世界有数の大都市ニューヨークの外せない観光スポットを、巡りやすいようにエリア別でご紹介。「自由の女神像」「ブロードウェイ」などの定番スポットから「ハドソン・ヤード」「ハイ・ライン」などの最新スポットまで取り上げています。映画やドラマの舞台として登場する巨大な公園やそびえ立つ高層ビル群、ネオン輝く街並みをぜひ自分の足で見に行きましょう。
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ニューヨークは新旧のスポットが交錯する街

アメリカ合衆国の北東部にあるニューヨーク市は「NYC」とも略され、アメリカ最大の人口を誇る大都市です。金融や商業といった経済の中心地であると同時に、映画やミュージカル、ダンス、ジャズ、アートとさまざまなアメリカの文化を生み出した土地でもあります。

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アメリカ文化や産業が芽生えた街として、歴史を感じる施設や劇場が残る一方、日々新しいエンターテインメントやサービスが生まれ続け、新旧の見どころを同時に味わえるのがこの街ならではの楽しさでしょう。

ニューヨーク観光の中心地はマンハッタン

ニューヨーク市は5つの行政区に分かれ、それぞれマンハッタン、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、スタテン島と呼ばれています。摩天楼がそびえ立ち、数多くの観光スポットが集中するいわゆる“ニューヨーク”のイメージはマンハッタンから来ていることがほとんどです。

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この記事ではマンハッタンを中心に、近年センスあふれる文化発信地として人気が高まっているブルックリンを加えた観光スポットをご紹介します。

マンハッタンのエリアと街の特徴を知る

マンハッタンはハドソン川とイースト川に挟まれた南北に細長い中州で、マンハッタン島とも呼ばれています。エリアは北から大きくハーレム、アップタウン、ミッドタウン、ダウンタウンに分かれ、それぞれ街の雰囲気も異なります。

ハーレムはブラック・カルチャーの中心地として栄えたエリア、アップタウンは巨大な公園を中心とした文化エリア、ミッドタウンはニューヨークを代表する観光スポットが揃うエンタメのエリア、ダウンタウンは個性が光る小さな街が点在するエリアです。

最近はこのマンハッタンに、再開発によっておしゃれに生まれ変わったブルックリンのスポットを加えて観光するのが定番になりつつあります。

ニューヨークの街の回り方と観光のコツ

マンハッタン区の面積は東京の山手線内と同程度といわれ、電車やバスを使って気軽に移動できる距離です。そんなニューヨークの移動手段は地下鉄がおすすめ。

イエローキャブ(Yellow Cab)と呼ばれる黄色い車体の市公認タクシーや、もはや市民の足となったウーバー(Uber)も知られていますが、中心部は渋滞が多いのが難点。そのため地下鉄のほうが移動時間は短く済むことが往々にしてあります。

ただし地下鉄は東西の移動に弱く、観光名所は比較的エリアごとに密集しているので、最寄り駅を起点にしながら散歩がてらに徒歩移動してもいいでしょう。

画像: Julienne Schaer/NYC & Company

Julienne Schaer/NYC & Company

1.「アップタウン」は緑と文化に囲まれた閑静な住宅街

マンハッタンの中心部で存在感を放つセントラル・パークの周辺をアップタウンと呼び、公園を境にしてさらに東西のエリアに分かれます。どちらも高級住宅街が広がる落ち着いた雰囲気で、洗練された街並みは散歩するだけでもセレブ気分を味わえます。

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東側のアッパー・イースト・サイド(Upper East Side)で観光するなら、ミュージアム・マイル(Museum Mile)と呼ばれる、5番街沿いに美術館が連なるエリアへ。

約2km程度の区間にメトロポリタン美術館、グッゲンハイム美術館(Guggenheim Museum)などの名だたる美術館が集結しています。ハイブランドのショッピングならマディソン街もおすすめです。

西側のアッパー・ウェスト・サイド(Upper West Side)は、リンカーン・センター(Lincoln Center for the Performing Arts)やアメリカ自然史博物館をはじめとした芸術や文化に関連する施設が点在。ビートルズのジョン・レノンが住んでいたダコタ・ハウス(The Dakota)もこのエリアにあります。

「セントラル・パーク」は自然と調和する遊びスポット

画像: マンハッタンの中央エリアを占める長方形の公園は圧倒的な存在感 Shutterstock.com

マンハッタンの中央エリアを占める長方形の公園は圧倒的な存在感 Shutterstock.com

ニューヨーカーのオアシス、セントラル・パークは、マンハッタンの中央に広がる巨大な公園です。広大な芝生や湖、庭園などの自然エリアに加え、美術館、動物園、城などの観光施設も点在しており、さまざまな楽しみ方ができます。

画像: 湖に架かるボウ・ブリッジ(Bow Bridge)は紅葉の名所 Shutterstock.com

湖に架かるボウ・ブリッジ(Bow Bridge)は紅葉の名所 Shutterstock.com

周辺のお店でハンバーガーやスイーツをテイクアウトしてピクニックを楽しむのも素敵ですし、サイクリングやボート遊びも人気、冬にはスケートリンクまで登場します。いろんなイベントも一年中開催されていますが、とくに夏はおすすめのイベントが目白押しです。

画像: 冬季はスケートを楽しむニューヨーカーで賑わいます (c)Molly Flores/NYC & Company

冬季はスケートを楽しむニューヨーカーで賑わいます (c)Molly Flores/NYC & Company

6月にはニューヨーク・フィルハーモニック(New York Philharmonic)の無料コンサートが開催され、6~10月頃にはサマーステージ(SummerStage)として、音楽や舞台、映画を連日無料で楽しむことができます(一部有料)。

