サイクリングがお好きな方は、旅先のすばらしい自然や美しい街並みのなかで「愛車で駆け抜けたい」という気持ちに駆られたことがあるかもしれません。JALは、そんな気持ちをより手軽に叶える飛行機用輪行コンテナ「SBCON」をご利用いただけるツアーをリリースしました。

今回のツアーは、2021年3月に2泊3日で催行予定。目指すは国内最高峰のサイクリングコースとして知られ、2019年には国の「ナショナルサイクルルート」にも指定されたしまなみ海道サイクリングロードです。ご自宅から「SBCON」で愛車を送って、愛車と一緒に現地での移動も楽しめる、まったく新しいサイクルツーリズムをご案内します。

画像1: “愛車と飛行機”の夢を叶えます。JALの輪行サービスで行く、しまなみ海道サイクリング

「SBCON」は「自転車と飛行機」の高いハードルを取り払いました

このツアーの特長は、「SBCON」というJAL独自の輪行コンテナをご用意している点にあります。「SBCON」とは「Smart Bicycle Container」の略。これまで自転車をお預けいただく際には、分解してご自身の輪行バッグでお預けいただいていました。このため、少なからず不便さを感じていたり、大事な自転車が無事に届くかといったことを心配されたりするお客さまもいらっしゃいました。

画像1: 「SBCON」は「自転車と飛行機」の高いハードルを取り払いました

この「SBCON」は、合同会社S-WORKSと一般社団法人せとうち観光推進機構、JALが、ロードバイクの空輸専用に共同開発したものです。前輪のほか必要に応じてサドルを外すだけで、簡単に収納できます。ハッチを開いて、車体をそのまま収めるだけ。誰もが直感的に収納できる点が魅力です。

画像2: 「SBCON」は「自転車と飛行機」の高いハードルを取り払いました

「SBCON」は、破損に対するリスクを軽減するために、自転車とコンテナの接地部分が低反発素材のクッションになっています。また、外装は複合プラスチック段ボールを採用し、フレームやホイールに対して極めて安全性が高い構造になっているのです。さらに、ヘルメットやシューズ、サドルの専用格納スペースも備えており、自転車に必要なアイテムを一式格納していただけます。

画像3: 「SBCON」は「自転車と飛行機」の高いハードルを取り払いました
画像4: 「SBCON」は「自転車と飛行機」の高いハードルを取り払いました

自転車を空港にお持ちいただく必要すらありません

今回のツアーでは、自転車を空港にお持ちいただく必要もありません。配送業者・プラスカーゴが「SBCON」をご自宅まで運び、お客さまにその場で収納していただき、お預かりします。
収納の際、サイクルコンピュータやバッテリーなどの電子機器は、バッテリーの種類や電波の送受信など制限があるため、外していただきます。また、上空の気圧変化でタイヤチューブに負荷が掛かるため、一度エアバルブを開放していただきます。

※機内持ち込みお手荷物についての詳細はこちらのページをご覧ください

こうしてお預かりした自転車は、JALの職員の手作業で機内に積載され、到着した松山空港で再び手作業で搬出されます。到着ロビーでお客さまご自身に開梱していただきます。

松山空港で愛車と対面。サイクリング旅の準備はラクラク

松山空港に到着すると、サイクリングの旅は思いのほか早く始まります。「SBCON」から取り出したフレームとホイールを接続し、空気を入れるだけでいいのです。
※この写真は撮影用に特別に屋内で撮影しましたが、通常自転車の組み立て・解体は屋外のサイクルステーションで行います。

松山空港内にはサイクルステーションがあります。空気入れやサイクルラック、工具セットも無料で貸し出しています。また、サイクリストやお遍路さんの拠点として更衣室も備えていますので、サイクルウェアに着替えて、準備万端です。

画像1: 松山空港で愛車と対面。サイクリング旅の準備はラクラク
画像2: 松山空港で愛車と対面。サイクリング旅の準備はラクラク
画像3: 松山空港で愛車と対面。サイクリング旅の準備はラクラク
画像4: 松山空港で愛車と対面。サイクリング旅の準備はラクラク

いざ、しまなみ海道サイクリングの始まりです!

しまなみ海道サイクリングロードは、本州と四国を結ぶルートです。瀬戸内海に浮かぶ6つの島々を雄大な橋で結び、自動車道とサイクリングコースを備えています。その道のりは、まるで海の上を走っているかのような錯覚に陥る、風光明媚な魅力を備えています。

画像1: いざ、しまなみ海道サイクリングの始まりです!

