日本最大のチャイナタウン・横浜中華街。活気ある街並みには約200の中国料理店がひしめき、本場の味と出合える「グルメの街」でもあります。もちろん、お土産のクオリティも申し分なし。この記事では、目移りするほど豊富なアイテムのなかから、おすすめの10品をピックアップ。家でも本場の味を楽しめる「自分用に買って帰りたいお土産」と、日持ちする「誰かへ贈りたいお土産」に分けて、横浜中華街らしさを感じるお土産たちをご紹介します。

※価格は税込み表記です。

我が家の食卓が本格中華に! 自分用に買って帰りたいお土産5選

中華街の“あの味”を、自宅でも味わえたらうれしいもの。まずは自分用に選びたい、とっておきグルメをご紹介します。旅の余韻もスパイスになり、我が家の食卓をグッと盛り上げてくれるはず。

ボリューム満点で肉汁があふれる、中華街の元祖食べ歩きグルメ

画像: 1個600円/販売元:江戸清

1個600円/販売元:江戸清

中華街といえば、ホカホカの中華まんを思い浮かべる人も多いでしょう。その代表格ともいえるのが、「江戸清(えどせい)」の「ブタまん」。横浜中華街の食べ歩きグルメの元祖ともいわれています。直径約11cm、高さ約7cm、重さ250gのボリュームは、手に持つとずっしり、食べ応えは抜群。

上質な国産豚肉をふんだんに使い、一口頬張ればジューシーな肉汁があふれます。魚介の旨みと新鮮野菜のシャキシャキ感、きめ細かくふわふわな皮との相性も抜群です。

多くの人から愛される味は、もちろんお土産にもぴったり。冷凍の「ブタまん」は、中華街の味わいとボリュームがそのままにパッケージされています。自宅でいつでも、蒸したてアツアツを召し上がれ。

江戸清 中華街本店

住所神奈川県横浜市中区山下町192
電話0120-047-290
営業時間10:30~19:30
webhttps://www.edosei.com

秘伝のタレと伝統の技で焼き上げた、クセになる一品

画像: 100gあたり600円 ※1本単位(300~450g)での販売/販売元:同發

100gあたり600円 ※1本単位(300~450g)での販売/販売元:同發

古き良き中華街の伝統を守り続ける「同發(どうはつ)」。明治の創業以来、秘伝のタレと専用の釜で仕上げる焼き物が名物です。こんがりと焼き上がった丸鶏やチャーシューがショーウインドウにずらりと吊るされている様子が、このお店のシンボルです。

特製のチャーシューはしっとりとやわらかく、ほんのり効いた香辛料と脂の旨みが後を引くおいしさ。付属の醤油だれの甘辛さと相まって、いくらでも食べられそうです。好みの厚さに切ってそのままつまんでもよし、ごはんとあわせてチャーシュー丼にしてもよし。チャーハンやラーメンの具材にするのもおすすめです。

購入は塊1本からの量り売り。中華街だからこそ体験できる臨場感も、旅の醍醐味です。

中華菜館 同發 本館

住所神奈川県横浜市中区山下町148
電話045-681-7273
営業時間平日 11:00~15:00/17:00~21:30(L.O.20:30)
土・日 11:00~21:30(L.O.20:30)
定休⽇無休
webhttp://www.douhatsu.co.jp/

本格中華がレンジで簡単に再現できる調味料

画像: 590円/販売元:隆泰商行

590円/販売元:隆泰商行

本格四川料理が楽しめる「京華樓(きょうかろう)」。現地の香辛料をふんだんに使い、四川省出身のシェフが腕をふるいます。人気の看板料理は「四川麻婆豆腐」。唐辛子のガツンとした辛さと花椒(ホアジャオ)の痺れのなかに、豆豉(とうち)の風味がこっくりと感じられ、ごはんが進むこと間違いなし。辛いもの好きにはたまらない一品です。

お土産にはバラエティ豊かな本格調味料を揃える京華樓。なかでもおすすめしたいのは、看板料理を自宅で簡単に作れる「本場四川麻婆豆腐の素」です。豆腐にかけてレンジで温めるだけであっという間にできあがる手軽さながら、味は本格派。それもそのはず、お土産の調味料もシェフが心を込めて作っているそう。

ひき肉がしっかり入っていて満足感も十分。麻婆茄子や麻婆春雨など、アイデア次第でアレンジも自在です。

京華樓 本館(関帝廟通り中央)

住所神奈川県横浜市中区山下町138
電話045-211-2866
営業時間11:00~22:00(L.O.21:30)
webhttps://kyokarou.com/

