リモートワークの導入や副業の容認など、都市部の企業を中心に“働き方改革”がますます進んでいます。働き方の自由度が増すことで注目されているのが「2地域居住」。都市に住む人が地方にも住居を構えて、2つの地域で生活するそのスタイルは、都会だけでなく自然溢れる環境での暮らしも手に入れたいと考える層から支持を得ています。

とはいえ、生活を大きく変える決断には不安がつきもの。まずは気軽に現地を訪れたり、経験者の話を聞いたりして、イメージを具体化するのが一番です。今、自治体では2地域居住体験ツアーを運営し、地域の魅力や暮らしのリアリティを感じることができる機会を提供しています。OnTrip JALでは、そんな各地の「2地域居住」の魅力を取材。さまざまなエリアの情報を、連載記事で紹介しています。

画像1: 旅が暮らしに変わる。注目の「2地域居住」体験ツアー 山口県・宇部編

今回ご紹介するのは、「緑と花と彫刻のまち」と称される山口県宇部市。「エヴァンゲリオン」庵野秀明監督の出身地として知られるまちですが、実は2地域居住の拠点として、これ以上なくぴったりな魅力で溢れています。

本記事では、実際に宇部市で2地域居住をしている方へのインタビューを通して、その魅力を紹介していきます。

自然と芸術が共存する、山口県宇部市

画像: 自然と芸術が共存する、山口県宇部市

まず宇部市の魅力として挙げられるのは、瀬戸内海に面した温暖な気候や緑豊かな自然はもちろんのこと、世界で最も歴史のある野外彫刻の国際コンクール「UBEビエンナーレ」の開催など、文化面において先進的な取り組みをしている点です。

市内を散策するとあちこちで野外彫刻に出合うことができ、その数はなんと約200点。「アートに出合えるまち」として国内外に知られる宇部市は、田舎ならではの穏やかさと、田舎では珍しい芸術的な刺激が共存しているのです。

また、教育機関や医療施設、文化施設などがひと通りそろうコンパクトシティのため、都会から移住した場合にも生活に不便を感じることはありません。さらに、東京からは飛行機で約1時間30分。山口宇部空港から宇部市内までは車やバスで15分、電車であれば10分で移動できるため、首都圏と行き来するにもノーストレス。まさに2地域居住の拠点として、理想的な条件がそろったまちなのです。

それではここからは、東京・宇部で「2地域居住」をした後、宇部に完全移住した谷川涼子さんと、現在、東京・宇部の2拠点で生活する齋藤千鶴さんにお聞きした、「2地域居住」のリアルをご紹介します。

適度な田舎で刺激もある。2地域居住初心者におすすめのまち

cafe&gallery GLYCINES(グリシーヌ)代表 谷川涼子さん、切り絵作家 齋藤千鶴さんインタビュー

画像: 齋藤千鶴さん(左)、谷川涼子さん(右)

齋藤千鶴さん(左)、谷川涼子さん(右)

「2地域居住」を経て、東京から宇部に完全移住した谷川涼子さんは、宇部市の出身。高校卒業と同時に地元を離れ、留学や仕事でイギリスやフランスなどヨーロッパの国々に滞在し、その間にさまざまなアーティストやアート作品と出合ったそうです。

アートの世界にすっかり魅了された谷川さんは、東京で念願のギャラリー「エスカリエ・セー」を開業。ちょうどその頃、切り絵作家の齋藤千鶴さんは、同じく東京で創作活動をしながらカフェを経営していました。そして、そのカフェに谷川さんがお客さんとして訪れたことがきっかけとなり、二人の交流は始まりました。

偶然の出会いから距離を縮めた二人は、現在、東京・宇部の2拠点を舞台に活躍。それぞれに「2地域居住」を始めた理由を伺いました。

画像: cafe&gallery GLYCINES(グリシーヌ)代表 谷川涼子さん、切り絵作家 齋藤千鶴さんインタビュー

谷川さん「ギャラリーを開く前は、フランスに約8年半住んでいた経験を活かし、輸入業をしていました。東京ではフランスのものが、フランスでは東京のものが大変喜ばれ、2つの地域の架け橋でいられることがとても嬉しかったんです。ギャラリーを開いたのも、いろんなアートやアーティストをつなぎたいとの想いからです。次は国内で都会と田舎をつなぎたいと思い、どうせなら東京と自分の地元で実現しようと宇部にギャラリーを開くことを決めました。以前父が営んでいた病院を再利用したかったことも、宇部を選んだ理由のひとつです。それからしばらく『2地域居住』をした後、東京のギャラリーを閉めて、正式にUターンしました」