画像: サマーステージが夏のニューヨークを熱狂の渦へ (c)Will Steacy/NYC & Company

サマーステージが夏のニューヨークを熱狂の渦へ (c)Will Steacy/NYC & Company

公共の場での飲酒が禁止されているNYでもサマーステージの会場内では特別に販売されていて、夏の夜風とともにビールを味わいながら、音楽に身を委ねる最高の時間を過ごせます。

セントラル・パーク(Central Park)
住所59th Street~110th Streetと5th Avenue~Central Park Westの間, NY 10003
電話(+1)212-310-6600
開園時間6:00~翌1:00
休園日無休
料金無料
Webhttps://www.centralparknyc.org
https://www.centralparknyc.org/activities/concerts

「メトロポリタン美術館(MET)」は世界的な美の殿堂

画像: 市民からは「MET(メット)」の愛称で親しまれています Photo by Brett Beyer (c) The Metropolitan Museum of Art

市民からは「MET(メット)」の愛称で親しまれています Photo by Brett Beyer (c) The Metropolitan Museum of Art

世界三大美術館のひとつがここ、メトロポリタン美術館です。フィンセント・ファン・ゴッホ、クロード・モネ、パブロ・ピカソの作品をはじめとした世界的に有名な絵画、彫刻、写真、工芸品など150万点にもおよぶコレクションを所蔵し、その規模は西半球で最大ともいわれています。

画像: 堂々とした重厚な造りが印象的な美術館の外観 (c) The Metropolitan Museum of Art

堂々とした重厚な造りが印象的な美術館の外観 (c) The Metropolitan Museum of Art

中近東、ヨーロッパ、アジアなど世界のさまざまな地域の美術展示も充実していて、歴史や文化が好きな人にもたまらない内容になっています。

なかでも、エジプト美術のゾーンにある「デンドゥール神殿」が人気で、足を踏み入れるとまるで古代エジプトにタイムスリップしたかのようです。

画像: ローマ皇帝アウグストゥスによって建てられたデンドゥール神殿 (c) The Metropolitan Museum of Art

ローマ皇帝アウグストゥスによって建てられたデンドゥール神殿 (c) The Metropolitan Museum of Art

とにかく広いので、訪れる前に見たいゾーンや作品を決めておくのがおすすめ。セントラル・パークを望むレストランや気軽に使えるカフェテリアもあるので、一日ゆっくり過ごすこともできます。

美術館が開催する約1時間の日本語ハイライト・ツアーは無料で参加できるので、時間がない人も安心して楽しめます(別途入場料は必要です)。2020年は開館150年を記念してイベントの開催も多いのでぜひ今年のうちに出かけてみてください。

メトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)
住所1000 5th Avenue New York, NY 10028
電話(+1)212-535-7710
開館時間10:00~17:30(金~土曜は21:00まで)
休館日年始、5月第1月曜(Met Gala)、感謝祭、クリスマス
料金$25
Webhttps://www.metmuseum.org

「アメリカ自然史博物館」で迫力満点の恐竜たちに会う

画像: メトロポリタン美術館と同時期に建てられた歴史ある博物館 (c)AMNH/C. Chesek

メトロポリタン美術館と同時期に建てられた歴史ある博物館 (c)AMNH/C. Chesek

映画『ナイトミュージアム』の舞台にもなったアメリカ自然史博物館は、セントラル・パークの西側に位置し、恐竜をはじめ、人類や動物、植物の進化、宇宙科学などの資料が揃う世界でも有数の大規模な博物館です。

画像: 貴重なティラノサウルスの骨格標本 (c)AMNH/C. Chesek

貴重なティラノサウルスの骨格標本 (c)AMNH/C. Chesek

一番の人気は4階の恐竜やマンモスの骨格標本です。巨大なティラノサウルスは今にも動き出しそうなほどの臨場感。また、部屋に入りきらないほどの大きさで、史上最大の恐竜といわれるティタノサウルスは必見です。

画像: 大人も迫力に圧倒されるようなプラネタリウムがあるローズセンター (c)AMNH

大人も迫力に圧倒されるようなプラネタリウムがあるローズセンター (c)AMNH

展示のほかにも、ローズセンターにあるプラネタリウムも人気スポットのひとつ。プラネタリウムのショーが始まると、宇宙の世界へ入りこんでしまったような気分になるほど夢中になれます。

プラネタリウムが見たい場合は、アメリカ自然史博物館のチケット購入時にプラネタリウムのショーが含まれるものを選びましょう。

アメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History)
住所200 Central Park West, New York, NY 10024
電話(+1)212-769-5100
営業時間10:00~17:45
定休日感謝祭、クリスマス
料金チケットにより異なる
https://ticketing.amnh.org/#/tickets
Webhttps://www.amnh.org/

時差、物価、単位などの基本情報

ニューヨークと日本の時差は14時間。日本が朝8時のとき、ニューヨークは前日の18時で日本の方が14時間先に進んでいます。3月第2日曜から11月第1日曜はサマータイムでニューヨークの標準時間が1時間進み、時差は13時間になります。

両替のレートは2020年2月現在で$1=109円。ニューヨークの物価は日本と比べて全体的に高く、とくに食費と宿泊費は日本よりかなり高く感じる人も。標準的なレストランのハンバーガーやパンケーキが1500円前後、ホテルはミッドタウンのシティホテルで1泊2万~3万円はかかるので財布と相談しながら選びましょう。

また、長さや重さ、距離などの単位が日本とは異なります。長さ・距離は1inch(インチ)=約2.54cm、1feet(フィート)=約30.5cm、1mile(マイル)=約1.6kmです。重さは1oz(オンス)=約28g、1lb(ポンド)=約0.45kgです。また気温も華氏を採用しているので、摂氏10度(°C)が華氏50度(°F)にあたります。

