JALふるさとアンバサダーがめぐる岐阜県恵那市の旅

JALふるさとアンバサダー〔中部支社〕　松原

皆さまこんにちは。JALふるさとアンバサダー中部地区担当の松原です。
いつもOn Trip JALをご覧いただきありがとうございます。

今日は私が訪れた岐阜県恵那市をご紹介いたします。
恵那市は岐阜県南東部に位置し、愛知県と長野県に隣接した豊かな自然に恵まれた地域です。鉄道では名古屋駅からJR中央本線で約1時間、自動車だと東名名古屋ICから中央自動車道で約50分です。

恵那峡・大井ダムとダムカレー

まずは恵那市を代表する景勝地「恵那峡」へ行ってみましょう。
かつて、この付近の木曽川は大きな岩がごろごろした急流でした。大正時代に木曽川を大井ダムによりせき止めてできた湖は美しい県立自然公園となりました。春には桜やツツジが咲き誇り、夏には濃緑に赤い恵那峡大橋が映え、秋には紅葉が湖面を彩ります。冬にはオシドリやムクドリなどが飛来し、バードウォッチングを楽しむ方もいらっしゃいます。
今回訪れたのは夏ですが、青もみじがとても美しく、秋の紅葉もとても待ち遠しく思いました。

お時間がある方は、ぜひ大井ダムまで足を伸ばしてみてください。電力王・福沢桃介氏が1924年（大正13年）に建設した国内初の発電用ダムです。間近で見る大井ダムの全景は荘厳で、ダム工事の大変さを実感できます。大井ダムは今年の12月に完成100周年を迎えるそうで、今年の秋から冬には恵那峡公園でさまざまなイベントが予定されています。

〔2024年〕

〔お問い合わせ先〕恵那峡・大井ダム

ランチは、cafe brown sugarさんで、大井ダム完成100周年にちなんで開発されたダムカレーをいただきました。カレーには低温調理された飛騨牛が入っており、口に入れた瞬間とろけてしまうほど柔らかく、良質な脂の甘みが感じられました。店内にはJAZZが流れ、とても落ち着いた雰囲気の中で、サイフォンで淹れたコーヒーやお料理などをいただくことができます。

お店の一番人気は「粗びき飛騨牛ハンバーグ」とのことで、こちらもとても美味しそうでした。
テラス席もありペットの同伴もOKで、そちらではテイクアウト用のメニューをお召し上がりいただけます。ワンちゃん用のメニューもあるそうですよ。

〔お問い合わせ先〕cafe brown sugar

恵那 銀の森

恵那に来たら必ず訪れたいグルメスポットは「恵那 銀の森」です。花と緑と囲まれた森のような園内で、四季折々の大自然の恵みを感じながらお食事やティータイム、ショッピングをお楽しみいただけます。
園内には和食、洋食、スイーツなどさまざまなお店があり、何度訪れても"新たなおいしいもの"を発見できます。その中でも私のお気に入りは、「パティスリーGIN NO MORI」。クッキー缶「プティボワ」がとてもかわいく美味しいので、同僚の客室乗務員の間でもとても人気です。
「プティボワ」とは、フランス語で小さな森を意味するそうです。その名のとおり、どんぐり、クマ笹、木苺、山椒などのさまざまな森の食材がつかわれ、個性豊かな食感に仕上げた焼き菓子を仕切りなくぎっしりと詰め合わせています。缶を開けるとき、とってもワクワクしますね。

〔お問い合わせ先〕銀の森

女城主の里 岩村

恵那駅から明知鉄道で約30分、江戸時代の面影を残す町並みの「岩村」にやってきました。ここは江戸時代に東濃地方の政治・経済・文化の中心として栄えた城下町です。
岩村城は、大和の高取城（奈良県）、備中の松山城（岡山県）と並ぶ日本三大山城の一つに数えられている名城です。高低差180mの険しい地形を巧みに生かした山城で、霧が湧きやすいことから、別名「霧ケ城」とも呼ばれています。
今は石垣しか残っていませんが、本丸跡は海抜717mにあります。これは日本三大山城の中でも一番高い所にあります。ここから城下町を見下ろしながら往時を偲ぶと私が女城主になった気分かも。（笑）

〔お問い合わせ先〕岩村町観光協会

城下町まで戻ってきました。岩村と言えば、「カステーラ」は外せません。ということで、「カステラCafeカメヤ」にお邪魔しました。寛政年間に伝えられた岩村のカステーラは、全国のカステラのルーツとして素朴な味が高く評価されています。
今日は欲張って「カステーラ3種食べ比べ」をいただきました。
そして恵那と言ったら、「栗きんとん」。「カメヤ」では香ばしさを引き出したオリジナルの「焼き栗きんとん」がいただけます。栗きんとんは9月ごろからが本格的なシーズンに入ります。旬の時期には市内のたくさんの和菓子屋さんにそれぞれの「栗きんとん」が並ぶので、いくつか食べ比べて違いを楽しむのもいいですね。
昨年11月に開催された「世界ラリー選手権（WRC）」で、岩村城下町の古い町並みを背景にラリーカーが走る光景が世界から注目を浴びました。今年のWRCも要チェックですね。

〔お問い合わせ先〕かめや菓子舗／カステラCafeカメヤ

中津川 meet tree Café NAKATSUGAWA

最後はちょっと足を伸ばして、恵那からJR中央本線で約10分の中津川にやってきました。こちらでおすすめはJR中津川駅から徒歩5分の「meet tree Café NAKATSUGAWA」です。
店内に入るとヒノキのいい香りがしてとても癒されます。
meet treeは、木曽桧（キソヒノキ）の産地で100年続く老舗木材会社から誕生した人と木をつなぐサステナブルライフスタイルブランドです。このカフェではモンブランなどの栗を使ったおいしいスイーツが食べられるだけでなく、ヒノキの精油などを使った植物由来の自然成分の効果を利用し、人や環境に配慮したコスメなどを購入することができます。
meet treeで購入いただける、「HINOKIアロマミスト 葉の香り／木の香り」はJALふるさとアンバサダーやJAL中部支社スタッフが協力して商品化のお手伝いをした商品です。
ぜひ手に取っていただき、ヒノキの香りをお楽しみください。
お店の方からの情報によると、9月上旬に中津川市内に新店舗をオープンして、カフェのイートインスペースは新店舗に移るそうです。ちょうど栗のシーズンの始まりで、オープンが楽しみですね。

〔お問い合わせ先〕meet tree Café NAKATSUGAWA

新店舗情報（9月上旬オープン予定）

まだまだ暑い日が続きますが、恵那の名物、栗のシーズンももうすぐです。
私も栗のスイーツやお料理が大好きなので楽しみです。
皆さまもぜひ恵那の旅をお楽しみください。