JALふるさとアンバサダーと巡る、SAGA大満喫1日コース！佐賀市の魅力あふれる「伝統文化」を体験しながら心安らぐ1日をご案内します。

JALふるさとアンバサダー〔九州支社〕　信末

皆さま、こんにちは！JALふるさとアンバサダー九州地区担当の信末です。
いつもOn Trip JALをご覧いただきありがとうございます。
今回は都市と自然が調和する「佐賀県佐賀市」の魅力をご紹介いたします。佐賀県の南東部に位置する佐賀市は、北部には森林や清流、南部には田園風景や有明海など素晴らしい自然に恵まれています。また、高低差のない平野部は佐賀駅を中心として都市機能が充実し、かつ古くからさまざまな伝統工芸品を多く有しています。
古き良き風情を残しながら、現代文化を取り入れる、そんな魅力たっぷりの佐賀市の大満喫1日コースをご紹介いたします！

佐賀の伝統工芸品「佐賀錦」の手織り体験！

福岡空港から車で約1時間弱、佐賀市に到着しました。そこでまず私が向かったのは趣のある近代和風住宅「旧福田家」です。大正時代の建築技術を垣間見ることのできる館内では、佐賀錦の手織り体験や佐賀錦を使ったピアス作りなどが体験できます。実際に佐賀錦の手織り体験を行ったのですが、金、銀、漆を貼った和紙を細かく裁断した経糸に、絹の撚糸を染色した緯糸を1本1本織りながら進めていく作業は非常に繊細で難しく、集中力が問われる作業でした。
体験後には、手織りの実演を見学しましたが、精緻な作業を要するため、ベテランの織手でも1日にわずか数センチしか織り進めることができないと伺いました。それほど手がかけられて受け継がれている伝統工芸はずっと続いてほしい、そう思うような技術でした。

また館内では作品の販売も行っており、どれもすてきで、私は思わずピアスを購入しました。伝統工芸の佐賀錦とモダンなタッセルの組み合わせがとても目を引く1品で、私のピアスコレクションの1つになりました。（ピアスの箱は写真用に使用しております。）

〔お問い合わせ先〕手織り佐賀錦製作体験（旧福田家）

日本初のバルーンミュージアムを見学！

佐賀錦織を体験した後は、佐賀バルーンミュージアムに向かいました。皆さま、ここ佐賀市で毎秋、開催されている「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」をご存じでしょうか？アジア最大級を誇る、こちらのイベントには大空を彩る100機を超える多数のバルーンと、空を見上げるたくさんの笑顔があふれ、今では「佐賀市は熱気球の街」としても知られるようになりました。しかしながら、バルーンを飛ばすには「風」が非常に重要となりますので、大会期間中であっても、天気に左右され、場合によっては中止になることもあるようです。そこで、「天気に左右されず、いつでもバルーンを楽しんでいただきたい」との思いから、日本初のバルーンミュージアムがここ佐賀市に誕生いたしました。館内ではバルーンの歴史を知ることができたり、実際にバルーンの操縦を体験できたりと、バルーンを身近に感じることができるので、実際に大会に参加したような雰囲気を味わうことができます。とてもカラフルな館内で、どこをとっても写真映え間違いなしです！ぜひ今まで知らなかったバルーンの魅力を体感ください！

〔お問い合わせ先〕佐賀バルーンミュージアム

歴史ある館内で食べる佐賀ご当地グルメとは？

バルーンミュージアムを楽しんだ後は、柳町周辺に戻り、旧古賀銀行内にある「Restaurant＆Cafe 浪漫座」でランチをいただきました。皆さま、佐賀市のご当地グルメ「シシリアンライス」をご存じですか？シシリアンライスとは、1枚のお皿に温かいライスを敷き、その上に炒めたお肉と生野菜を盛りあわせ、マヨネーズをかけたものが基本形です。こちらのレストランでは、ご飯の上には柔らかいローストビーフとシャキシャキ野菜がたっぷり乗っており、そこには3種類の特製ドレッシング（イタリアン・バジル・コールスロー）が重ねられています。実際に注文しましたが、食材と3種のドレッシングの相性がとてもよく、非常にさっぱりとした味わいで、あっという間に食べ終えてしまいました。明治時代の銀行建築がそのまま生かされている、旧古賀銀行内で味わうシシリアンライスは、非常に高級感のある、美しい1品でした。

