高校卒業までの18年間を過ごした地元、宮崎市。
アンバサダーとして活動していると、地域の魅力がありすぎて紹介したいものが増える日々です。
皆さんは宮崎市といえば何を思い浮かべますか?
チキン南蛮、地鶏、マンゴー、青島、サーフィン・・・
まだまだたくさんありますが、実は全国有数のうなぎの産地でもあるんです。
今回訪れたのは、宮崎市に本社を構える「株式会社 鰻楽(まんらく)」。
宮崎県・鹿児島県の提携養鰻場と連携し、養殖から活鰻流通、加工、品質管理まで一貫した体制で手がける会社です。
今日は「鰻楽」に大潜入!
そこにあったのは、徹底した品質管理と、見事なチームワークでした。
その魅力をアンバサダー目線で語らせてもらいます!

JALふるさとアンバサダー〔宮崎支店〕 有薗
朝7時、池上げから始まる一日
待ち合わせは朝7時。
最初に案内していただいたのは「池上げ」と呼ばれる作業現場です。
出荷に向けてうなぎを引き上げる工程です。毎日行われる光景ではないとのこと。
貴重なタイミングに立ち会わせていただきました。
池の深さは人の腰ほど。網の中にはたくさんのうなぎがいます。
皆さんは軽々と持ち上げているように見えますが、水の中での作業は想像以上に大変そうです。

見ていて感じたのは、チームワークの大切さ。
その連携は、航空機の貨物搭載の現場に似ていると感じました。
おいしいうなぎ作りは、ここから始まっていました。
約40か所の提携養鰻場と連携
続いて案内していただいたのは養鰻池です。
ビニールハウスの扉を開けた瞬間、もわっとした熱気。
中では何台もの水車が回っています。

池に酸素を送り込み、水の流れを作るためだそうです。
広さを聞いて驚きました。
鰻楽グループでは、宮崎県、鹿児島県の約40か所の提携養鰻場と連携しており、生簀数は約200面にもなるそうです。
少し歩いてみましたが、見渡す限りビニールハウスが続いています。

池の中には、まだ小さなうなぎたち。
出荷までにさらに数か月かけて育てられます。
宮崎の豊富な井戸水と広大な土地。
この環境もまた、宮崎ならではの強みだと感じました。
データだけではない。「人の目」が支える品質
印象的だったのが、水質管理です。

餌の量。天気。気圧。季節の変化。
さまざまな要因で池の状態は変わります。
もちろんデータも活用されています。
しかし、それだけではありません。
「今日は餌の食べ方が違う」「泳ぎ方が少しおかしい」
そんな小さな変化に気付くのは、毎日自分たちの目で見ているからこそ。
データだけでなく、人の感覚も大切にしていると話してくださいました。
安心・安全なうなぎを届けるために。
現場には長年培われた経験と観察力がありました。
水しぶきの中のチームプレー
続いて見学したのは選別作業。
先ほど池上げをしていた皆さんが、今度はうなぎを仕分けていきます。

「2.5」「3」「4」「5」と書かれた番号札が並んでおり、気になって質問してみました。
実はこれ、うなぎのサイズを表しているのだそう。
私にはどれも同じ大きさに見えたのですが、よく見ると確かに違います。
さらに、骨が曲がっているうなぎは「曲」として選別されます。
驚いたのは、そのスピード。
流れてくるうなぎを迷いなく、瞬時に大きさを判断して振り分けていきます。
ほんの一瞬でも気を抜いたら見逃してしまうスピード感でした。

何より印象的だったのは、皆さんの息の合ったチームワーク。
一人でもタイミングがずれれば作業全体の流れが変わってしまいそうな中、それぞれが自分の役割を確実にこなしながら、見事な連携で仕分けを進めていきます。
無駄な動きは一切ありません。圧巻の光景でした。
安全も、おいしさも。妥協しない製造現場
次は製造工場へ。
工場に入る前には、手洗いや消毒を徹底。
衛生面に関して細かなルールが決められており、その管理の厳しさに驚きました。
工場内では、どの生産者さんが育て、どの池で育ったうなぎなのかまで細かく管理されています。
工場内に一歩入ると漂ってくるのが、あの香ばしい香り…!
約27メートルにもなる機械の上で、さばかれたうなぎは、余分な油を落とし、蒸され、炭火とバーナーを併用して焼き上げられます。
さらに、4種類のタレを丁寧に重ね、そして冷凍されていきます。

この工程に一切の無駄がなく
「安全も、おいしさも、どちらも妥協しない」
という強い思いが伝わりました。
手間もコストもかかる。それでもやる。
その姿勢は、安全運航のために細部まで確認を続けるパイロットとも重なって見えました。
安心を支える仕事
製品が完成したら終わりではありません。
品質保証部では、検査や確認が何重にも行われています。
実際にお話を伺い、検査体制や記録の管理を見せていただきましたが、その徹底ぶりに驚きました。

お客さまが安心して食べられるのは、こうした見えない努力があるからなのだと感じました。
香ばしい香りの先にある職人の世界
取材の最後に案内していただいたのはレストランの焼き場です。
この道20年以上という笑顔のすてきな職人さんが、うなぎを焼いていました。
天候やうなぎの状態によって焼き方も変えるそうです。
そして、いよいよ実食。
外は香ばしく、中はふっくら。
店舗では蒸さずに焼き上げるのが鰻楽らしさ。
一口食べると、取材中に聞いたたくさんの話が頭に浮かびます。
池で育てる人。
選別する人。
加工する人。
品質を守る人。
それぞれがバトンをつなぎ、この一尾にたどり着く。
おいしいのは当然かもしれません。
それだけ多くの人の手間と技術が詰まっているのですから。

〔お問い合わせ先〕うなぎ処 鰻楽
| 住所 | : | 宮崎県宮崎市塩路2300 |
|---|---|---|
| 電話 | : | 0985-65-6600 |
| 営業時間 | : | 11:00〜14:00、17:30〜20:00 |
| 定休日 | : | 水曜 |
| web | : | うなぎ処 鰻楽 公式サイト |
鰻楽で見た最高のバトンタッチ
今回の取材で感じたのは、鰻楽は単にうなぎを作る会社ではないということ。
養殖、選別、製造、品質保証。
それぞれが責任を持って次の工程へバトンを渡していく。
その姿は、パイロット、整備士、客室乗務員など、多くの職種が連携して安全運航を支える航空会社の仕事にも似ていると感じました。
おいしいうなぎの裏側には、人がいる。
そして、その人たちの思いがある。
今年の土用の丑の日は7月26日(日)。
宮崎のうなぎを味わうとき、ぜひその背景にも思いを巡らせ「鰻楽」のうなぎを選んでいただけたらうれしいです。

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宮崎が誇る味を、ぜひご家庭でもお楽しみください。

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