上海ってどんなところ?知っておきたい基本情報

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中国トップの人口(約2480万人)を擁する大都市・上海は、時差(1時間)、気候、物価なども東京とさほど変わらず、洋服や持ち物の特別な準備をせずに行ける街。グルメを楽しんだり、近代の西洋建築が残るストリートを散策したり、最先端のカルチャーに触れたりと、週末だけの日程でもいろいろな体験を詰め込むことができます。在住外国人が多く、国際的な雰囲気を味わえるのも魅力。上海に行くなら、過ごしやすく上海蟹が旬を迎える秋がベストシーズンです。
初めての上海におすすめ!観光モデルコースマップ
初めての上海なら無理に遠出せず、市街地の魅力的なエリアをメインに散策を。地下鉄や路線バスを使って街を歩き始めてみると、見どころが盛りだくさんの巨大都市であることに気づくかもしれません。
【1日目】上海の歴史と文化に触れる
この記事では、土曜の朝に成田を出発し、当日のお昼頃 に上海に到着することを想定したプランでご紹介します。成田国際空港を朝9時台 に出発して約3時間。上海市内のホテルには昼13時前後 に到着するスケジュールなので、1日目から上海を存分に楽しめます。
上海浦東国際空港に到着後、ホテルにチェックイン
ホテルは、市内の街歩きや移動の拠点になる繁華街・淮海中路エリアがおすすめ。なかでも「花園飯店(オークラガーデンホテル上海)」は、33階建ての本館とバロック様式の歴史建築、約30,000平方メートルの緑豊かな庭園を擁するホテルです。

日本語対応ができるスタッフも常駐しているので、上海が初めてという方も安心して過ごせます。浦東国際空港からはタクシーまたは地下鉄で約50分。チェックインの時間前に到着の場合は、フロントにスーツケースを預けて街へ行ってみましょう。

花园饭店 (オークラガーデンホテル上海)
| 住所 | : | 上海市黄浦区茂名南路58号 |
|---|---|---|
| 電話 | : | 花园饭店 公式サイト(外国語サイト) |
南翔饅頭店で小籠包ランチ
ホテルからタクシーで10分弱、地下鉄+徒歩では約20分。1900年創業の上海でもっとも有名な老舗「南翔饅頭店(ナンシャンマントウディエン)」で、まずは遅めのランチをいただきます。

秋に食べたいイチオシグルメは、季節の味覚を使った小籠包です。上海蟹の蟹味噌入り小籠包「蟹黄鮮肉小籠饅頭(シエホアン シェンロウ シャオロンマントウ)」や、秋冬におすすめだという黒トリュフ入りの「黒松露鹿茸菇小籠饅頭(ヘイソンルー ルーロングー シャオロンマントウ)」など、いろいろな小籠包を味わうことができます。薄皮の中には肉汁と具材の旨みがたっぷり。

人気店なので行列ができていますが、回転が早いので長くても30分ほどで席へ案内してもらえます。
南翔馒头店(ナンシャンマントウディエン)
| 住所 | : | 上海市黄浦区豫园路87号 |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 7:30〜20:30 |
| 定休日 | : | なし |
豫園と豫園商城で歴史的な庭園と活気ある商業街を散策

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南翔饅頭店がある「豫園(ユーユエン)」は、明王朝時代に役人の私邸として造られた歴史ある庭園。その周囲に形成された商業街「豫園商城(ユーユエン シャンチョン)」とあわせて、上海の一大観光スポットとなっており、常に国内外からの観光客で賑わい活気に包まれています。

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敷地内には中国雑貨や伝統工芸品などを扱う土産物店、食べ歩きできる飲食店などがぎっしり。一角には古い漢方薬局「童涵春堂(トンハンチュンタン)」、道教寺院「城隍廟(チェンファンミャオ)」、上海最古の茶館「湖心亭(フーシンティン)」などがあり、上海の庶民の歴史を感じることもできます。元宵節のランタン祭りなど、季節ごとの行事も見逃せません。
中国らしい建築様式の邸宅や造園美を鑑賞できる「豫園」を散策したら、「豫園商城」内の茶館や中華スイーツのお店、カフェで休憩するのがおすすめ。荷物に余裕があれば、ここでお土産の調達を済ませてしまうのも良いでしょう。
豫园(ユーユエン)
| 住所 | : | 上海市黄浦区福佑路168号 |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 9:00〜16:30 |
| 定休日 | : | 月曜 |
外灘周辺で上海料理を堪能

