2010年から始まった「瀬戸内国際芸術祭」をきっかけに、多彩なアートにあふれ世界中から注目を集める香川県。瀬戸内海に面したこの地には、アートに留まらず、日本のウユニ塩湖と称される「父母ヶ浜」や天空の鳥居で有名な「高屋神社」など、絶景スポットもたくさんあります。

そんな、自然と文化が融合した美しい土地・香川の魅力を堪能できる、1泊2日のモデルプランをご紹介。絶好のフォトスポットからグルメ、お土産にいたるまで、香川の美しさを体全体で感じることができる旅を、お楽しみください。

※新型コロナウィルスの感染状況によっては、各施設とも掲載内容(通常営業)と異なる場合があります。最新情報は直接お問い合わせください。

おとぎ話のような世界が広がる、日本のオリーブ栽培発祥の地

画像1: おとぎ話のような世界が広がる、日本のオリーブ栽培発祥の地

高松港からフェリーで約1時間。船内から美しい島々の景色を楽しみながら向かう先は、日本のオリーブ栽培発祥の地として知られる小豆島です。香川県のシンボルとして来訪者を出迎えるオリーブの木が、潮の香りと相まって旅情豊かな世界へと導きます。

画像2: おとぎ話のような世界が広がる、日本のオリーブ栽培発祥の地

土庄港から車で約25分の「道の駅 小豆島オリーブ公園」は、丘陸地を利用した約8.7haの広大な施設。園内には約20種類、約2,000本のオリーブ畑があり、温室ガーデンや温泉、小豆島産オリーブオイルや特産品が堪能できるカフェ・レストランなどが揃います。

画像3: おとぎ話のような世界が広がる、日本のオリーブ栽培発祥の地

公園のシンボル「ギリシャ風車」をはじめ、「始まりの本」や不定期で出現する「魔法の扉」など、カメラを構える観光客の姿が絶えません。

「雑貨コリコ」では、実写映画『魔女の宅急便』で使用されたパン屋のロケセットをそのまま体感できます。

画像4: おとぎ話のような世界が広がる、日本のオリーブ栽培発祥の地
画像5: おとぎ話のような世界が広がる、日本のオリーブ栽培発祥の地

小豆島の作家の作品を中心に、アクセサリーやオリーブの木を使用した素敵な雑貨を販売しているほか、オリーブ記念館ではホウキを無料で貸し出しているので、ぜひ旅の記念に映画の主人公になり切り、空を飛ぶ素敵な姿を写真に残してみてはいかがでしょう。

さらにこの時季は温泉が恋しくなるもの。オリーブ記念館から徒歩1分の「サン・オリーブ温泉」は、内海湾を望む、8つのタイプの温浴施設を備えた天然温泉で、人気のハーブ浴、露天風呂からは海と山が織りなす美しい景色が望めます。

画像6: おとぎ話のような世界が広がる、日本のオリーブ栽培発祥の地

お風呂上がりは、オリーブ記念館のお土産販売所で大人気の「オリーブソフト」を食べてホッとひと息。

画像7: おとぎ話のような世界が広がる、日本のオリーブ栽培発祥の地

また、「幸せのオリーブ色のポスト」もあり、こちらには実際の手紙やハガキを投函することが可能です。

画像8: おとぎ話のような世界が広がる、日本のオリーブ栽培発祥の地

道の駅 小豆島オリーブ公園

住所香川県小豆郡小豆島町西村甲1941-1
電話0879-82-2200
営業時間8:30~17:00
定休日:無休
Webhttp://www.olive-pk.jp

サン・オリーブ温泉

営業時間12:00~21:45(受付は21:00まで)
料金:大人(中学生以上)700円、65歳以上630円、小人(小学生以下)400円、幼児(3歳未満)無料、レンタルタオルセット100円
定休日水曜

サン・オリーブレストラン

営業時間11:00~19:30(L.O.18:30)
定休日:水曜

雑貨コリコ

営業時間9:00~17:00
定休日:無休

MORIKUNI直営カフェで地酒や酒粕スイーツを堪能

画像1: MORIKUNI直営カフェで地酒や酒粕スイーツを堪能

次に向かうのは、道の駅小豆島オリーブ公園から車で約10分の「フォレスト酒蔵MORIKUNIギャラリー」。こちらは小豆島唯一の酒蔵MORIKUNIが直営するカフェ&バーで、日本酒や甘酒をはじめ、酒粕を使った手作りの料理やスイーツを楽しむことができます。

画像2: MORIKUNI直営カフェで地酒や酒粕スイーツを堪能
画像3: MORIKUNI直営カフェで地酒や酒粕スイーツを堪能

カフェでは、MORIKUNIのお酒をグラス1杯から注文できるため、飲み比べが人気。なかでもおすすめが、今秋に登場したばかりの日本酒「小豆島にオリーブの実のなるころ…」です。

