中山町のおすすめ観光スポット

■旧柏倉家住宅(きゅうかしわくらけじゅうたく)

画像1: 中山町のおすすめ観光スポット

地主や金融、紅花生産で栄え、地域の経済発展や社会貢献にも尽力した柏倉九左衛門家の屋敷が公開されています。周囲を取り囲む約1kmもの黒塀と、最上川舟運でもちこまれた京文化が感じられる屋敷群は荘厳。金箔が輝く仏間や、華やかな春慶塗が施された蔵座敷など、当時の優雅な様子がうかがえます。

初夏には紅花、秋には紅葉、冬には雪景色と、四季折々の景観も見どころとなっています。1724年に分家し、最上川舟運による商いで活躍した惣右衛門の住宅も公開。旧柏倉家住宅と地続きにあり、主屋を中心に9棟の建物が残っています。伝統様式とモダンが融合した趣ある建物に一歩足を踏み入れると、まるでタイムスリップしたかのような感覚になるでしょう。

旧柏倉家住宅

住所山形県東村山郡中山町大字岡8
電話023-687-1778(開館日のみ)
023-662-2175(中山町歴史民俗資料館)
開館時間10:00~16:00(最終入場15:30)
開館日土・日曜、祝日
※冬季(12月~2月)は休館
入館料500円(中学生以下無料)
webhttps://kashiwakurake.jp/wp/

■鍋掛松(なべかけまつ)

画像2: 中山町のおすすめ観光スポット

米沢方面への船荷の積み替えを行う要地だった長崎湊は、1694年(元禄7年)まで最上川舟運の終点だったため、船頭や水夫たちは船着場で荷揚げや荷待ちの逗留の間、棒ダラと里芋を材料に、川岸の松の枝に鍋を掛けて煮て食べていたそう。それが芋煮会の発祥とされています。

初代の松は大風で倒れるなど何度かの復元を経て、現在の松は5代目です。現在は「ひまわり温泉ゆ・ら・ら」の敷地内にあり、今でも当時を再現し、木の枝に鍋がかけられています。古くから中山町で愛されてきた芋煮の歴史も感じられるスポットです。

鍋掛松

住所山形県東村山郡中山町いずみ1 ひまわり温泉ゆ・ら・ら敷地内
電話023-662-2114(中山町観光協会)
webhttps://www.town.nakayama.yamagata.jp

日本遺産の町、島根県・津和野町の“芋煮”
伝統文化と秀峰青野山や清流高津川の自然が織りなすエリア

画像: 日本遺産の町、島根県・津和野町の“芋煮” 伝統文化と秀峰青野山や清流高津川の自然が織りなすエリア

最後にご紹介するのが、島根県・津和野町。この地域で愛されている芋煮とおすすめ観光スポットを、中国地区担当のJALふるさと応援隊・安藤さんに案内してもらいました。

秋の夜長は地酒と共に。津和野町の芋煮は小鯛を使った上品な味わい

画像1: 秋の夜長は地酒と共に。津和野町の芋煮は小鯛を使った上品な味わい

江戸時代から続いている津和野町の郷土料理・芋煮。秋から冬にかけて、神社の祭事の際や来客時の振る舞い料理として、また手軽に各家庭でも食べられています。

昆布と炙った小鯛からとった出汁に、具材は里芋と鯛のほぐし身のみ。すまし汁のようなシンプルな芋煮は、炙り小鯛の香ばしい風味に、薬味として添えた柚子皮がアクセント。里芋本来の味を引き立て、出汁の旨みが存分に感じられる郷土料理です。青野山麓にある笹山という地区で採れる里芋は特に絶品と言われていて、地元の特産品となっています。

安藤さん「秋が近づくと『そろそろ芋煮の時期だね』と挨拶が交わされ、地元のスーパーの店頭には、お出汁用の小鯛が並ぶようになります。芋煮は小学校の学校給食でも出るほか、家庭科の授業で芋煮を作ることもあるほど、地域に今もなお根付いている料理ですよ」