2.「ミッドタウン」は見どころが多く賑やかなNYの中心地

街を代表する高層ビルが林立し、オフィスもエンタメも密集するザ・ニューヨークなエリアといえばここミッドタウンです。

セントラル・パークの南端から31丁目あたりまでのエリアを指し、ブランドショップが並ぶ5番街を境に東をミッドタウン・イースト(Midtown East)、西をミッドタウン・ウェスト(Midtown West)と呼びます。

画像1: (c)Julienne Schaer/NYC & Company

(c)Julienne Schaer/NYC & Company

とくに西側は、7番街と45丁目の交差点周辺に広がる繁華街、タイムズスクエア(Times Square)を中心に、ブロードウェイ、ロックフェラー・センターなどの観光スポットが集まる活気に満ちたエリアです。

東側は国連本部や世界的な企業の本社などが立ち並ぶオフィス街で、一流ビジネスマンたちが通うレストランやショップは観光客にも人気を博しています。

「5番街」は世界にその名を轟かせるお買い物ストリート

画像: クリスマスの5番街はイルミネーションも見もの (c) Matthew Penrod / NYC & Company

クリスマスの5番街はイルミネーションも見もの (c) Matthew Penrod / NYC & Company

マンハッタンの中心を南北に走る5番街は、まさにお買い物天国。とくに49~59丁目にかけて、有名ブランドの本店や旗艦店、老舗デパートなどが一堂に会する様子は圧巻です。高級店のイメージが強い5番街ですが、最近は世相を反映してカジュアルブランドも増加傾向にあります。

画像: 名だたる高級店がずらりと立ち並びます (c) Jen Davis / NYC & Company

名だたる高級店がずらりと立ち並びます (c) Jen Davis / NYC & Company

5番街のなかでもティファニー(Tiffany& Co.)の本店はオードリー・ヘプバーン主演の映画『ティファニーで朝食を』の舞台となったことでも知られるスポット。

ティファニー本店は、2020年1月から2021年末頃まで改装中で、現在は隣接するイースト57丁目6番地で期間限定の「ザ・ティファニー・フラッグシップ・ネクストドア」を開いています。

また、近隣にはロックフェラー・センターやセント・パトリック大聖堂(St.Patrick’s Cathedral)などの有名観光スポットもあるので、ぜひ一緒に訪れてみてください。

5番街(5th Avenue)
住所5th Avenue New York, NY 10003
営業時間10:00~20:00 ※店舗により異なる
定休日店舗により異なる
Webhttps://visit5thavenue.com/

「ニューヨーク近代美術館(MoMA)」で近現代アートに感動

画像: 2019年10月に90周年を記念して増築・改装されました Installation view of Action Painting I (gallery 403), The Museum of Modern Art, New York. (c) 2019 The Museum of Modern Art. Photo: Heidi Bohnenkamp

2019年10月に90周年を記念して増築・改装されました Installation view of Action Painting I (gallery 403), The Museum of Modern Art, New York. (c) 2019 The Museum of Modern Art. Photo: Heidi Bohnenkamp

コレクション総数はなんと20万点以上、アメリカが誇る近現代アートの宝庫がニューヨーク近代美術館(MoMA)です。

誰もが知っている巨匠、パブロ・ピカソやフィンセント・ファン・ゴッホ、アンリ・マティス、アンディ・ウォーホルといった作家の絵画作品をはじめ、彫刻、写真、パフォーマンスアート作品、映像など、時代やテーマごとに幅広い展示を行っています。

画像: 新しくキャノピーが加わったエントランス Exterior view of The Museum of Modern Art, 53rd Street Entrance Canopy The Museum of Modern Art Renovation and Expansion Designed by Diller Scofidio + Renfro in collaboration with Gensler Photography by Iwan Baan, Courtesy of MoMA

新しくキャノピーが加わったエントランス Exterior view of The Museum of Modern Art, 53rd Street Entrance Canopy The Museum of Modern Art Renovation and Expansion Designed by Diller Scofidio + Renfro in collaboration with Gensler Photography by Iwan Baan, Courtesy of MoMA

鑑賞のお供には、オーディオガイドの貸し出し、ガイドブック、MoMAアプリなど日本語対応の無料サービスがおすすめ。館内にはフリーWi-Fiも用意されているので、フロアマップを閲覧したり、アプリのオーディオガイドを活用したりすることができます。

画像: 洗練されたフォルムと、ユニークなアイディアを活かした雑貨が並びます (c)The Museum of Modern Art New York

洗練されたフォルムと、ユニークなアイディアを活かした雑貨が並びます (c)The Museum of Modern Art New York

鑑賞後は館内に2つあるミュージアムショップも訪れてみてください。デザイン性の高い雑貨が豊富で、ひと味違うおしゃれなおみやげが見つかります。

ニューヨーク近代美術館 MoMA(The Museum of Modern Art, New York)
住所11 W 53rd Street, New York, NY 10019
電話(+1)212-708-9400
開館時間10:00~17:30(金曜、第1木曜は21:00まで)
※金曜の17:30~21:00は入場無料
休館日感謝祭、クリスマス
料金$25
Webhttps://www.moma.org/

ニューヨークの季節やイベント

ニューヨークは北緯40度にあり、ちょうど日本の青森県と同じくらい。梅雨はありませんが、短い春の後に暑い夏が、そしてまた短い秋が過ぎると凍てつくような冬が待っています。どの季節もそれぞれの良さがあるので、さまざまなイベントも考慮して旅程を決めましょう。

