歴史と文化、そして自然に恵まれたまち、岡山県・津山市。そんな津山の魅力を、リフレッシュとパワーチャージができる「元気をくれる旅」をテーマに紹介します。後編である「城東編」では、津山城の東側エリアを中心にご案内。「城西編」とあわせて1泊2日のモデルコースをお楽しみください。

※新型コロナウイルスの感染状況によっては、各施設とも掲載内容(通常営業)と異なる場合があります。最新情報は直接各施設にお問い合わせください。

なまこ壁や袖壁が美しい城東の町並みをそぞろ歩く

2日目の朝は、宿の周辺散策からスタート。

画像: 提供:岡山県観光連盟

提供:岡山県観光連盟

画像: なまこ壁や袖壁が美しい城東の町並みをそぞろ歩く

城下町津山の東側に位置する旧出雲街道、城東の町並み。江戸時代からの厨子(つし)二階町家が点在し、なまこ壁や袖壁、虫籠(むしこ)窓など往時の面影をそのまま残した建物が連なり、こちらも重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

城東の町並み

住所岡山県津山市橋本町~東新町
電話0868-24-6288(城東観光案内所 和蘭堂)

映画『男はつらいよ』ロケ地であった作州城東屋敷を見学

画像1: 映画『男はつらいよ』ロケ地であった作州城東屋敷を見学
画像2: 映画『男はつらいよ』ロケ地であった作州城東屋敷を見学

江戸時代の町家を再現した建物で、白壁と火の見櫓が目をひく作州城東屋敷は、映画『男はつらいよ』のロケ地としても登場。館内に展示された撮影当時の写真を見学しながらひと休みしましょう。

画像3: 映画『男はつらいよ』ロケ地であった作州城東屋敷を見学

屋敷裏にある、だんじり展示館には県指定文化財のだんじり4台が展示され、10月の津山まつりの出番を待っています。

作州城東屋敷

住所岡山県津山市中之町19
電話0868-24-6095
開館時間9:00~17:00(最終入館16:30)
定休日水曜(祝日の場合は翌日休)

昭和元年から続く老舗「なまくらや 煎餅匠」でお土産探し

画像1: 昭和元年から続く老舗「なまくらや 煎餅匠」でお土産探し
画像2: 昭和元年から続く老舗「なまくらや 煎餅匠」でお土産探し

町並みに調和する木造白壁のせんべい店・なまくらや 煎餅匠。昭和元年からせんべいを焼き続け、現在は3代目と4代目が営んでいます。店の壁に飾られた焼き型に歴史の古さを感じます。

画像3: 昭和元年から続く老舗「なまくらや 煎餅匠」でお土産探し

地元産のしょうがやゆず、味噌などを使った約7種類のせんべいは添加物や着色料を一切使わず、一枚一枚ていねいに焼かれたもの。素朴な味で日本茶によく合います。

なまくらや 煎餅匠(せんべいや)

住所岡山県津山市林田町16
電話0868-22-4849
営業時間9:00~18:00
定休日日曜

プリップリのホルモンが評判のご当地グルメを求めて「橋野食堂」へ

町歩きでお腹が空いたら、ランチはしっかり食べて午後に備えます。

画像1: プリップリのホルモンが評判のご当地グルメを求めて「橋野食堂」へ
画像2: プリップリのホルモンが評判のご当地グルメを求めて「橋野食堂」へ

ご当地グルメとして名高い、津山ホルモンうどんの名店として評判の橋野食堂は、創業130年を迎える老舗の食堂。うどんとシャキシャキのもやし、ねぎ、たっぷりのホルモンと自家製味噌ダレのバランスが絶妙です。味は普通・ピリ辛・激辛から選べます。おなかいっぱい食べたい人は、うどん2玉がおすすめです。

画像3: プリップリのホルモンが評判のご当地グルメを求めて「橋野食堂」へ

現在は4代目と5代目が店を切り盛り。軽快な手さばきであっという間に津山ホルモンうどんを焼き上げます。

画像4: プリップリのホルモンが評判のご当地グルメを求めて「橋野食堂」へ

歴史を感じる味わい深いたたずまいです。

橋野食堂名

住所岡山県津山市川崎549-9
電話0868-26-0502
営業時間10:00~18:00(L.O.17:00)、日曜は10:00~16:00(L.O.15:00)、売り切れ次第閉店
定休日水曜、第2木曜(祝日は営業)
webhttp://hashinoshokudo.web.fc2.com

自家農場で搾った生乳を使った「イタリアンジェラートLATTE」

画像: 提供:イタリアンジェラートLATTE

提供:イタリアンジェラートLATTE

食後のデザートは、酪農家が営む牧場直営のジェラートショップへ。自家農場で搾った新鮮な生乳と、厳選した食材を使って工房で丁寧に手作りしています。

一番人気の「しぼりたてミルク」をはじめ、いちごミルクやラムレーズン、抹茶など約8種類のフレーバーが並びます。地元で採れる旬の食材を使った季節限定のジェラートは要チェック。

