目の前に広がる、42,000株の花々。オホーツクブルーの青い空とのコントラストは圧巻!
フラワーガーデン「はな・てんと」
女満別空港から車で25分ほど走ると天都山エリアに入ります。観光名所も多いこのエリアにある「フラワーガーデンはな・てんと」は、3.5haの広大な面積に、約42,000株の花々が植えられている絶景スポットです。満開時にはマリーゴールド、サルビア、ケイトウ、ベゴニア、シロタエギクなどの花が咲き乱れ、色とりどりの美しい景色が広がります。
晴れた日には、オホーツク海さながらの青い空と花々の色がコントラストをおりなす圧巻の風景です。美しい花々は地元の企業・団体・NPOなどのボランティア活動により育てられているそう。
フラワーガーデン「はな・てんと」 | ||
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営業時間 | : | 6月下旬〜10月下旬の6:00~19:00(開花時期は7月上旬~10月中旬、見頃は8月上旬~9月下旬) |
定休日 | : | 期間中無休 |
住所 | : | 北海道網走市呼人15-2(網走レークビュースキー場山頂ロッジ) |
原生林を抜けると、コバルトブルーに輝く水辺に到着
神の子池
フラワーガーデン「はな・てんと」から国道391号を南下し、道道1115号を経由して未舗装の林道を進むこと約1時間30分。大自然のなかに周囲220m、水深5mの小さな池があります。その名は神の子池。池は生い茂った原生林に囲まれているので、周りを歩けばちょっとしたハイキング気分も味わえます。冬には自然ガイドとともに雪に閉ざされた神の子池の周囲を歩くウォーキングツアーも実施されており、その様子がとても幻想的だと人気です。
神の子池の水温は、年間を通して8℃前後と低く保たれているため、木が腐ることなく水中に沈んでいます。青い池を朱色の斑点を持つ魚・オショロコマが泳いでいる光景はとても神秘的。諸説あるものの、神の子池という名前は、アイヌ語で「山の神の湖」の意味を持つ摩周湖(北海道川上郡弟子屈町)の伏流水からできたことが由来となっています。アイヌ語では「神の湖(カムイト)」と呼ばれていたそうです。
神の子池 | ||
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営業時間 | : | 通年(冬期間は除雪しておりません。5月過ぎまで雪が残っていることがあるので注意が必要です) |
定休日 | : | なし |
住所 | : | 北海道斜里郡清里町字清泉 |
web | : | http://www.kiyosatokankou.com/kaminokoike.html |
日本最大のカルデラ湖にある露天風呂。自然と一体になる瞬間を
屈斜路湖畔「コタンの湯」
神の子池から約50km、屈斜路湖の南端にあるのが無料の露天風呂「コタンの湯」。大きな岩を配したダイナミックな露天風呂は地元の有志の方たちによってつくられたもの。露天風呂から屈斜路湖までの距離はわずか5mと、目の前に広大な水面が広がる野趣あふれた温泉です。晴れた日には、湖の中心に浮かぶ「中島」がくっきりと見え、遠くには美幌峠も望むことができます。冬には湖に白鳥が姿を現すことも。
コタンの湯は男女別に入り口と脱衣所がありますが、湯船は1つで、大きな岩で男女別に仕切られているのみのつくりとなっています。さらに一部が混浴になっているため、水着を着用して入浴することも可能。泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で、柔らかいお湯質です。ちなみに「コタン」とは地名の古丹から。アイヌ語で「村」を意味しています。
屈斜路湖畔「コタンの湯」 | ||
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営業時間 | : | 通年 |
定休日 | : | 火曜日、金曜日の8:00~16:00は清掃のため入浴不可 |
住所 | : | 北海道川上郡弟子屈町屈斜路古丹 |
阿寒湖温泉にある極上スパ。刻々と表情を変える阿寒の美しい眺めを楽しむ
天空ガーデンスパ
コタンの湯が位置する屈斜路湖から車で西へ国道241号を走ること約1時間、阿寒湖温泉エリアにあるのがニュー阿寒ホテル「天空ガーデンスパ」。ここでは、湖や空と一つになれるかのような、極上のリゾートに癒されてみてはいかがでしょうか。
スパの目前に広がる広大な阿寒湖と雄阿寒岳の景色が、1日のなかでそれぞれ違う表情をしているのがこの場所の見どころ。昼は青く、夕方は夕焼けに染まる湖面をそれぞれ楽しめます。刻々と表情を変える阿寒の美しいロケーションは、きっと心と体をリフレッシュさせてくれることでしょう。また、夜はスパの壁面にプロジェクションシアターも投影され、幻想的な光景を楽しめます。
天空ガーデンスパ(ニュー阿寒ホテル) | ||
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営業時間 | : | 宿泊利用の場合5:00~10:00、12:00~23:00(23:00~5:00迄は使用不可) 日帰り利用の場合12:00~17:00 |
定休日 | : | なし |
住所 | : | 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉2丁目8-8 |
web | : | http://www.newakanhotel.co.jp/spa/ |
屈斜路雲海の絶景は果てしなく広がる。運を味方に感動的な瞬間を
津別峠(つべつとうげ)
旅の締めくくりにふさわしい絶景スポット、屈斜路雲海を見ることができる津別峠。阿寒湖から美幌方面に車で国道240号を北上し、約1時間30分ほどで到着する津別峠展望台。ここでは気象条件が揃った日の早朝に、屈斜路湖上に広がる雲海を望むことができます。湖を覆い隠すかのように果てしなく広がる雲海は絶景。眠い目をこすってでも、早起きして見に行く価値があるスポットです。
峠で雲海が見られるかは、気象条件次第。屈斜路湖がある北海道弟子屈町の天気が深夜から早朝まで曇り、朝から晴れの予報が出ている場合に見える確率が高いそう。日の出1時間前から、太陽が姿を現すまでの間が、雲海が赤色に染まり、一番美しい時間帯だと言われています。なお、訪れる際は通行止めなどの道路事情を調べてから向かうのがおすすめです。
津別峠(つべつどうげ) | ||
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営業時間 | : | ベストシーズンは6月1日〜10月31日(展望台のトイレは24時間使用可能) |
定休日 | : | なし |
住所 | : | 北海道網走郡津別町字上里 |
web | : | http://www.tsubetsu.net/ |
渡邊 孝明(わたなべ たかあき)
北海道生まれ・在住。エディター&ライター。都内の編集プロダクション、出版社で雑誌編集者などを経て、ウェブデザイン会社でプランナー兼ライターを担当。現在、北海道を拠点とし、観光関連施設に勤務する傍らフリーライターとして活動する。北海道新聞・夕刊で毎週旅のコラムを連載中。『北海道JR駅舎図鑑463』(成山堂書店)出版。
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※2019年8月20日に一部内容を更新しました。
掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。