夕暮れ時になってきたら、外灘(ワイタン)まで移動してみましょう。豫園商城から外灘までは、のんびり歩いて15分ほど。その途中に位置する「RIVIERA松鶴楼(ソンフーロウ)」は、蘇州市内にある老舗の味をベースにしたモダン上海・蘇州料理(伝統的な蘇州料理に現代的なアレンジを加えた料理スタイル)の人気店です。

在住日本人にもよく知られたお店で、日本語もOK。初めての上海でも安心して食事とお酒を楽しめます。さらに、こちらの魅力は季節ごとの食材を使ったラグジュアリーな料理を、川沿いの夜景を眺めながら味わえること。
今の時期ならおすすめはもちろん上海蟹です。たっぷり詰まった蟹味噌を黄酒(紹興酒)とともにのんびり味わいましょう。
RIVIERA松鹤楼(ソンフーロウ)
| 住所 | : | 上海市黄浦区中山东二路505号 |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 11:30〜14:00、17:00〜21:30 |
| 定休日 | : | なし |
| web | : | RIVIERA松鹤楼 公式サイト(外国語サイト) |
外灘の黄浦江クルーズで世界三大夜景を楽しむ

上海の夜のアクティビティといえば黄浦江(ホアンプージャン)クルーズ。遊覧船は「RIVIERA松鶴楼」から徒歩10分ほどの船着場「十六舗(シーリウプー)」から出港します。

約40分〜1時間のクルーズで、未来感のある浦東(プードン)の高層ビル群と外灘の歴史建築群の夜景を満喫することができます。楽しむコツは、窓際の席をキープしたらそのまま流れる風景を楽しむこと。対岸の夜景も気になってデッキを行ったり来たりしてしまうかもしれませんが、船はUターンするコースで進むので、片側に座っていれば両方の夜景を満遍なく鑑賞できます。

黄浦江游览〈十六铺码头〉(ホアンプージャン ヨウラン〈シーリウプー マートウ〉)
| 住所 | : | 上海市中山东二路551号 |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 11:00〜22:00 |
| 定休日 | : | なし |
| web | : | 黄浦江游览〈十六铺码头〉 公式サイト(外国語サイト) |
上海一の観光街・南京東路で夜散歩

クルーズからホテルへの帰りにも、少し寄り道してたっぷり上海を味わい尽くしましょう。外灘から人民広場エリアをつなぐ歩行街「南京東路(ナンジンドンルー)」は、色とりどりのネオン看板がひしめく観光ストリート。通り沿いには創業100年を超えるデパート「永安百貨(ヨンアンバイフオ)」や日系デパート「大丸」などのほか、文房四宝(筆、墨、紙、すずり)を扱う「朶雲軒(ドゥオーユィンシュェン)」、昔ながらの食材を扱う「真老大房(ジェンラオダーファン)」や「邵万生(シャオワンション)」、300年以上の歴史を誇るハサミや刃物の専門店「張小泉(ジャンシャオチュエン)」など、国内外に名を馳せる老舗の本店が軒を連ねています。

また、今年以降「ちいかわ」の公式ショップ、サンリオのギフトショップ、少年ジャンプの関連グッズを扱う「JUMP SHOP」など日系のお店が増加。日本のキャラクター人気を実感できるエリアにもなっています。

南京東路のお店は、老舗であれば飲食店は21時頃に閉店準備が始まり、ネオンは店舗により22時には消えます。到着したら、まずは夜景を撮影しておきましょう。
南京东路(ナンジンドンルー)
| 住所 | : | 上海市黄浦区南京东路 |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 8:00〜22:00 ※店舗により異なります。 |
【2日目】おしゃれエリア散策と絶景体験
2日目は、おしゃれな大人たちが集う定番スポット、地元のZ世代やインフルエンサーが注目するストリート、市内を一望できる超高層ビルの展望台など、地下鉄を乗りこなしながら「上海の今」を感じるエリアへ出かけてみましょう。
上海のローカル朝ご飯でスタート
出勤前や朝の散歩時、公園での太極拳の後など、朝ご飯は個々で外食することが多いという上海人。そのため、街の中には早朝から営業している食堂がいくつも見つかります。

「ガーデンホテル上海」から徒歩約10分、お散歩圏内のおすすめは「豊裕(フォンユゥ)」。ワンタンや生煎(シェンジェン/焼き小籠包)、肉まんなど、軽い朝ご飯にぴったりの庶民的なメニューが揃っています。