齋藤さん「谷川さんから宇部でもギャラリーを開くと聞き、お手伝いする流れで自然と『2地域居住』がスタートしました。谷川さんの想いに共感し、応援したいと思っていましたし、私自身、ひとつの場所に囚われたくないという考えなので、いつでも楽しいところにポンと行ける身軽さでいましたから、初めての場所でも飛び込んでいけました」

谷川さん「正直、若い頃は都会で暮らしたいと思っていましたが、あちこちでいろんな経験を積み、たくさんのものを見てきた結果、それを宇部に持ち帰りたいと気持ちは変わっていきました。『cafe&gallery GLYCINES』は、カフェやギャラリーのほか、アーティストが創作活動の場として活用できるシェアハウスもあります。旅行がてらに利用してついでに個展を開いたり、創作活動をしながら合間に近隣を観光したり、アーティスト同士が交流を深めたりと、いろんな使い方をしてもらっています」

齋藤さん「宇部の住まいとして私もシェアハウスの一室を借りています。『cafe&gallery GLYCINES』のシェアハウスは、入居者が自分の好きな色で壁を塗ったりと、好きなように改装できる、まさにアーティストにうってつけの空間です。カフェではできるだけ地元の食材を使用した安心安全なメニューを提供し、食の面でも創作活動を後押ししています」

友人としてスタートした二人の関係は、今ではビジネスパートナーとしての関係も加わり、より強固なものに。「人と人とをつなぐ架け橋になる」、谷川さんと齋藤さんは共通の想いを胸に挑戦を続けます。

齋藤さん「都会で溜め込んだストレスを、穏やかな宇部で一掃」
谷川さん「東京・山口の『2地域居住』は東と西の拠点を押さえたようなもの」

「2地域居住」を経験した谷川さん、現在も継続中の齋藤さんに、東京と宇部を行き来する暮らしについて率直な感想を伺いました。

谷川さん「ひとつのところでじっとしているタイプではないので、定期的に場所を変えることによって自分がリフレッシュされている感覚がありました。退屈もしませんしね。東京と宇部、どちらも私には必要だと感じています」

齋藤さん「2拠点で生活することで、東京の目に入ってくる情報の多さを改めて実感しました。宇部の広い空を眺めるとスッと心が軽くなり、無意識のうちにストレスを溜めていたんだな…と気づかされます。宇部に拠点を設けたことで、うまくストレスが解消できるようになりました」

谷川さん「地方での暮らしは不便だろうと思っていましたが、全くそんなことはなかったんですよね。まあ、私はもともと宇部が地元ですから、すんなりと溶け込めるのは当たり前のことかもしれませんが」

齋藤さん「初めて宇部に住む私でも不便さは感じていません。田舎暮らしは車がないと不便といわれますが、『cafe&gallery GLYCINES』のある場所は、スーパーもホームセンターもコインランドリーも徒歩5分圏内にあり、何不自由なく暮らしています。ただ、今度のことを考えて、自転車は買おうと思っていますけど」

谷川さん「何より宇部には山口宇部空港がありますので、足場としてもいい場所だと思います。私にとって東京・山口の『2地域居住』は、東と西の拠点を押さえているというイメージで、より暮らし方や行動の自由度が高まったと感じています」

画像: 齋藤さん「都会で溜め込んだストレスを、穏やかな宇部で一掃」 谷川さん「東京・山口の『2地域居住』は東と西の拠点を押さえたようなもの」

東京・宇部の「2地域居住」のいいところをたくさん語っていただきましたが、ここからは大変なことや驚いたことについてお話しいただきました。

谷川さん「2拠点で生活を維持するには、やはりお金がかかります。私の場合はこちらが実家ですから、そこまで負担にはなっていませんが。どっちにも住居を所持するのなら、私は宇部の居住空間を充実させ、東京は小さな場所でいいと思っています。東京では身軽にさえ動ければ問題ありませんので、本当にあるだけでいいという感覚です」

齋藤さん「たしかにそうですね。私は宇部に正式に暮らしの拠点を設けたのがつい1ヵ月前のことなので、まだわからないことばかりです。でも驚いたことといえば、歩いている人が少ないことですかね」

