冬の台湾を美しく彩る、2つのランタン祭りの楽しみ方
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冬の台湾を美しく彩る、2つのランタン祭りの楽しみ方

2019.01.17

冬の台湾観光の目玉として毎年大きな注目を集めるのが、「平渓天燈節(へいけいてんとうせつ)」と「台湾ランタンフェスティバル」の2大ランタン祭りです。無数のランタンが夜空を舞い、街中が穏やかな光に包まれるその幻想的な景色は写真で見たことがある方も多いでしょう。

台湾は日本からアクセスしやすく、1泊2日でもランタン祭りを楽しめてしまう近さが魅力。見どころや会場へのアクセス、ランタンに関する知識など、ランタン祭りに参加するならば知っておきたい情報をまとめて紹介します。

【なぜ台湾でランタン祭りが行われるのか?】台湾におけるランタンの深い意味

中華圏である台湾では、春節(旧暦元日)から数えて15日目にあたる「元宵節(げんしょうせつ)」に提灯を灯すという風習があります。これには吉祥や邪気払いの意味があり、その文化は台湾の人々に受け継がれてきました。

無数のランタンが夜空に浮かび上がるランタン飛ばしは、「天燈」と呼ばれる紙製のランタンに無病息災などの祈りを書き込み、火種を用いて熱気球と同じ原理で空に飛ばす儀式。一つ一つのランタンにそれぞれの想いや願いを込め、空高くへと放つのです。

もとは戦の際に通信手段として使用されていたランタンが、後に節句の祈祷儀式として使用されるようになったと言われています。

【台湾の2大ランタン祭りとは】「平渓天燈節」と「台湾ランタンフェスティバル」

大規模なランタン祭りとして毎年多くの人が参加しているのが、「平渓天燈節(へいけいてんとうせつ))と「台湾ランタンフェスティバル」。どちらも旧正月15日の元宵節シーズン(2月頃)に行われ、無料で参加することができます。

「平渓天燈節」は、台湾の北側に位置する新北市東北部の平渓で行われる天燈上げ(ランタン飛ばし)イベント。無数のランタンが夜空を彩る幻想的な光景が最大の魅力です。

「台湾ランタンフェスティバル」は、世界中から多くの観光客が訪れる台湾最大規模の光の祭典で、その年のテーマを象った巨大なランタンをはじめ、何千個という色鮮やかなランタンが会場に飾られます。毎年開催場所は異なりますが、2020年は台中市で開かれます。

【ランタン祭りへのアクセス】どちらの祭りに参加するにも、まず台北へ

「平渓天燈節」も「2020台湾ランタンフェスティバル」も、日本からの直行便が多い台北を拠点にすると良いでしょう。

台北は、日本からとてもアクセスしやすい都市。飛行機なら羽田空港から台北の空港まで約4時間、関西空港からは約3時間、福岡空港からならば約2.5時間で移動することができます。また、主な国際空港だけでなく、広島空港や高松空港など地方空港からの直行便も就航しています。

台北を訪れるためには台湾桃園国際空港と松山空港、どちらかの空港を利用します。日本からの直行便の発着が多い台湾桃園空港から台北市内までは少し距離がありますが、地下鉄(桃園メトロ空港線)や路線バス、タクシーを使えば1時間以内に台北市中心部にたどり着くことができます。

台北市のほぼ中心にある台北駅<br />

台北市のほぼ中心にある台北駅

【平渓天燈節】大規模なランタン飛ばしが行われるランタン祭り(十分)

夜空を彩る「ランタン飛ばし」はまさに絶景

「平渓天燈節」の見どころは、なんと言っても夜空に放たれた無数のランタン。
願いを込めた幾つものランタンが風に乗り天に昇っていくその光景は、言葉を失うほど美しく、一生に一度は見ておきたい感動の絶景です。

この「ランタン飛ばし」は、無料で参加することができます。
参加するためには、朝10時から会場で配布される整理券が必要です。多くの人が整理券を求めて朝から並ぶため、必ず参加したいのであれば、余裕を持って早めの時間に会場を訪れましょう。(定員に達した時点で受け付けは終了します)

平渓天燈節でのランタン飛ばしは、なかなか味わうことができない貴重な体験です。ぜひ参加してみてください。

近くで見られるだけで満足という方は、夕方までに会場入りすれば存分に楽しめます。

「平渓天燈節」の開催地、十分へのアクセス方法

平渓天燈節が行われるのは新北市平渓の十分(じゅうふん)という山に囲まれた小さな街。台北から十分へは、鉄道を乗り継いで行くのが一般的で、「台北駅」から台湾鉄道(TRA)に乗って「瑞芳駅」まで行き、そこから平渓線に乗り換えて「十分駅」を目指します。台北からの所要時間は1時間30分程度ですが、平渓線は1時間に1本程度と本数が少ないので注意が必要です。

天燈節当日は台北MRTの「動物園駅」から会場まで1時間程度で行けるシャトルバスも出ているので、鉄道の乗り換えに不安がある方はそちらを利用するのがおすすめ。タクシーでも台北駅から十分までは約1200元(4200円程度)で直接現地に向かうことができます。ただし、バス、タクシーは山道を走るため激しく揺れることも。乗り物酔いする方は薬を持参しておくといいでしょう。