春はまだ寒暖差が激しい季節ですが、4月には桜の開花やメジャーリーグ開幕、トライベッカ映画祭とイベントが多く、アメリカン・バレエ・シアターの春季公演もこの時期に行われます。

画像: (c)Walter Wlodarczyk/NYC & Company

(c)Walter Wlodarczyk/NYC & Company

夏の湿度は東京ほど高くないものの、30℃を超える日もしばしば。日差しが強くなる頃には市内各地でサマーステージが開かれ、街が音楽に包まれます。

ほかにも6月のミュージアム・マイル・フェスティバル、ゲイプライド・パレード、7月の独立記念日の花火、8月はパーク・アベニューが歩行者天国になるサマー・ストリートなどイベントが目白押しです。

秋にはまず美しい紅葉が見もののセントラル・パークへ。紅葉とともに9月のファッション・ウィークやニューヨーク映画祭などの文化行事が開催されます。すっかり冬の様相になった10月末にはハロウィンが、11月にはシティマラソンが催され、多くの人で賑わいます。

画像: (c)Julienne Schaer/ NYC & Company

(c)Julienne Schaer/ NYC & Company

極寒のニューヨークの楽しみはなんといってもクリスマスのイルミネーション。ロックフェラー・センターを筆頭に街中が輝く光で華やかに。年始はタイムズスクエアのカウントダウンに加えて、多様な人種が集まるニューヨークらしく、チャイナタウンでは春節が祝われます。

「ロックフェラー・センター」はクリスマスが見もの

画像: 5番街やニューヨーク近代美術館からも近い場所にあります (c) Joe Buglewicz/NYC & Company

5番街やニューヨーク近代美術館からも近い場所にあります (c) Joe Buglewicz/NYC & Company

マンハッタンの中心に建つロックフェラー・センターは、観光客と地元の人々がニューヨークを見て驚き、楽しめるようにと、米国の富豪ジョン・D・ロックフェラー氏が1933年に建設した複数のビル群からなる複合センターです。

画像: 展望台からセントラル・パークなどニューヨークの街を一望 (c)Julienne Schaer/NYC & Company

展望台からセントラル・パークなどニューヨークの街を一望 (c)Julienne Schaer/NYC & Company

そのなかでもコムキャスト・ビルの最上階である70階にはトップ・オブ・ザ・ロック(Top of the Rock)と呼ばれる展望台があり、人気を集めています。ガラス天井のエレベーターで昇った先は、ニューヨークの景色が360度に広がっており、絶好の写真スポットです。

画像: このビルのクリスマスツリーはニューヨークの冬の風物詩 (c) NYC & Company

このビルのクリスマスツリーはニューヨークの冬の風物詩 (c) NYC & Company

ニューヨークのクリスマスといえば必ず登場する、大きなクリスマスツリーが飾られるのもここです。冬にはツリーの下にスケートリンクもオープンし、入り口で簡単にスケート靴がレンタルできるので、映画のワンシーンのような時間を過ごしてみるのも素敵です。

ロックフェラー・センター(Rockefeller Center)
住所45 Rockefeller Plaza New York, NY 10111
電話(+1)212-588-8601
営業時間展望台8:00~24:00(最終の昇りエレベーターは23:00まで)
定休日無休
料金無料(施設やサービスにより有料)、展望台$38
Webhttps://www.rockefellercenter.com

「ブロードウェイ」のミュージカルで王道エンタメを鑑賞

画像: ブロードウェイの通りを中心に数多くの劇場が集まります

ブロードウェイの通りを中心に数多くの劇場が集まります

ブロードウェイはニューヨークのエンタメを代表するミュージカルの本拠地です。タイムズスクエア周辺には劇場が密集し、毎晩さまざまな舞台が上演されています。

不動の人気を誇る演目は、『ライオン・キング(The Lion King)』『オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)』『シカゴ(Chicago)』など。圧倒的な演技力や音楽、鮮やかなダンスや舞台美術など、めくるめく物語を楽しみましょう。

英語に自信がない場合は、日本で見たことのある演目を選べば筋が理解しやすくなります。

画像: 連日さまざまなライブや劇が催されています (c) Kate Glicksberg/NYC & Company

連日さまざまなライブや劇が催されています (c) Kate Glicksberg/NYC & Company

チケットは日本の予約サイトから事前に購入できるほか、直接劇場のチケットボックスで当日券を探すこともできます。タイムズスクエアのチケットオフィス「TKTS(チケッツ)」では当日チケットが最大50%オフで手に入るのでお得です。

ブロードウェイ(Broadway)
住所Broadway, New York, NY 10019
開演時間劇場により異なる
定休日劇場により異なる
料金$20~175程度
Webhttps://www.broadway.org/ja

「エンパイア・ステート・ビル」から摩天楼を見下ろす

画像: 美しいビルのシルエットは今も昔もニューヨークの象徴 Shutterstock.com

美しいビルのシルエットは今も昔もニューヨークの象徴 Shutterstock.com

自由の女神とともにニューヨークのシンボルになっているエンパイア・ステート・ビル。マンハッタンのほぼ真ん中で1930年に建てられ始め、1931年にオープンした高さ443.2mのビルは、毎年400万人以上もの観光客が世界中から訪れています。

画像: 360度にニューヨークの街が広がります (c)Julienne Schaer/NYC & Company

360度にニューヨークの街が広がります (c)Julienne Schaer/NYC & Company

86階にあるメインの展望台はオープンエアになっており、高さ320mに吹く風を感じながらセントラル・パーク、ハドソン川(Hudson River)、ブルックリン・ブリッジ、タイムズスクエア、自由の女神などニューヨークのすべてを一望できるパノラマ・ビューが圧巻です。