画像1: 自家農場で搾った生乳を使った「イタリアンジェラートLATTE」

しぼりたてミルク&抹茶のダブルをチョイス。甘すぎず、さっぱりとした後味。コーンとカップが選べます。

画像2: 自家農場で搾った生乳を使った「イタリアンジェラートLATTE」
画像3: 自家農場で搾った生乳を使った「イタリアンジェラートLATTE」

天気の良い日はガーデンやおしゃれなコンテナハウスで味わえば、心地よいひと時になりそう。

イタリアンジェラートLATTE

住所岡山県津山市大田750-1
電話0868-27-2660
営業時間11:00~17:00(1・2月は12:00~)
定休日水曜(祝日の場合は翌日休)、1・2月は月~金曜休
webhttps://gelatolatte.theshop.jp/

牛馬の安産守護の神として知られる由緒ある「中山神社」

画像: 提供:津山市観光協会

提供:津山市観光協会

イタリアンジェラート LATTEを出て宮川沿いに車で北上すること、約5分。中山神社に参拝します。

高さ11mの鳥居は、全国的にも珍しい造りです。両柱に対して水平に重なる2つの梁のような部分のうち下側を貫(ぬき)と呼びますが、この貫の、柱より外側に出る部分(木鼻)がまったくないのが特徴です。

画像1: 牛馬の安産守護の神として知られる由緒ある「中山神社」

単層入母屋造妻入・桧皮葺の本殿は中山造と呼ばれ、美作地方の多くの神社の模範となり、国の重要文化財に指定されています。歴史を感じる、荘厳な雰囲気。

画像2: 牛馬の安産守護の神として知られる由緒ある「中山神社」
画像3: 牛馬の安産守護の神として知られる由緒ある「中山神社」

今昔物語にも記載がある「中山の猿」の霊を祀る奥宮の猿神社。牛馬の安産守護の神で、今もぬいぐるみの子猿を奉納する風習が残っています。

画像4: 牛馬の安産守護の神として知られる由緒ある「中山神社」

鳥居をくぐったところには大きな牛の像が鎮座していました。

中山神社

住所岡山県津山市一宮695
電話0868-27-0051

津山ならではの牛肉がメインの居酒屋「炙家ぼっけもん」

画像1: 津山ならではの牛肉がメインの居酒屋「炙家ぼっけもん」

夕食で訪れたのは開業18年目を迎える、炙家ぼっけもん。津山で指折りの人気を誇る牛肉専門の居酒屋で、干し肉、極ヨメ、牛ぬたといった珍しい創作料理で楽しませてくれます。熟練した牛肉やホルモンの取り扱い技術を持つオーナー・永松雄将さんならではの、新鮮な牛肉料理を味わいましょう。

画像: 希少部位である「かっぱ」の分厚い部分、えんがわを使った牛えんがわ和風ステーキ

希少部位である「かっぱ」の分厚い部分、えんがわを使った牛えんがわ和風ステーキ

画像: 口の中でとろける「テルポン」はテール(しっぽ)の部分

口の中でとろける「テルポン」はテール(しっぽ)の部分

画像: ごま油の風味が効いた、ぼっけもんサラダ

ごま油の風味が効いた、ぼっけもんサラダ

画像2: 津山ならではの牛肉がメインの居酒屋「炙家ぼっけもん」

津山で一般的な干し肉は、干した牛肉を食べやすいサイズにカットし、軽く炙って食べます。多くの精肉店ではモモ肉を使いますが、こちらは希少部位のかっぱを塩胡椒で味付け。弾力があり、しっかりと牛肉の味を感じます。

画像: 玄米を混ぜたご飯の上にユッケをのせたユッケ寿司と津山で人気の瓶入りチューハイ「瓶チュー」

玄米を混ぜたご飯の上にユッケをのせたユッケ寿司と津山で人気の瓶入りチューハイ「瓶チュー」

画像: 生肉やねぎを混ぜ込んだおにぎり風の「牛むす」はテールスープをかけて

生肉やねぎを混ぜ込んだおにぎり風の「牛むす」はテールスープをかけて

画像: 店内の一角に設けられた瓶チュー通り

店内の一角に設けられた瓶チュー通り

炙家ぼっけもん

住所岡山県津山市伏見町28-1
電話0868-23-2994
営業時間18:00~22:00(L.O.21:30)
定休日日曜

城下町のノスタルジックな雰囲気は、きっとあなたの心を落ち着かせてくれます。一方で、独自の文化を持つグルメの数々は、心も体も元気にしてくれることでしょう。ほっと一息つきたい、でもしっかりとパワーチャージしたい、そんな時におすすめなのが、岡山県北津山の旅なのです。自粛明けの旅行先として、ぴったりではないでしょうか。

城西編(前編)はこちら

※2021年4月26日に一部内容を更新しました

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

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