ツートーンカラーもかわいい、幸せをくれるスイーツ

画像: (左から)「シロ96ぷりん -黒ごま-」420円、「福分ぷりん」400円/販売元:インフィニットルミナス

(左から)「シロ96ぷりん -黒ごま-」420円、「福分ぷりん」400円/販売元:インフィニットルミナス

愛らしいパンダのマークが目を引くのは、プリン専門店の「ヨコハマぷりん96 ふくぷん」。神奈川県産の新鮮食材と中国らしいレシピが融合したプリンは、毎日丁寧に手作りされています。

なかでも目を惹くのは「シロ96ぷりん -黒ごま-」。スタンダードなプリン「プレーン」と風味豊かな「黒ごまぷりん」が二層になっており、白と黒のツートーンはさながらパンダのようなかわいらしさです。紅白のカラーで縁起の良い「福分ぷりん」も人気で、こちらは中華街らしい「杏仁ぷりん」と、桃とイチゴが香る赤いジュレの二層。蓋を開けると顔を覗かせる金粉も華やかです。どちらも口当たりなめらかで、優しく上品な甘さに癒されます。

「ふくぷん=福分」とは、中国語で「幸せ」という意味。くつろぎの時間に、食後のデザートタイムに、ほっこり幸せな気分をくれるスイーツです。

ヨコハマぷりん96 ふくぷん

住所神奈川県横浜市中区山下町166-2
営業時間平日 11:00〜19:30
土・日・祝日 10:00〜19:30
定休⽇なし
webhttps://fukupun-prin.com/

コーヒーブレイクにも。独自アレンジを加えた伝統の中華菓子

画像: 大 1,080円/販売元:龍門商事株式会社

大 1,080円/販売元:龍門商事株式会社

龍門商事株式会社が運営する、四川料理の老舗「重慶飯店(じゅうけいはんてん)」。本場の味を提供するレストランはもちろん、伝統の中華菓子にも力を入れています。注目したいのは、一番人気の「番餅(ばんぴん)」。ここでしか買えないオリジナルの商品で、中国の種族・番人(ばんじん)の伝統菓子を独自にアレンジしたものです。洗練されたパッケージは、香港のデザイナーであるアラン・チャン氏が手がけているそう。

卵とミルクを練り込んだしっとりとした生地で贅沢にこしあんを包み、表面には、香ばしくローストしたクルミをトッピングしています。一見どっしりした見た目からは意外に、品よく控えめな甘さ。カリカリのクルミの食感もアクセントになり、ついつい手をのばしてしまうお菓子です。

中国茶や日本茶もさることながら、コーヒーや紅茶にもよく合います。サイズは大小2種類ありますが、丸々一本を好きなだけ切り分けて食べられる「大」がおすすめ。好きな厚さにカットして召し上がれ。

重慶飯店 本館売店

住所神奈川県横浜市中区山下町164
電話045-651-0820
営業時間日~木曜 11:00~20:00
金・土曜 11:00~21:00
webhttps://www.jukeihanten.com/

中華街の思い出をお裾分け。誰かに贈りたくなるお土産5選

横浜中華街のお土産を贈るなら、“中華街らしさ”が伝わるものを。美食の街のお土産ですから、味にもこだわっておきたいところ。さらに日持ちするので贈りやすい、個性豊かな5品をピックアップしました。

中からおみくじが登場! ギミック付きの楽しいお菓子

画像: 648円/販売元:龍門商事株式会社

648円/販売元:龍門商事株式会社

職場へのお土産には、話題の種にもなりそうな「幸福餅(フォーチュンクッキー)」はいかがでしょうか。個包装になっているので、ばら撒き用にぴったりです。

半月状のクッキーを割ると、中からおみくじが登場する楽しいお菓子です。示唆に富むメッセージの数々には、ちょっぴり背筋が伸びるはず。

ココナッツの風味を感じるふんわりとした甘さは、どこか昔懐かしい優しい味わい。カリッ、サクッとした小気味良い歯応えで、ちょっとしたおやつとしてもうれしいおいしさです。100gあたり22kcalと、意外に低カロリーなお菓子でもあります。

重慶飯店 本館売店

住所神奈川県横浜市中区山下町164
電話045-651-0820
営業時間日~木曜 11:00~20:00
金・土曜 11:00~21:00
webhttps://www.jukeihanten.com/

食べ比べが楽しめる。素材の風味が生きた“あん”がぎっしり

画像: 10個入り 1,780円/販売元:横浜大飯店

10個入り 1,780円/販売元:横浜大飯店

横浜中華街の大通り、善隣門のそばにある老舗レストラン「横浜大飯店(よこはまだいはんてん)」。広東・上海・四川・北京の中国四大料理を網羅する名店です。1階のショップでも、オリジナルの点心や調味料、スイーツまで、中華街ならではのお土産を種類豊富に販売しています。

中華菓子の定番・月餅もなんと約20種類をラインナップしています。しっとりした生地のなかにはこまやかに練り上げたあんがぎっしり。素材の風味が生きた繊細な口当たりには、くどさを感じることはありません。