ワンタン

葱油拌麺
また、「朝から麺」も上海では一般的。旅行中食べておきたい上海のソウルフード・葱油拌麺(ツォンヨウバンミェン/ネギ醤油混ぜそば)もおすすめです。ネギ油の香ばしさがたまりません。
丰裕 南昌路店(フォンユゥ ナンチャンルーティエン)
| 住所 | : | 上海市黄浦区瑞金二路41号 |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 6:00〜20:30 |
| 定休日 | : | なし |
新天地でモダンな上海を発見

朝ご飯を食べた後は、タクシーで約5分、地下鉄+徒歩で約15分で行けるエリア「新天地(シンティエンディー)」へ。戦前に建てられた中洋折衷の建築物・石庫門の住宅地をリノベーションし、2000年台初頭に再開発されて誕生した「新天地」は、上海を代表する散策スポットの一つ。歴史を感じる建物と今どきのショップがマッチし、独特な街並みを形成しています。
ここ数年は欧米系ハイブランドのお店が増加し、中国らしいお土産探しは難しくなってしまったのですが、中国茶カフェ「tea’stone」や飲茶の「陶陶居(タオタオジュー)」など、お茶と軽食を楽しめる人気店が増加。街を散策し、「中共一大会址記念館(ジョンゴン・イーダーフイジージーニェングアン)」など中国の近代史を知るための展示館を見学したら、気になったカフェでひと休みするのはいかがでしょう。

新天地(シンティエンディー)
| 住所 | : | 上海市黄浦区太仓路181弄2号 |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 10:00〜22:00 ※あくまで目安、店舗によって変わります。 |
| 定休日 | : | なし |
| web | : | 新天地 公式サイト(外国語サイト) |
インフルエンサーが集う安福路&武康路で上海のトレンドを知る

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上海のZ世代の流行やファッションを知りたいなら安福路(アンフールー)&武康路(ウーカンルー)エリアへ。新天地からはタクシーで5分弱、地下鉄+徒歩では15分ほどで到着します。
地元クリエイターや在住欧米人が多く居住するこのエリアには、ブティックやカフェ、レストラン、ECアプリのオフラインショップなど、トレンドの最先端が揃っています。行列や賑わいを見れば人気店も一目瞭然。気になるお店を覗いてみましょう。

武康大楼
安福路と交差する武康路は、1930年代に建てられたモダンな洋館の宝庫。どこを撮っても絵になるので、ファッション系メディアの撮影クルーに遭遇することもあります。ストリートの南端に位置する歴史的建造物「武康大楼(ウーカンダーロウ)」も必見。この建物の前で写真を撮ろうと、連日多くの観光客で賑わっています。
安福路・武康路(アンフールー・ウーカンルー)
| 住所 | : | 上海市徐汇区安福路/武康路 |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 24時間 ※店舗は10:00〜22:00が目安 |
ランチには上海の精進料理を
安福路&武康路の街歩き中のランチにぴったりなのが、上海らしい精進料理を味わえる「藜涵食府(リーハンシーフー)」。

豆腐や油揚げ、キノコなどを使い、肉や魚に見立てた料理が揃っています。動物性のものを使っていないため、地元のヴィーガンや仏教徒などの御用達。肉を食べた気分になれるボリューム料理や白ご飯に合うメニューも多いので、精進料理店であることを意識しないで利用している人も多いよう。

また、一部のメニューは肉や魚を使っているので「精進料理は物足りない」という同行者がいても安心です。
藜涵食府(リーハンシーフー)
| 住所 | : | 上海市徐汇区武康路97号 |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 8:30〜20:30 |
| 定休日 | : | なし |
世界4位の高さ ・上海タワーで絶景を一望

午後は高さ632メートル、127階建ての高層ビル「上海タワー」へ。藜涵食府からは、タクシーで約15分、地下鉄+徒歩では約25分で到着します。
展望台では、林立する超高層ビルが足元に見えるという非日常が味わえるほか、雲より高い位置から上海市内を鳥瞰図のように一望することができます。