画像2: 秋の夜長は地酒と共に。津和野町の芋煮は小鯛を使った上品な味わい
画像3: 秋の夜長は地酒と共に。津和野町の芋煮は小鯛を使った上品な味わい
画像: 芋煮と地酒の会の様子

芋煮と地酒の会の様子

風情ある街並み、城下町の文化が根付く歴史ある津和野では、毎年10月の第3日曜に「芋煮と地酒の会」が開催されます。

日本酒の神様を祀る神社があり、出雲神話のエピソードなどから「日本酒発祥の地」と言われている島根県には、高品質の原料米が育つ自然環境、高い技術を活かした酒造りを誇る蔵元がたくさんあります。

安藤さん「参加者には、芋煮とともに種類豊富な地酒が振る舞われます。津和野の伝統芸能『石見神楽』なども披露され、地元の方や観光客が楽しめる秋の一大イベントです!」

津和野町のおすすめ観光スポット

■太皷谷稲成神社(たいこだにいなりじんじゃ)

画像1: 津和野町のおすすめ観光スポット
画像2: 津和野町のおすすめ観光スポット

衣食住の大祖神様、五穀豊穣の神様であり、江戸時代から商売繁盛の神様として信仰されている「太皷谷稲成神社」。特に願望成就(良縁・学業・受験など)の神様として崇敬されていて、御神徳は五穀豊穣、産業発展、商売繁盛、開運厄除、福徳円満や失せ物発見などのご利益もあると言われています。

芋煮で温まるだけでなく、パワースポットで活力をもらってくるのもいいでしょう。

太皷谷稲成神社

住所島根県鹿足郡津和野町後田409
電話0856-72-0219
webhttp://taikodani.jp

■殿町通り

画像3: 津和野町のおすすめ観光スポット
画像4: 津和野町のおすすめ観光スポット

津和野の中でも、古いたたずまいを残している、白壁と格子窓が残る藩校跡や武家屋敷門が立ち並ぶ通りです。堀割には大小無数の鯉が群れ泳ぎ、白や紫の花菖蒲が咲き誇る初夏や、銀杏並木の黄色が鮮やかな秋は特に美しい街並みになります。カトリック教会、藩校養老館跡など多くの史跡が集中していますが、郷土料理の店やおしゃれなカフェ、雑貨店も近辺にあり、津和野のシンボルとなっています。

古き良き風景と新しい表情が融合するここで、街歩きも楽しんでください。

殿町通り

住所島根県鹿足郡津和野町後田
電話0856-72-1771(津和野町観光協会)
webhttps://www.kankou-shimane.com/

来年の旅の参考に。2024年度のイベント予定

愛媛県・大洲市

開催時期いもたき初煮会 8月30日(金)
いもたき観月会 9月17日(火)
webhttp://www.oozukankou.jp/imotaki.html

島根県・津和野町

開催時期芋煮と地酒の会 10月第3日曜日
webhttps://tsuwano-kanko.net/

山形県・中山町

開催時期元祖芋煮会in中山 9月最終土曜
webhttps://www.town.nakayama.yamagata.jp/sightseeing/index.html

日本三大芋煮の魅力を探る旅を終えて

愛媛県・大洲市、山形県・中山町、島根県・津和野町で愛される味を巡ってきました。芋煮・いもたきは里芋を煮た料理ではありますが、出汁や具材も違い、各地域の風土や歴史も色濃く出る郷土料理。また、季節になると地域のみんなで鍋を囲むという独特の文化も育まれてきました。ご当地グルメを目的に旅することで、こういった新鮮な発見にも出合えます。寒い季節だからこそ、郷愁を誘う温かく懐かしい味に舌鼓を打ちつつ、その地で育まれてきた文化に思いを巡らせる旅に出かけてみるのはいかがでしょうか。

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