迷ったときに選びたいのは、ミニ月餅の食べ比べが楽しめる「華月餅」。小豆などのスタンダードなものから、マンゴーや柚子といった珍しいフレーバーまで楽しめます。華やかな紋様は見た目にも美しく、ちょっとしたギフトにも重宝するでしょう。

横浜大飯店

住所神奈川県横浜市中区山下町154
電話045-641-0001
営業時間レストラン 11:30~21:30(入店20:10まで/L.O.20:50)
ショップ 10:30~21:30
webhttp://www.yokohamadaihanten.com/index.html

料理好きのあの人にも贈りたい、レシピ自在な調味料

画像: 800円/販売元:萬珍樓

800円/販売元:萬珍樓

明治25年創業「萬珍樓(まんちんろう)」は、旬の食材をふんだんに使った広東料理の老舗。本店の隣には、職人たちが丹誠こめて作る点心や中華菓子、調味料などを取り揃える売店があります。

鷹の爪から丁寧に仕立てた特製のラー油「香辣脆(シャンラーツィ)」は、萬珍樓を代表する名品。「元祖・食べるラー油」ともいわれ、瓶の底にはザクザクとした具材がたっぷりと沈んでいます。唐辛子と花椒の香り高さ、生姜や豆豉、わずかに効かせた砂糖が織りなす深みは、他のラー油とは一線を画す味。辛さは意外にもマイルドで、後からぽかぽかと身体が温まります。

餃子や鍋、冷奴などにそのままかけるだけで、老舗の贅沢感を味わうことができるでしょう。お料理の調味料としても万能で、お肉や魚介、野菜にもよく合い、ワンランク上の料理に。本格中華のレシピも付属しており、お料理好きな方には特に喜んでもらえるはず。

萬珍樓売店 中華街大通店

住所神奈川県横浜市中区山下町153
電話045-681-0017
営業時間11:00~21:30
定休⽇毎週月曜(祝日除く)
webhttps://www.manchinro.com/

一度は食べたい!高級中華の味を自宅で手軽に

画像: 1袋 440円、3袋入り(箱)1,280円/販売元:オークラインターナショナル

1袋 440円、3袋入り(箱)1,280円/販売元:オークラインターナショナル

「横浜大世界(よこはまだいせかい)」は、お買い物からさまざまな体験、癒しスポットまで揃った全天候型エンターテインメント施設。1階のマーケットには、約3,000点ものお土産が揃います。

ここでしか買えないアイテムが多数ありますが、チェックしておきたいのは「横浜大世界オリジナル ふかひれスープ」です。希少価値が高く、古来より中国の宴席に欠かせない食材であるふかひれ。その芳醇な味わいを手軽に楽しめるよう、レトルトパウチになっています。

パウチの中身を水と一緒に沸騰させ、仕上げに溶き卵をあわせれば数分で完成。国産100%のふかひれを使用し、たけのこやきくらげといった具材もたっぷりです。鶏・豚ガラベースのとろみあるスープは日本人好みの仕上がりで、万人に喜ばれるでしょう。

そのままスープとして食べるのはもちろん、ごはんを加えて雑炊にしたり、あんかけうどんのつゆとして活用したりするのもおすすめの食べ方です。

横浜大世界マーケット

住所神奈川県横浜市中区山下町97 横浜大世界1階
電話045-681-5588
営業時間webでご確認ください
定休⽇年中無休
webhttps://www.daska.jp/

リラックスタイムにぴったり。香り高い本格中国茶

画像: 10P入り 454円/販売元:孫悟空

10P入り 454円/販売元:孫悟空

お茶発祥の地ともいわれ、数百種類ものお茶が存在するという中国。良質な中国茶も、中華街ならではの人気のお土産です。本格中国茶を選ぶなら、中国茶専門店の「悟空茶荘(ごくうちゃそう)」へ。高品質の茶葉を約100種類取り揃え、2階の茶館では特製のフードと一緒に中国茶を楽しむこともできます。

贈り物には、手軽に味わえるティーバッグタイプが特におすすめです。人気の「黒烏龍茶」は、烏龍茶とプーアール茶をブレンドしたもので、青茶特有の芳醇な香りに心和みます。クセのないすっきりとした味わいは、食事のお供にも、食後の一杯にもよく合うでしょう。

煎れたてはさっぱりと、少し冷ますとまろやかな口当たりに。仕事の合間のリラックスタイムにも、あるとうれしい逸品です。

悟空茶荘

住所神奈川県横浜市中区山下町130
電話045-681-7776
営業時間webでご確認ください
定休⽇第3火曜
webhttps://www.goku-teahouse.com/

美食の街ならではの高クオリティなフードを取り揃える横浜中華街。異国文化と日本の風土が融合した土地だからこそ出合える、こだわりの品々が魅力的です。自分へのご褒美のために、周囲の人への日頃の感謝のために……ぜひお土産選びの参考にしてください。

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