画像: 季節や祝日、イベントごとにライティングが変わるのも見どころ  (c)PIXTA

季節や祝日、イベントごとにライティングが変わるのも見どころ (c)PIXTA

102階のトップ展望台まで行くこともできます。こちらはガラス越しにはなりますがメインの展望台よりさらに高い381mから街を眺めることができます。

エンパイア・ステート・ビル(Empire State Building)
住所347 5th Ave, New York NY 10016
電話(+1)212-736-3100
営業時間8:00~翌2:00 (最終の昇りエレベーターは翌1:15まで)
定休日無休
料金〈86階展望台まで〉$42、
※102階展望台は86階展望台料金に$30追加
Webhttps://www.esbnyc.com/ja

地下鉄はメトロカードやアプリを使うと便利

ニューヨークの地下鉄やバスの料金は距離にかかわらず乗車1回ごとに一律$2.75。チャージして何度も使えるメトロカード(MetroCard)の購入が便利です。

駅の自動券売機で購入して好きなだけチャージできるカード(Pay-Per-Ride MetroCard)と、観光客には嬉しい乗り放題のカード(UnlimitedRide MetroCard)があり、乗り放題カードは7日間$33など期間が選べます。

画像: Ben Harding / Shutterstock.com

Ben Harding / Shutterstock.com

ただし、現在ニューヨーク市ではスマホなどでタッチして運賃を支払う新システム「OMNY」に移行中。2023年までには完全移行してメトロカードを廃止し、海外旅行者用の独自のカードなどを発行する予定です。

乗り換え検索や運行情報を知りたいなら「NewYork Subway MTA Map」のアプリが便利。ニューヨークの地下鉄駅に備えてあるフリーWi-Fiを使えば、その場で調べることができます。

ユニークな駅舎見学も面白い

ニューヨークの駅舎は個性豊か。せっかく駅を利用するなら駅舎の建築にも注目してみましょう。

グランド・セントラル・ターミナル(Grand Central Terminal)は1871年に建設された歴史ある駅。現在の駅舎は1913年に大きく改装されたときのデザインで、繊細な彫刻がまるで美術館のような外観に、十二星座が描かれた高い天井と、駅舎とは思えない美しさです。

画像: (c)Brittany Petronella/NYC & Company

(c)Brittany Petronella/NYC & Company

近年オープンしたモダンな駅舎も話題になっています。複数の地下鉄路線が乗り入れるワールド・トレード・センター・トランスポーテーション・ハブ(World Trade Center Transportation Hub)は別名オキュラス(Oculus)とも呼ばれ、生き物の体内に入ったような真っ白な骨組みのデザインが斬新です。

ほかにも地下にまで太陽光が降り注ぐフルトン・ストリート駅(Fulton Street)や軽やかなエントランスデザインの34ストリート・ハドソン・ヤード駅(34 Street Hudson Yards)など新しい駅舎にもぜひ目を留めてみてください。

3.「ダウンタウン」にはセンスあふれる街が集まる

ミッドタウンの終わりからマンハッタンの最南端までを含むダウンタウンは、さまざまな歴史や文化を持つ街がいくつも集まるエリア。

大きなランドマークを見て回るというよりは、それぞれのエリアの個性を感じながら、ギャラリーや個人店を覗き、風情ある家並みを眺める街歩きが楽しめます。

画像: T photography / Shutterstock.com

T photography / Shutterstock.com

街の再開発も盛んで、線路の高架跡を利用したハイ・ラインがあるミート・パッキング・ディストリクト(Meat Packing District)は古い倉庫街や精肉工場を新しいセンスでリノベーションした人気のエリア。そのお隣の歴史保存地区・チェルシー(Chelsea)は趣のある建物が美しく、ギャラリーも多いアートなエリアです。

ほかにも、新鋭デザイナーのブティックやセレクトショップなどが並び、感度の高い人々から支持されるショッピング街のソーホー(Soho)やノリータ(Nolita)、世界の金融の中心・ウォール街と同時多発テロの跡地に開業したワン・ワールド・トレード・センター(1 World Trade Center)などがあるロウアー・マンハッタン(LowerManhattan)など多種多彩な街があります。

「ハドソン・ヤード」で新名所の体験型アートを楽しむ

画像: 写真中央に建つ強烈なインパクトの建物がハドソン・ヤード・ベッセル (c) TIM SCHENCK

写真中央に建つ強烈なインパクトの建物がハドソン・ヤード・ベッセル (c) TIM SCHENCK

ニューヨークでは過去最大の再開発プロジェクトといわれているハドソン・ヤードのランドマークである、ハドソン・ヤード・ベッセル(Hudson Yards Vessel)と大型複合施設が2019年3月にオープン。

4月には複合文化施設であるザ・シェッド(The shed)もオープンしました。なかでも注目されているのは、ハチの巣を連想させるデザインが特徴のパブリックアート、ハドソン・ヤード・ベッセル。ひと際目を引く外観だけではなく、実際に中に入って楽しめる新感覚の展望台です。

画像: ハドソン・ヤード・ベッセルなら気軽にアートな写真が撮れます (c) TIM SCHENCK

ハドソン・ヤード・ベッセルなら気軽にアートな写真が撮れます (c) TIM SCHENCK

中は階段が張り巡らされており、天井がない吹き抜けの空間で開放感を味わいながら階段を上り、いたるところにある約80カ所の踊り場で、外の景色や内側の造りを見て楽しむことができます。また、エレベーターも設置されているので疲れてしまっても安心です。

