一般社団法人 横手市観光推進機構 鳴海
みなさま、こんにちは!JALから横手市観光推進機構に出向している鳴海です。
みなさまは、秋田県横手市をご存知でしょうか。雪まつり「かまくら」やご当地グルメの「横手やきそば」を思い浮かべるのではないでしょうか。横手市は、日本一広い横手盆地の中央に位置し、夏は暑く冬は豪雪で知られています。この気候は、稲作に適し、そして豊かな農産物を育みます。これに先代からの知恵や工夫を重ねることで多彩な農業が発達してきました。また、豪雪地帯だからこそ生まれた文化もあります。雪を克服するだけではなく利用する雪、雪と共に生活してきたからこそ生まれた文化があります。そんな横手を紹介します。
増田の内蔵
増田町は、横手盆地の南東部に位置し、雄物川支流の成瀬川と皆瀬川の合流点に立地し、物資の集散地としてたいへん賑わいました。増田の商人は共同で増田銀行(現在の北都銀行の前身)を創設させた他、増田水力電気会社(発電)や増田製陶会社(陶器)、長坂商店(味噌醤油)などの会社も設立され商業はさらに活発化しました。当時の繁栄を今に伝える伝統的な町並みや内蔵が多く残り、平成25年12月27日には文化的な価値も非常に高いとの評価を受け、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
【お問い合わせ先】増田の町並み案内所 「ほたる」
住所 | : | 秋田県横手市増田町増田字上町53 |
---|---|---|
Tel | : | 0182-45-5541 |
営業時間 | : | 午前9時~午後5時 |
休業日 | : | 12月29日~1月3日 |
【お問い合わせ先】観光物産センター 「蔵の駅」
住所 | : | 秋田県横手市増田町増田字中町103 |
---|---|---|
Tel | : | 0182-45-5541 |
営業時間 | : | 午前9時~午後5時 |
定休日 | : | 12月29日~1月3日 |
雄物川民家苑木戸五郎兵衛村
江戸~大正時代の萱葺き民家(市指定有形文化財)4棟が移築、復元されており、往時の面影を伝えます。四季折々の自然の中で、先祖の知恵がちりばめられた雄物川民家苑木戸五郎兵衛村。昔の暮らしや遊びを体験しながら、300年の時を経た、温もりの空間に浸ってみてください。
隣接する雄物川郷土資料館は、横手市内の資料館施設の中心施設に位置づけられており、県指定の玉類をはじめ、歴史・考古・美術・民俗・自然の各分野にわたって展示を行っています。
【お問い合わせ先】雄物川民家苑木戸五郎兵衛村
住所 | : | 秋田県横手市雄物川町沼館字高畑336 |
---|---|---|
Tel | : | 0182-22-2187 |
営業時間 | : | 午前9時~午後9時(民家の内部公開は午前9時~午後4時30分) ※時間外でも敷地内の散策は可能です |
休村 | : | 12月29日~1月3日 |
入村料 | : | 無料 |
雪国の暮らし体験とお茶っこタイム
雪国のアクティビティと言えば、スキー・スノーボード。最近は、スノーシュー(かんじきに似た雪の上を歩く履物)も人気ですが、ぜひ雪かき(秋田県内では雪寄せと言います)を体験してみてください。地元のお父さんに除雪機やスノーダンプ、スコップの使い方を教えてもらい、横手の雪との共存を体感してください。雪かきの後は、お茶っこタイム(おしゃべりしながらお茶を楽しむ東北の文化)で、いものこ汁やいぶりがっこを食べながら地元のみなさんとの秋田弁を交えながら交流を楽しむのも旅の醍醐味です。
りんご染め体験(プリティアップル)
りんご染めの始まりは、2011年の大雪でした。復旧までに数年かかると言われた大きな被害を受け、町の特産品であるりんごも雪の重みで多くの枝が折れました。これではいけないと立ち上がったのが地域の「生活研究グループ・プリティアップル」。折れたりんごの枝を見て、これを何とかできないものかと思いついたのが草木を利用したりんご染めだったのです。染料や収穫時期によってもさまざまに変化する淡い色。完成を想像しながら作業するワクワク感。おすすめは、リンゴの花が織り込められたプリティアップル専用に作られたスカーフです。
【お問い合わせ先】りんご染め体験(プリティアップル)
住所 | : | 秋田県横手市増田町増田字田町28 |
---|---|---|
Tel | : | 090-6851-3889(プリティアップル代表・横山) |
予約 | : | 実施日の10~14日前 |
体験料金 | : | 一人2,500円~(制作物により変動します) |
所要時間 | : | 約1時間~2時間 |
いかがでしたでしょうか。
日常の暮らしから離れ、心を休ませられる場所。また訪れたくなる場所。会いたい人がいる場所。
横手で過ごす時間は、温かく癒されゆっくりと時間が流れていくことでしょう。そんな「第二のふるさと横手」にぜひお越しください。
掲載の内容は記事公開時点のもので、変更される場合があります。