東南アジア屈指の規模を誇る世界都市・マニラ。人口1,000万人以上の人々が暮らすこの大都市には、16世紀のスペイン統治時代に建てられた歴史的建造物から最先端のショッピングエリアまで、多彩な魅力が待ち受けています。今回はそんなマニラの“過去”と“今”を楽しむ旅をご紹介します。

フィリピンの魅力が凝縮された「メトロマニラ」を旅する。

画像: フィリピンの魅力が凝縮された「メトロマニラ」を旅する。

東南アジアに位置し、周囲を美しい海に囲まれた島国・フィリピン。その首都として機能するのが、1,000万人を超える人々が暮らすマニラ。正式には「メトロマニラ」という名を持つこの都市は、ケソン市やマニラ市、マカティ市など17の行政地域からなり、それぞれの地域に独自の魅力が息づいています。
フィリピンがスペインによって植民地化された16世紀以降、この国の首都として発展してきたマニラは、「東洋の真珠」という異名を持つ美しく、エネルギッシュな都市。街を歩けば植民地時代の名残を今に伝える歴史的建造物や東南アジアならではの活気あふれるマーケット、同国の発展を象徴するモダンな商業施設など、様々な光景が目に飛び込んできます。今回のアジア通では「“時”をめぐる旅」をキーワードに、フィリピンの“過去”と“今”を楽しむ旅の魅力をご紹介します。

植民地時代の情緒が残る”はじまりの地”でマニラの”過去”にふれる

画像1: 植民地時代の情緒が残る”はじまりの地”でマニラの”過去”にふれる

スペイン植民地時代から首都として栄え、その美しさから「東洋の真珠」とも称されたマニラ。この街では、数百年の時を経て受け継がれてきた遺跡や歴史的建造物との出合いを楽しめます。
マニラで歴史情緒を楽しむなら、まず訪れたいのがマニラ市のパシグ川南岸に位置する「イントラムロス」。1751年にスペインがフィリピン統治のために造り上げたこの一帯は、マニラの歴史の “はじまりの地”ともいえる場所。スペイン語で「壁の内側」を意味する名前の通り、7つの門を持つ城塞都市として築かれ、かつては城壁の内側に教会や学校、病院などが点在していました。第二次世界大戦によって歴史的建造物の多くは失われてしまいましたが、1599年~1606年に建てられたフィリピン最古の石造教会「サン・アグスチン教会」は今も健在。バロック風の美しい空間は、「フィリピンのバロック様式教会群」を構成する4つの教会のひとつとして、世界遺産にも登録されています。

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1571年に創建され、第二次大戦によって破壊されたものの、1958年に再建された「マニラ大聖堂」も、フィリピンの人々にとって大切な場所のひとつ。ドーム状の屋根が印象的な美しい建物は、フィリピンで最も重要とされる教会です。このほか「イントラムロス」には、かつて軍事拠点として重大な役割をはたしていた「サンチャゴ要塞跡」やスペイン統治時代の特権階級の家を再現した「カーサ・マニラ博物館」などの見どころのほか、統治時代の面影を感じさせる建築物も立ち並んでいます。マニラの“過去”を象徴するエリア「イントラムロス」を歩けば、スペインの文化とフィリピン固有の文化が混ざり合って生み出された、独特の美しい街並みを感じることができるはずです。

ネオン輝く”買い物天国” マカティ地区で マニラの”今”を楽しむ

エネルギッシュに発展するマニラの“今”を楽しむなら、ぜひマニラ市の南東に位置するマカティ市を訪れてください。近代的な高層ビルが立ち並び、数多くの企業が集まることから「フィリピンのウォール街」とも称されるこのエリアは、旅行者にとっても見逃せないエリア。ここは、マニラきっての“買い物天国”として注目される場所なのです。

画像1: ネオン輝く”買い物天国” マカティ地区で マニラの”今”を楽しむ

では、マカティ市でショッピングを楽しむなら、どこに向かうべきか。答えは、アヤラ通りとマカティ通りの交差点近くにある「アヤラセンター」にあります。ここは、数多くのモールやデパートが立ち並ぶ一大ショッピングゾーン。高級ブランド店が揃う優雅なショッピングモール「グリーンベルト」や1日がかりでも回りきれないほどのスケールを備えたモール「グロリエッタ」などが点在しています。いずれも品ぞろえが豊富な上に、アメリカブランドなどを日本よりもぐっとお得に購入することが可能。おみやげ探しに便利な「SMスーパーマーケット」もぜひ訪れてみてください。

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「アヤラセンター」には、ショッピングモールのほかにも、おしゃれなカフェやレストランも豊富。地元の人々のデートスポットとしても人気で、フィリピングルメを楽しめるフードコートなどもあるので、マニラっ子の“今”を垣間見られるのも魅力です。また、ヤシの木などの南国の木々が並ぶ「グリーンベルト・パーク」やクリスマスイルミネーションが有名な「アヤラ・トライアングル・ガーデンズ」は、近代的な街並みのなかに広がるオアシス的な存在。のんびりお散歩するのにうってつけです。

画像: 日本アセアンセンター

日本アセアンセンター

スペイン植民地時代の歴史を感じさせる「イントラムロス」から、高層ビルが立ち並ぶショッピングゾーン「アヤラセンター」まで。 “過去”と“今”をめぐる旅は、マニラという巨大都市ならではの奥深い魅力を感じさせてくれるはず。セブやボラカイなどのリゾートの旅と組み合わせてマニラを訪れるのもおすすめです!

ひとことコメント

パサイ地区に位置する創業1世紀以上の老舗ホテル「マニラ・ホテル」をはじめ、マカティ地区にある名門ホテル「ザ・ペニンシュラ・マニラ」、マニラ郊外のジャングルに建つ「ザ・ファーム」など、個性豊かなラグジュアリーホテルが充実することも、マニラステイの魅力。ぜひ、旅のスタイルに合わせてお好みの一軒を見つけてください!

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