ハドソン・ヤード・ベッセルへの入場は、事前にオンラインで入場券を予約しておきましょう。料金は無料なのでぜひ訪れてみてください。

画像: ハドソン・ヤードの大型複合施設でショッピング三昧 (c)FRANCIS DZIKOWSKI FOR RELATED-OXFORD

ハドソン・ヤードの大型複合施設でショッピング三昧 (c)FRANCIS DZIKOWSKI FOR RELATED-OXFORD

敷地内にはハドソン・ヤード・ベッセルだけではなく7階建ての大型複合施設があり、ショッピングを楽しむこともできます。この複合施設で注目されているのが、ニューヨーク初出店となる5~7階を占める高級デパート、ニーマン・マーカス(Neiman Marcus)です。

ほかにも複数のラグジュアリーブランドからファストファッションブランド、カフェ、レストランまで多様なショップ約100店舗が集結しています。

ハドソン・ヤードは、ハイ・ラインと直結しており、最寄りの地下鉄駅「34ストリート・ハドソン・ヤード駅」を出てすぐという便利なアクセス。気軽に訪れることができるスポットでぜひ新しいニューヨークを体感してみてください。

ハドソン・ヤード・ベッセル(Hudson Yards Vessel)
住所20Hudson Yards, New York, NY 10001
電話(+1)332-204-8500
営業時間10:00~21:00
(1月6日から2月29日は10:00~19:00)
定休日無休
料金無料
Webhttps://www.hudsonyardsnewyork.com/discover/vessel
ショップ&レストラン
住所20 Hudson Yards, New York, NY 10001
電話(+1)646-954-3100
営業時間店舗によって異なる
定休日無休
Webhttps://www.hudsonyardsnewyork.com/shop
https://www.hudsonyardsnewyork.com/food-drink

「ハイ・ライン」は廃線跡を利用した緑の空中庭園

画像: 高架を利用した散歩道なのでレールが残っている部分も (c) Timothy Schenck

高架を利用した散歩道なのでレールが残っている部分も (c) Timothy Schenck

ハイ・ラインは貨物線路の高架部分を再利用して作られた公園です。線路は1930~1933年に建設され、1980年まで使用されていました。

マンハッタンのミート・パッキング・ディストリクトのエリアから34stを結ぶ全長約2.33kmにも伸びる遊歩道は1年を通じて350種類以上の草木や花々が咲き乱れ、憩いの場としてニューヨーカーに愛されています。

画像: 10番街を眺める展望スペースに腰かけてゆっくり休憩する人も多い (c) Will Steacy/ NYC & Company

10番街を眺める展望スペースに腰かけてゆっくり休憩する人も多い (c) Will Steacy/ NYC & Company

地上約9mに位置する散策路を歩けば、鮮やかな緑とともにニューヨークの街並みや建物、点在するパブリックアート、テイクアウトグルメなどを楽しむことができます。

ハイ・ラインの園芸家による植物の解説ツアー、公園自体と近郊にある建築物を解説するツアーなど、さまざまなガイドツアーや音楽イベントに参加するのも良いでしょう。

画像: 散歩路に現れるパブリックアートや道沿いの建築を眺めながら歩きましょう (c) Liz Ligon

散歩路に現れるパブリックアートや道沿いの建築を眺めながら歩きましょう (c) Liz Ligon

見どころやトイレの場所、植物の名前を教えてくれるハイ・ライン専用アプリもあるので、ダウンロードして、1日ゆっくり過ごすのもおすすめです。

ハイ・ライン(High Line)
住所Gansevoort Street To West 30 Street between Washington Street and 11 Avenue, NY 10003
電話(+1)212-206-9922
営業時間7:00~19:00(4・5月は22:00まで、6~9月は23:00まで、10・11月は22:00まで)
定休日無休
料金無料
Webhttp://www.thehighline.org/

観光パスを使って、賢くお得に街を回ろう

ニューヨークの観光スポットは入場料が比較的高く、いろんな場所を回るつもりなら事前購入する観光パスがお得です。

パスにはいくつか種類がありますが、基本的には複数の観光スポットに入場できる割引セット券で、パスごとに設定されている施設のなかから、自分の行きたいスポットを選ぶ仕組みです。

画像: Sean Pavone / Shutterstock.com

Sean Pavone / Shutterstock.com

パスは有効期限や選べるスポット数によって料金が決まっているものもありますが、それぞれ特徴が異なるので、自分の旅のスタイルにはどのパスが最適か、よく条件を読んで検討してください。よく知られているものとしては、ニューヨーク・シティ・パス、ニューヨークパス、ニューヨーク・シティ・エクスプローラー・パスなどがあります。

特筆すべきは、エンパイア・ステート・ビルなどの行列ができる観光スポットでも、事前にパスを購入していると行列をスキップできるところです。

スキップはすべての施設で適用できるわけではありませんが、スムーズに入場できるのでかなりの時間節約にもなります。旅行に行く前にぜひ事前購入を検討してください。

「チェルシー・マーケット」は屋内型市場のパイオニア

画像: イートインできるお店もあるのでランチやカフェがてら訪ねてください rawf8 / Shutterstock.com

イートインできるお店もあるのでランチやカフェがてら訪ねてください rawf8 / Shutterstock.com

元々はナビスコの工場だった施設を、マーケットとして再生したのがチェルシー・マーケットです。レストランからカフェ、食料品店までさまざまなグルメを気軽に楽しめる雰囲気で、観光客にはもちろん、ニューヨーカーの日常に欠かせない存在となっています。

画像: ジェラートやパンケーキなどスイーツ類も充実しています Michael Gordon / Shutterstock.com

ジェラートやパンケーキなどスイーツ類も充実しています Michael Gordon / Shutterstock.com

新鮮なシーフードで有名なロブスター・プレイス(Lobster Place)をはじめ、多国籍グルメが目白押し。チェルシー・マーケットオリジナルのバッグやマグカップを販売しているキオスクもあるので、ここでしか買えないおみやげを手に入れましょう。