谷川さん「確かに。東京で暮らしていると移動手段は徒歩と電車、バスがメインなので、20分くらいは軽く歩きますが、宇部では20分も歩くなんて考えられないようです」

齋藤さん「電車やバスの本数が少ないのも衝撃でした。もっと行動範囲が広がったときに、やっぱり車がないと不便だと感じるかもしれません」

谷川さん「空港まで15分、東京まで飛行機で約1時間30分の好立地」
齋藤さん「豊かな自然と移住者大歓迎の風土、芸術や文化に力を注ぐ姿勢が魅力」

これまでの話も踏まえつつ、お二人に宇部の魅力について語っていただきました。

齋藤さん「空が広い、道路が広い、空港が近い、そのほかは、適度に田舎で、適度に物がそろっている点でしょうか。山口宇部空港まで15分、東京までは飛行機で1時間30分くらいですし、『2地域居住』の初心者にはぴったりの場所だと思います」

谷川さん「宇部市民が移住者に対して寛容なところも魅力です。宇部はかつて炭鉱で栄えたまちですので、外からたくさんの働き手が入ってきています。つまり、歴史的な城下町とは違い、極端にいえば『寄せ集め』のまちなんです。だからこそ、新しいものを受け入れられる柔軟性が地域の人たちにあるのかもしれません」

齋藤さん「芸術や文化に対しても積極的な取り組みが多く、アーティストにとって過ごしやすいまちなのも魅力だと感じています」

谷川さん「その背景にもやはり石炭産業があるといわれています。炭鉱で栄えたまちは、石炭がなくなってしまったらほとんどが廃れていってしまいます。宇部の炭鉱の主たちは、そうなることを危惧し、当時から文化面や教育面、他の産業にも力を注いでいたそうです。国際的な野外彫刻のコンクール『UBEビエンナーレ』もその取り組みの一環で誕生しました」

齋藤さん「なるほど。音楽ホールなどの文化施設もあり、大学もある。さらに医療機関も充実しているので、若い人もたくさん集まります。田舎でありながら活気に溢れ、底力がある宇部だからこそ、私たちの『2地域居住』は快適なのかもしれません」

齋藤さん「『お試し住宅』など制度を活用して『2地域居住』体験を」
谷川さん「これからは複数のものをバランスよく共存させていく時代」

最後に、齋藤さん、谷川さんから宇部での「2地域居住」を検討している方へアドバイスをいただきました。

齋藤さん「最初から決め込んでしまわずに、『ちょっと住んでみたいな』『行ってみたいな』というくらいの気軽さで挑戦してみたらいいと思います。いきなり『2地域居住』を始めるのが不安な人は、宇部市には『お試し居住制度』など、移住を考えている人に向けた制度がありますので、活用してみるのがおすすめです。世の中はオンライン化が加速していますが、やっぱり現地に足を運んで実際の雰囲気を肌で感じてみることで気づけることがたくさんありますよ」

谷川さん「『ここで一生を終えよう』という考え方は、時代的にもう捨てていいのかなと思います。まずはやってみて、もしダメだったとしても別に構わないですし、元の場所に戻ればいいだけのことです。いくらでもやり直せます。思っていた結果と違っていたとしても、最初の目的とは違う部分で発見があったり、出合いがあったりするものなのですべてが無駄になることはないと思います。ひとつに絞り込むのではなく、複数のものをいかにバランスよく共存させていくかがこれからの時代の考え方だと思います。ぜひ旅行がてらに宇部に足を運んでみてください。『2地域居住』をするかしないかの判断はそれからでも遅くはありません!」

cafe&gallery GLYCINES

住所山口県宇部市浜町2丁目12-39 聖仁会ビル3F
電話0836-39-9656
営業時間11:00~19:00、土日祝 12:00~19:00
定休⽇不定休
webhttps://arts-life.com/glycines/

宇部市で知ってもらいたい8つのスポット

谷川さん、齋藤さんのアドバイスにもあったように、「2地域居住」を成功させる最大のポイントは、「現地について知ること」です。

宇部市では、2地域居住を検討している方向けにJALパックの体験ツアーを実施。宇部市での暮らしを具体的にイメージできるこの機会を、ぜひ活用してください。

山口県宇部市の2地域居住体験ツアーのモデルコース

日程内容
1日目山口宇部空港 → 移住担当者訪問(空き家やコワーキングスペースなど希望に合わせてアテンドを行います) → お試し住宅見学
2日目ときわ公園 → UBEビエンナーレ彫刻の丘 → 海の見えるまちの風景を見学 → さまざまな施設がそろったまちの風景を見学
3日目楠こもれびの郷で農業体験 → うべスタートアップを見学 → キワ・ラ・ビーチ → 山口宇部空港
※上記はモデルコースです。ツアー行程は自由に組むことができます。