ランチの後は、柳町の町並みを堪能しながら、少し周辺を散策しました。

〔お問い合わせ先〕Restaurant＆Cafe浪漫座

煎茶体験をしながら、ほっと一息。

ランチの後は「肥前通仙亭」で煎茶体験を行いました。こちらでは1人用の小さな有田焼の茶器セットで売茶翁茶（嬉野茶）の煎茶体験をお楽しみいただけます。お茶の煎れ方や煎茶の祖・高遊外売茶翁にまつわるお話をお伺いし、佐賀の茶文化を学びながら、佐賀の銘菓とともにお茶を堪能しました。売茶翁茶は玉露に近いような深い味わいで、初めて体験する煎茶の世界に終始魅了されました。またお茶は茶葉まで食べられることを学び、最後に茶葉をいただいたのですが、柔らかい食感でとてもおいしかったです。ぜひ皆さまも佐賀市のお茶文化を体験してみてください！

〔お問い合わせ先〕肥前通仙亭

煎茶体験（佐賀の和菓子付き）

佐賀のおすすめのお土産処、2選！

お腹も満たされ、ゆっくりできたところで、佐賀市のお土産を探してみたいと思います。ここでは2つのお店をご紹介いたします。

＃透き通るほどに美しい「肥前びーどろ」

佐賀県重要無形文化財に指定されている肥前びーどろは、手作りガラスの伝統工芸です。宙吹き（ちゅうぶき）という型を使わない技法から作られた手作りガラスは、ひとつ一つに微妙な違いがありますので、選ぶのも楽しいお土産の1つです。それぞれに職人さんの思いが込められて、手作りされたガラスは手作業でしか出せない柔らかみと温かみを感じます。私はずっと欲しいと思っていた「縄文シリーズ」のグラスを購入しました。

〔お問い合わせ先〕副島硝子工業株式会社

＃佐賀駅にあるおしゃれなお土産ショップ「SAGA MADO」

SAGA MADO（サガマド）では、誰かに贈りたくなる、そして自分のご褒美に欲しくなる、そのような洗練された上質な商品を展示・販売しています。店内には佐賀県内の工芸品を始め、加工食品やお菓子、雑貨など、佐賀の素晴らしいものがたくさん置かれていますので、きっとお気に入りの1品に出会うこと間違いなしです！

〔お問い合わせ先〕SAGA MADO

旅の締めは「古湯・熊の川温泉」で心と身体を癒しませんか？

佐賀市の観光を十分楽しんだあとにぜひ立ち寄っていただきたいのは、「古湯・熊の川温泉郷」です。約38度のぬるめの泉温とぬるぬるした心地よい肌触りという特徴から、「ぬる湯」と呼ばれています。ぬるいお湯ですので、長時間ゆっくり浸かれるため身体を芯から温めてくれ、冬場でも冷えにくく、そして夏でも入りやすい、佐賀市のおすすめの癒しスポットです。街の中には、足湯や日帰り温泉が堪能できるスポットも多くありますので、宿泊されない方も1日満喫した足の疲れを癒してみてはいかがでしょうか？

皆さま、佐賀市大満喫1日コースはいかがでしたでしょうか？佐賀市には今もなお歴史を感じられる風情のある場所や伝統文化がたくさん残っており、足を運ぶと佐賀の歴史に魅了され、私自身、もっと知りたい！そのように思いました。
現地に足を運ばないと見られない景色、触れ合えない人、体験できない文化などぜひ心癒される佐賀市に訪れてみてください。

〔番外編〕

「日本初のバルーンミュージアムを見学！」で少しご紹介した、バルーンフェスタが今年も10月30日（木）から11月3日（月）までの5日間で開催されました。実際に現地で撮影したお写真を皆さまにご紹介します。実際に現地に行くと、現実世界であることを忘れるほど、美しい風景に魅了されること間違いなしです。毎年開催されているイベントですので、皆さまの来年のご参加をお待ちしております。