画像: 茹でたてのロブスターとビールを気軽にスタンディングで楽しめます Shutterstock.com

茹でたてのロブスターとビールを気軽にスタンディングで楽しめます Shutterstock.com

2階は緑豊かなハイ・ラインとつながっているうえ、周辺にはギャラリーが多く集まっているので、散策と組み合わせるのにもぴったりです。

チェルシー・マーケット(Chelsea Market)
住所75 9th Ave., New York, NY 10011
電話(+1)212-652-2111
営業時間7:00~翌2:00、
日曜は8:00~22:00、店舗により異なる
定休日クリスマス
料金無料
Webhttps://www.chelseamarket.com/

「自由の女神像」の王冠からニューヨークの街を一望

画像: 女神像の正式名称は「世界を照らす自由(Liberty Enlightening the World)」 (c) Jen Davis/NYC & Company

女神像の正式名称は「世界を照らす自由(Liberty Enlightening the World)」 (c) Jen Davis/NYC & Company

1886年、アメリカ合衆国の独立100周年を記念して、フランスから贈られたのが自由の女神像です。リバティ島に燦然と輝くその姿は、アメリカの自由と民主主義の象徴として愛され続けています。

台座からトーチの先まで高さ約93mの像は内部を見学することができ、とくに展望台になっている王冠部分からはマンハッタンの絶景はもちろん、女神が手に持っている松明や銘板を間近に眺められ、ニューヨークらしい経験ができます。

画像: 船で徐々に女神像が立つリバティ島に近づいていきます (c) Marley White/NYC & Company

船で徐々に女神像が立つリバティ島に近づいていきます (c) Marley White/NYC & Company

像が立つリバティ島へは、バッテリー・パーク(Battery Park)内のフェリー乗り場からスタチュー・フェリー(Statue Ferry)に乗って海からアクセスします。入場にはチケットが必要で、内容によってチケット料金も変わります。台座部分は1日3000人、冠部分は1日240人までなので、早めの予約・行動を。

自由の女神像(Statue of Liberty)
住所Liberty Island, New York, NY 10019
電話(+1)212-363-3200
営業時間2020年1月2日~3月6日は9:30~15:30
3月7日~5月22日は8:30~15:30
5月23日~9月7日は8:30~17:00
9月8日~10月12日は8:30~16:00
10月13日以降は要確認
https://www.nps.gov/stli/planyourvisit/hours.htm を参照
定休日感謝祭、クリスマス
料金リバティ島、エリス島への上陸$19.25(台座・王冠部分への入館は別途予約が必要で、台座部分は無料、王冠部分は$3追加)
※すべて往復フェリーと日本語音声ガイド付き
Webhttps://www.nps.gov/stli/index.htm

混雑を避けて観光するコツ

ニューヨーク観光で大切なのは、交通渋滞やチケットブースの行列といった混雑に巻き込まれないようにすること。エンパイア・ステート・ビル、自由の女神像、メトロポリタン美術館など、今回ご紹介しているような定番スポットは連日多くの人が押し寄せ、チケットブースは長蛇の列です。

画像2: (c)Julienne Schaer/NYC & Company

(c)Julienne Schaer/NYC & Company

対策としては早朝のオープン直後や平日を狙う、事前予約できるものは日本で済ませておく、ニューヨーク・シティ・パスなどの行列をスキップできるチケットを使うといった方法がありますが、まずは時間に余裕をもって行動することが重要です。また、できるだけタクシーを使わず、地下鉄を利用するのも有効でしょう。

市内は無料Wi-Fiスポットがたくさん

市内には数多くの無料Wi-Fiスポットがあるので、観光中などに調べものや交通手段を確認したいときに便利です。「LinkNYC」は市が提供する無料Wi-Fiサービスで、都心部を中心に設置されています。

画像: littlenySTOCK / Shutterstock.com

littlenySTOCK / Shutterstock.com

地下鉄や公共交通機関では「Transit Wireless Wi-fi」という無料Wi-Fiが使えますし、公園や多くのカフェ、レストランも無料Wi-Fiを提供しています。インターネットを使いたくなったらこれらのスポットを探してみてください。

4.「ブルックリン」はおしゃれなリノベ空間が人気の地区

近年、ユニークなカルチャーが次々と生まれ、注目されている地区がブルックリンです。イースト川を挟んでマンハッタン島の川向かいに位置し、ニューヨークで最も美しい橋と謳われるブルックリン・ブリッジでつながっています。

画像: (c) Marley White/NYC & Company

(c) Marley White/NYC & Company

ブルックリン・ブリッジのたもとにある公園や倉庫街をリノベした店が人気のダンボ(Dumbo)、ヴィンテージショップやアートギャラリーにおしゃれな人々が集うウィリアムズバーグ(Williamsburg)など、独自の文化が発達した街が点在。

マンハッタンから地下鉄で30分前後の距離ですが、大都会の空気とはまた違う、アーティスティックでのんびりした街の空気がニューヨーカーのみならず観光客をも魅了しています。

「ブルックリン・ブリッジ」を歩いて高層ビル群を見渡す

画像: 趣ある木道を歩いて渡る。ところどころに橋に関する説明版があります (c) Julienne Schaer/NYC & Company

趣ある木道を歩いて渡る。ところどころに橋に関する説明版があります (c) Julienne Schaer/NYC & Company

マンハッタンとブルックリンを結ぶ全長1,834mもあるゴシック風の美しい橋がブルックリン・ブリッジ。14年の歳月をかけて1883年に完成した橋は、ヨーロッパ移民のローブリングによる設計。アメリカで最古の吊り橋のひとつであり、世界初の鋼鉄のワイヤーを使った吊り橋でもあります。