画像4: MORIKUNI直営カフェで地酒や酒粕スイーツを堪能

小豆島のオリーブの実から採取した「さぬきオリーブ酵母」と、日本の棚田百選・にほんの里100選にも選ばれた小豆島中山地区千枚田で作付けした香川の酒米「オオセト」を使用。もろみを搾って瓶燗(びんかん)した後に熟成させていて、旨みが加わった深い味わいが特徴です。

その他、今春に限定販売の150本が完売した「小豆島にオリーブの花の咲くころ…」も、来春に再び販売予定。いずれも女性に人気の高いお酒なので、お土産にもぴったりです。

画像5: MORIKUNI直営カフェで地酒や酒粕スイーツを堪能

瀬戸内の美しい景色が描かれたMORIKUNIのお酒のラベルは、どれも瀬戸内国際芸術祭でご縁のあった香川県出身の樋笠彰子さんのデザイン。手作業で丁寧に作り上げられたお酒の味わいはもちろん、素敵なパッケージデザインも魅力です。

併設の「MORIKUNI BAKERY(モリクニベーカリー)」では、酒米100%の米粉を使ったコッペパンも販売。カフェで「コーヒー」(500円)を注文すると、ベーカリーで焼いたラスクがセットで楽しめるのも嬉しいポイントです。

フォレスト酒蔵MORIKUNIギャラリー

住所香川県小豆郡小豆島町馬木甲1010-1
電話0879-61-2077
営業時間カフェ11:00~17:00、ベーカリー&ギャラリーは9:00~17:00
定休日:木曜 ※ベーカリーは火・水・木曜休み
Webhttp://www.morikuni.jp

世界に1つだけのオリジナルオリーブオイル作りに挑戦

画像1: 世界に1つだけのオリジナルオリーブオイル作りに挑戦

「フォレスト酒蔵MORIKUNIギャラリー」を出発し、陽光に輝く海の景色を眺めながら車を走らせること約15分。小豆島オリーブ園のある西村地区は、1908(明治41)年に日本で初めてオリーブ栽培に成功した地です。園内では、樹齢百年余のオリーブの老木を自由に見ることができます。

画像2: 世界に1つだけのオリジナルオリーブオイル作りに挑戦

小豆島のオリーブ作りの物語が始まったこの場所で、世界に1つだけのオリジナルオリーブオイル作りが体験できます。景色や料理を楽しむのと同じように、その土地の歴史を学んで知的好奇心を満たすのも旅の醍醐味です。

画像3: 世界に1つだけのオリジナルオリーブオイル作りに挑戦

醤丼やパスタが人気のレストラン「LaboleA(ラボレア)」に併設された体験スペースでは、最初にタブレットで写真や図を見ながらオリーブの歴史や生産の過程などを学びます。 

画像4: 世界に1つだけのオリジナルオリーブオイル作りに挑戦

次に、さまざまな生産国のオリーブオイルの中から5種類程度を実際に味わい、ベースとするものを選びます。オリーブオイルはどんなタイプのものを混ぜても美味しく完成するので直感で選ぶのがポイント。一番好きなオイルを半分注いでベースとし、後は香りの違うものをプラスして味を調整していきます。

画像5: 世界に1つだけのオリジナルオリーブオイル作りに挑戦
画像6: 世界に1つだけのオリジナルオリーブオイル作りに挑戦

ブレンドした後は、5種類のカラフルな瓶から1つを選んでオイルを瓶に入れ、ラベルに好きなイラストやメッセージを書いて瓶に貼れば完成です。

画像7: 世界に1つだけのオリジナルオリーブオイル作りに挑戦

ショップでは一番人気の「エキストラバージンオリーブオイル」をはじめ、同園オリジナルの商品や厳選した小豆島のお土産も多数販売されています。そちらもお見逃しなく。

小豆島オリーブ園

住所香川県小豆郡小豆島町西村甲2171
電話0879-82-4260
営業時間8:30~17:00
定休日:無休
Webhttps://www.1st-olive.com
体験開始時間9:00~、10:00~、14:00~、15:00~の1日4回受付(前日までの要予約)※ゴールデンウイーク、お盆期間、年末年始は休み
所要時間:40分前後
料金:1人1,000円

さぬき庵治石硝子工房で、瀬戸内の情景を手土産に

画像1: さぬき庵治石硝子工房で、瀬戸内の情景を手土産に

香川県での思い出を何かカタチにして持ち帰れたら。そんな方にぜひ立ち寄ってもらいたいのが、高松港から車で約10分のガラス工房兼ギャラリー「Rie Glass Garden」です。

画像2: さぬき庵治石硝子工房で、瀬戸内の情景を手土産に

高松市の庵治町から牟礼町にかけて採掘される「庵治石」は、世界有数の石質を誇り、「花崗岩のダイヤモンド」といわれるほど類まれなる美しさと硬さを保ちます。この貴重な石材とガラスの技法を結び付け「さぬき庵治石硝子」を誕生させたのが、ガラス作家の杉山利恵さん。