ただ、足元の窓から下はまっすぐストンと地上が見える構造。かなりスリリングなので高所恐怖症の方は注意が必要です。

展望台から足元に見える景色
また、曇っていると最上階が雲の中に入ってしまうため、入場前に空模様もうかがった方がいいかもしれません。
上海中心大厦(シャンハイ ジョンシン ダーシャー/上海タワー)
| 住所 | : | 上海市浦东新区银城中路501号 |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 9:00〜18:00 |
| 定休日 | : | なし |
| web | : | 上海中心大厦 公式サイト(外国語サイト) |
上海を代表する料理・紅焼肉のディナー
「上海タワー」の隣にそびえる高層ビル「上海環球金融中心(シャンハイ ホワンチウ ジンロン ジョンシン/上海ワールドフィナンシャルセンター)」は、人気レストランの宝庫。特に注目したいのが、上海料理店「愛玲EILEEN」です。近代上海の女流作家・張愛玲の名を冠したこちらのお店は、アーティスティックでゴージャスなインテリアが印象的。オリジナルカクテルとともに、おしゃれに上海料理を味わうことができます。
おすすめは上海を代表する料理の一つ・紅焼肉(ホンシャオロウ)。こちらのお店の紅焼肉は、梅干菜(カラシナを発酵させて干したもの)とともに豚バラ肉を煮込んでいるのが特徴。しつこさがなく、いくつでも食べられてしまうおいしさです。

紅焼肉
そのほか、手折蟹粉蟹膏配米飯(ショウジョーシエフェンガオペイミーファン/上海蟹の蟹味噌ご飯)や、葱油蒸大白水(ツォンヨウジョンダーバイシュイ/上海郊外で獲れる白水魚の葱油蒸し)など、絶妙なアレンジを加えた伝統的な上海料理の数々が揃います。

手折蟹粉蟹膏配米飯

葱油蒸大白水
爱玲EILEEN
| 住所 | : | 上海市浦东新区世纪大道100号环球金融中心3楼 |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 11:00〜15:00/17:00〜21:00 |
| 定休日 | : | なし |
上海雑技団で究極のエンターテインメントを鑑賞

2日目の夜は、上海ならではのエンターテインメントを堪能しましょう。命綱なしの空中技や軟体芸、難易度MAXのジャグリング、バイクを使った大技など、美しくもハラハラドキドキのショーを楽しめる上海雑技。その中国トップクラスの雑技を楽しめるのが「上海馬戯城(シャンハイ マーシーチォン)」です。愛玲EILEENからは、タクシーで約15分、地下鉄+徒歩では約30分で到着します。
2025年夏にリニューアル工事を終え、より快適な劇場へと生まれ変わり、演目「ERA―時空之旅2」もグレードアップしました。

チケットは公式サイト(日本語)から日時、座席を選んで予約し、当日スマホの予約コードを見せて入場するシステムになっています(紙のチケット、現地チケット窓口はないのでご注意ください)。
上海马戏城(シャンハイ マーシーチォン)
| 住所 | : | 上海市静安区共和新路2266号 |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 14:00〜、19:30〜 ※公演時間は100分 |
| 定休日 | : | 月曜 |
| web | : | 上海马戏城 公式サイト (外国語サイト) |
「上海ディズニーランド」に行くなら
上海にしかないテーマエリアや最新アトラクションが話題の「上海ディズニーランド」は、2026年にオープン10周年を迎えます。「絶対行きたい!」という方は、2日目を丸ごと差し替えるのがおすすめです。
【3日目】出発前に浦東空港方面の立ち寄りスポットへ
あっという間に最終日。帰りは16時頃に浦東空港を出発する便で日本に帰る想定です。
帰国の準備をしてホテルで朝食を食べたら、チェックアウトして空港方面へ。ただ、出発までは少し時間があるので、最後まで上海観光を楽しみましょう。おすすめは、空港までのルートの途中にある「上海博物館東館」です。
オープンしたばかりの上海博物館東館へ

ホテルからタクシーで約20分、地下鉄+徒歩で約30分のところにある「上海博物館東館」は、2024年にオープンした大型博物館です。人民広場エリアにある本館「上海博物館」は主に企画展を行うミュージアムになり、常設展示は「東館」へ移動しました。
館内には青銅器、仏像、陶磁器、書画など貴重な展示物がずらり。中国の悠久の歴史に思いを馳せることができます。しかも入場料は無料!じっくり鑑賞しているとすぐに数時間経ってしまうので、フライトの時間を見ながら移動しましょう。ミュージアムショップではお土産の買い足しもできます。
上海博物馆东馆(シャンハイ ボーウーグァン ドングァン)
| 住所 | : | 上海市浦东新区世纪大道1952号 |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 10:00〜18:00 |
| 定休日 | : | 火曜 |
| web | : | 上海博物馆东馆 公式サイト(外国語サイト) |
ミュージアムレストランでアートな料理を