今治市からゴールの尾道市までは約70km。今回の旅は、今治国際ホテルから、出発です。

島から島へと渡る橋へは、その都度自転車専用道路からの上り下りが必要です。そのルート案内や高低差表示などを含む、サイクリストの目線でつくられた「瀬戸内しまなみ海道サイクリングマップ」をご活用ください。

瀬戸内しまなみ海道サイクリングマップ
https://www.shimanami-cycle.or.jp/download/cycling/cycling-180830.pdf

画像2: いざ、しまなみ海道サイクリングの始まりです!

新たなサイクリングターミナル「今治駅前サイクリングターミナル」

画像1: 新たなサイクリングターミナル「今治駅前サイクリングターミナル」

今治市内には、しまなみ海道のゲートウェイとしてサイクリングターミナルがいくつかあります。2020年7月にオープンした「今治駅前サイクリングターミナル」もそのひとつ。交流スペース(観光情報コーナー)や自転車組み立てスペース、洗車ブースやシャワー、更衣室も備えています。コースにあわせて拠点となるターミナルを考えておくと、効率的なスタートを切れるはずです。

画像2: 新たなサイクリングターミナル「今治駅前サイクリングターミナル」

今治駅前サイクリングターミナル

住所愛媛県今治市北宝来町2丁目甲773番地8
電話0898-34-3190
営業時間8:00〜20:00
定休日年中無休

サイクリストにエールを。来島海峡大橋のたもとにある「サンライズ糸山」のモニュメント

画像1: サイクリストにエールを。来島海峡大橋のたもとにある「サンライズ糸山」のモニュメント

今治国際ホテルから6kmほどペダルを漕ぐと、しまなみ海道の四国側のサイクリング拠点であるサンライズ糸山に辿り着きます。宿泊やレンタサイクルが可能なこの施設は、「クラウン・ブリッジ」の愛称で親しまれる、世界初の3連吊橋「来島海峡大橋」を目前に望む美しい立地。サイクリストのために作られた「SHIMANAMI」のモニュメントを背に、記念撮影をしてはいかがでしょう。

画像2: サイクリストにエールを。来島海峡大橋のたもとにある「サンライズ糸山」のモニュメント

サンライズ糸山

住所愛媛県今治市砂場町2丁目8番1号
電話0898-41-3196
営業時間7:00〜21:00(フロント営業時間)
定休日年中無休

脚力と体力に自信があるなら、絶景広がる「亀老山展望公園」へ

画像1: 脚力と体力に自信があるなら、絶景広がる「亀老山展望公園」へ

中級者以上のサイクリストなら、亀老山展望公園へ立ち寄るのも一興です。大島の南端に辿り着いたら、右手にそびえるのが亀老山。展望台入り口の看板からは距離にして約3kmですが、平均斜度は8度、山頂付近は10度以上と、脚力と体力が求められます。苦労の末に辿り着いた先には絶景が待っています。展望台からは、「来島海峡大橋」や日本三大潮流のひとつ「来島海峡」、瀬戸内海と島々が織りなす多島美を一望することができます。

画像2: 脚力と体力に自信があるなら、絶景広がる「亀老山展望公園」へ

亀老山展望公園

住所愛媛県今治市吉海町南浦487番地4

「伯方の塩」発祥の海岸で、ちょっと変わったスイーツをいただきます

画像1: 「伯方の塩」発祥の海岸で、ちょっと変わったスイーツをいただきます

続いては伯方島へ。約200mの白浜が続く美しいビーチは、横目で眺めて通りすぎるには少しもったいないかもしれません。ここは「伯方の塩」の産地として知られている場所。道の駅「伯方S・Cパーク」(マリンオアシスはかた)でひと休みがてら、「伯方の塩ソフトクリーム」(350円・税込)をオーダー。ほんのりとした塩気が甘さを引き立ててくれ、サッパリとしたおいしさです。

画像2: 「伯方の塩」発祥の海岸で、ちょっと変わったスイーツをいただきます

マリンオアシスはかた(伯方ビーチ)

住所愛媛県今治市伯方町叶浦甲1668-1
電話0897-72-3300
営業時間9:00〜17:00
定休日元旦(冬季休館日・時間短縮営業あり)

サイクリストが数多く訪れる「WAKKA」で、地元の食材を活かしたランチを

画像1: サイクリストが数多く訪れる「WAKKA」で、地元の食材を活かしたランチを

しまなみ海道のちょうど真ん中、大三島に位置する「WAKKA」も、サイクリスト御用達の施設です。

画像2: サイクリストが数多く訪れる「WAKKA」で、地元の食材を活かしたランチを

全室オーシャンビューでエアコン完備のドームテントやコテージがあり宿泊もできますが、海を眺められるすがすがしいカフェもあり、ランチスポットとしてもぜひ立ち寄りたい場所。