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画像4: さぬき庵治石硝子工房で、瀬戸内の情景を手土産に

幼少期から水のような存在であるガラスに惹かれていたことから、ガラス作家を目指して県外の研究所へ。郷里を離れたことで、改めて自らの強い愛郷心に気付かされたと話します。やがて、「地元の素材を使い、ガラスの世界で瀬戸内の情景を表現したものを創り出したい」と考えるようになり、香川で工房を構えることを決めました。

作品は「瀬戸内ブルー」と呼ばれる蒼色が特徴で、ペーパーウェイトなどの作品は讃岐特有のおにぎり型の山や島を連想させる曲線美を主張したものが多く、凛とした中にも柔らかさを兼ね備えた讃岐の空気感を表現しています。

画像5: さぬき庵治石硝子工房で、瀬戸内の情景を手土産に

さらに来春からは、香川県の県花、県木の「オリーブ」をイメージした「Olive Glass(オリーブ硝子)」が新色で登場。追求する色を求めて孤軍奮闘しながらも、オリーブの枝葉を燃やした灰や炭をガラスの原料に溶かしてできた爽やかな緑色で、2020年度かがわ県産品コンクールのオリーブ部門で知事賞の栄冠に輝きました。お気に入りの器で香川の“絶景づくし旅”に思いを馳せる時間が楽しめそうです。

Rie Glass Garden(リエグラスガーデン)

住所香川県高松市松福町2-2-17
電話090-4782-4681
営業時間14:00~17:30
定休日:火曜~金曜
Webhttp://aji-glass.jp

歴代藩主が愛した回遊式大名庭園へ

画像1: 歴代藩主が愛した回遊式大名庭園へ

賑やかな高松市街から、一歩門をくぐれば、四季ごとに装いを変える紫雲山を借景にした、名園らしい光景が広がります。

画像2: 歴代藩主が愛した回遊式大名庭園へ

栗林公園(りつりんこうえん)は、国の特別名勝に指定されている文化財庭園の中でも最大の広さを誇る回遊式大名庭園です。明治の終わりに発行された高等小学読本によると、栗林公園は「日本三名園」とされる水戸の偕楽園、金沢の兼六園、岡山の後楽園よりも「木や石に風雅な趣がある」と記されています。見事な松や花鳥など四季折々の風物にも恵まれ、「一歩一景」と評される変化に富んだ景色を堪能できます。

画像3: 歴代藩主が愛した回遊式大名庭園へ
画像4: 歴代藩主が愛した回遊式大名庭園へ

かつての歴代藩主が楽しんだとされる舟遊びを体験できるのが南湖周遊和船です。笠を頭にした船頭さんの巧みな棹さばきでゆっくりと湖を進んでいくと、船上からは、岸辺や湖中の島々、750匹の鯉が遊泳する姿を間近に眺められ、優雅な気分に浸れます。

画像5: 歴代藩主が愛した回遊式大名庭園へ
画像6: 歴代藩主が愛した回遊式大名庭園へ

庭を回遊した後は、お茶会や婚礼の前撮りなどで人気のある掬月亭(きくげつてい)で一服してはいかがでしょう。壁の少ない開放的で軽快な数奇屋風書院造りで、特に南湖を望む「掬月の間」からの眺めは、時を超えた静謐な世界が広がります。

画像7: 歴代藩主が愛した回遊式大名庭園へ

石州流の茶室の日暮亭や、富士山になぞらえて作られた飛来峰など、園内には語りつくせないほどの造園技術の粋が凝縮されています。

画像8: 歴代藩主が愛した回遊式大名庭園へ
画像9: 歴代藩主が愛した回遊式大名庭園へ

旅の締めくくりは、香川自慢の県産品を多く取り揃えたかがわ物産館「栗林庵」へ。思わず手に取りたくなるような目を引く逸品が揃います。

画像10: 歴代藩主が愛した回遊式大名庭園へ

香川県伝統工芸である「讃岐のり染」という手法で染められた手作りのバッグは、一点ものです。歌舞伎幟が使われており、日本の伝統芸能と香川県の伝統工芸の両方を身近に感じられるようにという想いが込められています。

特別名勝 栗林公園

住所香川県高松市栗林町1-20-16
電話087-833-7411(栗林公園観光事務所)
開園日年中無休
開園時間:7:00~17:00(季節により異なります)
入園料金大人410円(330円)、小人170円(140円) ※(20人以上団体料金)

掬月亭

営業時間9:00~16:30(受付は16:00まで)
入亭料抹茶付き 大人700円 小人 500円、煎茶付き 大人500円 小人400円

自然と文化が織りなす香川の絶景はもちろん、食事や土産物などあらゆるものから美しさが感じられるのが、香川の魅力。それらの一つひとつにじっくり触れる旅は、きっと皆さんの心と体を満足させてくれることでしょう。

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