ランチは博物館の3階にあるレストラン「寶鼎軒景観餐廳(バオディンシエン ジンカンツァンティン)」へ。博物館のルーフトップとスロープを見渡せる店内で、上海料理をベースにしたアートのような創作中華を味わうことができます。
前菜、主菜、スープ、点心がつくコースも用意されているので、オーダーに迷った時にも安心。盛り付けも思わず撮影したくなってしまうほどの美しさです。
平日は比較的空いていてゆっくり過ごせるのも魅力。同行者と今回の旅についてあれこれ語り合うのにもぴったりのお店です。ランチを食べたら、浦東空港に向かいましょう。
寶鼎轩景观餐厅(バオディンシエン ジングァンツァンティン)
| 住所 | : | 上海市浦东新区世纪大道1952号上海博物馆东馆3楼 |
|---|---|---|
| 営業時間 | : | 10:00〜21:30 |
| 定休日 | : | 火曜 |
上海旅行の前に知っておきたい!準備と注意点
上海は常に進化中。街並みも流行も、基本情報もどんどん変わっていきます。数年前の旅の知識は既に使えなくなっているものも多いので、出発前に情報のアップデートをしておきましょう。
支払いはキャッシュレスがほとんど

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中国は2013年にキャッシュレス化が始まり、2018年頃にはスマホ決済が普及。日常で現金を使うことはほぼないと考えてよいでしょう。そのため、出発前にAlipay(支付宝)とWeChat Pay(微信支付)をダウンロードし、使えるようにしておきましょう。
個人経営店や大衆的なチェーン店ではクレジットカードも不可。交通系IC(2020年以前に旅行者も必須だった上海公共交通カード)もタクシーによっては使えないことが増えているので、移動にもスマホ決済が必要です。
このように、人民元の現金は基本的には不要ですが、どうしても心配な場合は、自身が安心できる額を日本円のまま持参しましょう。万が一スマホ決済ができない場合などに、ホテルや街の銀行で使う分だけ両替する、という方法がおすすめです。
インターネット環境に要注意。規制されるアプリが多い
中国ではGoogle、LINE、X(旧Twitter)、Instagram、YouTubeなどが規制されているため、これらのウェブサイトやアプリを使いたい場合は、出発前にVPNサービスを契約して準備をしておきましょう。
そのほかにWeChat(微信)、百度地図、百度翻訳など現地アプリをダウンロードしておくと役立ちます。口コミアプリ・大衆点評、中国版インスタとも呼ばれるRED(小紅書)も、お店などの現地での評判を知ることができます。
また、ホテル内やカフェでは無料のWi-Fiが使えますが、Wi-Fiはその他の海外旅行と同様にルーターをレンタルしてから出発するのが便利。また、航空会社によってはモバイルバッテリーの持ち込みが制限されていることがありますが、上海の街中にはシェア型バッテリーが複数設置されているので、電池切れで困ることはないでしょう。
交通手段は地下鉄が便利!タクシー・配車アプリは言語対策を

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地下鉄を利用する際もスマホ決済が便利です。Alipayから地下鉄の改札にスキャンさせるコードを取得できます(出行ボタン→パスワード入力→交通カードのコードを表示 ※2回目以降はパスワード入力不要)。
タクシーは配車アプリ・DiDi(滴滴)で呼び、中国語で行き先を入力し、アプリで支払うのが主流になっています。アプリが使えない場合はホテルのエントランスなどへお願いしましょう。DiDiが主流になって以降、街の中でタクシーを拾うのが難しくなっていますが、一方でぼったくりの被害は減少しています。また、乗車時は後部座席でもシートベルトをするのがルールです。
言語は中国語が基本。翻訳アプリなどを活用しよう
ホテルや外資系カフェなどのチェーン店、外国人観光客が多い施設などでは問題なく英語が通じますが、一般的には中国語でのコミュニケーションが必要となります。必要に応じて翻訳アプリなどを活用しましょう。駅や地下鉄内のアナウンス、旅行者向けレストランのメニューなどには英語が併記されているので安心。主要観光地の案内板などには日本語が併記されていることもあります。
2泊3日で上海の魅力を大満喫!
常に変化している街・上海は、いつ訪れても「今限定」の風景に出会える街。活気あふれる街並みを眺め、人々の笑顔に出会い、旬のグルメを楽しめば日頃の疲れを忘れてしまうかも。日常生活で煮詰まったときは、エネルギッシュな上海を訪れて、気分転換するのはいかがですか?
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