画像3: サイクリストが数多く訪れる「WAKKA」で、地元の食材を活かしたランチを

開放的なオープンテラスの席と店内席があり、天候や気分に合わせて利用可能。サイクルスタンドやサイクルラックもカフェ内にあるため、多々羅大橋を望む最高の景色とともに愛車を眺めながら、くつろぎのひと時が味わえます。

画像4: サイクリストが数多く訪れる「WAKKA」で、地元の食材を活かしたランチを

こちらのカフェでは、地元の食材を活かしたスイーツや食事が楽しめます。名物「わっか飯」(1,650円・税込)と、日本屈指のバリスタが淹れるカフェラテ(660円・税込)もぜひご一緒に。

画像5: サイクリストが数多く訪れる「WAKKA」で、地元の食材を活かしたランチを

WAKKA

住所愛媛県今治市上浦町井口6691-1
電話0897-72-8705
営業時間11:00〜17:00 ※現在の営業時間 11:00~15:00(L.O.14:30)
定休日火曜日
webhttps://wakka.site/
※営業時間は変更される可能性がありますので、最新情報はwebサイトをご参照ください

サイクリストならぜひ訪れたい「サイクリストの聖地碑」(多々羅しまなみ公園)

画像1: サイクリストならぜひ訪れたい「サイクリストの聖地碑」(多々羅しまなみ公園)

世界有数の斜張橋として知られる「多々羅大橋」に面した道の駅「多々羅しまなみ公園」は、瀬戸内海の心地よい潮風が吹き抜けます。必見は公園内にある「サイクリストの聖地」と刻まれた記念碑。サイクリストなら一度は訪れたい場所なのだとか。また、道の駅の施設内には、地元の海産物や農産物といった特産の品々がずらり。お土産の購入もオススメです。

画像2: サイクリストならぜひ訪れたい「サイクリストの聖地碑」(多々羅しまなみ公園)

道の駅 多々羅しまなみ公園

住所愛媛県今治市上浦町井口9180-2
電話0897-87-3866
営業時間9:00〜17:00
定休日年中無休(冬季休館日・時間短縮営業あり)

サイクリストを見守る日本唯一の「自転車神社」大山神社

画像1: サイクリストを見守る日本唯一の「自転車神社」大山神社

サイクルオアシスとして境内を開放したところ、いつしか“自転車神社”と呼ばれるようになったのが、大山神社。社には交通の安全を守り、橋渡しの神様と知られる和多志(わたし)大神さまをお祀りしています。

画像2: サイクリストを見守る日本唯一の「自転車神社」大山神社

また自転車にちなんだ各種のお守りや絵馬(初穂料500円〜)も授与しているほか、自転車のご祈祷(初穂料6,000円~)も受け付けています。

画像3: サイクリストを見守る日本唯一の「自転車神社」大山神社

大山神社

住所広島県尾道市因島土生町1424-2
電話0845-23-6000
営業時間9:00~17:00(電話受付)
定休日年中無休(祈祷要予約)

飛行機での自転車輪行をよりおトクで快適にする「SBCON」の旅を、ぜひお楽しみください

この記事でご紹介したスポットはあくまで一例。自転車の旅は、気の向くままに行き先をアレンジするのも醍醐味のひとつです。そしてツアーの催行は3月。温暖な気候のしまなみ海道は新緑が芽吹く季節です。凪いだ春の海にまぶしく反射する陽光のなか、潮風を感じながら楽しむサイクリングは、格別に気持ちいいことでしょう。

画像: 飛行機での自転車輪行をよりおトクで快適にする「SBCON」の旅を、ぜひお楽しみください

また、料金は羽田発のプランで6万6,800円(2泊3日)。「SBCON」の空輸と、サイクリング中の手荷物の配送料金も含まれており、ロードバイクを別途空輸してご旅行いただくより、きっとおトクに、快適に楽しんでいただけるはずです。

JALは今後、ツアーだけではなく、フライトのみのご利用でも「SBCON」をご利用いただける準備を進めています。レンタルサイクルではなく、自分の愛車と駆け抜けるサイクリングの旅は、その思い出をより深いものにしてくれるに違いありません。

画像: www.jal.co.jp
www.jal.co.jp

※2021年3月26日に一部内容を更新しました。

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

This article is a sponsored article by
''.