マチュ・ピチュやウユニ塩湖、イグアスの滝など、数々の絶景が点在する南アメリカで「次に来る!」と注目される美しい風景があります。それがブラジル北東部に広がる「レンソイス」。純白の砂丘とエメラルドグリーンの湖が描き出す風景の魅力をご紹介します

砂と水が生み出す絶景 ブラジルの「レンソイス」へ

大自然の中、独自の文化が育まれてきた南アメリカは、ウユニ塩湖やマチュ・ピチュ、イグアスの滝などが点在する絶景の宝庫。そして、この憧れの大陸には、日本ではまだ広く知られていない美しい風景が点在しています。そのひとつが、ブラジル北東部のマラニャン州に位置する「レンソイス・マラニャンセス国立公園(以下:レンソイス)」。砂丘とエメラルドグリーンの湖が織りなす景観が、圧倒的なスケールで広がる場所です。

画像: 砂と水が生み出す絶景 ブラジルの「レンソイス」へ

「レンソイス(Lençóis)」とは、「シーツ」を意味するポルトガル語。その名の通り、石英質の真っ白な砂がたおやかな大地となって広がるこの場所は、およそ1550平方キロメートルもの面積を有しています。そして、この壮大な「レンソイス」がひときわ美しく輝くのが、雨の季節。この一帯では例年1月~6月ごろに雨季を迎えますが、雨季の終わりから雨季が終わった直後の5月~9月ごろには、砂丘の窪地に雨水や地下水がたっぷりと貯まり、息を呑むような絶景が出現します。もちろん雨の量次第では、1月~4月や9月にも神秘の絶景を見られるチャンスも! 純白の砂丘とエメラルドグリーンの湖水が描き出す美しい風景を求めて、ブラジルを旅してみてはいかがでしょうか?

絶景を眺めるだけじゃない!「レンソイス」の楽しみ方

見渡す限りに広がる純白の大地と、強い陽光を受けてきらきらと輝く水面。「レンソイス」を訪れると、目の前に広がる風景のスケールの大きさと美しさに圧倒されてしまうはず。壮大なパノラマを思う存分楽しみ、とびきり美しい絶景写真を撮影できることは、この場所を旅する大きな楽しみです。日差しが燦々と降り注ぐ日中はもちろんですが、朝陽や夕日の時間帯もドラマティック。刻一刻と変化する神秘のパノラマが展開されます。

そして、「レンソイス」の魅力は、風景の美しさだけではありません。雨水や雨水によって水位が上昇した地下水に満たされた「レンソイス」のラグーンは、驚くほど透明度が高く、ひんやりと心地よい場所。世界中から訪れた観光客の多くは、砂丘を走り回り、無数のラグーンで泳いでいます。また、「レンソイス」へは、4WDのトラックでアクセスするのが一般的ですが、川や砂丘を力強く超えていく道のりは、アドベンチャー気分たっぷり。めくるめく変化する風景の中、ライドアトラクションのような興奮を味わえます。眺めるだけではなく、くたくたになるまで遊べること。それが「レンソイス」の大きな魅力です。

珠玉の絶景に合いにゆこう!「レンソイス」へのアクセス

「レンソイス」を巡る旅の拠点となるのが、国立公園に近くに位置する町、バヘリーニャス。現地ツアーも数多く催行されるこの町には、レストランや宿泊施設なども揃っています。バヘリーニャスへは、マラニョン州の州都で世界文化遺産にも登録されるサンルイスからバスでアクセスするのが一般的。サンルイス発着の「レンソイス」ツアーなどもあるので、利用してみるのもおすすめです。

日本から「レンソイス」への道のりは、アメリカ経由でサンパウロなどに入り、空路でサンルイス、さらにそこからバスでバヘリーニャスへと向かうことになります。長い旅路ですが、「レンソイス」には、それに見合うだけの感動と興奮が待っています。ぜひその魅力を肌で感じてみてください!

ひとことコメント

直射日光が降り注ぐ「レンソイス」では、日焼け止めや帽子の準備は必須です。目の前に広がる絶景を眺め、ラグーンで泳ぐ……。「レンソイス」の魅力を思う存分楽しむなら、カメラや水着、ビーチサンダルもぜひ持っていきましょう!

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