カナダ最西部のブリティッシュ・コロンビア州に位置し、同国第三の規模を誇る大都市・バンクーバー。山と森と川が織りなす幽斎な自然に包まれたこの街が、一年のなかでもひときわ美しい色彩に包まれるのが、花々が咲き誇る春です。今回は、春のバンクーバーで楽しむお花見トリップの魅力をご紹介します!

「桜まつり」も開催される春のバンクーバーへ。

画像1: 「桜まつり」も開催される春のバンクーバーへ。

穏やかな気候に恵まれ、カナダ国内でもひと足早く春を迎えるバンクーバー。この街に春の到来を告げる花といえば、なんといっても「桜」です。市内各所に4万本を超える桜の木々が植えられているこの街は、日本と同様に“お花見”を楽しめる場所。例年3月下旬から5月上旬頃には、さまざまな品種の桜が次々と満開となります。

画像2: 「桜まつり」も開催される春のバンクーバーへ。

さて、この街きっての“お花見スポット”といえば、ダウンタウンの西に位置するバンクーバーのオアシス的存在「スタンレー・パーク」。約405ヘクタールと広大な敷地を誇る園内には、ソメイヨシノをはじめさまざまな桜の木々が植えられており、芝生に座ってお花見を楽しむ市民の姿も。無数のトレイルが張り巡らされた園内にはトーテム・ポールや樹齢800年にも及ぶ巨木など、見どころも多数!ぜひゆっくりと散策してください。

このほか、バンクーバーには「クイーン・エリザベス・パーク」や「バン・デューセン植物園」などの桜の名所があるほか、市内のさまざまな場所に桜並木があります。また、2018年4月3日〜29日には「バンクーバー・チェリー・ブロッサム・フェスティバル」という恒例の桜祭りも開催!「スタンレー・パーク」を舞台にした「桜ナイトガラ」やガイドとともに市内各所のお花見名所を歩く「ツリー・トーク&ウォーク」など、さまざまなイベントが行われます。祭り期間中にバンクーバーを訪れる方は、要チェックです。

「バン・デューセン植物園」で花々のトンネルを歩く。

画像: バンデューセン植物園 キバナフジ

バンデューセン植物園 キバナフジ

春のバンクーバーを彩る花は、もちろん桜だけではありません。例えば「バン・デューセン植物園」も数々の花が咲き乱れる美しい場所。東京ドームの約5倍もの面積を誇る園内には、世界各地から集めた約7,500種類もの植物が。春には、桜やクロッカス、カメリア、ポピーなど色とりどりの花々が咲き誇っています。

なかでも春の「バン・デューセン植物園」の代名詞ともいえるのが、輝くような黄色の色彩が魅力のラバーナム(キバナフジ/キングサリ)。園内の「ラバーナム・ウォーク」では、木から降り注ぐようにラバーナムの花々が咲き乱れ、まるで花のトンネルを歩いているかのような気分を味わえます。ラバーナムの花が満開を迎えるのは、例年5月〜6月頃。世界中の写真家や旅行者を魅了する幻想的な風景を、ぜひその目で確かめてください。

郊外に足を延ばして一面のチューリップ畑を眺める。

画像: 郊外に足を延ばして一面のチューリップ畑を眺める。

バンクーバーを拠点にお花見トリップを楽しむなら、郊外に足を運んでみるのもおすすめです。
バンクーバーから車で1時間半ほどに位置するチリワックでは2018年4月1日〜29日の期間中に「チューリップ・オブ・ザ・バレー・フェスティバル」が、バンクーバーから車で1時間ほどに位置するアボッツフォードでは2018年4月9日~5月14日(予定)の期間中に「ブルーム・ザ・アボッツフォード・チューリップ・フェスティバル」が開催されているのでぜひ花々を楽しむショートトリップに出かけてみてください。赤や黄色はもちろん、ピンクやオレンジ、ホワイト……など、カラフルなチューリップの絨毯が視界一面に広がる様子はまさに圧巻です。また、バンクーバー市内でチューリップを鑑賞するなら「クイーン・エリザベス・パーク」を訪れるのもおすすめです。

街角の花々の美しさを楽しむバンクーバー散策

画像: バンデューセン植物園

バンデューセン植物園

桜やラバーナムなどの花々が咲き誇る春のバンクーバーですが、街角を彩る何気ない植物との出合いもこの街の魅力。バンクーバーの市内各所には、実にさまざまな街路樹が植えられており、季節ごとに多彩な表情を楽しめるのです。例えば、白や紫色の花をつける「ライラック」や大振りな花が印象的な「マグノリア」はバンクーバーの通りや住宅街などで数多く観られる植物。また、白や赤の花々が咲く「マロニエ」の並木も息を呑むような美しさ。バンクーバーきっての高級住宅街として知られる「ショーネシー地区」をはじめ、さまざまな場所で観ることができます。「マグノリア」の見頃は3月〜6月頃。「ライラック」と「マロニエ」は、例年5月頃に見頃を迎えます。何気ない街角に咲く花々を愛でる、優雅なバンクーバー散策を楽しんでください。

美しき“花の州都”へのショートトリップ

画像: 美しき“花の州都”へのショートトリップ

ブリティッシュ・コロンビア州でお花見トリップを楽しむなら、絶対にハズせない街があります。それが、バンクーバーから飛行機(約25分)かフェリーを含む長距離バス(約4時間)などでアクセスできる同州の州都「ビクトリア」です。

バンクーバー島の南部に位置するこの街は、英国文化が色濃く残る美しい場所。花々と木々に彩られた町並みの美しさから、“ガーデンシティ”の愛称でも知られています。このビクトリアで春の花を楽しむなら、ぜひ「ブッチャート・ガーデン」へ。ダウンタウンの北約21㎞に位置する同園には、イタリアン・ガーデンや日本庭園、地中海庭園など5つのエリアが点在。特に、5月下旬〜6月下旬頃にはローズガーデンの「バラ」が見頃を迎え、園内はひときわ華やかな雰囲気に包まれています。
ビクトリアには、カラフルなハンギングバスケット(草花を植えた吊り下げ式の鉢植え)に彩られたダウンタウンや春先に10万株以上の「スイセン」が咲き乱れる「ビーコン・ヒル・パーク」などの見どころも多数。バンクーバーからの日帰りも可能ですが、ぜひゆっくりと滞在して春の“ガーデンシティ”の魅力を体験してください。

ひとことコメント

バンクーバーでお花見トリップを楽しむなら「スタンレー・パーク」と「バン・デューセン植物園」、「クイーン・エリザベス・パーク」はぜひとも訪れたいスポット。まずは、この3カ所を優先的にめぐってみるのがおすすめです!

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