ニューヨークを舞台にした映画『サタデー・ナイト・フィーバー』や、大人気ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』など数多くの作品にも登場しています。休憩ベンチもある歩行者・自転車用の上段と、車両用の下段の二重構造になっていて安全です。

画像: ロウアー・マンハッタンとブルックリンのダンボ地区を結びます (c) Julienne Schaer/NYC & Company

ロウアー・マンハッタンとブルックリンのダンボ地区を結びます (c) Julienne Schaer/NYC & Company

のんびり歩いても30分ほどで渡りきることができるので、天気のいい日は散歩したり、ニューヨーカーと一緒にランニングしたりして楽しめます。ブルックリン側から渡るルートは、マンハッタンの摩天楼が徐々に近づいてくる迫力を味わえるのでおすすめです。

ブルックリン・ブリッジ(Brooklyn Bridge)
住所Brooklyn Bridge, New York, NY 10038
営業時間24時間
定休日無休
料金無料

フェリーやオープントップバスに乗って街を巡る

自分の足で街を歩くだけではなく、フェリーやオープントップバスに乗って街を眺めるという観光の方法もあります。イースト・リバーで運航するNYCフェリーは6路線あり、そのうちマンハッタンとブルックリンをつなぐイースト・リバー・ラインとサウス・ブルックリン・ラインは観光にもおすすめです。

画像: (c) Christopher Postlewaite/ NYC & Company

(c) Christopher Postlewaite/ NYC & Company

NYCフェリーのほかにもスタテン島フェリーという島民の足として利用されている無料フェリーがあります。こちらは自由の女神像やマンハッタンのビル群を海上から眺められるため、観光客にも人気の路線です。

画像: (c) Christopher Postlewaite/NYC & Company

(c) Christopher Postlewaite/NYC & Company

2階部分がオープンエアのダブルデッカーバスは、さまざまな会社が運行中。ダウンタウンコース、アップタウンコース、夜景コースなど各社が独自のコースを設定しています。

また、変わったところでは、観光名所でさまざまなパフォーマンスが繰り広げられるザ・ライド(THE RIDE)という観光バスも話題です。

5.「ハーレム」はブラック・カルチャーが生まれた土地

20世紀以降に多くのアフリカ系アメリカ人が住むようになり、ジャズやゴスペルをはじめとした黒人音楽が花開いたエリアがハーレムです。

セントラル・パーク以北から155丁目以南の地域を指し、以前は治安が悪いとして観光客もまばらでしたが、近年の再開発により繁華街の125丁目あたりを中心に、訪れやすいおしゃれな店が増えました。

画像: (c)Kate Glicksberg/NYC & Company

(c)Kate Glicksberg/NYC & Company

ハーレムでは数々のアーティストを輩出した伝説的劇場のアポロ・シアターで、まだ発掘されていないスターを探したり、教会の日曜礼拝で力強いゴスペルの歌声を聴いたり、この街らしい体験をしてみてください。

「アポロ・シアター」は今も昔もスター誕生の地

画像: ハーレム地区を代表する存在。現在はダンサーの出場も多いそう

ハーレム地区を代表する存在。現在はダンサーの出場も多いそう

ハーレムのメインストリートである125丁目に位置するアポロ・シアターは、数多くの有名なミュージシャンを輩出した、ブラック・ミュージックの殿堂として絶大な人気を誇る音楽クラブです。

なかでも、1934年の初開催以来、毎週水曜日に開かれているアマチュア・ナイトは、アメリカンドリームを実現できるエンターテインメント・ショーとして知られ、アメリカ音楽を語るには外せないほど。今も昔も世界中から歌手やダンサーの卵たちが集まってきています。

画像: アーティストたちがしのぎを削る迫力の舞台 (c)Kate Glicksberg/NYC & Company

アーティストたちがしのぎを削る迫力の舞台 (c)Kate Glicksberg/NYC & Company

過去にはマイケル・ジャクソンやスティーヴィー・ワンダーなどが出演し、ゲストとしてですが、日本からは坂本龍一や平井堅も出演しました。優勝者は観客の拍手で決まるので、あなたの拍手が未来のスターを生み出すかもしれません。

アポロ・シアター(Apollo Theater)
住所253W 125th Street New York, NY 10027
電話(+1)212-531-5300
開演時間日~土曜は11:00~16:00(水曜は21:30まで)
定休日無休
料金演目により異なる
Webhttps://www.apollotheater.org

ニューヨーク州とニューヨーク市

ニューヨーク市(New York City)はアメリカ北東部に位置するニューヨーク州(State of New York)のなかの1都市です。ニューヨークといえば、ほとんどの人は州を飛ばしてまず市を、さらに市内の狭いエリア、マンハッタンのことを思い浮かべている方が多いでしょう。

ニューヨーク州の州都はオールバニ、北はカナダとも国境を接する広大なエリアで、ナイアガラの滝も同じ州に属しています。現地でもニューヨークと口にすればニューヨーク市ととってくれる可能性は高いのですが、ステイトなのか、シティなのかが念頭にあると、何かの場面で役立つかもしれません。

あらゆる人種が暮らすアメリカ最大の都市ニューヨークは、さまざまな個性がぶつかりあって唯一無二の文化や街を生み出してきました。高層ビルの展望台に上って広大な公園や摩天楼を眺めて、倉庫や高架跡がリノベーションされたハイセンスなスポットを歩けば、ニューヨーカーたちが愛する街の空気を存分に味わうことができるでしょう。今回ご紹介したスポットを参考に、ぜひ新しい発見に溢れた旅を楽しんでみてください。

協力:ニューヨーク市観光局

掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。

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