今回、ツアー中にぜひ知っていただきたい8つのスポットを移住担当者がご紹介します。

画像: 紹介してくれたのは、宇部市の森山さん(左)と徳永さん(右)

紹介してくれたのは、宇部市の森山さん(左)と徳永さん(右)

【宇部のまちなかを知る】ときわ公園

画像: 【宇部のまちなかを知る】ときわ公園

宇部のまちなかで絶対に知っておきたいスポットは、東京ドーム40個分の面積を誇る「ときわ公園」です。山口県最大の湖「常盤湖」を中心に広がる緑と花と彫刻に彩られた総合公園で、山口県初の「登録記念物(名勝地関係)」でもあります。なお、平成28年には常盤湖が「世界かんがい施設遺産」に登録されています。

「ときわ公園」の最大の魅力は、広大な園内のあちこちで出合える四季折々の自然美です。「日本の都市公園100選」や「さくら名所100選」、「美しい日本の歩きたくなるみち500選」、「池坊花逍遥100選」に選ばれているほか、NHKが募集した「21世紀に残したい日本の風景」で、総合公園としては全国で第1位にランキングされています。

とにかく四季を通じてさまざまな花が咲き誇る「ときわ公園」。具体的には、3,500本のサクラや8万本のハナショウブ、アジサイ、ツツジなどが楽しめるほか、“市民みんなでつくり育てる”をコンセプトにした「花いっぱい運動記念ガーデン」では、バラやハーブなどが癒しの空間を演出しています。

ときわ公園

住所山口県宇部市則貞3丁目4番1号
webhttps://www.tokiwapark.jp/

【宇部の暮らしを知る】お試し住宅

「宇部市への移住を考えているけれど、果たして馴染めるだろうか…」と不安になっている人に知ってもらいたいのが「お試し居住制度(お試し住宅)」。宇部市に移住を検討している市外在住の方を対象に用意されたお試し住宅で、1週間以上4週間以内の期限付きで利用することができます。

冷蔵庫や洗濯機などの家電はもちろん、お皿やお箸、キッチン用品、自転車までそろっているこの住宅ならば、すぐにでも宇部での暮らしが体験できます。宇部に移住するための住宅探しや仕事探しの拠点として使用することも可能です。

【宇部の食を知る】宇部ラーメン

画像: 【宇部の食を知る】宇部ラーメン

宇部の「食」を知るなら、市民のソウルフード「宇部ラーメン」は外せません。宇部を中心とした濃豚骨のご当地ラーメンで、その特徴は3つ。①茶濁濃豚骨であること、②強い豚骨臭がすること、③中太の柔らかい麺を使用していること。この3つをクリアしてこそ宇部ラーメン。一見パンチが強すぎそうなイメージですが、一度口にするとやみつきになること間違いなし。宇部市民に広く愛される伝統の味をぜひご堪能ください。

【宇部の自然を知る】宇部市北部地域

画像: 【宇部の自然を知る】宇部市北部地域

宇部の自然を知るなら、ぜひ宇部市北部地域に足を運んでください。どちらかといえば工業都市のイメージが強い宇部ですが、実は、北部には豊かな自然に包まれた“うべの里”【中山間地域】が広がっており、山や湖が見える里では、自然に寄り添うのんびりとした田舎暮らしが送られています。実際に訪れてみることで、宇部が田舎の良さと都市の便利さが共存する、中山間地域と都市部のバランスがとれた住みよいまちであることを実感してください。

【宇部の便利さを知る】山口宇部空港

画像: 【宇部の便利さを知る】山口宇部空港

宇部が便利とされる理由、それは山口宇部空港の存在にあります。東京まで飛行機でわずか90分、空港から市街地まで車で10分というこの山口宇部空港は、海に見立ててデザインされたオシャレな建物が印象的です。1,800台が収容できる駐車場はなんと無料で利用可能! 長期旅行でも安心して停めることができます。また、隣接のふれあい公園には飛行機を間近に見られる遊歩道があり、無邪気に手を振る子どもたちや、愛犬と一緒に散歩を楽しむ人など、市民が思い思いに過ごす、憩いの場になっています。山口宇部空港に降り立った際には、ぜひ周りを一望してみてください。ちなみに、5月中旬から下旬までは、約180品種、約1,000株のバラが見頃を迎えますのでお見逃しなく。