日本からの移動時間を含めても数時間でたどり着くので、到着当日に現地へ移動する1泊2日の旅も可能です。
2020年は2月8日(土)に開催される予定なので、少し足を延ばした週末トリップとして、この幻想的な空間を体験してみてはいかがでしょうか。

DATA

平渓天燈節

2020年開催日 2月8日(土)
会場 新北市平溪区十分
入場 無料
整理券配布開始時刻 10時(定員あり)

イベント期間外にランタン飛ばしを体験したいなら十分へ

祭りにあわせて台湾に行くことができなくても、平渓天燈節の開催地「十分」駅や、同じ路線の「平渓」駅の近くではいつでもランタン飛ばし体験をすることができます。

街にはランタン飛ばしを扱うお店が複数あり、基本的にどの店も同等の内容なので、好きな雰囲気の店を選ぶといいでしょう。10時から19時頃まで、毎日営業しています。

ランタンの色は、赤:健康・安全祈願、黄:金運、青:仕事運、紫:勉強運・合格祈願、オレンジ:愛情運・結婚運、白:運気アップ、と願い事によって選ぶことができ、値段は1色のランタンで100〜150元(約530円)、4色のもので200元(約700円)というのが一般的な価格です。

イベント期間外でも体験できる、十分のランタン飛ばし

イベント期間外でも体験できる、十分のランタン飛ばし

十分の街は線路ギリギリのところにたくさんの商店が並んでおり、線路の上などでランタンを飛ばします。

線路沿いには他にも土産店や屋台などがそろい、街の北側には「十分瀑布」という滝で知られる有名な観光スポットもあるので、祭りシーズン以外でも楽しめそうです。

【2020台湾ランタンフェスティバル】世界中から観光客が集まる光の祭典(台中)

屛東市で行われた2019年の台湾ランタンフェスティバル<br />

屛東市で行われた2019年の台湾ランタンフェスティバル

「台湾ランタンフェスティバル」は、1990年から毎年、元宵節の前後の期間に開催されている、台湾最大規模の光の祭典。その色鮮やかな世界をひと目見ようと、世界中から多くの人が集まります。

このランタンフェスティバルは毎年台湾内の選定地で行われており、2020年は2月8日(土)~2月23日(日)に、台湾中西部に位置する都市「台中市」で行われる予定です。

2019年のフェスティバル会場

2019年のフェスティバル会場

2019年のメインランタンは「巨鮪来福」という巨大マグロ

2019年のメインランタンは「巨鮪来福」という巨大マグロ

台湾ランタンフェスティバルの最大の見どころは、「主燈」と呼ばれる巨大なランタンです。過去には、酉にちなんだ「鳳凰」(2017年)や、戌をモチーフにした「原住民の子供と台湾犬」(2018年)といった、その年の干支にあわせた作品が登場したことも。バリエーション豊かなメインランタンが来訪者を楽しませてくれます。

ほかにも、会場を埋め尽くすように飾られた数千個にもなる大小さまざまなランタンとイルミネーションが色鮮やかな光で街を彩り、開催期間中は各会場でさまざまなイベントが楽しめるほか、巨大な夜市のようにたくさんの屋台も出店しています。何を見るか決めずに会場を訪れるだけでも台湾の魅力を満喫できるでしょう。

近年では日本からもランタンが出展されていたり、日本のチームによる「よさこい」が披露されたりと、日本と台湾の交流も積極的に行われています。

2020年はどんなランタンたちが街を彩るのか。いまからそんな期待が膨らみます。

「2020年台湾ランタンフェスティバル」会場へのアクセス方法

台北から台中へ向かうには、台湾新幹線を使うのが主流のルートです。台中の中心地である「台中駅」までは約1時間。運賃は指定席で700元(約2450円)、グリーン席で1250元(約4400円)、自由席で675元(約2360円)です。また、新幹線を使わずに、ゆっくりと在来線のみで行くルートや、高速バスを使うルートもあります。

台湾ランタンフェスティバルは規模が大きく、会場が幾つかに分かれているので、新幹線の台中駅に着いたら、在来線やバスに乗り換えて各会場近くまで行くことになります。

メイン会場となる予定なのは台中花博会場跡の「台中市后里」。その他、「文心森林公園」と「水友中央公園区」がサブ会場となります。各会場へは、毎年シャトルバスも運行しています。

この台中市も、空港のある台北市からの移動は1時間程度と近いので、1泊2日で楽しむことが可能です。

DATA

台湾ランタンフェスティバル ※2019年10月現在の情報です

開催日 2020年2月8日~23日
場所 台中市
入場 無料
メインランタン会場 后里(森林園区、馬場園区)
サブランタン会場 文心森林公園、水友中央公園区

感動に出会える場所。それが台湾のランタン祭り

ご紹介した「平渓天燈節」と「台湾ランタンフェスティバル」は、毎年世界中からたくさんの観光客が訪れる、台湾を代表するイベントです。
人気の理由は、感動の景色を目にするだけではなく、実際に自分でランタン飛ばしを体験できることでしょう。

今年の冬は、ぜひ2つのランタン祭りに参加して、台湾の魅力を満喫してください。

画像提供:台湾観光局

※2019年10月29日に更新しました。

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

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