山口宇部空港

住所山口県宇部市沖宇部625番地
webhttp://www.yamaguchiube-airport.jp/

【宇部の仕事を知る】うべスタートアップ

画像: 【宇部の仕事を知る】うべスタートアップ

宇部での「2地域居住」、移住を考えている人の中には、起業・創業を検討している人も少なからずいらっしゃるはず。そんな人に知ってもらいたいのが「うべスタートアップ」です。「うべスタートアップ」とは、起業・創業や事業の経営改善を支援するために、各分野の専門家による無料相談を行う事業です。ほかにも宇部では、ワンストップで就労相談や職業紹介等、相談者のニーズに応じた多様な働き方を支援する機関「JOB STA」も展開しています。「宇部で仕事を見つけたい」「宇部で働きたい」という人は、ぜひご利用ください。

うべスタートアップ

住所山口県宇部市中央町3丁目10-1
電話0836-39-5010
営業時間平日11:00~19:00、土日祝10:00~18:00
定休⽇毎週木曜・年末年始(12月29日~1月3日)
webhttps://ube-startup.com/

【宇部のつながりを知る】楠こもれびの郷

画像: 【宇部のつながりを知る】楠こもれびの郷

楠地域の農林業振興と地域活性化、都市と農村の交流などを、宇部市北部との連携を踏まえながら推進する拠点として設置されているのが「楠こもれびの郷」です。施設は、くすのき温泉「くすくすの湯」、農産物直売所「楠四季菜市」、農家レストラン「つつじ」、農業研修交流施設「万農塾(ばんのうじゅく)」の4つからなり、駐車場も完備しています。

宇部市の特産物やグルメを味わえるほか、地元民の交流の場でもあるので、宇部市というまちの魅力を一度に知るにはうってつけの場所です。

楠こもれびの郷

住所山口県宇部市西万倉字1662
営業時間くすくすの湯 10:00~21:00(受付は20:00まで)
定休⽇第3水曜
webhttps://www.komorebinosato.net/

【宇部の遊びを知る】キワ・ラ・ビーチ

画像: 【宇部の遊びを知る】キワ・ラ・ビーチ

1996年夏に、地中海のリゾートをイメージして作られた通年型レジャー施設が「キワ・ラ・ビーチ」です。遠浅の穏やかな海が続き、泳ぎやすく、非常に人気のあるスポット。

干潮時に見られる幅2.0キロメートル、奥行き700メートルの日本有数の広大な砂洲は、歩いて渡ることができるほか、特に風のない日の潮溜まりでは、鏡のように周囲が映り込む幻想的な写真を撮ることができます。その様子は、まるで世界的に有名なウユニ塩湖のよう。バーベキューやキャンプも楽しめるので、アウトドア好きにはたまらないでしょう。

キワ・ラ・ビーチ

住所山口県宇部市大字東岐波字鹿の前54番地の3
営業時間7月の海開きから8月末まで(キャンプは海水浴シーズン以外でも可:要申し込み)
webhttps://www.city.ube.yamaguchi.jp/kyouyou/kankou/asobu_tanoshimu/1003872.html

「2地域居住」、まずは宇部市で始めてみませんか?

約1時間30分で東京に行ける山口県宇部市は、豊かな自然に囲まれながらも、生活には不自由しない「程よい田舎」。芸術面や教育面における先進的な取り組みから、地方にもかかわらずさまざまな刺激が受けられる、他に類を見ない面白いまちです。

ここまで宇部市の概要から「2地域居住」体験者の声、宇部の知っておきたいポイント8つをご紹介してきましたが、いかがでしたか? まだどの場所で「2地域居住」をするのか決めていないのなら、宇部で挑戦してみるのもいいかもしれません。

遠いけれどすぐの場所、田舎だけど何でもそろう、そんな宇部はまさに「2地域居住」初心者にぴったりのまちです。

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画像8: 旅が暮らしに変わる。注目の「2地域居住」体験ツアー 山口県・宇部編

2つの街で暮らす新しい生活スタイル「2地域居住」をはじめる旅

2つの拠点をもつ新しいライフスタイル、2地域居住。地域担当者との橋渡しや下見ツアーのモデルコースをご紹介!

山口県宇部市

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画像9: 旅が暮らしに変わる。注目の「2地域居住」体験ツアー 山口県・宇部編

旅が暮らしに変わる -2地域居住の魅力-

平日は都市部で仕事をし、週末は地方で豊かな自然に触れ合いながら静かに暮らす。そんな魅力あふれる2地域居住を通じて、地域の魅力をお伝えします。

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

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